赤龍帝の幼なじみ達   作:THIS

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 ライザーと一対一のバトル。

 もう・・・イッセーのやりたい放題です。


決着をつけます。

 SIDE イッセ―

 

―――――相棒・・分かっていると思うが。

 

「ああ・・・。俺はとっくに至っていたんだろ?」

 

―――――そう。あなたは私達の禁手化をつかえる。ただ何らかの原因で覚醒していた事に気づいていなかっただけ。

 

 何時の間・・・いや、心当たりはある。

 

「きっと・・・巧が死んだ時だな。」

 

――――――イッセ―・・・あなた。

 

 よくあの時は覚えていない。

 

「ただ・・・あの後、何かが解放されたのは覚えている。」

 

――――――そう。あの事件。実は私も色々なことを知ることができたわ。あなたが知らない事も一杯ね。時期を見て説明させてちょうだい。

 

――――辛いと思うが・・・。

 

「問題ねえよ。あの時欲した力で・・・部長を助けられるならな!」

 

――――あらら・・・自分の想いを自覚したとたん、すごく燃えているわ。

 

―――ふふふ・・・世界を否定し、壊すのはいつも愛か。

 

「へっ・・・お前が契約者って言うのにも驚いたぜ。だからこそ・・・これを使わせてもらう!!」

 

――――――ナスカ。

 

 ライザ―はナスカメモリを顎下にあるコネクターから挿入。

 

 蒼い体のナスカド―パントになった。

 

 背中から出てきた幾何学模様の翼が赤く燃えている。

 

「行くぜ・・・覚悟しな!!」

 

「まずはドライク・・・・いくぞ。」

 

 炎の塊を無数飛ばしてくるライザ―。

 

―――ああ・・・みせてやろう。赤龍帝の力を!!

 

 それを俺は目を閉じ、火球をかわしながら俺は叫ぶ。

 

『禁手化(バランスブレイク)!!』

 

 それと共に篭手から音声が流れる。

 

―――Welsh Dragon Balance Breaker!!!!!!

 

 それと共に俺の身体に次々と赤い鎧が装着される。

 

 そのすべてが瞬時に装着され、俺は地面に降り立つ。

 

「バッ・・バランスブレイカ―だと!?」

 

 窓をみるとそこには赤い鎧を纏った竜人がいた。

 

 頭についた二本の角が何となくアギトの角に似ている。

 

―――――その様な角、本来は無いのだが・・・相棒のあの力の関係だろう。

 

 そうか・・・じゃあこの角は俺だからこそ出てきたのか。

 

 名乗ってやろうか。相棒の力を!!

 

「これが赤龍帝の篭手の禁手・・・赤龍帝の鎧(ブースデット・スケイルメイル)だ!」

 

 初めての禁手化・・・成功したぜ!!

 

――――――見事。だが、まさかいきなりカウント無しなのには驚いた。さあ・・・私の力と相棒自身の力をみせてやろう。

 

 本来はカウントが必要だった禁手化。

 

 でも・・・俺は瞬時にできたぜ。

 

「ぐっ・・・だが・・・それがどうした。ナスカメモリの力を持ってすれば!!」

 

 次々と炎の塊を放つライザ―。

 

 それを俺は手で次々と打ち払う。

 

<BOOSTOBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOST!!>

 

 瞬時の倍化を行いながら俺はライザ―に向かって突進。

 

――――――アギトの力に、やはり禁手化に至ったおかげなのだろうな。動きが違う。

 

「ちょっ・・・いっ、いきなり力が増大して・・・がっ!?」

 

 巨大な炎の塊を拳で打ち砕きつつライザ―を殴りとばす。

 

 顔面を捉えた一撃にライザ―は驚きながらも立ち上がる。

 

「ぐうう・・・ちぃ・・・何だ・・・この力は。上級悪魔がド―パント化したというのに・・・。」

 

 再び拳をくりだすが、それが空振りに終わる。

 

「ぐっ?!」

 

 それ共に背中を切りつけられる。

 

 それに反撃しようと振り返るがすぐにライザ―は姿を消す。

 

「速い・・・・。」

 

