赤龍帝の幼なじみ達   作:THIS

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 いよいよギャー助覚醒です。

 書いていて思うのは・・・やりすぎたということです。

 相手がかわいそう過ぎた。


覚醒する魔眼の魔王です。

SIDE イッセ―

 

 俺達はギャスパーを拘束していた連中は驚いていた。

 

 俺達がやってきたのだから。

 

「ふっ・・・ふん。アギトと紅のキバなど。私達の魔法で。」

 

 俺の後輩は・・・。

 

「僕を・・・殺してください。僕は・・・僕は・・・。」

 

 心身共に弱り切っていた。

 

「私はあなたを見捨てない。あなたを助けた時、私はあなたにあなたの生き方も見つけなさいといったのよ!!」

 

「ふん!!こんな危ないハーフヴァンパイアを使うなんて、あなた達も愚かよね。」

 

 そんなギャスパーを殴り、女魔術師は言う・・・。

 

「こんなのさっさと洗脳させてしまえばいいというのに・・・。」

 

 それを俺の前で言う事を早速後悔していた。

 

「・・・へえ・・・。」

 

―――――お前達・・・さっそくこいつの怒りに触れたか。

 

―――――でも抑えなさい。こいつにはたっぷりと怖がってもらわないと。

 

「・・・ヒッ!?」

 

 こいつは心のそこから辛い思いをしてきた。

 

 それこそ・・・引き篭もってしまうくらいに。

 

 そのせいだろう、少しだけ龍のオーラが漏れてしまったぜ。

 

「私は絶対に見捨てない。」

 

 その言葉と共に部長は歩きだす。

 

「ぐっ・・・この!!お前の眷属がどうなっても。」

 

 無抵抗のまま歩いている部長。

 

 それに向けて魔術師たちは魔法を放つが・・・。

 

「・・・その程度なの?あくびがでるわ。」

 

 まったく効いていない。

 

「この程度の魔法、片腹痛いわ。」

 

 服も全く傷ついていない。

 

「そん・・・な。中級悪魔クラスの威力はあるのよ!?なんで無傷。何もしていないのに!?」

 

 部長の頬と腕にステンドグラスのような文様が走る。

 

 そして、背中から出た悪魔の翼が紅になっている。

 

「皇魔力・・・渡と大牙から習っておいてよかったわ。まさか私もファンガイアの王族に極めて近いことになっていたなんてね。なんでバットファンガイアの力を得ているのやら。何もしていない無防備の状態でこの防御力。ふふふ・・・まあこの程度なら驚く事も無いか。」

 

「ちょっ、ファンガイアの王族の力!?」

 

「しかもバットファンガイアって、あの最強のファンガイアのこと!?」

 

―――――・・・えっと、リアス。あなた色々とふっきれていますね。あなた今どれだけとんでもない事になっているのか自覚があるの?

 

 部長は御身にバットファンガイアと同じ力を宿している。カ―ミラによる変身を繰り返し、なんか俺の身体からドラゴン、アーシアからもだが、アギトのオーラを受け続けた結果の起こった部長の変化だ。

 

「私の変化なんて軽いものよ。この程度のことなんて・・・変身しなくても指一本で対処できるわ。他の人外どもでも可能でしょう?」

 

 カ―ミラのコメントに部長はこの程度と断言しちゃった。

 

 飛んできた超巨大な火球をでこピンではじき返しながら。

 

 って!?

 

「デッ・・・でこピン。私の魔法が・・・でこピンで・・・。」

 

 言っていて思うけど、部長が可笑しい!?

 

―――――うん。この子も順調に強くなっているわ。おかげで大切な何かがマヒしている気がしなくもないけど。

 

―――――この調子ならこの後もさらなる何かを得る。そんな予感がする。

 

――――まあ、それは良いだろう、それより相棒。ここまで引きつけておけば十分だろう?

 

「ああ・・・。」

 

 部長・・・ただ立っていて、でこピンするだけですがありがとうございます。

 

『なっ・・・何!?』

 

 この程度の危機、変身するまでもなかった。

 

 部長が皆の気を引きつけている間に俺はテレポテーションでギャスパーを傍に来ていた。

 

 殴っていた魔術師を殴りとばしながら。

 

「・・・先輩。」

 

「ギャスパー、お前はもっと自分を誇って良い。お前を大切に思っている奴らはたくさんいる。俺も・・・俺のダチ達も、そして部長達も!!!」

 

「ううう・・・ううう・・・。」

 

「だから、俺の血を飲め!!今度はお前の凄さをあいつらに見せつけてやれ!!」

 

