やっぱファンネルは数だよ!   作:黷冩

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4600文字もいったんよー




「葛城くん、頑張ってね!」

 

「もちろん負けるつもりはありませんよ」

 

「ともやんなら余裕だよね〜」

 

「でも、相手は代表候補生だよ?無理しないでね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

波乱の初日から1週間経ち、アリーナにて葛城は同室人の相川とその友達である布仏、鷹月がアリーナのカタパルト前まで応援しに来てくれたのだ。

この一週間、葛城はこの3人と一緒にいることがライフサイクルとなっていた。相川とは体力作りをして、一緒に汗を流しお互い励まし合いながら取り組んでおり、IS技術に関しては葛城は会社の特別顧問なだけあって特に指摘することは無かったが勉強熱心な鷹月は葛城からISのことをわかりやすく教えて貰い仲良くなっていた。

布仏に関しては訓練ではなく、遊ぶことやただ一緒にいるだけという事が多かった。葛城にあえばお菓子をねだり、そして餌付けされる。この光景がこの一週間でクラスでは日常となっていた。周りからは毎回葛城が出すお菓子が変わっておりどこからそんなに持ってきているのかがひとつの不思議であることは当の本人は気づいておらず、貰っている彼女もあまり気にしていないようだ。

 

「じゃあ、席に戻るね!」

 

「負けたら〜お菓子をいつもの5倍だからね〜」

 

「頑張ってください!」

 

思い思いの言葉を告、彼女らは席の方へと向かっていくのを見届けカタパルトの方へ向かう。

そこには織斑先生だけおり、先生曰く織斑の専用機がまだ届いていないらしくそのため先にオルコットと葛城がやるとのこと。アリーナの方を見やるとちょうどオルコットがスタンバイしたようなので葛城も準備をする。

 

「葛城、この私を苦戦させるほどの技術があるんだ。少しは面白い試合をしろよ?」

 

「はは、そうしますね。あと、IS搭乗試験の時の先生はイキイキしていましたよ?」

 

そう言うと葛城は自身のISを纏いカタパルトを後にした。

 

 

 

 

 

 

「おや、先に私の相手はあなたですのね。貧弱そうなISです事」

 

その通り、葛城の纏っているISはオルコットが纏っているISと比べると装甲が薄く、角ばっているよりも丸みがあるに近いだろう。唯一目を引くものがあるとすれば、両肩から足元まで流すように装備されているパットらしきものだろう。

 

「降参すれば今なら許して差し上げますわよ?」

 

ニヤリと笑ったオルコットは葛城に降伏を求めるも、葛城は応援してくれる人がいるためこの誘いを拒否。

 

「ならば、このブルーティアーズのワルツで踊りなさい!」

 

そうして試合の火蓋が切って落とされアリーナは歓声へと包まれる。

 

オルコットの戦術を話すとするなら彼女は長距離型のガンナータイプである。しかし、それだけではない。イギリスはBT兵器という孤立化した兵器を扱い攻撃する兵器である。操縦者の思考で動かすのでとても技術のいる平気であるのだ。

そして、その兵器を扱うオルコットは現在BT兵器4つの操作をしつつライフルで葛城を狙い撃ちしている。

 

「ーーッ!?ちょこまかと避けて、少しはとまりなさい!」

 

「残念ながらこのISはある技術を極めるために装甲が薄くてね」

 

一向に攻撃をせずただ避けている葛城にイラつきを覚え、先程よりも弾幕を増やしていく。

そして、ひとつのBT兵器が葛城を撃ち抜くと思われたその時、

 

「ざんねん、その攻撃はハズレだ」

 

「んな!?その兵器は!!」

 

そう、彼がまとっているISのタイプは

 

 

 

遠距離型であり、機体に装備されている武器系統は思考遠隔操作型兵器のみである。そしてオルコットのBT射撃を無効にしたのはこの兵器3つを使い三角形上のビームガードを張ったためである。そのため被害はゼロ。

このことにオルコット、電撃が走る。

 

「ど、どうしてあなたがその兵器を使えますの!?そもそもその技術は我がイギリスのものであってあなたごときが扱えるようなものでは「あるんですよ、それが」···んな、なんですって!?」

 

「まぁ、話す気はありませんがね」

 

そう言うと彼は肩から流れるように装備されている装甲から追加で7つの遠隔兵器を射出させ、計10つの遠隔兵器が葛城の周りに浮く。この光景にオルコットが言葉を失った。

 

