でも・・・原作通りに話は進みません。
その理由?
あの二人と+αがいるせいです。本当に愉快なチームになっております。
SIDE イッセ―
そして、ほどなくし、その連中がやってくる。
渡とハルト、鋼兄は急用ができたらしく、すぐに帰ったが。
「・・・・・・・。」
やってきたのはひょろとした細身の男と青いショートヘアをした女。
それに・・・栗色のツインテールにリーゼントって・・・。
「オッ・・・お前ら・・・弦太郎にイリナか?」
『あっ・・・。』
いや・・・本当にびっくりした。
イリナは綺麗になったし、弦太郎も格好良くなった。
目を丸くする弦太郎は少し考え・・・。
黙って拳を突きだす。
ああ・・・なるほど。あれか。
俺達二人は拳を上下に打ち合わせ、そして最後に真っ直ぐぶつけ合わせる。
そして握手。
そして、イリナにも同じことをする。
「久しぶりだなイッセ―!!」
「ほんとだよぉぉぉ!!すごく久しぶり!!」
「おう!!久しぶりだ弦太郎!!イリナ!!」
それだけでもう十分だった。こいつは弦太郎にイリナだ。
「えっと・・・まさかよ。またあなたの幼馴染なの?」
弦太郎は自分の胸を二回叩き、俺達を指差す。
こいつの昔から変わらない自己紹介の仕方だ。
「そうだ。俺の名前は紫藤 弦太郎。神様と友達になる男だぜ!!」
かっ・・・神様と友達になると来ましたか。
でもなんだろう。こいつならやりかねんと思う。
「はっ・・・はは・・・そうなのね。また人外なのね。」
部長・・・何壊れた笑いを発してるのですか!?
まだ人外と決まったわけじゃ。
「先輩、現実を見て。教会の最終兵器と言われる時点で可笑しい。」
・・・・・・。
そうだな。
小猫ちゃんの言うとおりだぜ。
「それで・・・なんでお前が悪魔・・・グレモリ―達と一緒に?」
「ああ・・・色々あってな。」
まあ・・・事情を話すわけだ。一応アギトという部分はぼかし、死にかけたところを悪魔の駒で転生して救われたことと、それなのに何故か悪魔になっていない中途半端な状態になっていることをだ。
「肝心の部分隠しているな?」
「うっ・・・。」
それなのにこいつは無駄に鋭い。アギトの部分を隠しているのを勘で気付きやがった。
こいつの物事の本質を見抜く目はアギト以上だ。小さいころもそうだったけど、それがさらに磨かれている。
「悪い。その事情は部長達に止められている。話すととんでもない事に巻き込まれるから。出来れば巻き込みたくない。こっちで何とかしたいから。」
故に正直に白状するしかない。話すことを止められていると。
「そうか・・・お前も大変だな。」
「わりいな。」
素直に話せないと言えば、分かってくれる奴だからよかったけど。
「んん?悪魔の駒で転生したのに悪魔じゃないって・・・訳が分からない?おお神よ!!」
イリナも混乱しているよ。まあ悪魔じゃない。
それでいて祈りやがる。まあ・・・俺とアーシアは別にダメージは受けないけど。
「あれ?神の祈りでダメージを受けない?本当に悪魔じゃないのね。」
この野郎・・・狙ってやりやがったな。
「でもお前はお前だ。それが分かってよかったぜ。それにお前がそのままってことはこいつらもいい奴らってことがわかるし。」
弦太郎が・・・へっ?部長の所に歩いて行って・・・。
「改めてよろしくお願いします!!」
握手したよ!!まじで?
