精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 遂に後半戦。


化け物対機竜

 「チィ!」

 カミトは倒れたクレアとリンスレットを気にしつつも戦っていた。

 ジオ・インザーギだった者は機竜と同じぐらいの体格になったため機竜相手に格闘戦をしているのだ。

 「カミトさん!援護します!」

 レオノーラはそれに割って入るような感じで戦っていた。

 カミトは「玄海」を、レオノーラは槍を使ってジオ・インザーギだった者と

戦っているが二人を相手取っているのにジオ・インザーギだった者は平然と放った剣と槍を使って応戦していた。

 するとジオ・インザーギだった者はカミトに向けて右手を向けるとそれが

砲口になったのでカミトはそれを避けた瞬間『シラヌイ』がこう言った。

 「(カミト!奴の狙いはお前じゃない!フィアナだ!!)」

 「何!」

 カミトは『シラヌイ』の言葉を聞いてフィアナに伝えようとすると・・・

ジオ・インザーギだった者は問答無用に火球を放った。

 「フィアナーー!!」

 

 

 

 

 「〈あ・・・これ死んだ。〉」

 フィアナは向かってくる火球を見てそう思った瞬間目を閉じてその瞬間を待った。

 「〈・・・・あれ?〉」

 フィアナは未だ訪れない痛みの謎を知ろうと目を開くとそこにいたのは・・・。

 「大丈夫か?小娘。」

 「マギアルカさん!!」

 マギアルカがフィアナの前に立ちふさがるように守っていたのだ。

 「ふぃー。流石に障壁越しでも暑かったわい。」

 「な・・・何で私を?」

 フィアナはマギアルカにそう聞くとマギアルカはニヤリと笑ってこう答えた。

 「これはビジネスじゃ。儂がお主を守る代わりにお主は儂の願いを

叶えさせてもらう。」

 あれには必要じゃからのうとブレードを封印されている所に向けてそう言った。

 「それに・・・お主はここで諦めるタマか?」

 そう言うとフィアナは口を一文字に結んでこう言い放った。

 「当たり前よ!私はフィアナ・レイ・オルデシアよ!こんなところでへこたれるわけにはいかないのよ!!」

 その光景にくくくとマギアルカは笑う中「索敵」をしていた。

 ジオ・インザーギだった者の弱点を探るために・・・。

 そして暫くすると・・・。

 「よし、分かったわい。」

 マギアルカが何かを確信するとカミトとレオノーラに向けて竜声でこう指示した。

 『・・・・・出来るか?』

 「「・・・勿論!!」」

 マギアルカの指示にカミトとレオノーラは賛同するとレオノーラが前に出ると

カミトは少し後ろに下がった。

 マギアルカの指示はこうだ。

 先ずレオノーラがジオ・インザーギだった者を引きつける間にカミトは

「迷彩」を施してジオ・インザーギだった者の心臓部分にある

核を破壊せよという事だ。

 カミトは「迷彩」を起動しようとするとレスティアがカミトの前に現れた。

 「!!」

 カミトはそれを見て身構えるとレスティアがカミトに向けてこう言った。

 「カミト、私を使いなさい」

 「「はあ??」」

 カミトと『シラヌイ』ははあと言うとレスティアはこう続けた。

 「彼は私達教導院が作った存在」

 「歪で不完全な魔王」

 「だから・・・お願い」

 それを聞いたカミトは少し考えると『シラヌイ』がこう言った。

 「(仕方ない。時間が無いからちゃっちゃと終わらすぞ。)」

 それを聞いたカミトはレスティアに向けてこう言った。

 「・・・一緒に戦おう。レスティア。」

 「!!・・・ええ」

 するとレスティアは精霊魔装になった。

 然しその大きさは人間ではまず扱えない・・・『シラヌイ』の「玄海」と

同じ形状をした「真実を貫く剣(ヴォ―バル・ソード)」になった。

 「彼を使いながらだからこうしてみたけどどう?」

 レスティアがそう言うとカミトと『シラヌイ』がそれを持つとこう言った。

 「「良い感じだ。」」

 そしてもう一度「迷彩」を起動させようとするとこんどはエストがこう言った。

 「カミト、私も」

 するとエストも同じようになるとカミトはそれを持った。

 それは黒と白の刀となったエストとレスティアを持つ『シラヌイ』。

 まさに自身の相棒たちの総出演であった。

 そしてカミトは「迷彩」で隠れるもそれを察知したのかジオ・インザーギだった者は左手を構えた。

 するとレオノーラの「グロリアス・テンペスト」の爆炎がそのまま

跳ね返ってきたのだ。

 「【レオノーラ!!】」

 「!!」

 レオノーラは『メイルストローム』の言葉を聞いて回避した。

 そしてジオ・インザーギだった者はカミトを探そうとすると横から何かが

迫ってきた。

 「はああ!!」

 エリスが〈レイ・ホーク〉の風を活かして突っ込んできたのだ。

 ジオ・インザーギだった者はそれを見て右腕を構えるとエリスは・・・

笑いながらこう言った。

 「今だ!!」

 エリスは〈レイ・ホーク〉を逆向きに構えなおすと土煙が立ち込んだ。

 そしてエリスはそのままシムルグに戻して倒れているクレアを回収して飛び去った。

 それを見たジオ・インザーギだった者は再び構えなおそうとした瞬間・・・

殺気を感じて後ろを向くと・・・。

 「遅い!!」

 『シラヌイ』を纏ったカミトが二振りの精霊魔装の剣を構えて振り向いてきた

ジオ・インザーギだった者を・・・両手ごと切り裂いた。

 ウギャアアアアアア!!

 ジオ・インザーギだった者は悲鳴を上げた瞬間カミトは剣を二振りとも・・・

手を離した。

 ジオ・インザーギだった者は何事だと思うと目の前から・・・手裏剣が

現われたのだ。

 そしてそのまま胴体を切り裂いた。

 イギャアアアアアアア!!

 ジオ・インザーギだった者は更に悲鳴を上げた瞬間カミトは『シラヌイ』の

「玄海」を構えてこう言った。

 「ここにいるのは最強のブレイドダンサーじゃねぇ。」

 ここにいるのは・・・。

 「(「只仲間と共に戦うカゼハヤ・カミトだ!!)」」

 そしてそのまま吸い込まれるように・・・心臓部分目掛けて「玄海」で貫いた。




 長かったヨルムンガンド戦も終わりが見えてきたぞお。
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