「皆!無事か!?」
カミトはレオノーラ達に向けてそう聞いた。
洞窟の天井が崩落したため道が完全に塞がってしまったからである。
すると何処かで声が聞こえた。
すると光が灯るとその人間がこう言った。
「大丈夫です。カミトさん。」
レオノーラがそう言うとそれに続くように声が上がった。
「こっちもよ。」
「酷い目に合ったわ。」
「服が埃塗れですわ。」
「命があるだけまだましだろ。」
クレア、フィアナ、リンスレット、エリスが続けてそう言った。
「全くとんでもない女じゃ。」
「怪我人はこっちにいるぞ。」
そして機竜を纏ったマギアルカとアルマがそう答えた。
そしてアルマのすぐ近くには傷ついて倒れているラッカ達がいた。
二人は傷が酷くラッカに至っては腹部の骨が内蔵に刺さっていることを考慮すると
直ぐに医者に診てもらわなければならないのだ。
するとカミトの表情を見ていたマギアルカがアルマにこう指示を出した。
「アルマ。お主はそこの娘二人を連れてここから出よ。その後救難信号である
煙幕弾を焚いて仲間に救援を送らせよ。良いな?」
それを聞いたアルマはマギアルカにこう聞いた。
「・・・ボスはどうする?」
それを聞いたマギアルカはニヤリと笑ってこう返した。
「儂は欲しい物が手に入るまでこ奴らと行動を共にする。それに・・・
儂の邪魔をした報いを受けさせなければ気が収まらん。」
それを聞いたアルマははーーと言って頷くとラッカ達を機竜の腕に掴ませてからこう言った。
「それじゃあボス。気を付けて。」
「うむ、お主もな。」
そう言った後アルマは機竜を浮かしてラッカ達と一緒に外にへと向かった。
そるとレオノーラがマギアルカに向けてある事を聞いた。
「マギアルカさん。貴方は一体・・・何者何ですか?」
するとマギアルカはこう返した。
「先も行ったはずじゃ。儂は・・・。」
「装甲機龍を・・・然も上級者用のエクスシリーズを保有できるほどの人間が
商人とは思えないのです。その実力から見て恐らく上位の実力者。貴方はどこの国の兵士ですか?アディスマータ新王国ですか?それとも・・・ヘイブルグ共和国ですか?」
レオノーラは『メイルストローム』のソード・デバイスを抜いてそう聞くと
マギアルカはそれを見てある事を聞き返した。
「ほう、ここにも装甲機龍があるとはこの国にも遺跡(ルイン)があるのか?それにしてもお主、ヘイブルグ共和国に恨みがあるような口調をするようじゃが・・・何かあったのかのう?例えば・・・親しい人間が殺されたか?」
「!!貴様・・・!」
「おいやめろ!レオノーラ!!」
一色触発の中カミトがレオノーラを止めようとする中クレア・ルージュは話が付いてこれてなかったのだ。
「何言ってんの?レオノーラの奴?」
「あそこ迄怒ったレオノーラを見るのは初めてですわ。」
「アディスマータ、ヘイブルグ・・・どちらも聞いたことがない国ね。」
「お前達こんなことしている場合じゃ・・・!」
エリスも止めに入ろうとすると突如地震が揺れ動いた。
「また地震!」
クレアがそう言うと『シラヌイ』がカミトに向けてこう言った。
「(ヤバいぞカミト!『ヨルムンガンド』が目覚めちまうぞ!!)」
そう言うとレオノーラはちっと舌打ちしてソード・デバイスを収めるとカミトに
向けてこう言った。
「カミトさん!機竜を使って直ぐに真祭殿に向かいましょう!時間がもったい
ないです!!!」
「ああ・・・そうだな!!」
そう言ってカミトも『シラヌイ』のソード・デバイスを抜くとマギアルカは
こう言った。
「それなら儂も同行しよう。手練れは多い方が得じゃし・・・お主等じゃあ
あの水色の髪の女子を倒すのは無理そうじゃしな。」
「「・・・!!」」
カミトとレオノーラはそれを聞くと確かにと思った。
カミトですら敵わないとあった瞬間に直感で思う程なのだ。
「そう言えば自己紹介をしていないの~~。」
するとマギアルカがカミト達に向かってこう名乗った。
「『マギアルカ・ゼン・ヴァンフリーク』先も言ったがマルカファル王国に
所属している・・・『ヴァンフリーク財閥』の現当主を表にし、裏では『ギルゾレイクファミリー』のボスを兼任する世界等級順(ワールドランク)一位のドラグナイトじゃ。」
それを聞いた後レオノーラは口を大きく開けているためカミトはレオノーラにこう
聞いた。
「おい、どうしたんだよ!レオノーラ!?」
するとレオノーラはカミトに向けてこう言った。
「わ、ワールドランクと言うのは世界中のドラグナイトの強さが分かる物で、それにヴァンフリーク財閥って言うのは・・・経済界を支配して国家すらも相手どれる
財団です。・・・」
「それって・・・もう凄すぎるだろ。」
第一位で然も国を相手取れるほどの資金を保有するとなればグレイワースとなんら
遜色ないほどである。
それを自分とあまり変わらない年頃の人間がしていることに驚いていると
マギアルカはさらに爆弾を落とした。
「ああそれと儂、こう見えてももう二十代じゃからな。」
「「「「「「・・・・・・工エエェェ(´д`)ェェエエ工!!!!!!!」」」」」」
訂正、グレイワースそのものであった。
驚愕の真実は正に驚きである。