「えっ・・・えっと・・・ええ・・・よろしく。」
部長が押されている?交渉上手な部長が。
「できればこのままダチになりたいぜ!!」
「あっ・・・あのね。私は悪魔よ。仮にも教会の陣営のあなたが悪魔と友達になりたいというのは問題が・・・。」
「俺は神と友達になりたいんだ。悪魔と友達になれないでそんな目標は達成できないぜ!!」
「・・・・・・これは想像もしなかったベクトルで強敵だわ。さすがイッセ―の幼馴染。」
押されている。部長が押されている。うお・・・相変わらずって言うかさらにパワーアップしている。
友達づくりなあいつのあれが。
「まあまあ落ち着こうね弦太郎。」
そんな弦太郎を止める男。手にしたスリッパではたいて止めた。
どうもあいつがストッパーのようだ。
「私はゼノヴィアという。」
「僕は良太郎。」
あと二人も紹介してくる。
「ちなみにこの二人も姉弟だぜ。」
これはまた・・・似ていない姉と弟ですな。
「それで、要件を伝えますとあなたの領域で動くことを許してもらいたいのです。」
良太郎がそこで説明を入れてくる。
話によると・・・教会に保管されていたエクスカリバーが強奪されたこと。
それを追って別のエクスカリバーを持った男がいたのだが、逆に殺され、そしてそのエクスカリバーを奪われたのだ。
「よりによって・・・エクスカリバーだなんて。」
エクスカリバーという名前は聞いた事がある。
実際は一つの聖剣だったが、それが今では七本に分かれている。
それぞれ一本ずつオリジナルが持っていた力を持っているという話。
「へえ・・・君があの魔女・・・アーシアか。噂は聞いているよ悪魔を癒したということで・・・。」
そこでアーシアに気付いたゼノヴィアが魔女と呼んできやがる。
おい。その事を言うか。
そのおかげでアーシアがどれだけ苦労したか・・・。
「お前・・・。」
俺が怒りに声を上げようとした時だった。
アーシアがその言葉に前に出てくる。
「それがどうしたというのです?」
それは気丈な言葉。
「私は自分のやった事に後悔はしていません。助けたい。そう思ったから助けました。それに悪魔も天使も・・・人も関係ありません。」
「関係ないって・・・。」
「・・・・・・。」
驚いた。
いつの間にかアーシアが強くなっていた。
俺が想像していたよりもずっと。
初めてあった時よりも確実に強くなっている。
その言葉にみんな驚いているよ。
「その点に関しては私も証言させてもらっていいかしら?」
そこに・・・キリエ姉さんまで。
「あなたは・・・たしか魔剣教団の。」
キリエさんの事もゼノヴィアが知っている様子だった。
「彼女は私が知る限り、誰よりも清らかなで純粋な心の持ち主です。身を呈して・・・友達を助けた子です。彼女が転生した理由はそれです。そんな子を馬鹿にするのは私も聞き逃せません。私にとっても妹の様な子なのですから。」
キリエさんの背中から三対の白い翼と・・・天使の輪が?
『テッ・・・天使!?』
改めてみると天使だよな?
「・・・・・・・・・。」
ゼノヴィアが唖然としている。まさか天使まで弁護してくるとは思いもしなかったからだろう。
「ゼノヴィア。お前の負けだ。この子は魔女じゃねえ。」
弦太郎がやれやれといいながらアーシアの方へと歩み寄る。
「わりいな。俺も魔女なのかどうか分からなかったけど、今の言葉でよく分かったぜ。あんたは魔女じゃねえ。すっきりしたぜ。」
「えっと・・・。」
あいつはブレねえ。直接目で見て物事を判断する点といい・・・。馬鹿なのに、その点に関しては本当に敵わねえ。
「僕から君達に聞きたい事があるけどいいかな?」
そこに木場が入ってくる。
「それは・・・エクスカリバーだよね。」
「分かるか。」
ゼノヴィアがエクスカリバーを出す。
「ちなみに私ももっているわ。」
「よりによってこんな時にか・・・。」
頭を抱えがらサイガまで現れる。
その間にも木場とゼノヴィアの間で緊張が走る。彼が聖剣計画の生き残りで、ゼノヴィアの先輩に当たる奴だという事。
そして・・・。
「姉さん、挑発は止めてって・・・。」
「いいだろう。なら表にでて・・・。」
ゼノヴィアが木場の挑戦を受けようとした時だった。
――――喧嘩したら駄目だ!!