「ど、どうしてそんなに操れますの!?そもそも、あなたごときが使えるなんて聞いておりませんのよ!!」

 

「ははは、それは言えないね。ただ、このファンネルのことが聞きたいなら勝ったら教えよう」

 

「ならば力づくで聞くまでですわ!」

 

男性というだけでオルコットは手を抜いて試合に投じていたが、自分だけの技術だと思っていた遠隔兵器をつかわれ、それも数で負けてしまっている。

そのため先程よりも弾幕を増やし自身の愛銃であるスターライトMk-IIIで狙い撃つ。

しかし、先程とは打って変わって葛城は逃げではなく、対抗してファンネルを10基使い向かいくる攻撃を相殺していく。当たりそうになった攻撃はファンネルガードを展開し打ち消す。オルコットもやられてばかりではない。スキがない葛城をどうにかスキを作るべく様々な方向からBT兵器を扱いうち落とそうとするも、葛城の高度な技術力がそれを容易に破られてしまう。

 

ここで、この兵器の説明をするとなら遠隔兵器はとても精神を使う。そのため脳にとても負担をかけるため、ひとつ動かすだけでもなれない人は頭痛が走ることもある。これを6基扱うオルコットはイギリスでは1番BT兵器を扱えるであろう。しかし、その操作に集中するあまりオルコットはBT兵器を扱いながら動くことはできないのだ。

 

「どうしてそんなに扱っていて平然といられるんなんてどうかしておりますわ!」

 

「ははは、褒め言葉として受け取るよ」

 

オルコットを焦りが見えBTの動きにキレがなくなったその時、試合は動いた。

オルコットが一基やっと破壊したと思ったその時、精神の疲れが見えてきた瞬間、葛城が一基ずつ確実にBT兵器を破壊していき、ついには最後の一基を落としたのだ。

残りはオルコットだけとなってしまった。

 

「さぁ、あなたを守る騎士はみんな落ちましたがどうしますか?」

 

オルコットの周りにファンネルを展開しいつでも打てるように包囲する。

 

「········認めたくありませんが降参致します」

 

こうして、オルコットと葛城の試合は葛城の完全勝利に終わった。しかし、この試合を見ていた織斑は葛城に不満を覚えた。

 

(あんなやり方、俺は認めねぇ·····)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の試合、少し休憩を挟んだあと葛城と織斑の試合となった。オルコットは予備のBT兵器をマージするため先程専用機が届いたばかりの織斑と葛城の試合となったのだ。織斑先生からは事前に第一形態になっていないと聞いていおり、せめてファースト・シフトするまで時間を稼いでほしいといわれ渋々了解する。

がーーー

 

 

 

「おい。葛城!!さっきのは一体どういうことだよ!」

 

アリーナに出てきたと思いきや、いきなり激を飛ばしてきたのだ。これには葛城も疑問を浮かべている。

 

「織斑、それは一体どういうことだ?」

 

「おまえ、あんな戦い方して恥ずかしくないのかよ!!あの飛ぶヤツをオルコットと同じにして戦うのが普通だろ!!」

 

「······お前の考えはよく分からん。だが、ISは剣道みたいに己の技術だけでやる競技じゃねぇ。機体の善し悪しでも決まってくるんだよ。」

 

「認めねぇぞ。俺はみんなを守るんだ。そんな考え俺は認めねええぇぇ!!!!」

 

感情に身を任せ剣を構え向かってくる織斑に葛城はファンネルを4基展開し織斑のバランスを崩すため狙い撃つ。初心者にしては反応速度がはやくよけられるが続けざまに斬撃を入れようと接近してくる。

 

「お前も剣をとれよ!」

 

「すまんな織斑、この機体にはブレードなんてもんは入れてないんだなぁ」

 

「遠くからの攻撃しか出来ないなんて卑怯だ!」

 

「じゃあそんな卑怯者に一撃入れてみろや。こちとら装甲薄いから当たったら一溜りもないがな」

 

葛城は織斑に安い挑発をかけそれを簡単に買ってくれるためいま、織斑は冷静さがなくスキが先程の試合よりも多い葛城に一矢報える攻撃も見逃してしまっている。

そして、ついにその時はきた。

 

突如光りだした織斑機体は姿を変え真っ白な機体へと変わったのだ。

 

「やっとファースト・シフトが終わったか」

 

そう、織斑の機体はファースト・シフトを終えたのだ。

 

