精霊使いの装甲機竜   作:caose

61 / 229
 二人のイレギュラー、交わるとき何かが起こる。


対ジオ戦開始!

「その声!!」

 カミトが侵入者の声を聞いた瞬間ある事に驚愕したのだ。

 「お前・・・男か!?」

 すると侵入者はローブを脱ぎ捨ててその姿を晒した。

 「よう、同じ男の精霊使い。」

 それこそ昼間にレスティアと話していた少年「ジオ・インザーギ」である。

 「さあてと・・・どっちが魔王スライマンの後継者か決めようぜ!!」

 ジオ・インザーギが短刀をと槍を構えなおすとカミトに斬りかかった。

 

 

 

 

 「うう・・・ん・・・はっ!!」

 エリスが起き上がるとそこにいたのは・・・。

 「大丈夫ですか?エリスさん。」

 「・・・レオノーラ・ランカスターか。」

 レオノーラがそこにいた。

 彼女はエリスが地面に激突する寸前にグリムゲルデの風でエリスを浮かせたのだ。

 「大したことは・・・うぐう。」

 エリスは傷ついたところが痛むとレオノーラがエリスを抱きかかえて止めた。

 「まだ駄目です!!先程の攻撃がまだ・・・!!」

 「戦況はどうなっている?」

 エリスはレオノーラにそう聞くと気まずそうにこう言った。

 「見たら驚きますよ。」

 そう言って指さすとその方向には・・・テルミヌス・エストと『シラヌイ』の

ソード・デバイスを使っているカミトと、槍と短刀を使って戦っている

ジオ・インザーギがそこにいた。

 「な!男だと!!」

 エリスは侵入者の正体を知って驚くとレオノーラにこう忠告した。

 「いかんぞ!奴は精霊を二体・・・いや三体契約している!」

 「精霊三体って・・・それはまるで・・・」

 レオノーラはエリスの言葉を聞いて魔王スライマンと同じではないかと思っていると奥の茂みから音がした。

 「誰です!!」

 レオノーラがエリスの前に立つように警戒すると出てきたのは・・・。

 「・・・貴方は?」

 

 

 

 

 「おいおいそれで全力かよ!『レン・アッシュベル』さんよ!!」

 「!!・・・こいつ何で俺の・・・。」

 「(カミト!恐らくこいつはレスティア関連だ!!)」

 カミトは自身の嘗ての名前を聞いて驚くも『シラヌイ』の言葉になるほどと

思っているとジオ・インザーギは短刀を収めて空いた手を翳してこう呟いた。

 「-顕現せよ、剣精霊(ファルシオン)!」

 すると今度は蒼く輝く大振りの剣が現われた。

 「・・・それがお前のか。」

 カミトはあれがジオ・インザーギの精霊とエリスと同じく錯覚してしまい

攻撃しようとすると『シラヌイ』のソード・デバイスを伝って竜声でレオノーラから

通信が入った。

 『カミトさん気を付けてください!!彼は恐らく四体以上の精霊と

契約しています!』

 「!!四体以上だと!」

 「(なんだよそのビックリ箱擬きはよ!!)」

 カミトと『シラヌイ』が驚く中ジオ・インザーギが攻撃を始めた。

 槍と剣の変則二刀流にカミトは防戦一方であった。

 「くそ!」

 「(こいつ、槍と剣の長さを活かして俺達の攻撃の範囲を遠ざけやがってる!!)」

 カミトはどうすると思っている中レオノーラからある提案があった。

 『カミトさん・・・提案聞きますか!』

 「勿論!!」

 

 

 

 暫くしてカミトが遠ざかるとジオ・インザーギがまたこう呟いた。

 「-顕現せよ、風精霊(エアリアル)!」

 今度は風を使ってエリスと同じくその強さを生かして跳躍してこう言った。

 「死ねよー『レン・アッシュベル』」

 するとカミトはニヤッと笑ってこう言った。

 「それはどうかな?」

 すると横から小石がジオ・インザーギ目掛けて跳んできた。

 「ちっ」

 ジオ・インザーギが反射的にそれを弾くと石が砕けて周りが昼のように明るく

なった。

 「ぐう!!」

 ジオ・インザーギがいきなりのことで目が眩むと・・・カミトが

テルミヌス・エストを放るとこう指示した。

 「今だエスト!!」

 「ハイカミト」

 その瞬間テルミヌス・エストから高周波の音が鳴り響いた。

 「ぐううおおおお!!」

 あまりの音量の高さにジオ・インザーギが耳を塞ごうと両手を塞ぐと・・・横から

風が吹いてきた。

 「どうわああ!!」

 ジオ・インザーギが吹き飛ばされその方向を見るとレオノーラがグリムゲルデの風で吹き飛ばしたのを知って怒り狂ってこう言った。

 「手前よくも!!」

 「おい。」

 すると今度は顔に痛みが出るとともにその方向を見るとカミトが殴ってきたのが

分かったのだ。

 「ぐは!」

 そしてジオ・インザーギが木にぶつかりよろけ乍ら立とうとすると地面の振動を

感じた瞬間苦々しい顔でこう言った。

 「ちぃ!!」

 そして闇の中に消えた瞬間カミトはジオ・インザーギの正体の一つを見切った。

 「あいつ・・・暗殺屋だな。」

 「(ああそれも精霊使いのな。)」

 『シラヌイ』がそう言うと後ろからレオノーラと肩を貸された状態で立っているエリスと何故かいたフィアナがいた。

 「サンキューなって・・・何でフィアナがいるんだ?」

 「ああ精霊が何かけたたましかったから見に来たの。そしたらこれでね。」

 「それでフィアナさんが持っていた精霊鉱石を使って光で視界を遮断し、エストの

高周波で聴覚を封じて攻撃するという作戦を思いついたんです。」

 レオノーラが(∀`*ゞ)エヘヘと言うとエリスは苦い顔でこう言った。

 「だが奪われてしまったものがある・・・。」

 「何だそれは?」

 カミトがそう聞くとエリスは重い口調でこう言った。

 「封印指定の機密が書かれた石板だ。あれには多くの封印精霊に関することが

書かれている。」

 すると後ろから『シルフィード』の援軍が来るのを確認した後『シラヌイ』が

カミトにこう聞いた。

 「(おいカミト、封印精霊って・・・俺達が行く鉱山都市にもあったよな。)」

 「・・・まさか!!地震の原因も!!」

 「(どうやらハイキングじゃすまないかもしれないな。)」

 『シラヌイ』の言葉に嫌な予感を感じたカミトであった。




 そして嫌な予感がまた当たりそう。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。