とあれ?変な声が聞こえてきたぞ。
それと共に何かがゼノヴィアの中に入り込んで・・・
いきなりゼノヴィアの蒼い髪に金色のメッシュが入った?
「ごめんなさい!!やっぱり喧嘩はだめだ!!」
『はい?』
「これ仲直りの証!!デネブキャンディだ!!」
って木場にキャンディを渡している!?
「えっと・・・????」
木場が混乱している。
何?キャラが全く違うのに変わっていますけど!?
「フッ・・・ふざけているのか?!」
確かにこれが演技なら侮辱もいい所だよな。
木場の奴もキレそうになっている。
「いやいやいやいやふざけてなんかいないよ!!僕は喧嘩が嫌いなんだ!!信じてくれこの通り!!」
「・・・・・・?!?!?!?!?!?!??!?!?!?!?」
彼女(?)の言葉と土下座に木場がアーシアの方を見る。
アーシアちゃんは嘘発見器じゃないですよ!!
その力はあるけど。
「はい。嘘は・・・言っていませんよ????」
嘘は言っていない。それは分かる。でも・・・何か変だぞ?
「??!!どっ・・・どうなっている?」
木場、怒るべきか、それとも許すべきかどうか本気で混乱していた。
あいつがここまでうろたえるなんて・・・。
「デネブったらもう・・・。」
良太郎は何か頭を抱えているみたいだし?
――――仕方ねえ。俺が出る!!
「ちょっ・・・モモタロスが出たら余計ややこしく・・・。」
あれ?今度は良太郎が?
「俺・・・参上!!」
髪の毛に赤いメッシュが入った状態で自分を親指で指し、綺麗に見栄を切った!?
いい具合に腰が入っていますな。
「ハリセン頼む。」
「あいよ。」
手にはイリナがどこからか出したハリセンが?
「いい加減に出てきやがれ!!」
それを手に乱暴な口調で叫びながらゼノヴィアをどつく良太郎(?)
「乱暴はだめだぞ!!モモタロス!!」
「うっせえいいから引っ込んでろ!!お前がいると場が余計ややこしくなるんじゃ!!」
そこからのカオスはもう・・・語りたくもない。
その騒動から十分後。
「あははは・・・・・・どうせ私は脳筋なんだ。馬鹿なんだ。だからエクソシストなのに、教会の戦士なのに変なのに憑かれていいように操られているんだ。でも私からパワーを取ったらあとは何が残るというのか?ああ破壊しか能がない馬鹿なんだ。ああ馬鹿なんだはははは・・・私はもう何にすがって生きて行けば・・・。パワー馬鹿な私は肉体労働しか残っていないのかな?はははははははは・・・・・・。」
「まあまあ・・・今回の傷は浅いわ。」
部屋の隅で三角座りしながら落ち込んでいるゼノヴィア。
それを慰めているイリナ。その慰め方から今の様な事が一度や二度じゃない事が良く分かる。
あいつ意外と自虐キャラだったんだな。
さっきのクールなキャラが完全に崩壊しとる。
「弦太郎、説明頼む。」
何があったのかと、弦太郎が説明してくれる。
「許してやってくれ。ゼノヴィア・・・何かに憑かれているみたいでな。」
「良太郎もそうだよ。バリエーションが豊富で、どれも愉快な人なんだ。五種類は確認しているわ。」
『・・・・・・・・・。』
イリナの止めの発言に皆絶句。
だって、エクソシストなのに何か変なのに憑かれている!?
しかも四人のうち二人、それ姉弟も揃って!?
なんじゃそりゃ!!
お前達それでいいのか!?
「面白いし、何となく悪い奴に思えないから問題ねえ!!いずれきちんと話をつけて幽霊とも友達になってやるぜ!!」
「これも主が私に賜った試練よ!!それに愉快なキャラしていると思えば楽しいわ!!」
あっ・・・だめだ。この兄妹は馬鹿だった!!
凄まじく問題あるはずなのに、全然気にしていない!!
むしろ楽しんでいるよ!!
