コードギアス・ザ・オーバーロード 作:アインズ様バンザーイ!
しばらく風邪なり、家庭の事情とかで精神的に参ってしまい、進行が遅くなってしまいました。
ですので、今回は短めかもしれませんが、ご理解の程、よろしくおねがいします。
【ルルーシュ視点】
シンジュクゲットーでの戦いから数日
世界は変わったようで変わってはいなかった
日本人は、ゲットーを救った英雄であるアインズ様を讃えて、ブリタニアに対してさらに強い反発を抱いていた
しかし、ブリタニア軍はこれをなんの躊躇もなく撃退し、結局以前と変わってはいなかった
強いて変わったとこと言えば、アインズ様を讃える声が強くなってきた事ぐらいか
そんな小さな事で世界が変わったとは思えなかったが、それでも俺の目的は変わらない
アインズ様と一緒にいれば、目的もすぐに果たせるだろう
そんな考えを抱きながら、アッシュフォード学園に通っていると、クラスに普段見かけない女子がいた
名前はカレン・シュタットフェルト
病弱でたまにしかクラスに出れないと聞いていたが、俺にはそうは思えなかった
そう、俺はあの日彼女を見ているのだ
テロリストの車の中で
俺は彼女について少し観察した上で調べてみようと思い行動する
その途中でシャーリーやらリヴァル達に見つかったが、どうにか誤魔化してカレンの観察と調査を続ける
…ただ、シャーリーは誤魔化したはいいが、何を思ったかのかふくれっ面をしていたので、今度ちゃんと誤解を解こうとも思った。
…解けるかは別としてだが
こうして数日間カレンを観察と調査した結果だか、結果はやはり当たりだった。
カレンはやはりレジスタンス達の一員だった。
病弱設定にして、学校を休みがちにしたのも、全てはレジスタンス目的だった。
このことを知った俺はすぐ様アインズ様に連絡を取ることにした
「……アインズ様ですか?」
『ルルーシュか、どうした?今は学校の筈だが、急ぎの用事か?」
「はい、実は…」
俺はアインズ様にカレンについて隠さず全てを話した
『ふむ…、その女は使えるかもしれんな。また後で連絡を入れる。お前はこのことをデミウルゴス達に伝えてくれ』
「…義兄さんにですか?」
『苦手か?』
「…」
正直言って、デミ義兄さんとアル義姉さんは苦手だ
アル義姉さんとは、アルベド姉さんの事で、本名はアンジュと言う
二人が苦手な理由としては、とにかく俺を見つけては、頭を撫でるわ抱きつくわでとにかく困っている
特にアル義姉さんは俺が嫌がる素振りを見せると泣きそうな顔になるし、それを見たデミ義兄さんはニヤニヤしてるわで、とになく気苦労が絶えない
『まあ、とにかく頼んだぞ、ルルーシュ』
「はい、アインズ様…」
俺はその場でため息をついて、仕方なくデミ義兄さん達のいる生徒会へと足を運ぶのだった。
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【カレン視点】
学校の帰り道に、デミードって人から渡された手紙に「旧東京タワーに日本人のお友達と来い」と書かれていて、最初は罠かと思ったけど、確かめたい事もあったので扇さん達にこのことを話して、指定された場所に向かった。
するとアナウンスが鳴り、私に預かり物があるといわれ、そこへ行くと紙袋が渡され、中を見ると通信機が入っていた。
それが鳴ったのでとると『環状5号線、外回りに乗れ。お友達も一緒だ』と言って切られた
この声に私は聞き覚えがあった。
そう、あのアインズとかいう胡散臭い奴の軍師だ
私達は言われたとおりに乗ると、また再び通信機が鳴った
「もしもし?」
『進行方向に向かって右側を見ろ。何が見える?』
…成る程、私を試しているのね
「ブリタニア人の街だ。私達の犠牲の上になりたつ、強盗の街」
私は嘘偽りなく答えた
『では左を見ろ、何が見える』
「私達の町だ。ブリタニアに吸い上げられた町。絞りかすの町」
『いい答えだ。では先頭車両に来い』
