「フィオナが亡命政権をって・・・あいつが其れすると思うのか?」
カミトがそう聞くとロロットはこう返した。
「いいえ、亡命政権は建前でして本来の理由は・・・此方の大義名分として
この国との関係を断つのが目的です。元々我々がこの国に来たのがグレイワース卿の
ご厚意と願でしたからね、後は販路の開拓も兼ねていましたが帝国がこちらを
捕まえるとなった以上長居は無用ですからね。」
ロロットの言葉を聞いて成程なとカミトがそう言ってこう思っていた。
「(確かにこいつらがいる理由は無いし何よりもこの状況じゃあ俺達だって
何が起きるか・・・まさか!)」
そう思ってカミトはロロットに対してこう聞いた。
「なあ、もしかしてだがこの一連の騒動は?」
そう聞くと・・・ロロットはそうですねと言って互いにこう答えた。
「「ルギア王国。」」
そう言うとちょっとマテとローブを脱ぐ・・・ルミナリスがその姿を見せるとロロットはこれはまたと・・・頭を抱えていると今後の事を口にした。
「我々は先ほどのようにこの国から姿を消します、貴方はこれから帝都に行き
ルギア王国と合流を」
「いや・・・其れはしない。」
ルミナリスの言葉を聞いて言いかけたロロットはどうしてですかと聞くと・・・・
ルミナリスはこう答えた。
「教国がクーデターをしたことは知っているが其れに対して教国は何もしなかった、
静観と呼べば正しいだろうが実際は協力関係にあると聞いたことがある。」
「「!」」
ルミナリスの言葉を聞いて何だとと思っていた、何故ルギア王国は教国と関係を
持とうとするのかと思っているが其れにとルミナリスはこう続けた。
「今のルギア王国は可笑しい事は知っている、ロッソベルに対して№がある事を
知っておきながらも静観している事にも疑問がある。・・・だがルギア王国そのものには関りが無い事が証明出来る迄はお前達と行動を共にしたい。」
頼むと言って頭を下げるルミナリスの言葉にロロットはどうしようかと
思っているが・・・答えは既に一つしかなかったし時間もないことを考えれば・・・
ロロットは分かりましたと言ってこう続けた。
「貴方も来てください、内容次第ではルギア王国の内情を知っている貴方にも加わって貰う必要がありますからね。」
ロロットの言葉にカミトはマジかよと思っているが仕方ありませんとロロットが
そう言って今後について打ち合わせをし始めた。
「今の我々はある意味山賊と同じことをしなければいけません、我々が持っている
装甲商船はドラグライドを格納する事も出来ますが其れは今帝都の港湾にあります。
ですので先ずワイバーンを持つ我々が商船を奪います、その間
ワイアームとドレイクを持つ班が貴方方と合流してフィオナさん達を迎えに行き
騒ぎを起こさせますので救出したと同時にこちらに来て商船に乗り込みます。
そして全速力でオルデシア帝国から離れてマギアルカ様と合流して亡命政権を
樹立させた方がこちらにとって都合が良いですしね。」
それを聞いて成程なと思っていると・・・待てとルミナリスがこう返した。
「若しルギア王国が関わっているともなれば援軍がいるはずだ、商船には
武器があるかもしれぬが2国分を相手取れるのか?」
それを聞いて確かにと思っているが仕方ありませんと言ってロロットはこう言った。
「我々には時間がアリマセン、この状況にて打開できる作戦はこれでしかありません。後は・・・神に祈りましょう。」
それを聞いて最後は情けないですけどねと言ってカミトは仕方ねえよなとしか
言いようが無かった。
「全く、世間は私が犯人だって決めつけているけど・・・まあ良いわ、学園長の救出をしたいけど今の私たちじゃ出来る事は限られるわね。」
そう言って部屋の主・・・フィオナは粗末なパンを食べながら貧民街の一角にて新聞を読んでいた、自身が指名手配犯になっている事はさておいてと言う所から見て
胆力あるなあと真ん前に座っているシャオがそう思っている中・・・エリスは怒り心頭でこう言った。
「こんな事をして何故・・・オルデシア帝国をどうするつもりなのだ!」
そう言っているとヴェルサリアは落ち着けと言ってこう続けた。
「今我々は何も出来ない、グレイワース学院長が指定してくれた
この隠れ家にいる事しか出来ない。」
力が無い事がここ迄苛つく事とはなと呟きながら握り拳をするヴェルサリアに義姉上とエリスはそう呟きながら今後を考えていた。
今彼女たちは貧民街にアル旧い倉庫に来ていた、ドラグライドは地下倉庫に
隠しているのだが町には恐らくはアルネウス派の兵がいるのであろう。巡回していて
身動き取れない事を感じていて真っ当な動きが出来ない中・・・カオスブレイカーがこう言った。
『ヴェルサリア、向こうから竜声だ。』
「竜声だと?一体誰が??」
そう思いながらヴェルサリアが竜声を起動させるとその声の主に・・・驚いていた。
『お前ら無事か!』
「「「「カミト!」」」」
4人はそれを聞いて驚いているとカミトは4人に対してこう言った。
『今から計画を話す、そしてこの国から脱出するぞ!』
次回はその内容。