精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 みんなで行けば怖くない。


いざ進む

「だー!痛ーなくそが!」

 ジオ・インザーギはカミトから蹴られた腹部を擦りながら周りに八つ当たりして

いる中レスティアは興味なさげにジオ・インザーギに向けてこう言った。

 「過信しすぎてるからよジオ・インザーギ。」

 そう言うとジオ・インザーギはレスティアに向けて怒鳴り散らすようにこう言った。

 「おい、闇精霊!いつになったら終わるんだよ!?」

 「もう少し時間がかかるわね。この石板の暗号を解読しながらだからどうしても手間取っちゃうのよ。」

 そう言うとジオ・インザーギはレスティアに向けてこう言い放った。

 「早くしろ。そいつを使って魔王に楯突いた報いを報いを受けさせてやる。」

 そう言った後ジオ・インザーギはレスティアにある物を見せつけた。

 「間に合わなけりゃこいつで貴様を俺のものにする。」

 それは右手に埋め込まれている紅く輝く勾玉があった。

 それを見てレスティアはジオ・インザーギに聞こえないほどの声でこう呟いた。

 「本当に愚かな男。貴方程度じゃカミトと『シラヌイ』に勝てるわけないでしょ。」

 そして再び石板の解読をしている中銀髪の青年がそれを見てこう言った。

 「・・・やはり奴は魔王になるのにも中途半端か。」

 

 

 

 何処までも続くであろう行動の中で車輪の音と足音が聞こえた。

 長距離の索敵ができる『シラヌイ』を先頭に立ち、後ろにレオノーラと

『メイルストローム』、中央にマギアルカがそれぞれの機竜を纏ってエリス達を乗せて走っていた。

 嘗て精霊鉱石の採掘場として掘られていただけに巨大な迷路のように

入り組んでいた。

 然し人間どころか機竜ですらも余裕で入れることから岩盤の採掘に大型の精霊を

使ったのではないかと言う痕が幾つか見えた。

 途中で封印されていたであろう扉が全て開かれていた。

 「多分・・・ジオ・インザーギの仲間がやったんだな。」

 カミトは総推測すると今度は長い階段が下に続くように伸びていた。

 「このまま進むぞ。」

 マギアルカがカミトとレオノーラにそう指示して下にへと下った。

 暫くするとクレア・ルージュがエストに向けてこう聞いた。

 「ねえ、まだなのエスト?さっきから一時間以上歩いてんだけど。」

 するとエストはクレア・ルージュにこう返した。

 「数百年前とは道が幾つか変わってるんです。後クレアうるさいです」

 「な!!」

 エストの言葉にクレアが怒るとマギアルカがクレアに向けてこう言った。

 「仕方があるまい。何せ数百年前なんじゃ、幾つも風景が変わるわい。」

 そう言われてクレアはむーと頬を膨らましている中九人の前に巨大な石の彫刻を

模った壁がそこにあった。

 そこに描かれていたのは・・・。

 「これは〈五大精霊王(エレメンタル・ロード)〉の彫刻みたいね。」

 クレアが明かりを付けてみたのは・・・五属性を意味する彫刻であるのだがカミトはその下を見た。

 「?・・・これだけ剥ぎ取られている。」

 その彫刻の下には・・・何故か不自然に削り取られた部分があった。

 するとエストがそれをなぞるとこう言った。

 「これは神話の時代の後・・・後世によって存在を消された、闇の精霊王(レン・アッシュドール)」

 「エスト?」

 それを聞いたカミトは聞き返そうとすると・・・何か音がした。

 するとエストがカミトに向けてこう言った。

 「これは神話時代の遺跡。高位の精霊だけが開けれるのでいつでも入れます」

 それを聞いたマギアルカがこう言った。

 「よ~し、乗り・・・。」

 「待って。」

 「は?」

 言いかけた途端にフィアナが待つように言った。

 すると近くの鍾乳洞の側にある溜池を見てこう提案した。

 「禊をしましょ♪」

 「・・・はああ?」

 マギアルカの呆れる声が響き渡った。




 戦い・・・いけるかなあ?
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