そんなことが暫く続く中・・・。
きゅるるるる~~。
「(うわーー。)」
「「エリス?」」
何か音がしたのでカミトとヴェルサリアの二人は揃ってエリスの方を向いた。
「わ、私ではない!?」
エリスは顔を真っ赤にして言うも場所的に間違いないので仕方がないのだ。
「そういや朝っぱらから仕事続きで腹減ったなあ。そろそろ交代の時間だし、
昼飯にするか?」
「名案だな。今日はヴァレンティナ聖祭だから食べ物屋がごまんとあるし食べ物には困るまい。」
「ウウウ・・・違うと言ってるのにぃ。」
カミトとヴェルサリアが昼食の提案をしている中エリスはいじけながら
反論していた。
「それにしても多いなア。」
「祭りで且つ学院生が多いからな、金を巻き上げるのに皆必死なのだろう。」
「(なんつう下世話な事言うんだろうな。)」
まあヴェルサリアの言葉にも一理あるがもう少し言葉を選んでほしい物だ。
「あ、・・・あのう。」
「「うん??」」
エリスが何か言いたげそうに言うのでカミトとヴェルサリアは何事かと思い、
エリスの方を見た。
すると上空から〈シムルグ〉が大きめのバスケットを掴んでやってきた。
「・・・作ってきたんだ。」
「流石だな。」
「しまった!私も作るのを忘れてた。」
カミトはエリスの用意に感心し、ヴェルサリアもそれに同意していた。
「それじゃあ俺達は。」
「何か買っていくか。」
カミトとヴェルサリアはそう言って屋台に行こうとすると・・・。
エリスはカミトの襟首を掴んだ。
「な、何だ?」
カミトがそう聞くとエリスはカミトにバスケットを見せてこう言った。
「君の分も入ってるぞ。」
「え?」
「だ・か・ら!君の分も入ってるが勘違いするな!材料が余っていたからであって
決してだな」
エリスはカミトにそう言うもエリスはヴェルサリアにもこう言った。
「義姉上も一緒に食べましょう。」
「良いのか?」
「はい。」
ヴェルサリアはエリスにそう言われ、分かったと答えるとこう言った。
「それでは何処か落ち着ける場所を」
「あ、ヴェルサリア団長!エリス団長補佐官!!一緒にお昼食べませんかあ!?」
すると街路の向こう側で三人組の『シルフィード』のメンバーがやってきた。
「お前達、市街の見回りは?」
ヴェルサリアがそう聞くと少女達の一人がこう言った。
「先程リュスカ隊と交代して皆でお昼ご飯を食べようと思ったんですが
どうでしょう?」
そう聞くとカミトはエリスに向かってこう言った。
「良いじゃないか?丁度お昼ご飯だし人数が多いほど飯も旨いだろう?」
「そ、それはそうだが・・・。」
エリスは何やらもの言いたげな顔をすると・・・。
「ならば皆で食べよう。その方が良いだろう?な、エリス。」
ヴェルサリアがそう言うとエリスはため息交じりでこう言った。
「・・・分かりました。皆で昼食を摂ろう。」
カミトとヴェルサリアに対してエリスは恨めしそうな表情で移動した。
みんなで食べればおいしい物だ。