赤龍帝の幼なじみ達   作:THIS

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 ここでコカビエルとの決着がつきます。

 えげつない止めが待っていますよ。


 あと、あるキャラ達がやりたい放題に暴れまわります。


皆の力を込めます。

 SIDE 木場。

 

 さて、色々と可笑しい事が分かったよ。

 

 イッセ―君。君の人脈は本当に可笑しい!!

 

 なんで三大勢力を跨ぐ人脈を作っているのかな!?

 

 新たに進化したイッセ―君はそのままコカビエルに向かう。

 

 そして・・・。

 

「おいそこの牙王とやら。あんたの強さは聞いている。一つ手合せ願えないか?」

 

 鋼鬼さんが、牙王を指名した!?

 

「ほう、いいだろう。俺もお前の事は聞いているからな。」

 

「こっちも全力で行く。ヤマタ!!」

 

――――何処まで強くなったか見せてもらうぞ。

 

 背後に巨大な八頭の蛇のオーラが現れ、それと共に地面から出てきた緑の刀身の剣を抜き放つ。左腕には蒼い篭手も出現している。

 

 その刀から不思議な音が鳴り響き、それと共に無数のディスクアニマル達が集まり、次々と鋼鬼さんの身体にくっつき、鎧となる。

 

 そして、現れるは鎧を纏った鋼の鬼。

 

「鋼鬼・・・鬼武者モード。」

 

 刀を軽く振るうだけで、辺りに突風が巻き起こり、地面が大きく陥没した?

 

「なら、こっちもそれ相応の姿で相手にさせてもらうぞ。ネガタロス!!」

 

「・・・これはすげえことになりそうだ。」

 

――――カラミティフォーム。

 

 牙王の元にグリードであるゲイルとネガタロスが中に入って・・・無数の手がある形態になった。

 

「すべて喰らい尽くす。」

 

「俺は喰えないぞ?」

 

 その言葉だけかわし、二人の剣がぶつかりあう。

 

 その衝撃は凄まじく、二人の周りでグランドに亀裂が走った。

 

『ほう・・・。』

 

 そのたった一つのぶつかり合いでお互いに感じ取ったらしい。

 

 互いに強いと。

 

 そして、二人がぶつかり合う。その度に暴風みたいな衝撃と地震みたいな亀裂があちこちに・・・。

 

「ちょっ、ちょっと二人とも!!どこか別の所で戦いなさいよ!!私達の学校が・・学校が!!」

 

 部長の悲鳴も分かる。既にグランドが地割れなどで崩壊寸前だ。

 

 校舎だってもう。見る影もない。

 

 二人のぶつかり合う度に、まるで砂の城のように崩壊しているし。

 

「あなた達がこれ以上戦うとぶつかると学校が修復不可能なレベルに崩壊してしまいます。って、でも誰も止められませんね。あんなラスボス二人のぶつかり合い、誰が好んで割りこむか。出来る事があると言えば隔絶することくらいしか・・・。」

 

 ソーナ会長ですら匙を投げつつも、ハルト君に視線をやる。

 

 それが何を意味しているのか、察したハルト君が指輪を使用する。

 

「仕方ない。こっちがサービスしておく。はあ・・・魔力温存しておかないと、ここら辺一帯の修繕もやることになりそうだ。」

 

――――フィールド。

 

 その指輪の効果と共に二人の間に結界が展開される。

 

「鋼兄!!二人のぶつかり合いをある程度耐えられる空間を隔絶させるタイプの結界だ。とっとと決めてくれ!!いくら俺でも半時間くらいしか持たない!」

 

『上等。だったら十分で崩壊させてやる!!』

 

「まっ、まさかあの二人、あれで遠慮していたのか?」

 

 更にぶつかり合いが苛烈になる。空間ごと隔絶しているはずのなのに、その振動がこっちにまで伝わってくるって・・・。

 

 あの二人はもう次元が違うよ。

 

「・・・またかけ直すか。魔力はまだまだ余裕あるし。」

 

 ハルト君はもう開き直っている。

 

「イッセ―、ありがとうよ。」

 

 そして、僕は驚く光景を見た。

 

 弦太郎が立ち上がってきたのだ。

 

 あの神の不在というショックから一番に立ち直って。

 

「正直まだ心が痛いし、ぽっかり穴が空いている。これから何をすればいいのかも分かんねえ。だが・・・涙は止まったし、拳も握れる!!」

 

 そして、彼はまた変身する。

 

―――――――ロケット。

 

 体は先ほどの白ではなく橙色の体に変わる。

 