 目にもとまらぬ速さで動いたのだ。

 

「ナスカメモリの力・・・高速移動。俺を捉えられるかな?」

 

 ライザ―は高速で動きながら手にした刀で斬りかかってくる。

 

 その動きは目で追う事も出来ないほどの速さで、刀が鎧に命中・・火花を散らしながら切り裂く。

 

「ぐっ?」

 

「オラオラ・・・ガンガン行くぜ!!」

 

 高速移動を伴う連続攻撃。

 

「ちぃ・・・。」

 

 それが俺を襲ってくる。何度も切り裂かれる。

 

「このまま押し切って・・・・。」

 

そのまま翻弄されつづける・・・そのはずだった。

 

 でも、その動きに俺はすぐに対応してみせた。

 

 頭を狙った一撃を交わして見せたことからそれは始まる。

 

 それと共に攻撃のタイミングが段々と分かってくる。

 

「なっ・・・・何で攻撃が当らなくなってきてんだ!?」

 

 ライザ―も流石に気付いたようだ。高速移動しながらの攻撃を見切り始めている俺に。

 

―――――アギトの本能か。

 

 ドライクの言うとおりなのだろう。俺は攻撃するタイミングがわかってきたのだ。

 

 その未来位置も。

 

――――予知に極めて近い動き。これだけの高速移動からの攻撃に対応できるレベルって・・・アギトの力は本当に底が知れない。

 

 アギトの本能・・・まさに戦うためにあるのか。いまは、ありがてえ。

 

 俺は手に倍化した力を込め・・・。

 

 その未来位置に拳を置く。

 

「ぐぼっ!?」

 

 その拳がライザ―を捉える。

 

「チィ・・・・なんだ・・・なんだお前?」

 

俺の左を取ったライザ―が斬りかかろうとするが、体をひねりながらの一撃で逆にふっ飛ばす。

 

「しっ・・尻尾だと!?」

 

 そう・・・尻尾の一撃で。

 

「せっかくついてんだ。生かさないと損だろうが。」

 

――――――いきなり尻尾で攻撃する辺りはさすがだよ。

 

 吹っ飛んだライザ―を追いかけ拳で殴る。ライザ―も反撃しようとするが、それをカウンターで手刀や拳、蹴りを入れてダメージを与えながら阻む。何度もライザ―の反撃を拳、足などでつぶしていく。

 

 そう・・・これは師匠の戦い方だ。

 

 必要最小限の動きで相手の攻撃の先に攻撃をおく。

 

 それにより相手は自身の動きとこっちの動きが交差したダメージを与えられる。

 

 それがカウンターの醍醐味。相手は攻撃しようとした瞬間、自身の攻撃をつぶされるだけじゃなく、その攻撃をこっちの攻撃を上乗せしたダメージを受ける。

 

 精神的にも肉体的にも相手を確実に追い詰める戦い方だ。

 

「ぐう・・・なんでこんなに戦いに慣れている?」

 

 いくら早く移動しても。

 

「なんで俺の動きに簡単に対応できる?」

 

 死角を突いても無駄だ。

 

「攻撃が・・・攻撃が全く出来ねえ。」

 

 もうお前の動きはすべて・・・見切った。

 

「そして・・・重い!!」

 

 俺は拳だけで戦って、ライザ―を圧倒していた。接近戦は俺の独壇場だった。

 

 相手はすぐに再生する。

 

 それでも俺が勝っているのは間違いない。

 

 流れを変えようと、高速移動で俺の背後を取ったライザ―。

 

<BOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOST!!>

 

 その瞬間に俺は右足に倍化した力を集中。

 

―――――Explosion!!

