やっぱファンネルは数だよ!   作:黷冩

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「それではクラス代表は織斑、お前だ」

 

「お、おれ!?なんでだよ、勝ったのは葛城だろ?」

 

「私はやることがあるので降りました」

 

「わたくしも少しばかり訓練に精を入れたいので降りましたわ」

 

「と、言うことだ」

 

クラス代表は葛城とオルコットが降りたため織斑がやることになった。だが、当の本人は納得していないようだが渋々やることを決意し1時間目の授業が始まった。

 

 

 

 

「とーもやーん!」

 

休み時間の時、後ろから布仏が葛城の背中へダイブしおんぶされる形となった。周りとしてはもう慣れたことでこの後布仏が発する言葉をだいたい予想できる。

 

「お菓子ある?」

 

この通りお菓子の請求だ。そして、葛城はカバンの中からうんめぇ棒の3日煮込んだカレー味を渡すと背中から降りて食べ始める。さながらリスのようだと葛城は思うが口にはしないのが彼の気遣いである。

 

(いいなー、本音。わ、私もあぁやってやれば葛城くんに·····って、私何考えて!?)

 

1人で妄想し赤くなっていたのは相川であった。

 

(ココ最近葛城くんのことを思うとなんだか胸が苦しくなって、この気持ちはなんだろう)

 

スポーツをしてきた相川は今まで恋愛をしたことがあらずそれが恋心だということに気づくのはまだ先のようだ。

 

「相川さん、よかったら4人で昼休み食堂でご飯どうですか?」

 

「そうですね、そうしましょうか!」

 

模擬戦あとはこのような毎日が続いていた。

そして、ある日2組に転校生がやってきたという話が流れ、この子は中国の代表候補生であり、噂をしているとその子が突如教室の入口に立ち1組に宣戦布告したのだがどうやら織斑の幼馴染らしく何やら話している。

だが、葛城にはあまり関係ないので現在布仏にうんめぇ棒の海の家の焼きそば味を食べさせていた。

 

「ともや〜ん、もっとちょうだ〜い」

 

「布仏さん、1日1つと約束したでしょ?」

 

「えぇ〜、ともやんのいけず〜」

 

そう言って布仏は葛城から離れしょんぼりしながら席へと戻っていく。昼休みの時にひとつデザートでもあげようと無意識に思っている葛城はある意味布仏に甘やかし過ぎている。だが、本人は知る由もない。ただの善意でやっていると自覚しているからだ。

そうこうしている内に織斑先生が教壇へと立っているので授業の準備をする。中国の代表候補生も教室の方へと帰ったようだ。

 

 

 

 

 

 

「葛城くん、ここ分からないから教えて貰えるかな?」

 

「鷹月さんか、いいですよ」

 

休み時間の間に先程やった授業の所でどうしてもわからないことがあったらしく鷹月が葛城に教えて貰っていた。なにせ、受ける授業はISだけではない。一般教養としても国語、数学、理科、社会、英語などなど。その中でも鷹月は理系が苦手で数学の応用問題が解けずにいた。そのため葛城に聞きに来たのだ。

 

「ここは、この公式を使ってやるとできますよ。あとはここを割り算でもとめると」

 

「あ、ほんとだ!ありがとうございます!」

 

葛城が少し教えると鷹月は理解しすぐに答えが出た。この学園に来ている生徒は元がとても頭がいい人ばかりなので少し教えれば吸収する。

葛城も企業の仕事を任される立場であったのでこの学園の教師並みの頭脳を持っている。そのため授業はつまらないと感じてしまうこともあるが隣の席が布仏のため、教えることが多いのであまり退屈にはしていなかったり。

だからと言って布仏が頭が悪い訳では無い。むしろいい方である。ただ、

 

「ともや〜ん、この問題わからない〜」

 

「いや、まだ手をつけてすらいないじゃない。少し考えればわかるよ」

 

「やっぱわかんな〜い」

 

「·······どこが分からないの?」

 

「え〜っとね〜♪全部!」

 

「本当は分かってるでしょ?」

 

「そ〜んなことな〜いよ〜♪」

 

「分かりました。一つづつやりましょうね」

 

「やったぁ〜♪」

 

と、このように布仏が毎授業聞いてくるので暇ではないのだ。その光景を毎回のように相川は羨ましそうに見ているのはまた別の話ーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の放課後葛城はアリーナにてオルコットにBT兵器の扱い方を教えていた。一昨日から始まったこの訓練はオルコットの弱点である、BT兵器を扱うと集中するためにその場から動けなくなってしまうという課題を克服するためにやっている練習だ。

ちなみに相川達は布仏の部屋で遊んでいる。

 

「オルコットさん、BT兵器から伝わるイメージだけで動かすイメージをするのが一番楽ですよ」

 

