かけましたので投稿しました。
SIDE ジャンヌ
それは突然の襲撃だった。燃え上がる家々の間を私は必死に走る。
「母上ぇぇぇぇぇぇぇ!!」
九重ちゃんの危機を掲示で感じ取ったためにだ。それとともに、妖怪たちの集落が何者かの襲撃を受けていた。
私は手にした旗槍を振るい、襲い掛かってくる悪魔を打ち払う。
魔界の悪魔
最下級の相手ならまだ問題はない、
でも、上級の悪魔もいる。
私を追ってきたあいつが・・・
私は燃え上がる家々をかけ、そしてついに九重ちゃんを見つける。
彼女の視線の先には血まみれでぐったりとしている八坂さんを抱えている男の姿。
「アヴァンジャー!!」
それは私たちを殺そうとした男。
この聖杯大戦の黒幕といえる相手だった。
「・・・やはり聖女はここにいたか」
アヴェンジャーは私の姿を見て笑みを漏らす。
彼の周りには無数の悪魔がいる。そして、上には・・・。
「グリフォン、今度は仕損じるなよ?」
上空から急襲してくるグリフォン。それに対して私は周囲に聖剣を作り出して対抗する。
「・・・ほう。神器か」
「私もただでこの世界に来たわけじゃありません」
それは上級神器である聖剣創造。英雄の子孫という形で生まれ変わった私が持っている世界の祝福。
妹の魔剣創造と対となっているあたりがこの世界での私とあの子の関係を意識させる。
でも、この力には感謝しかない。
「聖剣。確かに魔界の悪魔にとってもそれは毒に等しい」
だが、この程度でこのアヴェンジャーが何とかなるとは思えない。
この程度、かゆみにもならないのだから。
だからこそ、この場から九重ちゃんを逃がそうとして・・・
あたりの炎が一気に猛った。その理由はアヴァンジャーの側に展開された魔法陣から歩いてくるように現れたもう一体の悪魔のせいであることは明白だったからだ。
四本の脚に人の上半身。だが、ねじくれた角や黒い甲殻のようなもので覆われた体。そして何よりもその全身から噴き出す炎が人外の者であることを示していた。
手にしている熱を帯びた大剣を掲げてそいつは私に向かって走ってくる。
猛獣のような跳躍からの一撃を私は手にした旗槍で止める。
その一撃の重さに、私の足元の地面が陥没する。
「ほう…止めるか。只の人間ではないことは認めよう」
言葉を発するといい間違いなくこいつは上級悪魔!!
「我が名はベリアル。我が主の命により、その命もらい受ける!!」
私一人では手に余るほどの怪物だった。
せめて妹がいれば・・・
「…その間に、もう一人もらい受けようか。何・・・贄は多くて問題はなにもない」
その間にアヴェンジャーの魔の手が九重ちゃんを狙う。
「逃げて!!」
聡明な彼女はすぐにわかってくれたのだろう。逃げようとしてくれていた。
だが、その行く手を阻むものもいた。グリフォンだ。
「さあて、これで問題は解決だ・・・捕らえよ」
その言葉とともに逃げようとしていた九重ちゃんに襲い掛かるグリフォン。
その爪が九重ちゃんを捉えようとした時だった。
突然グリフォンが横手から吹っ飛ばされたのだ。
慌てて空中で体勢を立て直すグリフォン。
そして、そいつを吹っ飛ばした相手は九重ちゃんの前に立っていた。
「遅れてすまない」
「光太郎!!」
それは光太郎・・・。ジーク君の生まれ変わりの彼であった。
「大丈夫か?」
彼は九重ちゃんの安否を見て、安堵の息を吐く。
「…なんだ貴様」
アヴェンジャーは突然の乱入者に首を傾げた様子だ。
そして、すぐに気づいたようだ。
「ここにはなった悪魔共の反応が・・・消えている?」
「八坂さんを返せ」
「ふん、こいつは大事な生贄だ。くれてやるものか」
八坂さんの姿を消すアヴェンジャー。
「ははははは!!もうお前たちの手の届かないところにおくってやったぞ。これで満足・・・」
「・・・・・・・許さん!!」
その言葉とともに全身から電撃がほとばしる光太郎。
「こいつ…ただの人間ではないというのか?」
アヴェンジャーに迫る光太郎君。
彼の目の前から無数の悪魔が現れ、その行く手を阻むのだが。
一瞬で蹴散らされる。
下級の悪魔とはいえ、一蹴なのだ。
それだけでどうして彼が助けに来ることができたのか理解したのだ。
理解させられたと言い換えた方が正しいけど。
「なあ!?」
光太郎君の拳がアヴェンジャーの顔面に突き刺さる。そうして吹っ飛ぶ彼。
何とか空中で姿勢を立て直すアヴェンジャー。そんな彼を守るように現れるのは巨大な岩石蜘蛛―――ファントムであった。
彼が行く手を阻んだのだ。