 

 解放と共に頭にあるアギトの角が展開。黄金の光を放出させる。

 

 師匠・・・必殺技を借ります。

 

「ライダ―・・・キック。」

 

 そして、背後で剣を振り上げ斬ろうとするライザ―に向かって振り向きざまに右足による上段回し蹴りを叩き込む。

 

「ぐがっ!?」

 

 それで俺が向き直ると共にライザ―は地面に叩きつけられる。

 

 その衝撃だけで、地面に大きな亀裂が発生するほどに。

 

「がっは!?」

 

 これを俺は必殺居合蹴りと呼んでいるぜ。これほど相手に精神的にもダメージを与える必殺技はそうない。

 

「ががっ・・・な・・・なんて奴だ・・・。」

 

 必死に立ちあがろうとするライザ―。まだ・・・メモリブレイクはできていない。

 

「存外に・・しぶといな。」

 

 その言葉にライザ―は自嘲気味に笑う。

 

「フッ・・ふふふ・・お前もあのハルトと言うやつのあれを喰らってみろ。」

 

 あれって・・・あのアイアンクロ―のことか?

 

「あれを受けたらこの程度の苦痛など・・・屁でもないわ!!」

 

 そして・・・たっ・・立ち上がりやがった。

 

「・・・・・・・。」

 

 ハルの野郎・・・。ライザ―にいらん根性を身につけさせたな。

 

 不死身さにしぶとさが加わって予想以上にやっかいだぞ。

 

 どんだけあのアイアンクロ―は苦痛だった?って・・こいつが気を失うほどだったか。

 

 ・・・・・・確かに根性つくな。

 

―――――何がどう作用するかわからないものだな。

 

―――――良い攻めだったしねえ。人として一皮むけたのかも・・・。

 

 それでも結構なダメージだったようで、あいつの足は細かく震えている。

 

 不死身でも・・・蓄積される物は変わらねえか。

 

「だっ・・・だが・・・流石に接近戦は勝てねえ。」

 

 ライザ―は俺との接近戦は不利だと悟ったのだろう。

 

 空中に逃げる。

 

「これで終わりにしてくれる。」

 

 ライザ―は手に巨大な業火を生み出す。それは幾何学模様をしたエネルギー体に包まれ、さらに熱く・・・エネルギーとしての密度も増す。

 

――――流石にあれをまともに受けたらまずいな。

 

 ドライクがそう感じるのなら間違いないのだろう。

 

――――初めての禁手化は制限時間が短いわね。もうすぐ鎧が解けるわ。だから今度は私の力を使いなさい。

 

<BOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOST!!>

 

―――――Explosion!!

 

 倍化した力の解放と共に頭の上の角が展開する。黄金の光が噴き出す。

 

 拳に黄金の光が集束されていく。

 

「ああ・・・これをまずは拳で打ち砕く!!」

 

 そして、その拳で・・・目の前の必殺の一撃を破壊する。

 

 あっけなく消え去るライザ―の必殺の一撃。

 

「うっ、嘘・・・だろ・・・。」

 

 それと共に鎧は解除される。

 

「チィ・・・だが・・・もう時間切れのようだな。」

 

 それを見てほくそ笑むライザ―。

 

「ああ・・・だから次はお前だ・・・クレア・ドラグレッタ―!!」

 

――――――ええ。受け取りなさい。私の力・・・龍騎の力を!!

 

 俺の手にクレアの紋章が刻まれた黒いカードデッキが現れる。

 

 それと共に腰にベルトが現れる。

 

「なっ・・・それは召喚師のデッキ、まっ・・・まさか・・・。」

 

 それを腰に装着そして俺は告げる。

 

「・・・変身。」

 

 行くぜ・・・禁手化二連続!!

 

「へっ・・・変身などさせるか!!」

 

 ライザ―が再び巨大な業火を放つが・・・。

 

 変身しながら俺はカードを装填していた。

 

<BOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOST!!>

 

―――――――――Guard Vent!!

 

――――――――Transfer!!

 

『Dorgon scalc wall!!』

 

その豪火が晴れる。俺の手にはドラグシールド。

 

「防がれたのか?」

 

 そして、突然現れたクレアが赤い光に包まれながら俺を守ってくれていた。

 

「へえ・・・私をこんな形で実体化させるなんてやるじゃないの。譲渡してくれたおかげで全然痛くないわ。」

 

そのクレアに守られる形で俺は変身していた。

 

 赤に黒と銀のアーマーを纏った仮面ライダー・・龍騎に。

 

「行きましょう。飛べないのなら私に乗ればいいわ。」

 

「頼むぜクレア。」

 

 俺はクレアの頭の上に乗って、空中のライザ―に突進。

 

「くっ・・・くるなあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 迫る俺達にライザ―は火球を放ちながら必死で逃げる。

 

 それを俺は手に持ったドラグシールドで撃ち落としながら接近。

 

<BOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOST!!>

 

「加速してくれクレア!!」

 

 追いつくために俺はクレアに向けて倍化した力を譲渡。

 

―――――――Transfer!!