 そして、最大の特徴は、ロケットが両腕にあったということだ。

 

「いくぜえぇぇぇぇぇぇ!!」

 

 両腕のロケットを点火させて、弦太郎は宙を飛ぶ。

 

「お兄ちゃんの新しい力だというの?」

 

「初めて見る姿だな。」

 

「・・・・・・・。」

 

 正直、僕はこの弦太郎という男を舐めていたと思う。

 

 彼もまたイッセ―の幼馴染だ。

 

 お節介なところもあるけど、精神的にはイッセー君の知り合いの誰よりも強い。

 

 彼は敬虔なクリスチャンのはず。その神の不在は僕達などとは比べ物にならないダメージになったはずだ。

 

 その絶望からこんな短期間で立ち上がってくるなんて。

 

「弦太郎、お前は流石だよ。私は・・・まだ立てないが・・・。」

 

「ごめん、お兄ちゃん。」

 

「気にするな!!俺だって立てた事が信じられねえんだから。」

 

 落ち込む二人を慰める弦太郎。

 

 そこにデネブが現れ・・・。

 

「ゼノヴィア。俺が代わりに戦う。」

 

「そう・・・だな。何もしないで終わるのは癪だ。頼むぞ・・・デネブ!!」

 

 ゼノヴィアは再びゼロノスに変身しつつ、その後ろにデネブが立つ。

 

―――――ベガフォーム。

 

 頭の仮面が取れ、そして胸のパーツが変わる。

 

 それと共にデネブの両手が肩にくっつき、胸にその顔らしきものが現れる。

 

 顔にはドリルのような物が現れ、それが星形に広がり、新しい仮面となる。

 

 そして、背中から黒いマントが伸び、変身は完了する。

 

 変身し、デネブと合体したゼノヴィア。手にしたゼロガッシャーを軽く振るう。

 

 それだけで、辺りに突風が巻き起こり、地面が陥没する。

 

 鋼鬼さんと同じ現象を起こしたというのか!?

 

『!?』

 

 その光景に皆の動きが止まり、一斉に彼と彼女に注目する。

 

 すごいパワーだ。あんな芸当、変身したとしても僕はできないだろう。

 

 デネブの力を得たゼロノス。

 

 天然のように見えて、彼は本当にイマジンの中でも強いみたいだ。

 

 本当に見違えて驚いたよ。

 

 黒いマントをはためかせ、皇帝の如き威厳を見せながらたたずむ彼に皆が息をのむ。

 

 皆がデネブに注目が集まる。

 

「最初に言っておく!!」

 

 そんな皆に対して彼は言う。

 

 彼も最初に何か言うのか?

 

 一体何を・・・。

 

 彼は自分の胸を親指で指して言う。

 

「胸の顔は飾りだ!!」

 

『・・・・・・・・。』

 

・・・・・・・。

 

・・・・・・・。

 

 空気が凍りついた。

 

えっと・・・彼は今何を言ったのかな?

 

胸の顔が飾り?

 

そんなの言わなくても普通分かるでしょ!!

 

 むしろ飾りじゃない場合を知りたいくらいだ。

 

みんなが別の意味で言葉を失っている。

 

―――――こっ、こら馬鹿!!こんな時に何を言っているんだ!!それもこんな大勢の前で・・・。

 

「だって・・・初めての人がたくさんいるから間違えたらいけないと思って。」

 

――――お前なぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

 中からゼノヴィアの悲鳴が聞こえてきたよ。

 

 訂正しよう。

 

 やはりデネブのようだね。

 

 訳が分からないよ!!

 

「ありがとうな。親切だなお前!!」

 

「それはどうも。ゼノヴィアが何時もお世話に・・・。」

 

 弦太郎君。それを普通に受け止めて会話を進める君を心の底から尊敬するよ!!

 

 尊敬しても、僕は真似できないし、する気も起きないけど!!

 

「舐めとんかお前ら!!」

 

「そんな卑猥なことはしていない!!それにお前は不味そうだ。」

 

「そう言う意味じゃねええぇぇぇぇぇ!!」

 

 ある堕天使がそのままデネブに突っ込んでいく。

 

「ふん!!」

 

 でも、それを平手で軽くはたく。

 

 それだけでその堕天使は地面に叩きつけられ、そのまま動かなくなる。

 

 まるでハエをはたくように無造作な一撃でだ。

 

 色々とツッコミ何処のある方ですが、実力は本物だ。

 

「どんどん来い!!ゼノヴィアの代わりに相手になるぞ!!」

 

「俺も行くぜぇェェェ!!」

 

 教会組の二人も大暴れ開始か。

 

 特にデネブはゼロガッシャーとデュランダルの二刀流。

 

 あれはえげつない。

 

―――――なら今度はこっちの番やな。

 

「へっ?ちょと待てクマ公!!ここからがクライマックスだろうが!!」

 

―――そう言われても・・・しゃあない。そこの人、体を借りるで!!