私は扇さん達に目配りして、先頭車両まで進む
すると、そこだけ雰囲気が違っていた
そこにいたのは、一人ではなかったからだ
そう、あのアインズもいたからだ
さらに周りにはアインズの部下と思う人物が何人もいた
「貴方は…」
「罠じゃ…ないよな?」
「なあ、シンジュクのあれは本当なのか!?本当にクロヴィスは自殺したのか!?」
しかし、アインズは何も言わない、まるで試しているかのように
「おい!なんとか言ったらどうなんだ!」
するとアインズは手をこちらに向けて、私達を見た
「騒々しい!静かにせよ!」
「ヒィっ!?」
私達はそれを聞いた途端、よくわからない恐怖に触れたかのように、体が動かなくなった
私に至っては、あまりの恐怖に顔が恐怖に満ちていた
「おっと、すまんな。あまりに質問が多かった故、つい強く言いすぎてしまった」
そう言うと途端に恐怖的なナニカはなくなり、私達も冷静になってきた
するとアインズの隣に立っていた黒い仮面の男がこちらに向かって言った
「租界ツアーはどうだった? 感想は」
「ツ、ツアー?」
「正しい認識をしてもらいたかった。租界とゲットー!」
男は両手を広げで言った
やはり私達を試していたみたいだ
「た、確かに、我々の間には差はある。絶望的な差だ。だからレジスタンスとして…」
「違うな」
違う?どういうこと?
この男は私達に何を言いたいんだ?
「テロでは、ブリタニアは倒せないぞ。……テロなんて子供っぽい嫌がらせにすぎない」
「何だと!?」
「俺達がガキだってのか!?」
この男の言っている事はわかる
確かに私達のやってる事は嫌がらせなのかもしれない。
でも、だからといっても、ブリタニア人のやってることをそのまま見過ごせと言われたら話は違う
みんなが怒るのも、無理はないのかもしれない
「相手を間違えるな。敵はブリタニア人ではない。ブリタニアだ!」
男は強く言って私達に話した
「やるなら戦争だ!民間人を巻き込むな! 覚悟を決めろ。正義を行え!!」
…偉そうに
私達の事を何も知らないで好き勝手に…!
「そのくらいにしろ、ゼロ」
突然アインズが止めた
どうやらあの男はゼロと言うらしい
「…はっ」
ゼロは後ろに下がってアインズがそのまま話す
「君たちの憤りも理解できる。顔も見せない相手を信用するのには、ある物を見せなければ納得しないからな」
「ある物?」
「それは力だ。ブリタニアという国を敵に回す程のな。私、いや、我々にはその力がある。それはお前達がよくわかっているのではないのか?」
「な、何を言って…」
扇さんやみんなも混乱している。
私も信じられないし、混乱している
そんな力がある訳がない。
「だからこそ、その力の一端を見せる。その為の催しも数日後に迫っている。デミウルゴス、例の新聞を」
デミウルゴスと思わしき男が私達に新聞を見せる
そこに書かれていたのは
『枢木スザク クロヴィス殺害の容疑で逮捕 公開処刑間もなく』
要約すると、そう書かれていた
「数日後に新聞に書かれているように、枢木スザクの公開処刑が行われる。お前達も知っての通り、クロヴィスは自らの行いに恐怖し、その罪を死をもって償った。…だが、ブリタニアのシナリオではそうもいかないらしくてな。だからこそ、その間違いを正すために、枢木スザクを奪還する。お前達には私の力を見せるついでに協力してもらいたいということだ」
「そ、そんなの、できる訳…」
扇さんや誰もがそう思った
私でも無理だ
こんな無謀な作戦
護送車には何人もの警備兵がいて、さらにはナイトメアフレームまでもが付いている
普通に考えたら、こんなの私達でもできる訳がない
「これは君達にとってもチャンスだとは思わないか?枢木スザクは名誉ブリタニア人とはいえ元は日本人だ。彼を助ければ、それなりの知名度も上がると思うのだが?」
扇さんは難しい顔していた
私や他の皆も恐らく同じだ
しばらく私達が考えていると、扇さんが答えを出した