彼の巨大な足が光太郎をたたきつけんと迫る。
それを後ろに飛びのきかわした彼は、何かを決意したかのように大きく息を吐いた。
彼はポーズをとる。そして…叫ぶ。
「変…身!!」
その言葉とともに彼の腰に現れる赤い宝玉みたいなものがついたベルト。
そこからほとばしる光とともに彼は変身した。
黒い体に赤い複眼を持つ異形へと。
彼は名乗りを上げる。
「仮面ライダー・・・black!!」
「・・・なんと」
私はベリアルの攻撃を受け流しながら彼の側に立つ。
「ここは俺に任せて、九重ちゃんを!!」
私も噂だけなら聞いたことがある。
一人の仮面ライダーがいた。ゴルゴムと呼ばれる組織を一人で壊滅させた仮面ライダーが。
それが光太郎君だったのだ。
「・・・・・・」
私は悲しみを禁じ得なかった。
この世界でも彼は戦っていたからだ。
彼がこの街に来た時には心身共にボロボロだったと聞いている。
「ぐう・・・がっ・・・貴様…ただの人間では・・・ないな」
一撃喰らってようやく脅威と感じたのか。アヴェンジャーが光太郎君をにらみつける。
変身した彼はファントムの足を両手で止めている。
「まさか仮面ライダーとは・・・ファントム!!」
アヴェンジャーの激に呼応するようにファントムは足に力とその巨体の全てをかけていく。
だが、それを察したのか彼は後ろに飛びのく。力でまともにぶつかり合うつもりはないという判断に迷いはなかった。
飛びのき、その足に拳を繰り出すのだが・・・その岩のような体にはじかれる。
「無駄だ!!ファントムの体に傷をつけることなど・・・」
普通なら口の中など狙うのが定石だろう。だが、マグマのような超高温の体液がほとばしる体内を攻撃するのは自殺行為。
それは彼もわかっているのだろう。だから彼は飛んだ。
「ライダー・・・パーンチ!!」
ジャンプの勢いと赤い光を拳の一点に集中させた拳を繰り出したのだ。
一撃で粉々に砕け散るファントムの腕。
それにファントムは驚いた様子で固まっている。
「・・・なるほど。これは手ごわい」
その光景を見たアヴェンジャーの声にはまだ余裕があった。
「だが・・・お前たちだけでこいつらを相手にできるのかな?」
ファントムだけでなく。体制を立て直したグリフォン。そしてベリアルもいる。
「・・・君は逃げろ。ここは俺が・・・」
「そう言われても・・・」
無数の悪魔たちも現れ、私たちを囲む。
聖剣を構えるが。無事に逃げれる気がしない・・・。
「逃がすと思うか。そして援軍など期待しないほうがいい。何しろこの一帯は私が結界で囲っているのでな。認識すらできん。破壊など考えても無駄だぞ?特別頑丈につくっているのでな!!」
アヴェンジャーがそう言った時だった。
まるでガラスに亀裂が入るような音が聞こえたのだ。
空から。
よく見ると空に亀裂が入っている。
その亀裂が瞬く間に全体に広がり、粉々になったのだ。
「そんな馬鹿な!?なぜ結界が・・・」
「あれは?」
「おそらく結界です。アヴェンジャーが自慢するだけあって、かなり強力なものでしたけど・・・」
大体並みの魔術師が百人集まってようやく展開できるほどのレベル。それがあっさりと破壊される。
何があったらそんなことが・・・
「一体誰が・・・ぶぎゃ!?」
アヴェンジャーの声を遮る爆音。
その音に空中にいるグリフォンやほかの悪魔たちがよろめき、落ちていく。
その落下につぶされるアヴェンジャー。
「いくよ。ピポグリフ!!」
その隙に、それは飛び込んできた。
その突進力はすさまじく、ファントムが一撃で吹っ飛ばされたのだ。
「小癪な!!」
突進してきた相手を捉えたベリアルが、剣を振るのだが、突進してきた相手がまるでカゲロウの様に消えたのだ。
次の瞬間、ベリアルが転ぶ。
「なんだと?!」
転んだベリアルを尻目に、突進してきたそれはおりてきた。
「何が・・・どうなっている!?」
ベリアルはなかなか立ち上がれない様子。
「・・・あれ?確かにマスターの気配があったのに・・・」
ピンク色の髪をした彼・・・彼女といってもいいのかもしれない相手は私も、そして彼にとっても深い繋がりのある子だった。
それは光太郎―――ジークの前世のサーヴァント。アストルフォ。
前世の戦いで私たちの仲間でもあった彼だ。
「君は・・・」
光太郎君が声をかける。それを見てアストルフォは気づく。
「あっ…やっと見つけた!!」
そして、そのまま抱き着いてきたのだ。
「なっ・・・うぉ!?」
「ずっと探していたよ。あっ、君も久しぶり」
