精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 力とはその本質を見極めれないものは只の宝の持ち腐れである。


力の本当の意味(前編)

 それからしばらくたちーー

 「カミト、ふろを沸かしてくれ。温めでな。」

 「ああ。」

 「庭掃除(暗殺者の掃除も兼ねて)を頼む。植木の切込みもな。」

 「ああ。」

 「カミト、晩御飯の用意だ。ローレンフロスト風の肉料理。

ちゃんと味の整ったやつな。」

 「何だそれ?」

 「レシピがあるからその通りに作れよ。」

 「今の情勢でそんな料理できるのか?」

 「精霊の森に行って火属性の精霊を捕まえればよいだろう。」

 「どうなっても知らんぞ。・・・」

 カミトの料理経験だが全くと言ってよいほど無しである。

 それに現在帝国領内では〈教導院〉崩壊の数週間前に起きた〈災禍の精霊姫〉(カラミティ・クイーン)による反逆事件で帝国の土地が焼かれあらゆる火の力がなくなったのだ。

 それでもどうにかできたものを出すとグレイワースは・・・

 「カミト部分部分で少し火が強すぎるぞ。もう少し全体になじむようにしろ。」

 「ソースがまずいな。それに香草があまり効いていないな。」と文句を言いながらも残さず食べた。

 「(文句言うなら残せばいいのにな?」)」

 「(カミトそれはあいつなりの礼儀ってやつだ。

これからも頑張るようにっというな。)」

 「(それでもあいつには困ったものが・・・)」

 「カミト。ちょっと来い。」

 「ああ。」

 シラヌイはカミトの小言に付き合っている中その張本人に呼ばれたのでカミトはそっちに向かった。

 そこには・・・一糸まとってないグレイワースがそこにいた。

 「なっ!!!」

 「ああ、体をふいてくれるか?それが済んだら今夜の相手をしてもらおうか?もちろんベッドの中でだ。」

 「っ・・・あ・・・」

 「冗談だよ。全く面白い坊やだ。」

 カミトはグレイワースを睨みつけるもメイド服では迫力0だ。

 その後またシラヌイが話し相手になったのは言うまでもない。

 

 無論それだけではないグレイワースは学士つまり教師の資格を持っているため離れになっている倉庫でシラヌイのデータをまとめている。

 シラヌイが持っている「迷彩」や「索敵」さらに多くの装備や精霊とは違う契約の方法などあらゆるものを精霊使いの視点でまとめている最中なのだ。

 

 そしてさらに数日がたちグレイワースは皇帝の命令により出向することになった。

 「あんた政治嫌いなんだろ?断ればよいだろ。」

 「確かにな本当ならばシラヌイの研究データを基に帝国の軍部が使う図書館で調べたかったんだが命令だから仕方あるまい。今回の案件は坊やがいた〈教導院〉についてでな。」

 「えっ?」

 カミトはそれが自分のことで驚いていた。

 「何せあの施設の創設メンバーには帝国の大貴族が金を出して作戦を実行していた

アルファス教国の〈魔王教団派〉の名前が挙がってな。そっちは外交的に

進めていてな。こっちは〈騎士団〉が虱潰しに当たっているがカミトは

何か知らないか?」

 グレイワースはカミトにメンバーの情報を聞こうとするがカミトが言ったのは・・・

 「わからない。僕は道具だったから。」

 そう言ったのでグレイワースはそんなカミトを見つめた後こういった。

 「やはりやるしかないか。」

 「・・・・?」

 「ああそうだ。それでだ。夕方までに洗濯と屋敷の掃除。

それと序に書斎も頼むぞ。」

 「?なんでだいつもはしなくていいって言ってたろ。」

 「少し汚くってな。床掃除だけでいい。ほかの物には触るなよ。」

 「・・・わかった。」

 そのときカミトは気づいていなかったがその時のグレイワースの目は真剣だった。




 己で知る努力をしなければ何もできない。
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