 俺はあらかじめ腕をアスカロンで傷つけており、それをギャスパーに出しだす

 

「はい!!」

 

「ぐっ・・・させるか!!ぐあ!?」

 

 ギャスパーが俺の血を口にするのを止めようとする魔術師達。

 

 だが、魔術師達の邪魔を飛来してきたふたつの影が邪魔する。

 

 一体はサガ―ク。

 

 もう一体は白いメカカマキリだ。

 

 そして、そいつらが血を飲んだキャスパーの前で止まった。

 

 

SIDE ギャスパー

 

 イッセ―先輩の血を飲んだ瞬間。

 

 僕の意識は白い空間にやってきていた。

 

「まさかこうやって君と直接離す事が出来るなんて思いもしなかったよ。」

 

 その空間には黒い靄みたいなもので覆われた何かがいた。

 

「あの・・・あなたは誰です?」

 

「う~ん。そうだね。」

 

 見た目はすごく怖い。でも・・・。

 

「怖がらなくていいよ。僕はもう一人の君だから。」

 

 彼の声は優しい。

 

「本来なら、僕と君はこうやって話す事がなかった。でも、サガ―クとアギトの血のおかげで可能になっちゃったよ。」

 

 黒い靄の姿がサガ―クの姿に変わる。

 

「・・・僕はおかげで独自の器を持てた。もっともお互いの繋がりはそのままにだから、テレパシーで話せる。」

 

 サガ―クが喋っているというの?

 

「僕の中の神性が蘇った。故に、僕は君と共に魔眼の王となることができる。そこで君に問いたい。」

 

 サガ―クは僕に問う。

 

「この力をどう使いたい?」

 

 力をどう使うのかについて。

 

「僕の本来の力は、最悪と言っていい。すべて発揮できるようになったら単独でこの場、学校にいる全員の息の根を止める事くらい簡単にできる。その気になれば世界を取る事すらできるよ?どうする?」

 

「・・・・・・。」

 

 僕は思う。

 

「・・・世界なんていらない。欲しいのは、ただ・・・。」

 

 力を求める気持ちはどうしてくるのか?

 

「ただ・・・部長やイッセ―先輩達の思いにこたえたい。みんなの・・・みんなの役に立ちたい!!そう思っている!!!」

 

 それは優しさに応えたいから。

 

 必死になってくれるみんなのために。

 

「・・・そうか。」

 

 それを聞いたサガ―クは笑ったような気がした。

 

「君もその話を聞けて満足かい?マギナさん。」

 

 その隣にはいつの間にか白いカマキリの姿も。

 

―――――ええ。あの子も強くなった。今なら私の力も使いこなせるでしょう。

 

 白いカマキリからは女性の声が聞こえてくる。

 

「そうか。なら望み通り力を与えてあげる。」

 

 その言葉に僕は首を横に振る。

 

 何か違う気がしたからだ。

 

「違う・・・と思う。」

 

「・・・んん?」

 

「一緒に戦おう。それがしっくりくると思う。その・・・あの・・・。せっかく僕と一緒にいてくれている。頼り無い僕だけじゃ不安だからその・・・。」

 

『・・・・・・。』

 

 その言葉にサガ―クとマギナは固まり、そして・・・。

 

「そう・・・か。」

 

「ふふふ・・・ほんの数日でここまで成長したのね。それをあなたの二人の兄が知ったらどれだけ喜ぶか。」

 

 二人は笑ってくれた。

 

「兄・・・さん?」

 

 マキリから兄がいるという言葉を聞く。

 

「誰があなたの兄か、その答えは自分で考えなさい。あなたには家族もいる。あなたを心配する家族も、友も、仲間もいる。それを忘れずに戦いなさい。」

 

「・・・はい!!」

 

「・・・君もおしゃべりだね。でも、僕も前世の過ちは繰り返すつもりもない。だからこそ、僕も手を貸すよ。もう一人の君としてね。」

 

 サガ―クの姿がかわる。それは・・・もう一人の自分の姿だった。

 

 そしてマキリは・・・優しげな女性の姿だった。僕と同じ金色の髪をした・・・。

 

『・・・共に戦おう。ギャスパー!!』

 

「はい!!よっ・・・よろしくお願いします!!」

 

 僕はどもりながらも二人を受け入れる。

 

 

 

「・・・なん・・・だと?」

 

 そして目をあけるとともに、僕は笛の音色と共に変身していた。

 

「サガの鎧・・・なんでハーフバンパイアごときが!?」

 

 驚く魔術師達。

 

『さあ、魔眼の王が、お前達の刑を執行しにきたぞ。』

 

 そして、僕たちは無意識のうちに名乗りをあげていた。

 

「ぐっ・・・みんな囲って一斉に・・・。」

 

 魔術師達が僕を囲み魔法を放つけど。

 

――――今の君なら見えるはずだよね?