理性蒸発している割には、本当に直感に優れている。私たちのことをすぐに察するあたりは特に。
そして、結界が簡単に破壊された理由も納得だわ。
この子ならそれを行える。
「ぐう・・・貴様ら」
アヴェンジャーが目を回しているグリフォンの下から這い出して来る。
「おっと、君たちが僕のマスターの敵だね?」
「・・・どういうことだ?どうして貴様がサーヴァントと契約を?枠は既に埋まっているはずなのに・・・」
さすがにこれは予想できなかったでしょうね。何しろ前世から契約している相手なんだから。
「ぐう、結界の破壊も貴様か。このままじゃ、まずい。あいつらが来る前に」
アヴェンジャーから余裕が消えていた。
それはそうだろう。結界が消えた。それすなわち、彼らに見つかるということなのだから。
この街に修学旅行できている彼ら。その中にここと非常に縁の深い者たちもいる。
すぐに駆け付けるはずだ。
吹っ飛ばされたはずのファントムが九重ちゃんを捉えようと地面の中から急襲してくるのだが・・・
その足を大砲みたいな衝撃とともに弾き飛ばされたのだ。
「ごめんにゃ。遅れた」
九重ちゃんの側にいたのは猫又と呼ばれる妖怪の女性だった。
「黒歌姉上!!」
ファントムが再び突進してこようとして・・・まったく動けないことに気づく。
「貴様ら・・・」
その理由は一人の男が真正面からファントムの頭を鷲掴みにしていたからだ。
ただそれだけでファントムはその場から動けなくなっていた。
掴んでいる男から発せられているのはすさまじい怒気。
「・・・強いな」
「はい」
この場にいる誰よりも強い。その男の怒気に場の空気が、地面が・・・すべてが震えていた。
ファントムは口から溶岩を吐き出し。男を焼こうとする。
男の体が燃え上がり、その中から現れたのは鬼だった。
燃やしたかと思ったらまさかの変身である。
鬼になった彼はファントムの巨体をつかんだまま飛び上がり・・・
ファントムを縦回転にぶんまわしながら落下。
そのまま頭から地面にたたきつけたのだ。
頭から地面に突き刺さり、全身に亀裂を走らせた状態で動かなくなるファントム。
・・・私たちが苦戦した相手を一蹴か。
「流石は二代目の荒ぶる神」
「荒ぶる神?二代目?それって確か九重ちゃんが言っていた・・・」
「鋼兄上!!」
「・・・すまない。遅くなった」
膨大な怒りを抑え、彼――鋼鬼さんはアヴェンジャーと対峙する。
「俺の妹分が随分世話になったようだな」
「ぐう・・・まさかもう駆け付けるなど・・・結界が壊れたとはいえどうして・・・ちぃ・・なら来い、リヴァイアサン!!」
その言葉とともに上空に現れるのは巨大な悪魔。
「こいつは外からの攻撃は受け付けぬ。あのダンテでさえ、内部に入らないと倒せなかった相手よ」
「・・・・ペラペラと口が滑る奴だな」
「攻撃が届かない位置からの爆撃なら問題あるまい。リヴァイアサン!!」
その言葉に巨大な悪魔が攻撃をしかけようとした時だった。
その上空で突如、巨大な紋章が現れたのだ。
その光景にぎょっとなる皆。
ただ鋼鬼さんだけは落ち着いていた。
「攻撃か効かないのか、なら試してやるさ。まあ試すのは俺じゃないがな」
紋章が収束するとともに何かがリヴァイアサンの真上に落ちてきて・・・
「試すのは俺たちの中でもっとも破壊力と爆発力がすげえ奴だ」
すさまじい轟音とともにリヴァイアサンが落ちた。
いは、正確には落ちていない。
落ちるよりも圧倒的に速い速度で地面にたたきつけられたのだ。
アヴェンジャーのすぐ後ろにだ。
その衝撃に吹きとばされないようにこらえながら目を丸くしているアヴェンジャー
「なあ・・・に・・・」
地面に激突、そのまま動かなくなるリヴァイアサン。
「さすがに硬いな。ぶち抜くことはできなかったぜ」
「いや、本当の意味で本気ならぶち抜けたはずだが?」
「・・・・加減せんと村を吹きとばしそうでな」
その上に立っていたのは仮面ライダーであった。
その彼は変身を解き、光太郎君に向けて笑いかける。
「久しぶりだな。中学校以来だぜ」
人懐っこい素敵な笑みを彼は光太郎君に向けている。
その声に光太郎君も誰か直ぐに気づいたようだ。
「・・・イッセー?」
「ああ・・・助けに来たぜ?」
その名前は私も知っている。今世界を震撼させし続ける最新の人外魔境の主。そして、神の後継者になった者。
幼馴染という名の絆の奇跡、運命から始まり、最強にして最凶の赤龍帝。破壊神にまで進化したアギトなどなど・・・。
逸話に困らない男。
それが光太郎君の幼馴染?
