精霊使いの装甲機竜   作:caose

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真実とは全てが幸福になるわけではない。


真実はいつも残酷である。

あの後ローザ・グランハイトは本国に強制送還された。

 今回の事件はあまりにも残忍であり普通なら死刑が妥当であると誰もが思っていた。

 だがローザ・グランハイトの刑はそんなものじゃなかった。

 「え・・・謹慎・・・。」

 レオノーラは教官からそう報告を受けた時、自分の耳を疑った。

 然し教官はレオノーラにこう続けた。

 「正確には牢獄にて謹慎処分であるがそれでも俺からすれば寛大すぎる処分だ。

あれ程の事件を起こしてこれとはあいつらも報われんぞ。」

 議会は何してるんだとぶつくさと文句を言いながら怒っている教官を見ながら

レオノーラは納得できていなかったのだ。

 「(ユーリとレグリスが死んだのに何でそれ程度なんです?何で・・・

ナンデナンデナンデアイツガイキテイルノ?)」

 レオノーラは余りのショックに茫然と立っている中教官はレオノーラにこう言った。

 「レオノーラ、明日お前はヘイブルグ共和国に行くことになっているから荷造りを

済ましておけ。良いな。」

 そう言って教官はレオノーラから姿を消すがレオノーラは未だ立ち尽くしていた。

 そして暫くするとレオノーラは意を決してある所にへと向かった。

 

 

 

 場所は変わって嘗てはドラグニア竜皇国の軍司令部であった場所であったが現在は

ヘイブルグ共和国ドラグニア支部として利用されている。

 そしてその施設の中にある司令官専用室において二人の人間がそこにいた。

 一人は無論嘗てのドラグニア竜皇国司令官であったが現在の肩書は

ドラグニア支部長官という名になっている。

 そしてもう一人はソファーに座っているのだがその座っている人間の服装は

不審者でしかない服装であった。

 フード付きのローブを身に纏っていた。

 「それでどうだい?今の椅子の座り心地は?」

 ローブを着た人間がそう聞くと司令用の椅子に座っていた男がこう言った。

 「いやはや良い座り心地だ。貴様と取引した甲斐があったよ。」

 そして男がローブを着た人間にこう言った。

 「それにしても今回は如何言う事かね?」

 するとローブを着た人間はこう言った。

 「いや何。あんたとの取引についての確認に来ただけだよ。」

 するとローブを着た人間は懐からある物を出した。

 「おれがこの角笛でアビスをおびき寄せてそしてあんたは精霊使いをある程度

死んでから俺達が参上して事を沈めて・・・。」

 「そして私は全ての実権を手に入れて機竜を使って新たなる軍事国家として君臨すると言うシナリオであったがここ迄上手く行くと拍子抜けだが忘れていないさ。

その暁として我が軍はヘイブルグ共和国から招集された際には最前線で戦おうと言う

契約だと事もね。それに・・・」

 すると司令官はローブを着た人間に向けて苦々しくこう言った。

 「私は精霊使い如きで大きな顔して歩く奴が嫌いだったんでな。貴様の取引に応じて正解だったよ。」

 元々この司令官は兵士に必要なのは目に見える力であり精霊がなければ何も出来ない小娘が成り上がるのが気に入らないという理由で他国と取引したのだ。

 そしてローブを着た人間は司令官にこう言った。

 「これからも良い関係を築きましょう。司令官。」

 「ああそうだな策士殿。」

 フハハハハハと笑っている中何か扉の向こうで物音がした。

 「誰だ!?」

 司令官が扉を開けてみると・・・誰もいなかった。

 するとローブを着た人間の隣に誰かが現われ耳打ちするとローブを着た人間は

司令官にこう言った。

 「どうやらさっきの一部始終を聞かれてしまったようだぜ?」

 「何!?」

 司令官が驚く中ローブを着た人間は司令官にこう提案した。

 「それでだ。俺の部下がそいつらぶっ殺しに行くから適当に罪状作ってくれよ。」

 そして司令官はローブを着た人間にこう聞いた。

 「良いだろう。ならば国家反逆罪として対処するとして誰だね。相手は?」

 そしてローブを着た人間はニヤリと笑ってこう答えた。

 「レオノーラ・ランカスターだよ。」




 そして少女は全てを失う。
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