 

「ふふっ・・ふああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 あっ・・あれ?クレアまで変な声を。

 

「ふっ・・・ふふふ・・なるほど。あの子達の気持ちがよく分かるわ。ドライク・・・あなたの力は麻薬以上に甘美で・・危険よ。」

 

――――お前でさえそう感じるのか。

 

 そんなに快感なのか?

 

「さあて・・・一気にスピードをあげるわよ。」

 

 その言葉と共にクレアが一気に加速。その速度はさっきの倍以上は確実にある。

 

 ―――Sword Vent!!

 

 それと当時にドラグセイバーを召喚。ライザ―を追い越しつつ斬りつける。

 

「がっ!?」

 

 何度のクレアが信じられない速度でライザ―の周りを翔る。そのついでに何度も・・何度も斬る。

 

「ぐっ・・ちぃ・・・がああああぁぁぁぁぁ!?」

 

 何度も何度も・・・斬りつける間にライザ―の足が止まる。

 

「がば!?」

 

 そこにドラグシールドをぶん投げて顔面に命中させるとともに視界をふさぐ!!

 

<BOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOST!!>

 

 倍化した力をそのままドラグセイバーに譲渡。

 

―――――――Transfer!!

 

 クレアから飛び降りつつ・・・必殺の剣を叩き込む。

 

『Dorgon Storm Slash!!』

 

「ぐぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 そのまま地面へと落下するライザ―と、俺。

 

「ぐうう・・・おっ・・・おのれ・・・。」

 

 だが・・・まだライザ―は健在。

 

「・・・しっ・・・しぶとい。」

 

 メモリブレイクもまだ出来ていない。

 

 何度も必殺技クラスの攻撃を叩き込んだのに・・・恐ろしいほどにしぶとい。

 

「・・・辟易するくらいに根性あるわね。」

 

 クレアの言葉にライザ―は乾いた笑いを上げながらたちあがってくる。

 

「ほめてくれてありがとうよ。このまま時間稼ぎをして・・・禁手化が解ければ俺の勝ちだ!!」

 

 そんな戦略で戦っているのか。

 

 凄まじい粘りだ。でも確かに悪くない戦略だと思う。

 

 だからこそ、俺はあのカードを取り出す。

 

「だったら・・・これで決めてやる。」

 

 それはクレアの紋章が書かれたカード。

 

「げっ・・・まっ、待て!!お前そんな危険なカードも使えるのか!?」

 

 それはファイナルベントのカード。

 

「・・・ついに使うのね。いいわ。」

 

「ドライク・・・お前の力も借りるぞ!!」

 

―――――良いだろう。三身一体でいくぞ!!

 

〈BOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOST!!〉

 

「・・・一応だけどあなたに忠告してあげる。多分・・・私でも想像もできないくらいの破壊力になるわ。ファイナルベントの威力を倍化させるなんて正気の沙汰じゃないから。」

 

 クレアの言葉にライザーは本気で怯える。

 

「ヒッ・・・待て!!それは流石に不死身でも・・・・・・。」

 

――――避けることはできないと思え。だから消滅したくなければ・・・全力で防御しろ。

 

ドライクがさらに追い打ち。

 

「ぐっ・・・おのれええええええええぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

 俺はカードを装填する。

 

――――FINAL VENT!!

 

「はあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 俺は両足に力を込める。

 

―――――Explosion!!

 

 それと同時に・・・倍化の力を解放!!

 

 そのまま飛び上がる。

 

 飛び上がった先ではクレアと・・・あれ?いつの間にか実体化したドライクまで・・・!?

