レオノーラはヘイブルグ共和国が管轄する簡易的な牢屋に行った。
無論牢屋の前には衛兵がいたが監視付きで入る事を許された。
そして中に入ると牢屋のベッドで寝転がっているローザがそこにいいた。
レオノーラは牢屋の前でローザにこう聞いた。
「何で・・・何で殺したんです!?ユーリを!レグリスを!!何で全員
殺したんですか!?一体彼女達が何したんですか!!」
そしてレオノーラは崩れるように聞いた。
「ナニカ言ってくださいよ・・・ローザさん・・・。」
そしてローザが放った言葉は・・・残酷なものであった。
「そんなもの決まってるじゃな~い。弱いからよ。」
「ハ?」
ローザの言葉にレオノーラは言葉を言い表せなかった。
そしてローザはこう続けた。
「あんなに弱くっちゃ~~どうせ直ぐにアビスに殺されちゃうんだから~・・・私が殺したのよ~~。」
それにと言うとローザはレオノーラに近づいてこう締めくくった。
「正しい事=正義何て甘ちょろい事言う人間何て・・・反吐が出るわ~~。」
ニヤリと悪魔のように笑うローザを見てレオノーラは途切れ途切れだが・・・こう言った。
「それだけの・・・それだけの理由で・・・コロシタノカーー!!」
ガシャン!と檻を叩いてそう言うとレオノーラの目が真っ赤になって檻が曲がり
始めたのだ。
レオノーラは精霊使いの中でも異種でもある「龍の血(ドラゴン・ブラッド)」を
保有しており戦闘的人格に早変わりするのだがそれに加えて怒りを
露わにしたことによりより凶暴性の高い力を発現していた。
「おいレオノーラ!!ヤメロ!!」
傍にいた衛兵がレオノーラを捕まえて牢屋から離している中でもレオノーラは
ローザにこう言い続けた。
「ユルサナイ!ユルサナイ!!ユルサナイゾ!!ローザ・グランハイト!!
オマエダケハカナラズ!カナラズワタシノテデコロシテヤル!コロシテヤルーー!!」
「初めてでした。あんなに人を憎んだことはあれを除けばない事でした。」
「何だよそれ・・・。」
レオノーラの話にカミトも怒っていた。
只弱かっただけの理由で親友は殺された。
もしそれがミュアやリリィがそんな目に合っていたら恐らく自分はその人間を殺そうとあらゆる手段を講じているだろうと思っている中レオノーラは紅茶の入った
カップから手を放して机に置くとレオノーラはある事を言った。
「そしてあの日になるんです。」
「?あの日??」
カミトはレオノーラの言葉に何だと聞くとレオノーラはこう言った。
「今でも思い出します。あの日を・・・。」
それはレオノーラにとって最悪の日
「両親との別れを・・・。」
燃え盛る我が家。
「国との決別。」
その焔の中で事切れた使用人たちと家族。
「そして私がここにいる理由。」
そして雨の中で泣き叫ぶ自分を・・・。
多分次でレオノーラの過去話が終わります。