精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 彼らはそこで何を見る。


いざ内部へと。

 目的の場所に着くとそれは酷いの一言に尽きた。

 巨大な石造りで作られた立派な祭壇の彫像は砕かれ、石柱に嵌められていた

精霊鉱石は全て剥ぎ取られ、無残な廃墟と同じようになっていた。

 「酷いな、こりゃ。」

 「(夜盗に荒らされた感がプンプンするぜ。)」

 カミトの言葉に『シラヌイ』が付け加えるとフィアナは何か感じ取ったのか祭壇に

近づくとこう言った。

 「この石畳の傷と足跡・・・誰かが儀式を執り行っていたようね。それもここ数か月間の間に何度も。足跡の大きさから女の子だと思うわ。年齢は分からないけど。」

 そう言うと更にフィアナはこう付け加えた。

 「この舞踏は・・・恐らく解放の儀式。多少アレンジを施してるけど

間違いないわ。」

 フィアナの言葉にカミトはある事を考えた。

 「《恐らくあいつは封印されている『ヨルムンガンド』を手に入れようとする連中の指示で機密資料を盗んだとしてもグレイワース曰くあれを解読するには専門の

知識がいるし何か月も掛かるって聞くから昨日今日では無理だろうがとにかく。》」

 「フィアナ、封印は解けかかっているのか?」

 するとフィアナは顔を横に振ってこう答えた。

 「その心配は無いわ。これは偽物。本物は恐らく鉱山の中にあるはずよ。」

 「どういう事だ?」

 フィアナの言葉にカミトは何故と聞くとフィアナはこう答えた。

 「鉱山のような場所には本来の祭壇を隠すためにあえて偽物を目立つ場所に置くことがあるのよ。」

 フィアナの説明になるほどと答えるとリンスレットが鋭い声でこう言った。

 「気を付けて、何かいますわよ!」

 そう言って廃鉱の入り口を見るとそこにいたのは・・・錆びた剣や棍棒を手にし、

隙間から黒い霧が噴き出している・・・骸骨であった。

 「な、何ですのこれは!?」

 「こいつらも精霊か?」

 エリスがそう言うとフィアナがその動きを見てこう言った。

 「多分こいつらが儀式をしていたのよ!骸骨の動きは雑だけど間違いなく祭壇に

あった傷と動きが一緒よ。」

 「となると誰かが操っているってことだな。」

 カミトがそう言うと全員が武器を構えて(クレア・ルージュはなぜか涙目だが)骸骨を相手にした。

 然し相手は下級だったためものの数秒で片付いて前にへと進んだ。

 

 

 

 

 鉱山の何処かでレスティアが奪った石板を使って何かをしていた。

 そしてそこにはジオ・インザーギと銀髪の青年がそこにいた。

 「おい、どれくらいで終わりそうなんだ?封印の解除はよ?」

 「もう少しよ。この封印は何重にも重なっているから時間がかかるのよ。」

 レスティアがそう答えるとジオ・インザーギは銀髪の青年に向けてこう聞いた。

 「おい、本当にこいつがあればあいつを倒せれるんだな?」

 すると銀髪の青年が涼しげにこう返した。

 「ああそうだ。こいつならお前の敵を倒せるさ。」

 そうかとジオ・インザーギはニヤリと笑って答えるとジオ・インザーギは何かを

感じたのか出入り口に向かおうとした。

 「何処へ行くの?」

 レスティアの言葉にジオ・インザーギは嗤ってこう答えた。

 「ちょっとした暇つぶしだ。」

 そう言うジオ・インザーギの顔はまるで悪魔のようであった。

 そして封印されているものを見た。

 それは七つの腕を持つ・・・桜色の鋼の兵器であった。




 これで分かりますか?正体。
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