 

「へっ?何をするつもり・・・。」

 

 そう言われて、バルパ―の身体に何かが入りこんできた!?

 

 彼の腰に良太郎と同じベルトが出現して・・・。

 

――――アックスフォーム。

 

 黄色のアーマーに黄色に斧の様な刃が付いた仮面を被った姿。

 

 手にしたデンガッシャ―を組み換え、斧の形態にする。

 

 そして、彼の周りで何故か紙吹雪が舞った。

 

 その中で彼は言う。

 

「俺の強さにお前は泣いた!!」

 

 舞う紙吹雪の中の一つを手に取る。

 

「涙はこれで・・・拭いとき。」

 

「別の意味で泣きたいわぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 もちろんそれも相手にとっては挑発もいい所なんだけど・・・。

 

 攻撃を体で受け止められ、斧の一閃で斬り伏せられる光景を見ると、本当に強い。

 

「そんな・・・馬鹿な。」

 

 それこそ相手が泣く位に。

 

―――じゃあ僕は・・・んん。そこの君の身体を借りようか。

 

「へっ?僕?うん・・・面白そうだ。やってみようか?」

 

―――ノリが良いのは嫌いじゃないよ。

 

 ポルムの体にも何か入りこんできた?

 

―――――ロッドフォーム。

 

今度は蒼の、まるで亀の様なアーマーを纏った奴が現れる。

 

――――ふーむ、彼には素質があるね。うんうん。後で色々と教えたい事があるけどいいかな?

 

「へえ・・・いいよ。」

 

 ポルムが変身だなんて・・・。

 

「さて・・・お前、僕に釣られてみる?」

 

 彼は釣りでもするつもりなのかい?

 

――――――じゃあ・・・そこの君!!一緒に戦おうよ。

 

「えっ?」

 

 そして、落ち込んでいるイリナの身体にも何かが入りこみ・・・。

 

―――――ガンフォーム。

 

 今度は龍のような仮面とアーマーを身に付けた姿。

 

 そうなったイリナは言う。手にはデンガッシャ―を組み立てた銃がある。

 

「お前ら倒すけどいいよね?答えは聞いていない!!」

 

『だったら聞くな!!』

 

 いや、確かに質問するのに答えを聞かないのは失礼だ。

 

―――――うーむ。おっ・・・そこの者。体を借りるぞ。

 

「へっ?突然何を・・・。」

 

 鎧を解除した鋼牙さんにも!?

 

 鋼牙さんが変身するのは蒼い白鳥を思わせる仮面と白いアーマーを纏った姿。

 

「降臨・・・満を持して。」

 

――――何が起こったというのだ?鋼牙!?

 

――――体を・・・乗っ取られた。

 

 ザルバが戸惑っているし。

 

――――なんか皆勢揃いだね。

 

 良太郎が苦笑する。

 

「ああもう!!こうなれば、やけくそでクライマックスだぜ!!」

 

 こうやって良太郎軍団(今命名)がゼノヴィアと弦太郎と共に大暴れを開始。

 

 怒涛の勢いとノリで敵が蹂躙されていく。

 

 いや、本当にあれは蹂躙だ。

 

「僕も負けていられないな。」

 

「私も本気出そうか。」

 

 ユウナ。まさかの魔王眷属として生きていた僕の妹の腰に何かが現れる。

 

 その手には白い携帯電話。

 

「へえ・・・ここでもう一つのギアを見ることになるなんてね。」

 

 それを見た北崎が言う。

 

「五大ギアの一つ、天のベルト。天空の覇者、サイガか。つまりお前もまた・・・。」

 

 ユウナの姿が灰色の魔人に変わる。灰色の翼を持ったクレインオルフェノクへと。

 

 妹もまた、オルフェノクだったということか。

 

「なんで僕の名前なの?」

 

 サイガ君が苦笑しながら鎧を纏う。

 

「名前が同志と同じというのにかなり驚いたわ。でも、この力を解放させればあなたのデルタも圧倒出来るかもね。」

 

「やってみろ。こっちが弱いと思ったたら間違いだよ。原初の魔王の力を見せてやる。」

 

 二つのベルトが共鳴する。

 