そうか・・・ならこの場は勝ったわね。何しろ彼の周りには・・・
SIDEイッセー
ホント俺はアギトでドラゴンなんだと思う。
昔のダチ・・・光太郎との再会。しかも、裏京都が襲われている中でだ。
大きな事件と再会がセットになっていることに文句言いたい。
「だが・・・嘆いてもしょうがないな」
「ああ・・・」
鋼兄が本気で怒っているのがわかる。それはそうだろう・・・身内がさらわれたのだから。
うしろに追いついてきたのか次々とダチ達がやってくる。
「さあ・・・お礼参りさせてもらうぞ?よくもやってくれたな」
燃え上がる裏京都を背景に鋼兄はアームドクサナギもだしている。
本気でアヴェンジャーを叩き斬るつもりだ。
「ひっ!?」
その怒りを一身に受けているアヴェンジャーの口から悲鳴が漏れる。
「まったく、そこまでにしてもらおうか」
だが、そこで邪魔が入る。
白い霧があちこちに立ち込め、アヴェンジャーの隣に二人の男が立っていた。
一人は槍を手にした男。
もう一人は・・・俺も知っている男だった。
「・・・アーデン」
「・・・やっぱ、覚えているか」
「当然だろ?」
「そして、そんなに驚いていねえか・・・いやだねえ。無駄に大物なやつは」
「いや、実は結構驚いている。あんた・・・そっくりさんだろ?」
違う世界にそんなこともある。
その言葉にあいつはずっこけた様子を見せる。
「そんなわけあるかい!!」
そのあとに渾身のツッコミを入れるあたり・・・本物か。
あっちでも何故かあいつは思わせぶりに表れて、こっちの反応に律儀にツッコんでくれる。
そのツッコミのキレ…はっきりと覚えている。
俺の反応にアーデンは何やら疲れた様子を見せる。
「・・・相変わらず、苦手な奴だよ」
「ありがとう。お前に苦手扱いされるとこっちはうれしい」
「こっちはすさまじく嫌だがね!!」
アーデンが叫ぶ。
その反応に皆がぎょっと見る。
「…大変だな」
「あいつが無駄に大物すぎるだけだ。あいつはキャラだけで敗北をおぼえさせたのだから」
その発言に皆が「あ~」と何か言いたげに見てきやがる。
なんだ?俺はあいつを振り回しているつもりはないぞ?
アーデンの隣に現れる男はなぜか同情しながら俺を見る。
「正直、君の方が英雄にふさわしいとは俺も思う。だが、こちらも英雄の子孫。意地があるのでな」
彼の手に現れる一本の槍。そこに宿るすさまじい力に、俺の中の何かがざわめく。
おそらくあれがロンギヌス。最強の神滅具。
そして、それを持つということは・・・
「親玉の登場ってわけかい」
「名乗らせてもらおうか、神の後継。俺の名は曹操。英雄派の首領を務めて・・・」
「・・・って曹操じゃん!!なんか会えると見えていたけど、ここだったか!!」
切迫した状況が再び弛緩する。
「…やっぱり君もいたのか氷川誠。俺と同じく英雄――劉備の子孫よ。しかも君はいつの間にか、当たり前のように未来予知までできるようになったのか・・・」
氷川誠・・・三国志の英雄―劉備の子孫にして、うちの父さんの前世の仲間。つまり転生者というとてつもない爆弾を抱えた幼馴染の一人だ。
本人曰く、ただの普通の人間・・・らしい。
ただ前世でも普通の人間のままで、G3を纏っていたとはいえエル二体に奮戦して見せた猛者であるという。
それが転生してきたせいで、人間といいながら人間離れが酷くなっている。
最近若者の人間離れが酷くなっていません?
「・・・お前もアギトってわけか。いいなあ、こっちは本当に普通の人間だぜ?神具も術も使えない・・・」
「何度も言っているが、未来予知といい君はもう少し自身のすごさを自覚した方がいい。私が神の後継の次に敵に回したくないのは君だからな。ロンギヌスを素手で受け止めるのだし」
まさにその通り。テクニック最高峰の剣崎さんも目玉引ん剝くレベルの猛者だったりするのだ。
普通の人間といいつつ、術はだめだが、それ以外の技能、仙術、波紋と呼ばれる呼吸すらもマスターしている猛者。波紋の先にある力。それを自力で発動するのも時間の問題らしい。それに加え、フォースの素質もあり、すでに未来予知のレベルは剣崎さんすら匙を投げるレベル。
どうも先読みに関しては他の力も発動しているらしい。相手の意思を読む系統の力らしく、その解明に剣崎さんは躍起である。
驚きつつも、剣崎さんはまだまだ自身も強くなれるとわかって嬉しそうだったのだ。
ある意味ふざけているといえる事態である。剣崎さんも又強くなるのだ。
その要因とった謎の力。その別方面が体を黒く硬くすることが出来るという強化の力らしい。実体のない相手すら干渉できる力。武器に纏わせることもできる。
また、その力にはまだ先があるが。どうもそれの発動には素質がいるらしい。
そのどれも根底は同じ、できると信じる強烈な意思による干渉の力と考えられることはわかっている。俺たちも研究に参加し、その習得に努めている。
それを使って誠がゼノヴィアの放った空間すら絶つデュランダルの斬撃を素手で受け止めるのだから・・・普通とは絶対言えない。
しかもこの力の先であるあれを俺は発動させてしまったが、あれはあれでやべえ。
素質持ちに関しては安心してくれ。俺の幼馴染を始めとするみんなは問題なくできるぜ?