「これは、雪片·····これで俺はお前を倒す!!」

 

「そうかそうか、ならこっちも本気を出してやるよ!!!」

 

ニヤリと笑を浮かべた葛城には先程とは違う雰囲気を醸し出していた。そして次の瞬間。

この場にいた全員が驚愕する。

 

 

 

 

 

「あ、あれはなんなんですの!?あんなの人にできるわけないですわ!」

 

 

 

「本音!葛城くんってすごいね」

 

「ともやんって意外と天才なのかなぁ?」

 

「相川さん、あの数はオルコットさんの時よりも多いですね」

 

 

 

「先輩、葛城くんって一体なんなんですか?」

 

「ふふ、山田先生。葛城はBT兵器にかんしては世界一なだけだ」

 

(そこまでの実力だったとは。予想外だ)

 

 

 

 

「か、葛城、お前さっきよりも·······」

 

「俺がたったの10基しか使えないとでも?」

 

そう、いま葛城の周りには計35基のファンネルが飛んでいるのだ。このような数、人間には不可能。

だが、葛城にはそれが出来る。いや、出来てしまうのだ。彼が身につけた技術がそれを物語っている。

 

「さぁ、織斑。決着を付けるぞ」

 

「やってやるぜぇえええ!!」

 

零落白夜を纏い突貫してくる織斑だが、

 

 

 

 

 

 

 

「遅い」

 

35基のファンネルが一斉に織斑へとビームを撃つ。そして放たれた35本のビームは一つにまとまりIS一基を覆い込む巨大なビームへと変わる。

だが、織斑は避けようとせずそのビームを叩き切ろうとしたのだ。

 

(俺にはこの雪片がある!千冬ねぇのが負けるわけがねぇ!!!)

 

「頭おかしくなったのか?」

 

切れると過信してしまった織斑に待っていたのは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白式、SEゼロのためこの勝負、葛城智也の勝利

 

 

 

その後葛城は無残な姿に成り果てた織斑を抱えカタパルトの方へと戻って行った。

そこには相川達と織斑先生ら、が待っていてくれた。

 

「葛城くん、おめでとー!!」

 

「さっすがともやんだね〜」

 

「葛城くん、その、か、かっこよかったよ!!」

 

「3人とも応援ありがとね」

 

織斑を先生に預け3人の元へよっていきいつもの4人組集団となる。

その後、織斑とオルコットの試合があったが慢心していないオルコットは織斑を速攻で落とし勝利を手に入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後の夜。

 

 

「葛城くんってさー、なんであんなに飛ぶヤツ使えるの?」

 

相川の質問に葛城と言うと

 

「ああ、あれね。実は私ゲームセンターにあるリアル体験型ロボットアクションゲームをやッていたら身についたんですよ」

 

「へー、なんか凄そうだね!私もやればできるかなぁ」

 

「だれでも簡単にできますよ。でも結構人気なくて今では置いている店舗も少なくて。でも操作性はIS以上の技術力が必要で特にーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーというわけでよかったら相川さんも今度の休日に行きませんか?」

 

「う、うん。あと、葛城くんって好きなことになると周り見えなくなるんだね」

 

苦笑いしている相川に葛城はやってしまったという顔をしてその場に笑がこぼれる。

するとドアの方からノックする音が聞こえ葛城が出るとそこには

 

「あ、あのー、葛城さん····」

 

「おや、オルコットさん。どうしたんです?」

 

「いや、1週間前のこと謝りたくてその、ごめんなさい。あの時は言いすぎましたわ」

 

「あ、その事。きにしてないから。それにこちらこそ悪かったね。言いすぎたかもしれん。ま、今後は仲良く行こうや」

 

「、!はい!それで良かったらなんですが、私にもあの技術を教えていただけませんか!?」

 

「いいですよ」

 

こうして、オルコットは葛城と練習することを取り付けた。そして、少しばかり話してからオルコットは自室へとかえって行ったのだが。この時相川はよく分からない気持ちに駆り立てられていた。

 

(葛城くんが、楽しそうに話してる·····なんだろうこの気持ち······)

 

淡い恋の始まりが始まろうとしていたのはまだまだ先のこと




相変わらず読みづらいんよー

誤字報告ありがとうございます
スマホなんで誤打ち多くてなきそう····

あと感想ください(切実)

活動報告にてアンケートしてます
ここをこうした方がいいってのも受け付けます
ヒロインこの子を増やしてとか(理由もつけてね)
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