 すると・・・。

 

「・・・なんだこれ?」

 

 僕の手に一つの携帯電話みたいな物が現れる。

 

 色は黄金色だ。

 

 そして、もう片方の手に変わった短剣が現れる。

 

 唾の部分がΩみたいな文様になっている変な剣だ。

 

『!?』

 

 それを見た北崎とユウナが僕の方を見る。

 

「まさか・・・もう一つ。」

 

「兄妹揃ってオルフェノクって言うのは分かるわ。でも、これってありなの?」

 

 ユウナは言う。

 

「兄さん。それ・・・五大ギアの一つ、冥府の剣帝オーガ。ちょうど私のサイガのベルトと対になるギアなのよ。」

 

 五大ギア?ユウナのと対になっているって・・・。

 

 北崎も軽く混乱している様子。

 

「この場に五大ギアの内、四つも揃う事になるとは。しかもオーガはパワー、そして防御力と出力なら五大ギア最強で白兵戦最強のギア。これは厄介すぎるぞ。」

 

――――――私、すごい主を見つけたのかも。これは面白い事になる。

 

 ダークウイングが笑う。でもね、僕は全くわけが分かっていないよ。

 

 ただ分かる事もある。

 

 僕は眷属を守る剣になると誓いました。

 

 その誓いが、何か僕の中で色々ととんでもない力を目覚めさせるきっかけになったようですと。

 

 

 

 

SIDE コカビエル。

 

 今・・・俺が知りうる限り最強のアギトと戦っている。

 

 存在そのものが神滅具であるアギト。

 

 それがその上に神滅具を得ることなど、神がシステム的に許していないはずだった。

 

 今、そのシステムに多少のバグが起きても、そのプロテクトは強固のはず。

 

 だが、今目の前にそれはいる。

 

 神滅具、しかも他に天龍クラスの異界のドラゴンを二体も契約するとんでもないアギト――兵藤 一誠が。

 

 俺にはその存在が生まれた背景に、そのプロテクトを神が己の死と同時に意図的に解除するようにしていたとしか思えないのだ。

 

 己がいなくなった後の事を考えて。

 

 それはつまり、己の後継者が生まれる事を期待してと。

 

 つまり今目の前にいるアギトは・・・。

 

 その強さ。既に上級堕天使などのレベルじゃない。

 

 今の俺は魔王クラスの実力はある。

 

 だが、その俺が圧倒されているという事は、既にそれと同じかそれを超えるレベルの力をあいつは発揮しているということになる。

 

 風の如き速さで駆け、そして炎の如き怒涛の攻撃を仕掛けてくる。

 

 両手には炎を纏う片刃の剣と風が吹き荒れる双刃のハルバード。

 

 それでまさに炎の嵐の如く攻撃してくるのだ。

 

「がっ・・・・。」

 

 そして攻撃しても、水のように受け流される。

 

 水を操り、それが膜となって光の槍が阻まれる。

 

 いや、操っているのは水だけじゃない。

 

 荒れ狂う風。

 

 燃え盛る炎。

 

 それすらも操り、俺の光の槍を相殺し、攻撃してくるのだ。

 

 今まで見せた四つのフォーム。

 

 それぞれの短所を全部無くし、現時点での最強の形態となったアギト。

 

 本格的な覚醒してから、まだ三カ月も経っていないのに、既にここまでの力を身につけている。

 

 そんな短期間での進化に、脅威という言葉すら通り越し、ただ恐怖だった。

 

 その上・・・。

 

<BOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOST!!>

 

 戦う度にあいつの力が倍化していく。

 

 それも天井知らずに・・・。

 

 一方的に殴り飛ばされ、距離を離しても全く手も足もでない。

 

「なんだというのだ!!?一体お前はなんだというのだ!!」

 

「お前が言ったはずだぞ?俺の名前は兵藤一誠!!グレモリ―眷属の兵士(ポーン)にしてドラゴン達を相棒とする赤龍帝で・・・アギトだ!!」

 

 俺は空中に逃げる。

 

 あのアギトの唯一の弱点に気付いたからだ。

 

「なら空から一方的に攻撃させてもらう。」

 

 あいつは飛べない。まだ、それが可能になる様な進化はしていない。飛ぶにはドラグレッダ―の頭に乗るしかないが、それを阻むことなど容易だ。

 

 これで戦況を変える。そして・・・強力な一撃で一気に殲滅してやる。

 

―――スペシャル!