「…貴方には、シンジュクでの借りがある。正直無謀だとは思うが…やるだけの事はやってみる。みんなもいいな?」
その言葉を聞いて、私達は頷いた
「取引成立だな」
だけど、私達はまだ気づいていなかった
この取引が、後に悪魔の取引だというのに気づくのは…
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【アインズ視点】
遡る事1週間前、アインズは日本に作った秘密のアジトにて今後の事を考えていた時だった。
突然部屋の扉をが開き、私が扉の方に目を向けると、そこには娘のシャルティがいた
「お父様!テレビにスザクお義兄様が!」
それを聞いた私は慌ててテレビのある部屋へと向かう
着くと、そこには妻のC.Cや子供達も集まっていた
そしてテレビを見ると、そこには捕まったスザクが映っていた
『本日未明、クロヴィス殿下を殺した実行犯とおぼしき人物が逮捕されました。逮捕されたのは名誉ブリタニア人、枢木スザク一等兵。容疑者は元イレヴン。名誉ブリタニア人の枢木スザク。繰り返し、お伝えします。逮捕されたのは……』
「…何ということだ…」
私はそれを聞いて、顔を抑えるしかなかった
そして同じくテレビを見ていたナナリーも不安がっていた
「お義母様…嘘ですよね?スザクさんがクロヴィスお兄様を殺したなんて…」
不安がるナナリーに、妻は優しく頭を撫でていた
「ああ、嘘だな。スザクが人殺しなんて、私も信じたくないし、そんな事をしないのも、私がよく知ってるからな…」
妻はああ言ってはいるが、やはり不安を隠しきれていない
それはそうだろう
スザクが出て行った時、真っ先に心配したのは、ナナリー、ルルーシュ、そして何より妻だからな
私がここに来たのに気づくと、ナナリーや他の子供達も寄ってきた
「お父様…」
「スザクお義兄ちゃんはそんな事しないよね?お父さん?」
そう言ってきているのは、アウラとマーレだ
私は優しく頭を撫でて、安心させる
「ああ、スザクに限ってそんな事はしないさ。お前達だって、それはよくわかっているだろう?」
そう言うと、二人の顔は少し明るくなった
「…デミード。これは予定より早く動くことになりそうだな」
「はい父上。こんな頭の悪いニュースを聞いた以上、この国には早々に痛い目に遭った方が良いかと」
こうして私達は、ルルーシュから聞いた情報を元にレジスタンス達との協力で奪還作戦を練った
それから数日後、ついにその日は来た
私がアインズ・ウール・ゴウンの名を使って、世界に知らしめる、その第一歩を…。
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【ルルーシュ 視点】
公開処刑当日
デミード義兄さんから最初事情を聞かされた時はかなり驚いたが、それ以上にどこまでも真実を隠そうとするブリタニアに腹が立った
それに、スザクには借りもある。それを返せるのなら、それもここで返したいとも思った
そして今、俺達は護送車に近づくのだった
近づくと聞こえてくるのは、恥知らずだの人殺しだの酷い野次や罵声が一斉に聞こえていた
ちなみに移動に使っているのは、レジスタンス達に作らせたクロヴィスの車のハリボテだ
着いてきたのはカレンと扇とか言う奴だけだったが、それだけでも俺達には十分だった
ハリボテが護送車に近づき、しばらくすると
「出てこい!殿下のお車を汚す不届き者が!」
ジェレミアとかいう男の声を聞いた俺は、隣にいるアインズ様に合図をして、仕掛けのスイッチを押す
車の天井部分が燃え上がって俺達の姿がさらされ、一部の人はアインズ様の姿を見て悲鳴をあげていた
「初めまして、ブリタニア人の諸君。私の名は、アインズ・ウール・ゴウン。その隣にいるのは、私の忠実な軍師、名をゼロと言う」
「アインズ・ウール・ゴウン?…はっ、貴様!シンジュクの!?」
「覚えていてくれたか。感謝しよう」
どうやらジェレミアはアインズ様を知っていたようだ
