「ええっと・・・エリス、何やってんだ?」
カミトは口を( ゚д゚)ポカーンと開けながらそう聞いた。
「い、今から、和や市は君専用のメイドだ。・・・い、良いな?」
エリスは顔を真っ赤にしながらロングスカートの裾を摘まんでお辞儀すると・・・
スカートの下の黒いガーターベルトが僅かに見えた。
「!??」
カミトはぎょっとして目線を別の所に向けると・・・たわわに揺れる胸が目に
入った。
甲冑から解放されているのか自由を謳歌しているかのようであった。
「・・・似合わないか?・・・」
エリスはもじもじとしながらそう聞くとカミトはハッとしてエリスを見ると
こう返した。
「いや・・・似合うぞって・・・ナンデメイド服なんだ?」
カミトはそう聞くとエリスはこう返した。
「こ、これは私なりの誠意なのだ。」
「誠意?」
恥ずかしそうに俯きながらエリスがそう言うとカミトは何でだと聞いた。
「せ、先日の任務で騎士団の代表として助けてくれた礼をっと思ってな・・・。」
「嫌良いって。助けるのに理由なんていらねえって。」
「それでは私の気が済まないんだ。恩義ある物には全身全霊をこめて礼を尽くすのが我がファーレンガルト家の家訓なのだが・・・どうすればよいかと思って
チームメイトのラッカとレイシアに相談したら・・・こう言う格好に興奮する
マニアだと聞いたから。」
「いやお前それって・・・」
「(単に嵌められたな。こりゃ。)」
カミトと『シラヌイ』はそれを聞いて騙されたなと心の中で直感した。
「な、・・・なあエリス・・・話を聞いてくれるか?」
「?」
「/////////////」
「大丈夫な訳・・・無いか」
「(こりゃ傑作だな。)」
エリスはベッドの上で顔を真っ赤にしてゴロゴロと転がるのを見てカミトは
天を仰ぎ、『シラヌイ』は笑いそうになっていた。
「アウウウウ・・・私は何と阿保だ。」
エリスは両手で顔を覆い隠しながらそう言うが気を取り直してカミトに向けてこう言った。
「ええい!こうなれば自棄だ!カミト、何か命令してくれ!!」
「いやお前が命令してどうする。」
カミトはエリスにツッコミを入れるもこう提案した。
「それじゃあ夕飯もあるから何か軽くつまめるものが良いな。」
「かしこまりました。ご主人様。」
立ち直り早!と『シラヌイ』はそう思っていた。
「あ、味はどうだ?ご主人様。」
「な、なあご主人様って・・・ああもういいや。あいつらの入れ知恵だろ。」
「フフフフフフフ。あいつらは完治したらトックンダ。」
「ご愁傷様。」
カミトはエリスが作ってくれた一口サイズのチーズカツをエリスに食べさせて
もらいながらそう聞いた。
彼女の料理の腕は同居しているうちに判明しており最近ではカミトと作る事が
多いのである。
エリスがチーズカツをカミトの口に運んでいる所を見て『シラヌイ』はこう
思っていた。
「(あああ。人間だったらブラックコーヒー下さいって言いてええ。)」
砂糖を吐いていた。
・・・甘すぎて腹下しそうだ。