精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 フィオナサイドです。


宰相の提言

カミト達がキリア山脈にてアビスとの撤退戦をしている中オルデシア帝国帝都

『オストダキア』では各国との会議が執り行われていた。

 目的は2つ。

 アルファス教国のクーデターにより教主を殺害、これに伴い実行犯でもある

シェーラ・カーンと教主派との内乱でその戦禍が周辺諸国に迄来るんじゃないかと言う

不安から他国はその話し合いの為に集まっているがそれともう一つ・・・其れがこれだ。

 

 

 

 

 

 

 ドラグライドである。

 既にドラグニア竜皇国はヘイブルグ共和国の属国になったのと引き換えにドラグライドを保有し軍事力を拡大、更にその波はオルデシア帝国にも広がりマルカファル王国(正確にはマギアルカが保有するギルゾレイクファミリア)からの提供でドラグライドと教導でもあるドラグナイトで戦力が一部だが他国よりも上回ったのだ。

 これには他国からしたら危険性が高まってしまいその解消として既に保有している

ヴェルサリアとエリス・フィオナのドラグライドを展示させている。

 そしてフィオナはと言うと・・・深夜遅くまで行っている会議で疲労困憊で寝ていて

明け方に起床した。

 「ああもう・・・これだから王宮は嫌なのよねえ・・・全くルギア王国め、

クーデター派を支持しちゃってるから面倒事が増えて嫌になるわあ。」

 そう言いながらベッドから置きながら準備を始めた。

 現在クーデター派を支持しているのはルギア王国とバルスタン王国は支持に回り

クイナ帝国は傍観する、そしてオルデシア帝国はクーデター派ト゚は別に

アルファス教国に対抗すると言う介入派とそれを支持する宰相『コンラッド卿』、帝国議会の最大派閥である『フィネガス公爵』家と不介入派『アルネウス』・・・

フィオナの兄であり帝国に於いて帝位に近い存在である。

 そんな状況の中フィオナは面倒なんだよなあと思いながらこの会議を聞いていたのだ。

 実際合切フィオナは帝国に対してもう殆どと言っていいくらいに愛想を付いているからこの会議の結果がどの様になろうとも知った事ではない。

 それにと思ってフィオナはこう続けた。

 「アルネウス兄様は如何やらルギア王国に同調しているようだけどまああの人が皇帝になったとしても関係ないわ、後でお父様に家から出る許可を・・・いや許可せずに

家出同然に出て行きましょう!その後はマギアルカ様に弟子入りして本格的に

ドラグナイトとして・・・そして商人として鍛えて貰って行く行くは独立を

視野に入れる!」

 いや・・・入れて見せると言いながら寝間着を脱いで正装であるドレスを身に纏って

簡単な食事をしようとすると・・・部屋の扉を叩く小さな音が聞こえた。

 「・・・誰かしら?女官は部屋に入らないようになっているしその前に私みたいな

ロスト・クイーンに逢おうって言う奴がいるとは思えないわね。」

 そう言いながらフィオナはドレスの裾に隠してある精霊鉱石と・・・短剣型の

ドレイク系ソードデバイスを抜いて扉から離れた場所に立ち小声で聞いた。

 「・・・誰かしら?」

 そう聞くと扉の向こうから・・・その声が聞こえた。

 「・・・私です姫殿下。」

 「まさか・・・『コンラッド・バーティマス』公爵ですか?」

 そう言うとその相手・・・宰相である『コンラッド・バーティマス』公爵が出てくると『コンラッド・バーティマス』はこう答えた。

 「姫殿下、内密にお話がございます。宜しいですかな?」

 そう言うとフィオナは暫くして・・・こう答えた。

 「・・・分かったわ、私に何の用かしら?」

 そう言うと『コンラッド・バーティマス』が入ってこう答えた。

 「コの様な時間に現れて申し訳ありません姫殿下、この度はコの様な時間に

来てしまった事に」

 「前置きは良いわ『コンラッド・バーティマス』卿、貴方は私が

ロスト・クイーンになった時でも私に対して変わらず対応してくれた恩人よ。

そんな貴方が衛兵を下げてまで・・・あの廊下にいた衛兵は貴方のね?」

 「はい、姫殿下の身辺を守るために私は今迄部下に監視させておりました。

貴方が学院に向かった後も私の息のかかった配下によって見守っておりましたが・・・

マギアルカ殿と呼ばれる女性から鍛えられているという情報を聞いて

大丈夫なのかと思っておりましたが皇帝陛下が戻って私に貴方様がブレイドダンスと

前日のパーティーにおける竜匪賊と呼ばれる賊の討伐にて見せたご活躍を聞いて

私は貴方がそれほどまでお強く成った事に・・・感極まり・・・これ迄の貴方の苦労と

辛さが報われたと思うと涙が止まらぬ思いでした・・・!」

 「そんな事無いわ、私があの時戦えたのはカミト君達とスカーレット・ナイツ・・・

そしてマギアルカ様の教えがあったからよ。」

 「姫殿下・・・其処迄胸を張って言えるようになるのにどれだけお辛かったか・・・

だがしかし今の貴方でしたら間違いなくこの国を正しく導けましょう。」

 「導くって・・・いや待ってください『コンラッド・バーティマス』卿、

話が見えない」

 「姫殿下・・・この部屋に精霊は?」

 『コンラッド・バーティマス』がそう聞くとフィオナはいないわと言ってこう続けた。

 「結界も張っているしそれに万が一に備えて遠隔からのドレイクの召喚も出来るように準備しているわ。」

 そう言うとそうですかと言って『コンラッド・バーティマス』はフィオナに対して

こう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「姫殿下・・・私は貴方に次の女帝に・・・このオルデシア帝国の皇帝となって

この国の未来を導いて頂いておきたい。」




 次回はその意味。
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