 

 俺の目の前で巨大な光を集束させていった。

 

 

SIDE イッセ―

 

 あいつは空中に逃げた。

 

 流石に困ったぞ。俺は・・・飛ぶことができない。

 

「ふははははははは!!」

 

 せっかく追い詰めたのに・・・。

 

 あいつは今大技を放とうとしている。空中で大きな光を集束させているのがその証拠だ。

 

――――御主人様、私を使って!!

 

 その時トルネがやってくる。

 

 ・・・こんな時にお前がやってきても。

 

 そしてトルネが変形しながら俺を乗せたのだ。

 

 平たい板の様なボードの姿に。

 

 それは空中に浮かぶボード。

 

 俺はその上に乗って空中に飛び上がる。

 

 空中ではコカビエルが固まっていた。

 

「それは本当にバイクなのか!?そんなのありか!!」

 

「俺の相棒だ!!文句あるか!!」

 

 まあ、出会った時点でバイクのカテゴリ―から逸脱していたんだ。

 

 この程度、ありえないことではないぜ。

 

 全然予想何かしていなかったから、驚いたけどな!!

 

 空中を走る俺。

 

 そして、そのまま大技を放つ前にあいつに迫る。

 

「くっ・・・くるなぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 集束された光が俺に向かって放たれる。

 

―――――――――Starkc Vent!!×2

 

 右手と右足の召喚機にそれぞれカードを装填。

 

 右に赤、左に黒のドラグクロ―を装備!!

 

<BOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOST!!

 

――――Transfer!!

 

 両手持ちでの必殺技を受けてみやがれ!!

 

『Dorgon fire break!!』

 

 俺が両手の拳を光の塊に向けて突き出す。

 

 解放される赤と黒の炎。その爆発が光を飲み込み、完全に相殺した。

 

「ぐっ・・・相殺され!?」

 

 その隙に俺はトルネに乗ったまま突進。

 

 そのまま跳ね飛ばす。

 

「がああああぁぁぁぁぁ!?」

 

 地面に落下するコカビエル。

 

「ぐっ・・・だったらこれで・・・。」

 

―――スペシャル、フォールダウンワールド。

 

 コカビエルの背中の羽が紫の光を帯びる。それと共に右手に力が集まって・・・。

 

「これが俺の最大の必殺技。総てを堕天させ、滅する一撃。アギトであってもこれを喰らったら・・・。」

 

 そうか。

 

 それが今のお前の最大の一撃か。

 

―――――だったら、こっちも最高の一撃で応えないといけないよな?相棒。

 

「そうだな。」

 

 俺の手に二枚のカードが現れる。

 

 それは二枚のファイナルベントのカ―ド。

 

―――まさか、この姿でファイナルベントが使えるというの?

 

―――おまけに二枚同時。

 

「受けてみろ、今の俺の最大の必殺技だ。トルネ、お前の力も借りる。」

 

――――あいよ!!

 

 俺はトルネに乗って空高く飛ぶ。

 

 加速をつける為に。

 

 そして、二枚のカードを装填。

 

―――――――FINAL VENT!!

 

<BOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOST・・・。>

 

 それと共に倍化が始まり、俺の頭の角が展開。

 

 俺の足元にアギトの紋章が現れる。

 

 その大きさ、学校のグランドと同じ大きさ。

 

 その光景に下で戦っていた連中が皆、ギョッっと俺の方を見る。

 

 そして、後ろにドライグ、クレア、ドラグブラッカ―の三体の龍が並ぶ。

 

 その光景を見たコカビエルが慌てふためく。

 

「まっ・・・待て!!いくらなんでもそれはやり過ぎだろ!!ファイナルベント二枚だけでもオ―バキルなのに・・・。」

 

<BOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOST>

 

「言ったはずだ。お前は俺達龍の怒りに触れたって。」

 

<BOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOSTBOOST>

 

「その意味を、今の俺の最大威力を持って思い知れ!!」

 

――――――――――Explosion!!

 

 倍化の力解放と共に、足にアギトの紋章の力が集束。

 

 そして、トルネが落下するよりも遥かに速い速度で突進。

 

 その加速に、三体の口から放たれるブレスを浴びた加速と力が加わり・・・。

 

「ぬぐああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 俺はまさに隕石の如く、超高速でコカビエルに突っ込んでいった。

 

「イッセ―!!俺達の事を考えろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 あっ・・・そう言えば、下で戦っている連中の事を忘れていた。

 

 そのことを思い出した時にはもう手遅れだった。

 

 

 

 




 イマジン達の体のっとりはどうでしたか?

 それと、イッセーのやりすぎた必殺技。

 これはもうライダーキックの領域を超えています。
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