「ノーコメントでお願いします。迷惑をかけてごめんなさい。」
苦笑い浮かべている良太郎って人はまともそうだ。
・・・・・・いや。あいつも何か憑かれている時点でアウトだ!!
ある程度コントロールは出来ているみたいだけど?
なんだよこのチーム。ブレーキが効いていないぞ!?
あっ・・だから暴走最終兵器なのね。
納得しちゃったわ。
なんでこんな連中を同じチームにしたの!?
やけくそとしか思えないよ!!
「・・・・・・。」
ネロの視線が良太郎とゼノヴィアに向けられる。
「はあ・・・。何となく分かってきた気がするぞ。」
そして木場の方を見る。
「なんか・・・やる気が失せたよ。」
すごく疲れた様子で肩を落としています。
「まあ・・・とりあえず許可はだすわ。さすがはイッセ―の幼馴染ね。一味、二味どころの違いじゃないわ。キャラだけで疲れた・・・。」
完全に脱力したのだろう。部長は心底疲れた様子で許可を出しますし。
「いや・・・こいつらはまた別格です。はあ・・・。」
なんかおかしいなって・・・。
「あらら・・・せっかく手合わせを見たかったのですが。」
『!?』
そこにもう一人乱入してきた?
部室に現れたのは・・・鉄仮面のような物で顔を隠した女だった。
着ているのもドレスの上から甲冑を来ているような姿。
声からして女なのは辛うじて分かる。
その姿を見た部長と朱乃さんが本気で驚いている。
「なんでユウナ様・・魔王眷属の一人が来ているの?」
「魔王眷属!?」
「ええ、有名よ。五大魔王スパーダ眷属の僧兵・・・魔槍の魔女――ユウナ様。最強の僧兵と言われているわ。」
「スパーダだあ!?」
ネロが驚いているぞ?一体どうした?
「なんでスパーダの名が!?」
キリエ姉さんまでって・・・ああ・・・確か魔剣教団ってスパーダを信仰していたっけ。
そして、ネロはそのスパーダの血族・・・。
あれ?なんで五大魔王の一人がそのスパーダなんだ!?
「話には聞いている。槍の達人にしてあの「魔女」だってね。」
「ふふふふふ・・・私も有名になったわね。」
「それはそうだよ。君・・・あちこちでやりたい放題に暴れているから。久しぶりだね。」
良太郎が彼女に向けて久しぶりという。
「あら?分かっちゃうんだ。ええ・・・久しぶり。あなたなら私がここにいる理由はわかるでしょ?」
なんだ?良太郎があいつに心当たりがある様子で・・・。
「さて・・・私も聖剣に用があるのだけど、そこのあなた?あなたのふがいなさにお仕置きをしにきました。」
えっと・・・その魔女さんのご指名は木場!?
「なんのようだ?」
「あなたに聖剣を破壊する資格があるかどうかね。今のあなたじゃ・・・罅どころか、傷をつける事すら無理でしょうけど?」
「へえ・・・無礼とは思うけどそこまで言われたら剣を交えずにはいられないね。」
木場があいつの挑発に乗る。
「オッ・・・おいやめとけ。」
俺は止めようとする。肌でわかるんだ。あいつの・・・その・・・ヤバさが。
あいつの実力は・・・半端じゃねえぞ!?
「・・・・・・えっと・・・あの・・・。」
アーシアが何かに気付いたのかそのユウナに声をかけようとしているが・・・
そのアーシアに向けて彼女は人差し指を口元に当てて黙ってほしいという。
「あなたの力は分かっているわ。その上で・・・お願い。」
「・・・はい。」
なんか二人の間で何かわかりあっちゃいましたよ?
「表にでましょう。リアスさん?結界ならこっちが展開しているのでいいですよね?」
「はい・・・でもなんで魔王眷属が?」
訳が分からん。
最後で僧兵として現れたのがオリキャラにしてあるゲームのクロスキャラでもあるユウナ。
さて・・・誰の関係者でしょうか(名前の時点でバレバレですね)
現時点で彼女・・・半端じゃなく強いです。