その力の正体を知っている様子のポルムは「王の素質がこんなに。マジか」頭を抱えてやがったが。
「相変わらず高評価だが・・・本当に凡人だぜ?」
その最先端を走っている誠。だが、そのすごさを残念ながらこいつは全くわかっていない。
前世の経験に加え、日常で色々と事件に巻き込まれ続けている弊害なのは間違いないだろう。
だからこそ、俺たちは叫ぶんだ。
『お前のどこが凡人だ!?』
その瞬間、敵味方関係なく、こいつのことをよく知る人たちの心は一つになった。
「・・・マスター。気持ちはわかるが・・・」
曹操をなだめるように現れるのは一人の少女だった。
ドレスの上から鎧をまとったような姿。手に黒く禍々しい剣を持っている。
「それがお前のサーヴァントってわけない・・・って、おいどうした?」
俺の中にいたあいつが息を呑んだ様子ででてきたのだ。
俺の中にいたモートレッドが。
「黒い父上・・・」
あいつの父上ということはあいつが騎士王?
だが、それにしてはなんか邪悪な気を・・・。
「オルタ化しています。詳しい説明はあとで」
ジャンヌさん説明ありがとうございます。
「久しぶりだなモートレッド」
「ああ・・・」
緊張感漂う二人。その因縁を俺はまだ知らない。だが、簡単に立ち入ってはいけないものを感じている。
「そっちが敵対陣営ってわけか。しかもセイバーはこの上ない強い因縁を持っている。偶然では片づけられないよな?」
曹操も変身をする。基本形態黄金のアギトに。
その側では複数のアギトが姿を現す。
俺たちと同じアギトがここまでいるとは・・・
『さあ・・・せっかくだ。聖杯戦争――神人<アギト>大戦を始めようじゃないか』
アーデンの側にも一体のサーヴァントが姿を現す。
「国盗りの時間の始まりだな。地獄から帰ってきたぜ、抜刀斉」
それは全身包帯の上から紫の着物を着崩した男。その眼は・・・良太郎に向けられていた。
その良太郎も頬に十字の傷を浮かび上がらせながらその男をにらみつける。
「サーヴァントというのは厄介でござる。死人が生き返るのだからな」
「お前も死人といえるじゃねえか。まあ、二度も転生してくるなんて想定の埒外だが。」
「違いないか。めぐり合わせを恨めしく思う」
こいつ・・・良太郎の前世のまた前世の因縁か!?
良太郎は大変愉快な経緯が判明している。
少なくとも二度の転生を経験していること。
最初の電王から何故か幕末――人斬り抜刀斉という最強の剣客となり、人々のために苦悩しながらも戦い抜いた過去があるのだ。
その際に得たのがーー飛天御剣流という化け物剣術。
その激闘の中で最大クラスの相手だったのたしか・・・
「・・・おい志々雄。お前もあいつらの因縁か?」
「ああ、愉快だねえ。あのガキの因縁の多さ・・・相当なものだぜ?存在そのものが特異点ってよく言ったもんだ。俺でも敵わねえな」
唐回しに俺のことを揶揄ってやがる。
アーデンは己のサーヴァントが俺の身内の因縁と知り、頭を抱えている。
「・・・本当に嫌になるねえ。ここでつぶそうかと思ったのにうかつなことが出来ない。何が飛び出してくるのかわからんのがこわい」
アーデンの腰の腰にはいつの間にかベルトが。それってたしか・・・ノクトが使っていたのと同じ・・・。
「そうかい。またてめえと会うなんて、因果なものだな。同じベルトももっているし」
ノクトがベルトを巻きながら登場。シフトが使えるのであちこちに行ってもらい村人の避難をお願いしていたのだ。
「なあ・・・・ああ・・・」
その姿を見たアーデンは絶句している。
「何故、お前が生きてここにいる?おまけにそのベルト・・・」
「色々あって…人生リスタートしてきたぜ?」
「そんな馬鹿なことが?」
余りの衝撃にふらつき倒れそうになっている。
「お前さんの動揺する姿を見るなんざ驚きだな。まあ、落ち着け。さっきからそうだが、この場に死人が現れることなんざ不思議でもねえだろうが。こっちの因縁もそうだぜ?」
それを叱咤するのはあいつのサーヴァント――志々雄誠である。
「お主がそんなことをすることに驚いたでござる」
そんな風に気遣うことに良太郎が驚いている。
そんなことをするキャラではないといいたげに。
「しょうがねえだろう。こっちだって驚いている。同じ思いをマスターがしているのなら慰めくらいはするさ」
「・・・気遣い痛み入ります。不思議とこの現象が誰の仕業か見当はつきます」
アーデンの恨みのこもった視線が俺に向けられる。
対して俺はいたずら成功といわんばかりの笑顔とピースでこたえる。
実際俺のせいだし。
「・・・ああ。やっぱり」
それを見て心底疲れた様子のアーデン。
