その点女はが逆の事しても大差ないしな。
「うう、ん・・・」
カミトが目を覚ましたのは久し振りのベッドの中だった。
窓からは日が差していた。
「(あれ僕は確か・・・そうだ!!〈黄昏の魔女〉と戦ってその後あいつの技が当たって・・・あれどういうことになっているんだ?)」
「おお、起きたか。、驚いたね。本当に男の子だったとは。」
「・・・っ。」
頭上から声がしたので起きようとするとそのままベッドに落ちてしまったのだ。
普段のカミトなら有り得ないことだがその原因は下半身が動かなくなっていたのだ。
「悪いが〈束縛〉の魔術をかけておいたぞ。暴れられると部屋が汚くなるからな。」
「くっ・・・。」
「それにしても私の剣技をくらって打ち身程度とは驚いたよ。
それもあの精霊もどきのおかげかな。」
「!!!シラヌイはどこだ!!!剣はどこにある!!!」
「あれならこの家の外にある。それと剣はそこに立てかけている。それとあれには礼を言うことだな。あれが落ちる前に私の家の屋根に鎖を付けた鎌を当てなければ真っ逆さまだぞ。」
確かに傷は腹の打撲痕が以外なく、よく見ると確かにあるがそこは魔女のすぐそこにあった。
「・・・どうして助けた?」
「理由は2つだ。1つは単純な興味本位だ。その若さで並の暗殺者よりもけた違いに強く的確に私を殺そうとした。私以外なら間違い無く殺せただろう。2つ目はー」
彼女は1端言葉を切ると手にしているものを掲げた。
「伝説級の魔装具〈スライマンの指輪〉と
〈魔王の鍵の書(キー・オブ・スライマン)〉を持っているのだからな。。」
「・・・!!返せ!!」
カミトはそれを取ろうと無我夢中で手を伸ばすも届かなかった。
「ますます興味がそそるな坊や。私の〈束縛〉を受けてもなお動こうとするとは。
余程大切なものだな。」
黄昏の魔女はカミトの耳元に近づいてこういった。
「悪いが気絶している間調べさせてもらったが君は、精霊と感応する姫巫女の力を持っているな。これまでそんなことが出来たのは歴史上でただ1人かつてこの大陸に厄災を起こした魔王。その再来ともなれば実に危険だな。」
「・・・僕をどうするつもりだ。」
カミトは現在絶体絶命だ。帝国に引き渡されれば間違いなくシラヌイの言っていた未来があるからだ。
そうなればレスティアやシラヌイとも会えることも出来ないからだ。
すると黄昏の魔女はカミトにこう聞いた。
「坊や歳はいくつだ?」
「はっ?」
「年齢はいくつだ?」
「13歳って聞いてるよ。」
カミトは黄昏の魔女から年齢を聞かれたので素直に答えた。
「丁度良い年齢だな。それにこの顔立ちならー」
黄昏の魔女は何やら独り言を言うとカミトに提案を持ちかけた。
「坊や、私のものにならないか?その代わり君やあの鎧とこいつを帝国に引き渡さないしこの指輪の中にいる精霊を解放してやろう。どうだ良い取引だと思わないか?」
カミトは少し考えていた。
たしかにそれは良い内容だがその対価をまだ聞いていないので聞いた。
「そっちの要件は?」
「ほーそこを聞くか感心だな。ここで家事労働をしてもらう。それとあの鎧の解析の付き合ってもらう。それでどうだ。」
「わかった。今んところあんたのところにいるのがベストなようだ。
乗るよ魔女とのその取引。」
「ならば私の事をこう呼んでもらうぞいつまでも魔女では示しがつかん。」
彼女は1呼吸おいてカミトに名乗った。
「私の名はグレイワース・シェルマイル帝国軍最高部隊〈十二騎将(ナンバーズ)〉の元第1位だ。よろしく頼むぞえーとお前の名は?」
「カゼハヤ・カミト」
「よろしくなカミト」
これが俺とグレイワースとの師弟関係の始まりだった。
「グレイワースって年齢いくつだっけ?・・・って何でしょうかその剣は?」
「喰らえ男爵。」
「え、ちょっと待って!!やめてーーーーー!!!」
その後残ったのは服の切れ端とナニカだった。