リンスレットが中に入るとある事に驚いた。
「何ですのこれは!!『メイルストローム』がもう一体いるではありませんの!?」
リンスレットは『メイルストローム』の隣にいる紫色の方を見て驚いていると
カミトはリンスレットにこう言った。
「ああそいつは俺の相棒の『シラヌイ』だよ。」
「『シラヌイ』・・・ですか。」
リンスレットはそう言うとある事に気づいた。
「凄いですわね、カミトさんは。まさかレオノーラと同じく二重契約
(ダブル・コンダクター)とは驚きましたわ。」
そう言っているとレオノーラがカミトにこう耳打ちした。
「すいませんカミトさん。リンスレットは『メイルストローム』の事を
精霊の一種だと思っているらしいので話をそのまま合わせてくれると・・・
ありがたいんです。」
そう言っている中リンスレットは二人にこう聞いた。
「何ですの?二人で何か話していらっしゃいますが。」
そう聞くとカミトはこう答えた。
「いやいや何でもねえよ・・・ってレオノーラ、確かリンスレットさんにあった後
どうしてここにいることになったんだ?」
そうレオノーラに聞くとリンスレットが代わりに答えた。
「ああその後暫くは我が家に居候させた後行くところがないと言うのでどうしようと思っていましたらレオノーラも精霊使いの適性があることが分かっていたので
父にどうにかアレイシア精霊学院に入学できないかと話すと父はグレイワース学園長に文で聞いてみると『メイルストローム』の事で知りたいことがあると文で来るように
送られたので直ぐに向かわせましたわ。」
数か月前・・・。
レオノーラは色々と世話になったリンスレット達に一時の別れを告げて馬で
アレイシア精霊学院にへと向かった。
本来なら『メイルストローム』を使えば早いのだが『メイルストローム』の
機体が幾つか本格的に調整しなければいけない所まで来ていることもありそれを
考慮して馬での移動となった。
それから二、三日してアレイシア精霊学院に着いたレオノーラは門の前にいた
フレイヤ・グランドルを見つけるとフレイヤ・グランドルはレオノーラに
こう挨拶した。
「ああ君が学園長が特別入学を許した子だね。私はここの教師の
『フレイヤ・グランドル』だ。学園長はここから少し離れた旧療養所にいるから
そこまで案内するよ。」
「あ、はい。」
そう答えるとレオノーラはフレイヤ・グランドルと一緒に古びた療養所にへと
向かって扉をたたいた。
「学園長、彼女を連れてきました。」
「ああ入れ。」
扉の向こうで声がしたのでフレイヤ・グランドルはレオノーラを前に出さしてこう言った。
「あとは君次第だよ。」
そう言ってそこから立ち去った後レオノーラは意を決して中に入った。
「お邪魔しまーす。」
レオノーラはそう言うと周りを見た。
多くの資料と何かを描いた紙。
その内の一枚を見るとレオノーラはそれを見て驚いた。
それはドラグニア竜皇国でヘイブルグ共和国が支給してくれた『ワイアーム』に
酷似していたからだ。
「何で機竜が!?」
レオノーラはそう言うと向こうから声が聞こえた。
「貴様、それを知っているのか!?」
部屋の向こうを見ると白衣を身に纏ったグレイワースが睨みつけていた。
「む、見ない顔・・・アア貴様があれを持っている奴か。」
「は、・・・ハイ。」
レオノーラは緊張しながら答えるとグレイワースは自己紹介をした。
「ああ初めまして、私は『グレイワース・シェルマイス』。ここの学園長をしているのだが・・・。」
するとレオノーラの肩を掴んで顔が当たりそうになるくらいの距離でこう聞いた。
「貴様の知っていること全て話せ。イイナ。」
「は・・・ハイ。」
その時のレオノーラ曰く・・・。
「まるで蛇に睨まれた蛙の心情でした。」と言っていたそうだ。
魔女の問いに素直に答えよ。
さもなくば死あるのみ。