しかし、アインズ様を思い出したジェレミアは、手が震えていた
「時にジェレミア卿?何故枢木スザクを逮捕した?」
「な、何故だと?この男はクロヴィス殿下を殺した大罪人だぞ!捕まえるのは当然だろう!」
「違うな」
アインズ様の目が光ると同時に、隣にいる俺ですら恐怖に感じる程のナニカを発していた
「クロヴィスは殺されたのではない。自殺したのだ」
それを聞いたブリタニア人達は皆信じられないような顔をしながらざわつき始めた
「何故貴様らはその事実を隠す?クロヴィスは敗戦し、部下達を生かす為に自らの命を犠牲にしたにもかかわらずだ。納得のいく理由を聞かせてはくれまいか?」
「だ、黙れ!!クロヴィス殿下が自殺した証拠などどこにある!?それに敗戦だと?馬鹿も休み休み言え!我らブリタニアに敗戦などあり得ない!」
ジェレミアの声を聞いたナイトメアフレーム隊はこちらに銃を向ける
カレンは今にでも逃げ出しそうな表情だが、必死にハンドルを握って耐えている
「さあ、君のショーは終わりだアインズ。先ずはその被り物を外して貰おうか?」
強気なジェレミアに、アインズ様は骸骨の被り物を外そうとした時、俺は咄嗟に指を鳴らし、後ろの仕掛けを作動させる
するとハリボテの一部が外されて、そこにあったのは、あのU.Uが入っていたカプセルがあった。
「何ィ!?」
「ジェレミア卿、あれは!」
そうだよ、ジェレミア。中身を見ていないお前達にとっては、これは毒ガスのカプセル。
本当は何でもない奴だけどな
「違う!それは、あぐっ!?」
スザクが叫ぼうとしたが、電気ショックによって言葉を止められる
民衆達もなんだあれと言って不安がっている
中身を知らない民間人、そしてその中身が毒ガスカプセルだと知らされているジェレミア達
そう、今ジェレミア達は、民衆を人質に取られている状態だ
そして俺が声を発する
「撃ってみるか?わかるはずだ。お前なら」
そう言うとジェレミアは仕方なく銃を下ろした
「………わかった、要求は?」
「決まっているだろう?無実の人間の釈放だ」
アインズ様がそう言うも、ジェレミアは聞こうともしない
「笑止!何度も言うがこの男はクロヴィス殿下を殺めた大罪人!引き渡せる訳がない!」
「…………はあ」
アインズ様はため息を吐くと「そこで待ってろ」と耳打ちした
「ならば仕方ないな」
そう言うといつの間にかアインズ様の姿は無く、気づくとジェレミアの後ろに立っていた
「ジ、ジェレミア卿!後ろ!」
「何!?」
ジェレミアはアインズ様に顔を握られてそのまま持ちあげられる
「ぐ、ぐうぅ!?は、離せ!」
「麻痺」
アインズ様がそう言うと黒い靄のような物がジェレミアの体を包み、しばらくしてジェレミアを離すと、ジェレミアはそのままグッタリとしていた
それを見た民衆や兵士たちも何が何だか分からなくなっていた
そしてそのままアインズ様はスザクのいる所まで向かう
途中兵士たちが銃を構えて撃とうとしたが、また一瞬でアインズ様の姿が見えなくなり、気がつくと兵士たちの後ろにいて、そのままジェレミアと同じことをしていた
「帰るぞ、スザク」
「え?」
アインズ様はそのままスザクを抱き上げる
そしてまたしばらくするといなくなり、気がつけば俺の隣にいた
民衆は消えたり現れたりしているアインズ様を見て、もう訳がわからなくなっていた
「さて、ブリタニア市民の諸君。今見せたのは私の力のほんの僅かだ。私の力がこんな物でないというのを、肝に命じておいてくれ」
「ゼロ、そろそろ」
カレンから時間のタイムリミットを聞いた
「ではブリタニア市民の諸君。次に会う日を楽しみにしておこう」
そう言って俺はカプセルを起動させて煙幕を発生させる
そして見えなくなった隙に橋の近くに待たせていた扇の作業用ロボットに回収させ、そのまま逃げた
こうして、スザクの奪還は成功したのだった
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【アインズ 視点】