「・・・本当に嫌な相手だ。せっかくあれこれ準備して驚かせようと思ったのに早速返り討ちですよ」
あいつは気を取り直した様子で皆に指示をだす。
「皆さんこの場は撤退しますよ?ここで戦っても不利です。戦うのならこっちの陣地で。でないとあいつらの規格外の破壊力で瞬殺されます。それを封じないと。まあ、安心しなさい、アヴェンジャーのおかげでこいつらが陣営に来る理由は十分ですから」
「あなたの言う通りだな。それがいい」
アーデンは抜け目ない。生贄として連れ去られた人がいることを利用している、
「まっていますよ。我らが儀式を行う大聖杯の場で」
「逃がすと思って!?」
曹操も異論無しの様で、その場から撤退しようとする。
当然それを阻もうとするのだが、皆は直ぐに何かを察し其の場から下がる。
先ほどまでいた場所が凍結していたのだ。
「ふん。全員避けたか・・・粒素沿いなのは間違いないようだな」
それを行ったであろう女がいた。
青く長い髪に軍服を着た女。
その彼女の声を聴き・・・何故か背筋が凍るような感覚に襲われた。
間違いなくヤバイお方であると、俺の中の何かが警告を発しているのだ。
「この場にあいつはいないか。なら伝言を頼もうか・・・そこのタツミにどこか似た可愛い君に」
可愛い君って言葉が俺に向けられる。
やべえ・・・なんかやべええ・・・
この感覚・・・得物を狙う雌豹があの女で俺は哀れなウサギになったような・・・
あっ、思い出した。
これってハルトや朱乃さん、ベヨネッタさんに感じていたのと同じだ。
あの三人に共通するものといえば・・・S。つまりサド。
この人絶対にあの三人に匹敵するレベルの凄まじいドSだ!!
もうドSは十分。こっちはお腹いっぱいだ!!
「ポムルよ。私は蘇ったぞ。今度はそっちが約束を果たせと」
ポルムだと!?あいつの知り合いなのか?
「約束とは?」
「それはあいつと私だけの大切な物だ。あいつに私の蘇りと約束を伝えれば充分だ」
「・・・はい」
うん。こいつのことはあいつに任せたら問題ないよね?
あいつも大概なハーレムなんだし。
んん?なんでそんなことを思ったかって?
あいつ目にハートが浮かび上がっているんだよ!!
そんな俺を見てエスデス何故か苦笑。
「・・・本当に何を考えているのかわかりやすいな。だが、察しのいい坊やは嫌いじゃないぞ。じゃあ、待っているからなははははは!!」
氷が砕け散るとともに英雄派の面々は姿を消していた。
余りに強烈なインパクトを残して。
キャラだけでもすごいのにあの人絶対に強いよね?
SIDE アザゼル
手遅れだった。その一言に尽きる、
すでに裏京都に襲撃。大将がさらわれたと。
そして、そこには幹部が神器持ちかつアギトだと判明した英雄派の存在。聖杯戦争の開始か・・・。
ポルムのやつは頭を抱えていた。
「・・・どうしよどうしよどうしよどうしよ・・・」
イッセーの伝言を聞いてからかなり動揺しているのだ。
「なんであいつはこっちに執着するんだ?原作ではタツミの方だったのに。余は好みとは正反対のはずだぞ?なぜだ!?」
ポルムが頭を抱える相手とはなあ・・・。
おまけにやっぱりいたのか。幼馴染。
「俺も戦う」
南光太郎。またの名を創世王の片割れーー仮面ライダーblackか。
イッセーのやつも心配していた。あいつのこれまでの経緯を聞いてびっくりしていたのだ。
「お前はもう戦わなくても・・・」
その経緯は皆も聞かされている。辛い戦いの後、あの村で心と体も癒していたと。
もう十分すぎるほどにあいつは戦ったといえる。
皆もそう思うだろう。だが、あいつは決意した様子で首を横に振る。
「お世話になった優しい人がいる。その人たちのおかげで俺は救われたんだ。その恩人の危機に何もしないほうがよっぽどキツイ」
強い決意だった。そして、再び立ち上がったその姿に皆は英雄を見たといっていた。
仮面ライダーの名を持つにふさわしい英雄だと。
「…また戦うのですね」
そんなあいつに寄り添うのがジャンヌ。聖女の子孫の彼女が心配そうに光太郎を見る。
「どれだけ傷ついても、あなたは必ず立ち上がるのでしょう。それが定めなら、せめて・・・」
光太郎の手を取り、彼女はいう。
「私も隣で戦います。あなただけに傷ついてほしくないから」
優しくも強い決意。よほどのことがないと出てこない言葉。みんなも驚いている。
この前であったばかりの会話と思えねえ。
「・・・・・・どうして、そこまでしてくれるの?って聞くべきなんだろう。でも不思議だ。君ならそう言ってくると自然に思えてしまう。何か大切なことを忘れているような・・・」
この反応・・・。
「ちょいと待ってね」
イッセーがこのいい雰囲気に割り込んで来やがった!!
