此れはその少年の小さな小さな物語
僕は生まれた時から魔神王を倒す勇者にならなきゃいけない運命にあった。神は才能と言う名の呪いを僕に授けてしまったからだ。
魔力に富んで、剣術の才能にも恵まれていたため、僕は世界の期待を一身に背負って生きる事となった。
5歳の頃に自分の3倍の大きさもある聖剣を過去の英雄の碑石から抜いてしまった所為で、6歳から勇者になる特訓を王より命じられた。
でも僕は勇者になんか、成りたくは無かった。
のんびりと田舎町で暮らせれば良かったんだ。
だけど世界がそれを許してくれなかった。
王命を受けた上流騎士達は僕が何か失敗すると
「今回の勇者は外れなのか? 貴様はこの程度では無いだろう?」
と煽ってくる。自分では何の力も無い癖に…
そんな僕を癒してくれたのが幼馴染の君だった。
常に僕の側にいて僕に笑いかけてくれた。得意な魔法も治癒魔法で、傷ついた僕を肉体でも精神でも癒してくれた。
かなりの時が経って、僕は魔神王の座の前に来た。
魔法剣士と大賢者と勇者の僕とそして、幼馴染の回復士の君だ。
勇者らしからぬ闇属性魔法で僕が魔神王の動きを止めながら回復士の彼女を守り、魔法剣士と大賢者で攻撃して倒す予定だった
魔神王の部屋を開けると魔神王と、今まで僕たちを苦しめて来た側近達が円卓を囲んでいた。
当然、魔神王が僕たちに気が付いたその瞬間から戦闘開始だ。
僕たちは側近をアリのように吹き飛ばして魔神王を目指す。
まるで「側近を全て倒さないと俺と戦う資格は無い」とでも言いたげに一番後ろに魔神王は下がってしまったのだ。
1時間かけて僕たちは魔神王の前に着いた
魔神王も邪神剣を構えて戦闘態勢を整える
魔神王は目を開いただけで魔法剣士と大賢者を灰にした。
目に炎の魔法の術式を写したのだろう
バインドをかけられた…動けない…
魔神王は7秒で僕たちを完封してしまった
そして僕と君も魔神王の次元断魔法で殺された…
殺された…筈だった。
僕は気が付くと5歳の頃の体になっていた。
死んだ時持っていた武装の能力は使えないけれど、魔法などは完璧に使えた。
それに気がついた僕は隠蔽の魔法を自分にかけて君の家に向かった
君の家に着いて君に会った時、君は僕にこう言ったね
「どうしたの?急に、 怪我でもした?」
君は逆戻りしてない事を僕は悟ったよ
その時点で僕の心はもう限界だった
【英雄の手記1】
この手記はかの英雄が書いた物とされている。しかし、伝記には幼馴染の存在も居ないし、魔神王降臨などと言う現実味が無い事が書かれているので恐らく、かの英雄が冒険の旅の最中に娯楽として書いた物であろうと思われている。
だれか…続き書いてください…
テスト期間中にネタだけが思いついたけど書き続けられる気がしないので