 

「へっ・・・うっ、嘘!?なんでドライクまでいやがる!!」

 

 ライザ―・・・流石にビビるよな。

 

 俺だってびっくりしたもん。

 

 二人の反応に満足したのかドライクは不敵な笑みを浮かべているし。

 

「二龍分のブレスだ。」

 

「存分に受け取りなさい。」

 

 2人が同時に強力なブレスを放ちそれを足に纏わせながら俺は勢いそのままに飛び蹴り

をかます!!

 

 右足にクレア、左足にドライクのブレスの力を宿す。

 

 そしてそのまま二体分の・・・ドラゴンライダ―キック!!!

 

「ぐおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

「こうなりゃやけくそだああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 それをライザ―が手にした剣にありったけの力の込めたのだろう。炎を噴き出させて迎え撃つ。

 

 二つが激突。

 

 それと共に大爆発が起きて・・・戦闘用のフィールドがすべて吹っ飛んだ。

 

 

 

side 木場

 

『・・・・・・・・・・・・。』

 

 はっきりいよう。

 

 反則と言う言葉ですら足りないと。

 

 ファイナルベントって本当に凄まじい。戦闘用のフィールドが完全に破壊されたよ。

 

 通常でも計り知れない威力があるというのに、そこにドライクの力を加え、その上倍化ってすごいを通り越して・・・酷い!!

 

 威力だけなら戦略級の核弾頭クラスがあるかもしれない。

 

『・・・・・・・・・・。』

 

 みんなあまりの破壊力に唖然としているし。

 

 むしろライザ―によく頑張ったといいたいくらいだ。

 

「ハッ・・・反則すぎですわ。何ですの・・・イッセ―様は?」

 

「・・・・・こっ・・・これは参った。フィールドを破壊するって考えてもいなかったよ。破壊できる代物じゃないはずだったんだけどな。」

 

 サーゼクス様も驚く威力。

 

 破壊されたフィールドから二人がこちらに転送されてくる。

 

 変身が解除されたイッセ―君と・・まだあちこちから煙をあげ、変身した状態で立っていたライザ―。

 

 そして・・・ライザ―は倒れる。

 

 体からメモリを排出させて。

 

「・・・我ながらよく生き残ったとおもうぜ。」

 

 倒れたまま動けないライザ―。

 

あんな無茶苦茶な一撃を受けて生きているだけでもすごいのに、よく意識があるよね。

 

 イッセ―君は軽く息を吐きライザ―を見る。

 

「俺の勝ちだ。だが・・・あんたも強かったぜ。」

 

「ふははは・・・ああ。だが俺の負けだ。二つの禁手化か。あそこまで完膚無きにやられちゃ・・・いいわけも出来ねえ。この戦いはお前の・・・いやお前達の勝利だ。」

 

 ライザ―は負けを認める。ホント・・・良く戦ったと思う。

 

「ああ。」

 

 だが、負けたわりにはライザ―はすっきりしているよね?

 

「まだ挑ませてもらうぜ。ここまで根性が身につけたら・・・開き直れる。」

 

 根性って・・・あれ?上級悪魔らしかぬ言葉が。

 

「何時でも返り討ちにしてやるよ。」

 

 イッセ―君が手を差し伸べる。

 

「お前・・・・・・。」

 

 そして、ライザ―が驚きながらもその手を取ろうとした時だった。

 

「がっ・・・はっ!?」

 

 ライザ―の体の異変が起きたのだ。

 

 排出されたガイアメモリから黒い魔力のような物が噴出し、ライザ―が苦しみだした。

 

 そして、その身体に紫の亀裂のような物ができる。

 

「・・・・これは、ファントムが生まれる瞬間だと!?」

 

 それを見たハル君は声を荒げる。

 

「絶望もしていないのに・・・どうして。」

 

「ははははははは・・・その答えはこのメモリにあるぜ。」

 

 その言葉に応じて現れたのは・・・前のゲームで介入してきた二体の内の一人。

 

 ファントムのフェニックスだった。

 




 少し原作を変えたのはこの時点でライザーに根性がついたことです。

 これが展開に影響をあたえます。

 
 さて・・・第一ラウンド終わりです。

 次から第二ラウンドの開始です。
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