空気をよまない割り込みに皆が驚いているが・・・
「…やっぱり反応あるわ」
例の転生シャチハタを取り出したぞ?しかもシャチハタが震えて光っている!!
「これは。転生者っていうのが分る機能もある。現に誠にも反応したぜ?」
・・・そんな機能があるなんて初めてきいたぞ!?
本当にとんでもないシャチハタだな!!神滅具認定したのは間違いねえ。恐ろしいことに、まだまだこのシャチハタの底が知れねえ!!
祝福 呪い 転生 それに加えて一体どれだけの能力がある!?
「そして光太郎質問。多分そちらの彼女さんとは前世繋がりだ。その前世の記憶をこれで取り戻せるけど・・・つかうかい?」
「使う!!」
「即答かよ。ほい」
イッセーが光太郎の額にシャチハタを押す。
「これで記憶が戻ったはずだけど・・・」
「光太郎?」
動かなくなった光太郎を心配そうにのぞき込むジャンヌ。
その彼女を光太郎が抱きしめた!?
「えっ?えっ?その・・・」
「こんなところまで追いかけてきて・・・君ももの好きだ」
親愛を込めた言葉。
「・・・ジーク」
「ああ。久しぶりジャンヌ、また巡り合えた」
「ホント…探したんですよ?今世でも無茶やってもう・・・」
「うん、本当に大変だった。でも、頑張ってよかったよ。こうしてまた君と・・・」
『・・・・・』
二人の世界に入っているところごめんだが、
「もうマスター。こっちを忘れないでよ!!」
「はは。悪い悪い。本当に君まで来てくれるなんて信じられないよ」
「さて、悪いが光太郎。お前達の前世。聞かせてくれないか?どうも、お前たちの前世とこの聖杯大戦が深くかかわっている気がしてならねえ」
「・・・そうだな。聞いてくれ。これでも前世は俺・・・ホムンクルスだったんだ」
そして、俺たちは知っちまうんだ。このジークという男は英雄派と戦うのにふさわしすぎる男であるってことをな!!
「・・・ミーナも他の奴らも探さないとな」
ノクティスがしんみりと話す。
「・・・ミーナ?」
その名前に反応したのはライトニングである。
俺も知っている有名人だ。
最近天界が転生天使とした、星の巫女と呼ばれし者の名前と同じだったのだ。
「なあ、ノクト、そのミーナってこんな顔していなかったか?」
ライトニングがスマホにある星の巫女の写真を見せる。
それを見たノクトは目を見開く。
「なあ・・・なんでミーナが!?」
「・・・・あら~あの時の子でしたか」
ジャンヌも写真を見て苦笑いをする。
「マジな。こいつのことは気になって行方を捜していたが、英雄派の連中が気絶している彼女を運んでいたことは掴めて・・・
「・・・英雄派の拠点はどこだ?今すぐミーナを助けないと。あそこにはアーデンの野郎もいるんだぞ!」
焦って飛び出しそうになるノクティスを抑えるイッセー。
「安心しな。そんなことはさせねえから」
こいつも必死で自分を抑えているのが分る。それを察したノクティスも冷静さを取り戻したぞ?
