精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 13巻が終わりました。


故郷を捨ててでも生きなければいけない。

 「ルギア王国がキリア山脈から撤退・・・おいマテそいつはつまり!」

 「そうだ、キリア山脈一体を危険地帯として警戒線を敷き砦を築いて

あのアビスと呼ばれる存在を封じ込めるしか道はない。」

 カミトは目の前にいるルミナリスに向けてそう言うとそんなとレオノーラは

ルミナリスに向けてこう言った。

 「このキリア山脈には多くの民達が住んでいます!ここから出て行くとしても

受け入れ先は」

 「こちらからは何とか出来るがこっちに関しては・・・悪いが帝国に伝えて

何とかしておいてほしい、そう言うしかない。」

 「ですが・・・!故郷を捨てろだなんてそんな事言えるわけ」

 「言うしかない、其れともお前は騎士達の様に民達も犠牲を強いらせる気か?」

 其れを聞いてレオノーラは其れはと言って何やらどもっている中シラヌイと

メイルストームが互いにこう言った。

 ~~今はそんな事言い争いしている場合じゃねえだろうが!

 ~~そうです!今のこの結界もあとどの位持つか!

 其れを聞いてカミト達は目の前を見た、今ルミナリスが展開してある結界が

あとどの位持つのか分からないし現にその結界が罅割れ始めていたのだ。

 「・・・撤退だ。」

 「カミトさん!」

 「アビス数体位なら俺達でも何とか出来るがあのディアボロス型や・・・あの親玉を

相手にするには数が圧倒的に足りない・・・!」

 悔しいがなと言うのを聞いてレオノーラは糞と呟きながら雪を殴るがそんな事やっても

意味が無い事位は知っている、そして暫くして・・・レオノーラはこう言った。

 「・・・撤退します、城迄撤退しリンスレットに伝えて民達を避難させる・・・

ですがどうやって・・・!」

 撤退させるかと言うとカミトはあそこはと言ってこう続けた。

 「俺達が通ったあの穴、あそこなら。」

 「・・・何とか出来るかもしれませんね、運が良かったことに出入り口までの地図は私とリンスレットの家が持っていますから丁度良かったです。」

 「ならば・・・撤退だ。」

 ルミナリスの言葉と同時にカミトはルミナリスを連れてレオノーラと共に

脱出していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「レオノーラ・・・貴方それは民達に行軍を強要させる気ですが・・・!」

 「もうそれしかありません、あのアビスの群れは大体見繕って60体。あの巨大な

アビスをも含めますと最早時間の問題です。」

 レオノーラがリンスレットに向けてそう聞くとリンスレットはこう聞いた。

 「貴方方だけでは・・・対応は無理だというのですか・・・。」

 「そうだ・・・あれほどの奴ともなると数を揃えさせなきゃいけない、其れも大規模なドラグナイトが必要になる。」

 其れを聞いてうううと・・・周りにいる騎士たちが泣き崩れ始めた、ルギア王国は既にキリア山脈一帯を放棄するという手段に入りこちらも覚悟を決めなければいけなかった。

 逃亡手段はあの氷の道に入りこれ迄の間にローレンフロスト家が作りあげた内部地図とシラヌイの探索能力とレーダーで出来上がったルートで退避場所まで向かうと

言った物だ、だがこれを村の人達が納得するかどうか分からない・・・いきなり

村を捨てろなどと出来るはずがない・・・先祖代々から受け継いだ土地を

捨てるなどしたくないからだ。

 だがもうこう言う事をする時間すら惜しい・・・決断が今しかないというと

そうですねと・・・レオノーラの放った言葉にリンスレットはこう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「今すぐに村にいるすべての民達の避難を、殿は騎士たちが。一刻の猶予も

いりません、全ての民達をこのキリア山脈から・・・脱出させます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 其の後リンスレットは長たちからこの事を伝えるも最初は戸惑っていた、故郷を

捨てるだなんてそんな事できないとかここから出て生活する場所があるのかとか

言っているがリンスレットの一言が全員に決めさせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「今この話をしている間に邪精霊たちはここ迄迫っております!一人でも多くの人達を救うにはこれしかありません!!」

 決断をと言うと長たちは渋々全員に伝えて・・・脱出作戦が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「全員が逃げ切るにはどの位かかりそうだ?」

 ルミナリスがそう聞くとカミトはこう答えた。

 「後・・・3時間はかかる、だがアビスは1時間もしないうちだ。」

 「そうか・・・辛いな故郷を追われるとは。」

 ルミナリスはそう言って周りを見ていた、小さな子供を連れて歩いている避難民たちの顔が全員死んでいるかのような感じになっていてカミトは辛そうな表情をしていると

ルミナリスはカミトに向けてこう言った。

 「お前のせいではない、あれ程の邪精霊をたった2人で相手取るなど不可能なんだ。」

 お前は精霊王ではないというとカミトはルミナリスに向けてこう聞いた。

 「お前・・・これからどうするんだ?」

 そう聞くとそうだなとルミナリスはこう答えた。

 「暫くはお前達と行動を共にする事になりそうだ、単独でルギア王国には

戻れなさそうだしな。」

 それを聞いてそうかよと言うと・・・雲の向こうからアビスの群れが近づいているのが見えた。

 「レオノーラ!戦闘準備だ!!」

 それを聞いてレオノーラはメイルストームを纏うとルミナリスはシラヌイを

纏おうとするカミトに向けてこう言った。

 「カゼハヤ・カミト!」

 「?」

 「・・・死ぬんじゃないぞ。」

 「ああ・・・お前もな。」

 互いにそう言ってカミトとレオノーラはアビスを相手取り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この日・・・後に『キリア山脈戦役』と呼ばれる戦いが幕を開けそして・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カミト達がアディスマータ新王国に亡命する一連の騒動・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・『帝国動乱』の始まりとなった。




 次回は14巻目から。
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