精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 その時であった人たちは自分の経験として残り続ける。


師匠との出会い。

 あの後ミュアとリリィを見つけることができず結局カミトは1人で教団から脱出した。

 

 教団から少し離れた森の中

 

 「(それでどうするんだカミト。これから。)」

 シラヌイはカミトの手にある指輪と本を見て今後を相談した。

 「(ほかの奴ら、それも精霊を使える女どもならそれなりの家に、男なら軍に入るだろうがお前は精霊を使えるからな。良くても実験体、最悪抹殺が目に見えているしなそれに・・・レスティアを解放するにもその呪文が何なのか分かれば良いがそれに通じてる人間をどう見つけるか?)」

 カミトは黙りこくっているが暫くしてこう言った。

 「骸連盟(マーダーズ)・・・」

 「(はっ?)」

 「骸連盟。裏の稼業を取り締める組織がある。そいつらのところでの仕事には呪文関係の資料を強奪する仕事もあるからもしかしたら・・・」

 カミトは裏稼業の元締め〈骸連盟〉に入るということを思いついた。

 カミト自身暗殺などをしておりそれが生かせる場所で働くということだ。

 身寄りもなく頼る当てもない自分には天職だと思ったのだ。

 「(それじゃ行くか?)」

 「ああ」

 思い立ったが吉日という言葉があるようにカミトはシラヌイを纏ったまま〈骸連盟〉のアジトの1つへと向かった。

 

 それから数週間カミトは時には盗みを働いたり、山の動物などを狩ったりして過ごしそしてとある辺境の町に着いた。

 その町の裏にある小さな酒場には〈骸連盟〉の末端の基地がある。

 カミトは町から少し離れた岩山にシラヌイの本体を置きそこに向かった。

 

 カミトが中に入るとその中にいる人たちがそれを見た。

 ボロボロのマントに伸び切った髪。

 カミトはここに入りたいというと全員が笑いこういった。

 「お前みたいなガキに何ができる。」

 「さっさとママのところに帰りな。」

 「バーか。こんなところに来る奴なんて行くとこがねえやつだよ。」

 そのあと大男とでもいうくらいの男がカミトを殴りかかろうとすると持っていたマントを男の顔に当てたあと早業でマントに首を巻き付けた後シラヌイの刀で首を切った。

 全員がその評価を改めた後カミトはこういった。

 「それで報酬だが・・・」

 それはこの精霊封印の解呪について

 受けた仕事はー 大陸最強の精霊使い〈黄昏の魔女(ダスク・ウイッチ)〉の暗殺である。

 

 それからしばらくしたある夜カミトはシラヌイを纏って〈黄昏の魔女〉の家の天井に「迷彩」して忍び込んでいた。

 ここは帝都の郊外だが使用人どころか鼠もおろか精霊もいないという不用心な家であるこれはシラヌイの索敵で既に分かっている)。

 カミトは機竜息銃「清水」をシラヌイで構えた状態で待機させておりポケットに入れている指輪を触りながら彼女のことを考えていた。

 「【レスティアやシラヌイは僕を人間にしてくれた。だからその恩ってやつを返せるなら何だってやるさ。】」

 当日はさっきまで雨が降っていたためまだ雲がかかっておりこれ以上ともない好機であった。

 「【シラヌイの「清水」は矢よりも早い。奴が強くてもその速さなら逃れられない・・・はず。】」

 シラヌイの「索敵」は銃に合わせることで数㌔先を狙えることができるという利点があり暗殺(遠距離ではリリィがタイミングを合わせてくれたことがほとんど。)ではかなり重宝されていた。

 すると馬車の扉が開くと灰色のドレスを着た同じ色の髪と瞳の美女が見えた。

 カミトは「清水」の銃身の砲口を頭に合わせて・・・打った。

 普通なら当たってしかも機竜の武器なら頭がザクロのように破裂するはずだろう。

カミトはそれを何回も見てきたがその弾丸は・・・その手前でナニカに阻まれた。

 彼女の手には闇のようなナニカがあった。

 「【魔精霊ってありかよ。しかもあれはレスティア以上の奴。そんな奴まだ契約できるのかよ!!】」

 魔精霊とは精神構造が他の精霊とは異質であるため人間では扱うことさえできないものなのだ。

 するとその塊は魔女の腕の中で1本の剣に変わった。

 本来姫巫女は十代から二十代前半がピークでありそれを過ぎると衰え力を失うものだが彼女はどうやら例外だろうとカミトはそう確信した。

 「(逃げるぞカミト!!失敗した以上逃げるが定石だ!!!)」

 シラヌイはカミトに撤退するように進言すると

 「そこか。魔女から逃れられんぞ。」

 彼女はそういうと壁をどこぞのスタントマンだという風に神威を足に集中させて駆け上ってきた。

 そして屋根に上りあがった瞬間その1閃をカミトたちがいたところに振るった。

 カミトとシラヌイは間1発でそこから退くものの「迷彩」が解け

その姿が明らかになった。

 「ほう奇妙な精霊だな。城砦(フォートレス)にしては鎧を着るというより纏うといったところかな。それに可愛いお嬢さんと言いたいところだがどこか違うな?」

 彼女はカミトとシラヌイを見て精霊とは違う物かと疑いの眼で見ていた。

 「(どうするカミト?こいつの強さ人間捨ててるぞ。)」

 「【どう考えても逃げきれない。それに障壁があってもあいつは衝撃だけで俺たちを倒せるだろうな。】」

 「(ならどうする?)」

 「【最後まで付き合えるか?】」

 シラヌイはカミトに聞くとカミトは自分の終わりを感じたのかその言葉を聞いた。

 「(・・・わかった。)」

 シラヌイは承知すると「清水」を背中に戻すと「玄海」を取り出した。

 「僕はーお前を殺しに来た。」

 そういうとカミトは周りに何かわからない言葉が掛かれた物が目の前に出てくると機体の出力を上げて向かうことにした。

 そしてシラヌイと共に彼女を討とうとすると突然彼女がー消えた・・・と思ったら

カミトの目の前に現れ・・・

 「絶剣技、初ノ型ーーー〈紫電〉」

 魔女の剣がカミトの脇腹に当たった途端障壁が働くも衝撃までは殺せずそのまま気を失った。

 

 




 「己を知り相手を知れば百戦危うからず「」という諺があるがカミトがこの魔女の事をもっと調べていれば原作でも負ける要素があったとしても1矢はむくいてたかもしれません。
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