「わりぃ」
「気にすんな。だが、今度こそ助けるぞ」
「ああ」
さて、俺たちはまた聞かないといけねえようだ。
星の巫女ミーナ。聖女の一人とされている彼女。あらゆる精霊、神獣。召喚獣と呼ばれる偉大な存在と縁を結んでいる彼女が天使になったのは必然だった。
この世界の新たな女神となるアーシアの補佐として選ばれた故に。
「・・・この人の運命を見ていたけど、そういうことでしたか」
アーシアは一度会ったことがあるのだ。
他でもない俺がミカエルに打診し、会わせてみたのだ。
キリエとともに。
アーシアは世界を支える大切な存在。その補佐としてキリエが筆頭となっている。だが、支える人たちは多くて損はないのだ。
実際三人の顔合わせは想定外のハプニングが次々とおきて、俺とミカエルのメンタルと胃に大ダメージを与えてきたが、大成功だった。
すさまじい珍道中になったぜ。
ハプニングのおかげなのか、幸いにも彼女達はすぐに意気投合するほどに相性がよく、三人で頑張っていこうと決めていた。
その矢先である。
重要人物といえる。救出は急務だ。
「ミーナお姉様には私の加護も付けています。万が一のために捕まったら正体を隠すためのアイテム、そして矢の力で新たな力も与えています。だから、バレいないはずです」
アーシアの根回しにノクトは頭を下げる。
「すまねえ」
「いいんです。早く助けに行きましょう。私にとっても大切な友達ですから!!」
アーシアと会わせたのは大正解だったな。
何が保険となるのかわからねえ。
だが、矢の力って・・・あれか?あの訳の分からん特殊能力を発現させるあれを。
一つ一つの能力が個性ありすぎて、特殊すぎるあれを?
「私がその所有者ですから。適合するかどうかという問題も関係ありません。私自身も闘争心は全くないです。それでも使えるのだから、誰でも目覚めさせることが出来ますよ。もっとも、因果が強い故に、あまり広めてはいけない力ではありますが」
アーシアの背後から現れたのはマザーズロザリオと呼ばれる存在。その手には一本の鏃がある。それの所有者でもあるっておい・・・。
「キリエお姉様にはすでに発現しています。私の知る限り、最も優しい力を得ています。ミーナお姉様にいたっては、黄金の力といったほうがいいですかね?」
『・・・・・・』
ただでさえ最強の天使と目されるキリエ。
そこに新たな力、
ミーナの方にも。
なんかすさまじく嫌な予感が・・・。
なんかやべえ力を得ているような。
「私もその力を貰ったわ。サーヴァントのはずなのに眷属ってなんなの?」
その力をマルタにも!?
って、あいつ既に受肉しとる。
嘘だろ・・・完全な形で聖女マルタが復活するなんて。
しかも生前にない何かの力を得た状態で?
「長い付き合いになりそうですがよろしくです。白金の星の力はそのためのです、実際に使っている方とはすでにお話しましたよね?」
「ええ。凄くぶっきらぼうな人だったけど、やれやれだわ」
「口調移っています」
「あらホント」
なんかさらっと飛んでも発言してねえか!?
俺たちが発明した並行世界関連の技術をいつのまに・・・
「・・・仕方ないわねえ。あなたを放っておくこともできないのは間違いないし」
マルタとアーシアの相性もまた抜群だということだ。
聖女軍団が生まれないかと俺はひそかに危惧するほどに。
「他にもいい人材をスカウトしないといけないわね。まあ…一人は目の前にいるけど?」
マルタの視線がジャンヌに注がれる。
「へっ?私?」
「この戦いが終わった後、あなたも使徒になっているでしょうね。あなたの妹も勧誘したいわね。あなた自身魔法少女でもあるのでしょ?魔女とも相性いいと思うのよね」
彼女もスカウトの対象らしい。
・・・マジで聖女軍団誕生か?
ついでに魔女軍団まで?
「そういえばミーナお姉様とノクトさんの関係は?」
アーシアが肝心な質問をしてくる。
皆も知りたかった重要な部分だ。
その答えは衝撃的なものであった。
「俺の前世の婚約者。色々あってアーデンに殺された・・・な」
凄まじい重さの因果に俺は眩暈を覚えたぜ。
今回は因縁だらけの戦いだ。
まだほかにも因縁がありそうで怖い。いや本当に。
SIDE ミーナ
アーデンの姿を見たときはぞっとしたわ。
前世で私を殺した男、その姿を見て私も記憶を取り戻したのだ。
だが、念のためにあれを使っておいてよかった。
「アーシアちゃんに感謝ですね」
顔を変える指輪。人造神具の一種らしいのだが、顔を変えるという一点のみの機能故に、見抜かれることはない。
「転生天使を捉えても碌な人質になりませんねえ。しかたない。このまま邪魔できないようにとらえておきなさい」
力を封じるための首輪も嵌められ、無力化できたと思っているアーデン。
でも、私にはあれがある。
先ほどビジョンは出してみたが問題はなさそうだ。
なら早速情報収集といきましょうか。
黄金の力・・・これまでの研鑽を試すときが来たようだ。
実際に使っていた人が別の世界にいた。その人は気高く、夢を命がけで追い続け、実際に叶えた。
私はその人を深く尊敬し、アーシアちゃんの力の一つである並行世界への干渉する力を、他の力と共に応用させ、直接会話する機会を作ってくれた。
そして、許可をもらってこの名前を使わせてもらっている。
これはある意味、神の創世の権能一部と言っていい強大な力。
キリエさんと同じ、強大な力を私は持っている。
私はもう一人の私の名前を告げる。
「ゴールド・エクスペリエンス」
続きはぼちぼち書いていきますのでよろしくお願いします、