精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 誰もいないのかを二度確認してから作業をする事。


アストラル・ゼロへ。

 「ううう・・・ん。はっ!」

 クレア・ルージュが目を覚ますとそこは今までグレイワースの特訓(拷問)を

受けていた場所とは違う場所であった。

 月は紅く照らし、ねじ狂った木が生い茂る場所であった。

 「ここは・・・?」

 クレア・ルージュがそう聞くと近くにいたレオノーラがそこにいた。

 「あ?起きましたか?」

 「・・・ねえここ何処?」

 クレア・ルージュがレオノーラにそう聞くとレオノーラはこう答えた。

 「ここはアストラル・ゼロですよ。」

 「アストラル・ゼロって・・・何時の間に!?」

 クレア・ルージュが驚いて飛び起きるとすぐ隣にいたリンスレットも起きた。

 「もお何ですの?折角寝ていたのに・・・。」

 リンスレットがそう言って起きるとレオノーラがリンスレットにこう言った。

 「よくここで寝れますね・・・っと言いたい所ですがそろそろ決闘場所まで

行きましょうか?」

 そう言うとクレア・ルージュとリンスレット・ローレンフロストと共にレオノーラが連れて行くとすぐそこでカミトが何かをしていた。

 「冷徹なる鋼の女王、魔を滅する聖剣よーー今ここに鋼の剣となりて、

わが手に力を!」

 精霊語の召喚式を唱えると右手の交差する二本の剣が輝くもカミトは何か

違和感を感じた。

 「≪なんかおかしいな?≫」

 カミトはそう思っていると右手に現れたのは・・・ナイフのような短剣であった。

 「「・・・あれ(あれ)??」」

 正直言えば・・・あれほど強そうだった封印精霊にしては・・・しょぼいの

一言に尽きると思った。

 「・・・何だこれ?」

 カミトがそう言うと『シラヌイ』がこう返した。

 「(そこら辺の木を切って切れ味確かめてみたらどうだ?もしかしたら凄く

強いのかもしれないぞ。)」

 そうだなと答えて木の枝を切ると・・・。

 パキッと・・・剣の方が折れた。

 「「・・・・・。()」」

 正直こりゃ駄目だと思っているとカミトは後ろを振り向くと・・・気まずそうな

顔をしているレオノーラとリンスレット、そしてポカンと口を開けている

クレア・ルージュがそこにいた。

 「な・・・な・・・な・・・なによそれーー!!」

 クレア・ルージュの怒号が森に響き渡った。

 

 

 

 

 「どうやら俺は未だこいつを使いこなしてないらしいな。」

 カミトがそう言うとクレア・ルージュが怒ってこう言った。

 「ドー言う事よ!!あんたの戦力を当てにしてたにーー!!」

 クレア・ルージュが鞭を持ってカミトを叩こうとした瞬間レオノーラが後ろから

羽交い絞めしてこう言った。

 「待ってください、クレア・ルージュ!!こればかりはしょうがありませんから

『シラヌイ』を使う事にしましょう!?ね?」

 レオノーラがそう言うもクレア・ルージュは未だいきりだっていたが突如真上から

声がした。

 「-そちらは揃ったようだな、レイブン教室。」

 「(カミト、上だ。)」

 『シラヌイ』がそう言ったので上を見ると崩れかかった広い劇場のような場所の

壁の上でエリス達が立っていた。

 然しカミトはある事を聞いた。

 「・・・お前まさか格好良く登場するタイミングを見計らうために

そこにいたのか?」

 「な・・・そ、そんなことないぞ!私は今来たばかりだからな!!」

 エリスが動揺しながら弁解するもレオノーラと『シラヌイ』と『メイルストローム』がこう思っていた。

 「あれどう考えても一時間前には来てますね。」

 「(馬鹿と何たらは高いところが好きというけどな。)」

 「【ちょっと残念ですね。】」

 それぞれ思い思いの言葉を述べるとエリスは咳払いしてこう言った。

 「さてとレイブン教室。夜明け前には終わらすから・・・覚悟することだな。」

 「いやそれ言ってもさっきの事思い出すとカッコよくねえぞ。」

 エリスは話題を変えさせようとするもカミトはそれをツッコミで返した。

 すると舞台に炎の照明が灯された瞬間上空から巨大な大鷲が姿を現した。

 「紹介しよう、カゼハヤ・カミト。これが私の契約精霊ー魔風精霊

〈シムルグ〉だ!」

 エリスの言葉に〈シムルグ〉はくええと言うとカミト目掛けて突進してきた。

 今、決闘が始まる。




 そして決闘が始まる。
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