「ぐぬぬ、分かってはいるのですが······」

 

「でも、この2日で1個だけだけど動かせたのは凄いですよ」

 

「それでも葛城さんにはまだまだとどきませんわ」

 

以前までは動きながらだとひとつも動かせなかったオルコットだが、この数日で一つだけなら動かせるようになったが難しい動きはまだ出来ていない。

 

「じゃあ、私がファンネルでオルコットさんを狙うのでBT兵器を動かしながら避けてくださいね」

 

「今日こそは被弾しませんわ!」

 

強く意気込むとオルコットはアリーナ内をBT兵器と並走しながら動き回る。この動きは並行操作でも1番簡単な操作である。そこへ葛城が3基ファンネルを展開し軽い弾幕をはっていく。その間を縫うようにオルコットは避けていく。最初のうちは並走操作をしながらBT兵器を操っていたので被弾はせず飛ぶことが出来ていたので葛城は一基ファンネルを増やし、先程よりも弾幕をきびしくし、BT兵器を狙うようにしていく。

それに対応するようにオルコットはBT兵器を操作しつつ自機も避けていく。そのため機体からどんどんBT兵器が離れていってしまう。今のオルコットには遠くにあるBT兵器を動きながら動かすとなると動きが鈍くなってしまう。

そのため避けるのもギリギリですこし気を抜くと被弾してしまいそうな状況である。

 

 

 

 

だか、

 

 

 

 

 

 

 

「葛城ッ!!!」

 

「ん!?お、織斑!?」

 

突如現れた織斑にびっくりする葛城。すると織斑がこの場の雰囲気を壊すような言葉を発する。

 

「お前女の子をいじめてなにしてんだよ!」

 

剣を片手に襲いかかってくる織斑にファンネルガードを展開し守る。

 

「何を言っている?」

 

「とぼけんなよ!オルコットに飛ぶヤツで攻撃してただろ!」

 

「は?これはくんr「うるせぇ」話を聞けや!」

 

何を勘違いしたのか、葛城がオルコットを訓練していたのを織斑は葛城がオルコットを追い詰めているように見えていたようだ。

急遽オルコットとの訓練をやめ織斑の誤解をただそうにも彼は聞く耳を持たずただ「守るんだ!」の一点張りで話を聞いてくれないため、葛城は強硬手段へと持ち込む。

 

「すこしは話を聞きやがれ!」

 

20基のファンネルを展開し一斉に織斑へとビームをうちこむ。模擬戦からそこまで日にちがたっていないので織斑の実力はあの時と同じであるので弾幕を貼りそこへ有効射撃を打ち込むことで簡単に被弾し、すぐに織斑はエネルギー切れとなりISが解除された。

 

「クソ、俺と正々堂々と戦え!」

 

ISが解除されても諦めようとしない織斑に葛城もISを解除する。

それをいいことに織斑は葛城に接近し胸ぐらをつかむ。

 

「織斑、これで満足か?」

 

「何を言っている!オルコットに謝れよ!」

 

「何か勘違いしているようだから言わせてもらうが俺はオルコットの訓練に付き合っていただけだ。それをおまえが勘違いしたようだがどうなんだ?」

 

「え?」

 

どうやらここに来てやっと織斑は葛城が何をしていたかを知り沈黙する。そこへオルコットがやって来て織斑を軽蔑する目で見る。

 

「葛城さんが指導つけてくれていたというのにあなたはなんなんですの!」

 

「い、いや、俺はオルコットを守ろうと······」

 

「私に勝てないのに守るなんてそんな大口良く叩けたものですわね。ましては葛城さんにも勝てないのにどうすると?」

 

「······俺はただ·······クッ!」

 

葛城の胸ぐらを離し足早に立ち去っていく織斑。彼のせいで訓練は打ち切りにしまた明日放課後同じ時間に集合ということになった。

 

 

 

「そういえば気になったのですが葛城さんはISの待機状態ってどんなのですの?見たところそれらしきものはないように見えるのですが」

 

「ん?あぁ、私のは身につけるタイプではなくてステルス状態にして中に浮かせてるんですよ」

 

そう言うと先程までは葛城の周りになかった物体が姿を現した。見た目は丸い球体のようなものでそれがふわふわと浮いていた。

 

「まぁ!待機状態でもファンネルみたいなんですわね」

 

そんな話をしながら自分の寮へと2人は帰っていた。

その道中、葛城はとある人と出会うことになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょーっとお姉さんとお話していかない?」




相変わらず読みづれぇ

感想どんどん受け付けてます。

こうした方がいいなどありましたら活動報告にてうけつけてます!

次回はあのお姉さんと葛城くんが衝突!?
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