精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 敵が来ます。


敵来る

「ユーディア!一体何処なの!!ユーディア!?一体何処に居るのですの!!

出て来てください!」

 リンスレットは慌てながらユーディアを探しているが残っているのは

砕け散っている氷だけであった。

 すると・・・低いが・・・地面が文字通り揺れ始めたのだ。

 「これは・・・一体何が・・・?」

 リンスレットはそう呟きながら祠の外に向かうとそこで目にしたのは・・・数十体物のガーゴイル型とそれらを束ねる5体のディアボロス型であった。

 「な・・・何ですの・・・あれは・・・?」

 リンスレットはそう呟くと・・・通信型精霊から声が出たのだ。

 「一体・・・何が・・・あったのでしょうか?」

 そう聞くと・・・通信型精霊の向こうにいる騎士の一人がこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『お嬢様!先ほどですが監視している騎士から連絡があり大量の

未確認の邪精霊が襲来!!その数は数えただけで75体、更にその奥から巨大な・・・

巨大なナニカが現れましてそれ以降は通信が途絶いたしまして

現在カミト殿とレオノーラ様が件の精霊を纏いまして出撃致しました!?』

 「まさか・・・あれがアビスですの!町の民達の避難状況は!!」

 『現在城内にて脱出させていますのは6割、アト4割は自衛用の武器を持っている

男たちですがあの邪精霊の大群にどれだけ持ちましょうか・・・!』

 「分かりましたわ!私が陣頭指揮を執りまして件の邪精霊に対して対欧致しますわ、

其れとですが帝都に至急連絡いたしてゲートを使って騎士団を送ってもらいまして!!」

 『りょ・・・了解!』

 そう言って通信が切れるとリンスレットはこれは一体何がと思っているが

今はこの土地にいる民達をと思いながら走って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 既にカミトとレオノーラはシラヌイとメイルストームを纏ってアビス相手に戦闘を

始めていた、多くのガーゴイル型が翼部から羽をパージして射出されると

カミトとレオノーラは回避しながら攻撃を再開するがシラヌイが持っている

2振りの剣となったエストとレスティアを使ってアビスを切裂きながら走りレオノーラはメイルストームの機龍弾頭を斉射しつつ大型の槍で突き刺すが・・・

戦局は最悪であった。

 たった2機での戦闘で相手は75体物のアビスを相手取る事から疲弊も・・・

それ相応である。

 「こいつら一体・・・何体いるんだよ!」

 ーー倒しても倒してもこいつらのあの光る翼が邪魔して清水での精密射撃が意味ねえ!

 「ですが・・・ここで我々が倒れでもしたら町の人達が!」

 ーーええ!ここでこれらを全部我々が釘付けにしなければ町は蹂躙され城も・・・!

 互いにそう言いながら懸命に戦っている中・・・シラヌイがレーダーからナニカを

感じ取るとカミトに向けてこう言った。

 ーーカミト不味いぞ!後方から巨大な・・・でけえアビス・・・いや精霊・・・

どっちか分からねえがでかいのが来るぞ!!

 「な・・・何だと!」

 カミトがそう言うと同時に・・・雲の上から巨大な何かが舞い降りてきたのだ。

 まるで巨大な・・・氷の竜と思われるそれが出たがそれが本当に・・・龍であろうか。

 巨大な氷像に見えるが腹部に見えるのは・・・巨大な顔、悪魔の様な形相であった。

 翼は普通とは違いまるで磔用の十字架を無理やり翼として機能させており尻尾は

剣の如き形状をしていた。

 バサバサと翻る其れに対してアビス達は・・・きゃああああああああああ!と

奇声の如き雄たけびを上げて迎えに来ていた。

 するとその巨大な氷像はじろりとカミトとレオノーラに睨みつけると巨大な口を

大きく開いて・・・攻撃を始めたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あれは・・・あれでは勝てんぞ・・・!」

 無理だとルミナリスがそう言うと通信型精霊から・・・通信が入った。

 「誰だ!」

 そう言うと・・・向こうから音声が流れた。

 『ルミナリス様!ご無事でしたか!!』

 「貴様は・・・他の皆は如何している?」

 ルミナリスにそう言うのは如何やらルギア王国の騎士であろう精霊使いが

通信するとこう言った。

 『今先ほど騎士団が参りました、これより討伐隊を引き入れてそちらに』

 「いや・・・其れはもう無理だ。」

 『い・・・一体そちらで何が』

 「如何やらこの土地は最早持たないだろうな、民達を引き入れて撤退せよ。恐らくこのキリア山脈は最早終わりだ。」

 『そんな・・・一体何が起きているのですかそちらに!』

 「そうだな・・・この世の終わりだな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「な・・・何が起きやがった・・・!」

 「あれ程の力・・・一体如何やって。」

 カミトとレオノーラは互いにそう言いながらその光景を見て驚いていた、今先ほど

放たれたブレスは辺り一帯に黑い氷が張り巡らされておりこれは不味いぞと思っているとディアボロス型がカミト達目掛けて襲いかかってきたのだ。

 「「!」」

 これは不味いぞと感じたカミトとレオノーラは互いに目を閉じた瞬間に・・・

ガキガキと目の前でディアボロス型が目のまえで止まったのだ。

 「な・・・これは・・・結界か?」

 カミトがそう言うと・・・ルミナリスがその姿を見せたのだ。

 「2人共ここから撤退するぞ!」




 次回は・・・その後。
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