廃墟に着き、仲間たちにしばらく待っててくれと言って、スザクを妻や子供達の待つ所に向かう
着いた途端、妻が気づいて早足でこちらに近づくなり、スザクをぶった
「ッ……!」
「この馬鹿息子!私や父さん、それにナナリーがどれだけ心配したと思っているんだ!?勝手に家を出て、再開したと思ったら処刑されそうになった?一体どれだけ私を心配させれば気が済むんだ!?」
そう言ってスザクを怒る妻。
その目からは、涙で溢れていた
「…ごめん、義母さん」
「…馬鹿者、謝っても許すものか…」
妻はそう言いながらも、スザクを抱きしめて離そうとしなかった
スザクはごめんと言いながら優しく抱きしめた
しばらくして、妻が離れると、スザクは私の方を向いた
「お久しぶりです。義父さん」
「ああ。お前も変わらんな」
「一つ、聞いてもいいですか?」
「なんだ」
「何故民間人を巻き込んだんですか?」
スザクのその口調には怒りが混じっていた
どうやら民間人を人質にしたのを怒っているようだ
「毒ガスまで使って、貴方は民間人を殺す気ですか!?」
…こういう事はあまり言いたくないが、こちらがやっているのは戦争だ
スザクの言っている綺麗事はりかいできるが、それは甘さという物
だから、私の答えは決まっている
「これは戦争だぞスザク。甘えた事を言うな」
「だからって、無関係な民間人を巻き込んでまで、貴方は勝ちたいんですか!?ブリタニアに!?」
「そうだ」
「ッ!?」
「お前だって見ただろう?シンジュクの虐殺を?奴らは不都合な真実を隠す為だけにシンジュクゲットーでの虐殺を行った。民間人を多数殺傷した挙句、その上で自分達は悪くないと言う始末。それを黙って見逃せと?」
「違う!僕が言いたいのは」
「内部からブリタニアを変えようと言うのだろう?だから私達の元を去った。違うか?」
スザクはそれを言われた途端、何も言わなくなった
「いいかスザク。私達が今やっているのはブリタニアとの戦争だ。どんな理由であれ、あの虐殺を見せられた以上、あの腐った国は滅ぼさなければならない。その上でお前が立ち塞がるのなら、たとえ義理の息子とはいえ、容赦はしないぞ?」
そう言って俺は絶望のオーラⅠを出す
こちらの本気をスザクに知らしめる為だ
今自分が言っているのは、義理とはいえ父親として最低な言葉だ
だけど、今更後には引けない
日本や他の国の人達が、ブリタニアの支配から解放されるには、こうするしかない
しばらくスザクの言葉を待っていると、帰ってきた答えは予想通りだった
「……確かに義父さんの言う通り、今のブリタニアはそうなのかもしれない。でもだからこそ僕は、価値のある国に変えるんだ。ブリタニアの中から。間違った方法で手に入れた結果に、価値はないと思うから」
「…そうか」
私は扉を開ける
「行け、裁判所に行くのだろう?」
「え?」
「全く馬鹿な奴だ。自ら死にに行くなどとな。だがクロヴィスが自殺だとマスコミや民衆に知られた以上、殺される事はないだろう」
「義父さん…」
「ふっ、お前のようなどうしようもない馬鹿など知らん。とっとと行け」
そう言うとスザクは歩み、外に出る前にこちらに向いた
「義父さん。義母さん。ありがとう」
そう言ってスザクは出て行った
ルルーシュは仮面を乱暴に外して投げ捨てた
「あの……馬鹿が!アインズ様の気持ちもわからないで…!」
私はそれを見る事しか出来ない
今声をかけても、帰ってくる答えなんて決まっているから
妻はそんなルルーシュを見て優しく抱きしめている
ルルーシュはただ肩を震わせていただけだったが、少ししたらすすり泣く声が聞こえた
結果はこうなってしまったが、後悔はしない
これから始まるのは、ブリタニアとの戦争
もう、綺麗事も言ってられるような状態ではない
そう、私は思うのだった
To Be Continued
またしばらく更新が遅れるかもしれませんが、よろしくおねがいします