精霊使いの装甲機竜   作:caose

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 今回は新たに結成されたカミトのチームの戦闘模様である。


新たな試合開始!

 「『カミトさん。間もなくフィアナとエリスが合流ポイントに到着いたしますので

準備を。」」

 「分かった。」

 カミトはレオノーラからの竜声が聞こえて指示を聞いた後カミトは森の先にいる

開けた野原の方を見た。

 「(どう考えても待ち構えられてるなあれ。)」

 『シラヌイ』がカミトにそう聞くとカミトはそれに肯定で返した。

 「ああ、正面に三人、後ろに二人。部分展開技術を会得するとこんなに便利

だとはな。」

 あの事件の後機竜に慣れていたカミトとレオノーラに対してマギアルカは彼らに

部分展開する知識を教えており試合や特訓でそれを会得した事で試合に有利な状況が

出来上がりつつあった。

 「カミト、いるか!」

 「カミトさん。」

 すると後ろからエリスとレオノーラが呼んできた。

 「あれ?フィアナは?」

 カミトはフィアナが見当たらないことでどうしたのかと聞くと・・・。

 「はあっ、はあっ、待ってよ。」

 遅れて・・・息を上げながらフィアナがやってきた。

 神儀院では精霊の儀式神楽などと言った支援なら未だしも戦闘訓練は受けていない

ようだ。

 するとフィアナがエリスの方を見ると・・・こう聞いた。

 「どうして私よりも胸が大きいのにそんなに早く動けるのよお。」

 「なあ!」

 エリスはそれを聞いて胸を隠すようにするも隠し切れなかったのかはみ出ている

ところがありそれをみたカミトは顔を赤くしてそっぽ向くと・・・。

 「じ~~~。」

 「な、何だよ?」

 レオノーラがカミトを睨んでいたのだ。

 「【あの皆さん?未だ敵がいますけれど?】」

 『メイルストーム』がそう言った後レオノーラとカミトは突撃する準備をしていた。

 「前方の敵は私が、後方はカミト。良いですね?」

 「おお。」

 カミトはレオノーラの作戦に答えるとレオノーラは「テンペスト・ソード」を

構えるとフィアナ達にも聞こえるようにこう言った。

 「それでは・・・行きます!」

 すると巨大な突風が吹き荒れた瞬間カミトはその風に乗って敵中に飛び込んだ。

 「「「!!!」」」

 敵チームはそれを見て驚いて散開しようとすると・・・。

 「遅い!」

 カミトは恐らく厄介であろう竪琴を持っていた少女に向かって剣を振りかざして

竪琴如切り裂いた。

 「ぐう!」

 「ヴィッテ!」

 「仲間の心配している場合ですか!?」

 恐らくカミトは覚えていないだろうが「セレモニー」の際にクレアを痛みつけていた精霊使いが仲間の名前を言った瞬間レオノーラが剣を振りかざして彼女に

斬りかかった。

 「ちぃ!」

 「貴様!」

 カミトはそれを見ている中後ろから巨岩精霊が拳を振りかざした瞬間・・・

拳が斬られたのだ。

 「ば、馬鹿な・・・?」

 彼女はそれを見て驚いているがタネを明かせば何ともない。

 それは・・・。

 「〈まさか高周波を剣に纏わすだけでこんなことが出来るとはなあ。)」

 

 

 

 

 「良いかお主等?お主等は精霊の力を遠距離のみで使っておるがそれでは

対応される。」

 マギアルカはある特訓の後こう言っていた。

 「じゃからその力を逆に精霊の武器に纏わせてみらんか?遣りおう次第では

近接戦闘で格上の精霊相手でも対抗できるはずじゃわい。」

 

 

 

 

 

 「(それで実践してみると全員何気なくだが出来るようになっちまったん

だよなあ。)」

 前に俺がやったみたいに。と『シラヌイ』がそう言っているが実際は

それなのである。

 嘗て「セレモニー」でカミトが軍用精霊を両断したような感覚であった。

 「くおのお!!」

 巨岩精霊の使い手がカミトのもう一方の手で殴りかかった瞬間・・・カミトはそれを一閃で真っ二つにして斬り捨てた。

 「な、何者だ?貴様らは?」

 すると後ろに立っていた金剛精霊の精霊使いがカミトとレオノーラに向けて

そう言うと二人は揃ってこう返した。

 「「『チームスカーレットだ!!』」」

 そう言って二人は高周波と風を纏った剣で金剛精霊を切り捨てた。

 「そんなマサカ!!」

 「これで・・・」

 「きゃあ!」

 「フィアナ!」 

 レオノーラが止めを刺そうとすると後ろからフィアナの叫び声に気づいた

カミトが呼び掛けた。

 「な!何ですあれは!」

 それは水で出来た大蛇であった。

 「おいおい高位精霊かよ。」

 カミトはそれの正体を看破するも平常心であった。

 何せ・・・。

 「まあエリスがいるから良いか?」

 「そうですね。」

 

 

 

 

 

 「ちょっとナニコレ!!って・・・いやあああ!そんな所触んないでよ!!」

 如何やら大蛇はフィアナの体を色んな意味で締めあげていたようだ。

 ・・・見た感じエロいが。

 「待ってろ!すぐ助ける!」

 エリスがそう言うも大蛇は口から水弾を発射させた。

 「ちぃ!攻撃型か!」

 エリスはその威力を見て相手の力を分析していた。

 これもマギアルカからの教えである。

 本人曰く「大将ならどっかりと座って全体を見渡せ。」と言ったのだ。

 「『シムルグ』!!」

 エリスは精霊魔装を解除して動物型に戻すと『シムルグ』は蛇の周りを飛び回り

攻撃を躱しながら大蛇の周りを飛び回り苛つかせさせた。

 大蛇は攻撃が当たらないことに苛つきとうとうフィアナから離れようとすると・・・フィアナは召喚式を唱えた。

 -汝、人の子の王に仕えし剣聖の騎士よ!

 -旧き血の契約に従い、我を守る剣となりて我が下に馳せ参じ給え!

 直後緩んだところが膨れ上がって破裂した。

 フィアナを片手に抱きかかえている甲冑の騎士こそ騎士精霊〈ゲオルギウス〉

 オルデシアの王家に代々仕える契約精霊である。

 そしてそれを見たエリスは近くにあった水たまりに槍を向けてこう言った。

 「チェック・メイト」

 すると水溜りの近くの林にいた精霊使いが悔しそうにこう言った。

 「・・・ここまでの様ね。」




 我らに敗北は死と同意義である。
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