アレイシア精霊学院
カミト達はあの後やってきた騎士団とヒーラーによってクレアとリンスレット達を
治療してくれた後マギアルカ達と共に学院に戻ったのだ。
機竜はカミトとレオノーラが住んでいる療養所に全機置くこととなったが
ギリギリ入るかどうかになってしまっているのだ。
そして他の人間は待機することとなりカミト達はマギアルカとアルマ、ロロットを
連れて学園長室にへと向かった。
エリスが扉をノックすると外から声が聞こえた。
「入れ。」
扉の向こうからグレイワースの声が聞こえた後部屋に入るとフレイヤ先生も
そこにいたのだ。
如何やら事の顛末を聞くためにいたようだ。
「全員無事とは・・・いかないまでもそれなりに成果を出したようだな。」
「学園長、今回の事でラッカ、レイシア、クレア、リンスレットが負傷を
負いました。」
「ああ、それについてだが・・・君の精霊が持ってきてくれた手紙も含めて
報告してくれないか?無論彼女も含めてな。」
グレイワースはマギアルカの方を見てそう言うとマギアルカはため息交じりでこう言った。
「はああ・・・仕方がないのう。こういうのは面倒くさいんじゃが。」
そしてマギアルカ、エリスの報告が始まった。
そして報告が終わるとグレイワースは顎に手を置いて何かを考えていた。
「アーカディア帝国・・・機竜・・・教導院・・・挙句のはてに人を化け物に
してしまう薬。・・・全く、こんなの帝国の中央議会に持ち込めるわけないだろう。」
下手したら戦争ものだぞとグレイワースは頭を掻きながらそう言うとフレイヤ先生もこう言った。
「確かに、それだけの力を持っている国がある以上こちらも対処せざる追えませんが然し・・・。」
フレイヤ先生は少し苦々しい顔で言葉を詰めた。
三十年前なら未だしも今のナンバーズは殆ど全員が戦争を体験した事がなく
精霊使いの経験者といえばグレイワースぐらいなものである。
するとフィアナがグレイワースにある提案をした。
「そこで学園長、折り入って頼みたいことがあります。」
「?何だ?」
グレイワースが何事かと思って聞くとフィアナはこう言った。
「ここにいるマギアルカ様に機竜や戦闘訓練をつけさせたいのです。」
「ほう・・・その理由は?」
グレイワースはフィアナに目を細めて聞くとフィアナはこう答えた。
「私達は正直精霊を使役した試合なら未だしも精霊を使った実戦はしたことがありませんしこれからも同じことが起きかねません。それゆえにこちらも対応策を講じたいのです。自分の身と仲間を守れるように。」
グレイワースはそれを聞いて少し考えているとフレイヤ先生はこう言った。
「それは無理だ。元来精霊使いは精霊とコミュニケーションをとって国を豊かに
させるのが主目的であって戦闘重視とは流石に・・・。」
「良いだろう。了承しよう。」
「学園長!!?」
グレイワースがOKを出したことにフレイヤ先生は驚いているとグレイワースは
こう続けた。
「今回の事がこれっきりとは限らんしそれに彼女達を見るともう無理だろう。」
グレイワースはカミト達の目を見てそう言った。
全員覚悟が出来ているからだ。
「それじゃあ新しい教室だがまだ実験段階である事を含めて生徒は
お前達だけとする。教室は療養所の一室を使え。教習内容は・・・そちらに一任
したい。」
グレイワースはマギアルカにそう言うとマギアルカはにこっと笑ってこう言った。
「良いのかのう?儂のは少し厳しいぞ??」
「むしろ徹底的に扱いてくれるとこちらも楽だからな。」
それぞれ了承を得たのでグレイワースはある事を言った。
「それじゃあ・・・今後についてだが・・・」
「失礼します!!」
突如ヒーラーが扉を勢い良く開けるとグレイワースはヒーラーに向けてこう言った。
「何だ?今から大切な話があるのだが?」
そう言うとヒーラーはグレイワースに向けてこう言った。
「クレア・ルージュが目覚めたんですが少し問題があってそれで大騒ぎに!!」
それを聞いたグレイワースは溜息を出すとこう言った。
「それじゃあ話は・・・クレア・ルージュを止めてから話すから一緒に来い。」
そしてカミト達はグレイワースに着いていった。
真実は時に残酷である。