 

 もう一人の僕の言葉の通りだった。

 

 僕は周囲・・・イッセ―先輩や部長を除く部屋全体の時間を止めた。

 

「なっ・・・に?」

 

 相手の意識はあえて止めていない。

 

「ギャスパー!?あなた・・・。」

 

「すげえな・・・。」

 

 種を明かすと視線が周囲360℃全体になっただけのことだ。

 

―――――でも糧が足りない、覚醒したのはいいけど腹が空いて仕方ない。せっかく獲物がたくさんいるのだからだから、あいつらから貰おうか?

 

「・・・死なない程度なら。」

 

――――全く君も甘いね。でも・・・わかったよ。

 

 僕の周囲から無数のコウモリ、そして黒い光のキバが現れ、その部屋にいる魔術師達に突き刺さる。

 

 どれも僕の体の一部が変化したものだ。

 

「ぐああ・・・私達の血が・・・魔力が!!それに・・・力が・・・力が抜けて行く。」

 

――――――お前達のライフエナジーもついでに頂く。半年以上は衰弱して何もできない程度にしてあげるから。魔法は二度と使えないだろうけど。

 

「何・・・この声?」

 

―――――むしろこの子にした仕打ちに対する罰に対しては軽いくらい。それに言ったわね?お前達の刑を執行しにきたと。死刑じゃないだけ・・・マシと思いなさい!!

 

「ぐっあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 瞬く間に気を失う魔術師達。

 

 骨と皮に近い状態にまでやつれている。

 

―――うん。これだけの糧があれば十分。

 

 こっちも十分満たされたという感覚がある。

 

 でも、明らかに吸いすぎのような。

 

―――心臓動いているから問題なし。

 

・・・・・・もう一人の僕って結構酷い。

 

「ギャー助?なんかもう一人声が聞こえてくるけど?」

 

「あなたまでWみたいなことになったというの?」

 

 部長や先輩にも彼らの声が聞こえるらしい。

 

――――クスクス名乗るべきじゃない?

 

―――そうね。この魔眼の魔王の復活に。

 

 魔眼の魔王?

 

「えっと・・・一応魔眼の魔王的な存在らしいです。」

 

 なんじゃそりゃ!?的なリアクションをイッセ―先輩と部長が表情だけでしている。

 

 僕の手に白い骨の様な柄に黒い光すら吸い込むような刃をもつ機械仕掛けの鎌が現れる。

 

 その持ち手の中心にマキリが接続。

 

 その鎌を振るいながら僕たちは宣言する。

 

『さあ・・・死刑執行の時だ!!』

 

 鏡で見ると僕の頭は門の様な銀色の拘束具に鎖で厳重に縛られていた。

 

 胸部は獣の口みたいになっており、それも鎖で厳重に封印されている。

 

―――――――いこうか。外が騒がしい。

 

「うん!!」

 

 もう一人の僕が鎌を軽く回すようにして振るう。

 

 それだけで部屋の壁がまるで紙切れのようにバラバラに散って行った。

 

「えっと・・・マキリ?切れ味良すぎだけど。」

 

―――これでもまだ高周波振動の最小モードなのに?

 

 高周波って・・・この鎌、高周波カッタ―になっているのか。最小で部屋の壁が紙のようにって、すごいにもほどがある。

 

―――――私の力はまだあとにしておくわ。楽しみにしてね。

 

―――――今の変身はあくまでも僕単独だから。

 

『・・・・・・・。』

 

 部長達は唖然と僕を見る。

 

「じゃ・・・じゃあ・・・行ってきます。」

 

――――私達がサポートするので、ご安心を。

 

―――――さあ・・・ついでにあいつらのエナジーも全部頂こうじゃないか。獲物がたくさんいるから腹が満たせる。

 

「ふ・・・ら・・・。」

 

 って・・・部長が倒れましたよ!?

 

「ぶちょおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!?」

 

 それを受けとめるイッセ―先輩。ぐったりとした部長を見て叫んでいる。

 

 まるで死にかけのように弱々しく

 

「ははは・・・今度は死神が見えてきたわ。気のせいかしら?あの大人しいギャスパーが外にいる魔術師達を獲物呼ばわりしたような。ハハハハ・・・」

 

―――――僕からしたらリアスさんも大概だと思うけど。まあ、それは置いておいて外にいる連中のライフエナジーを根こそぎ頂く!!こっちは底無しでね。食べられるときに食べておかないと。あとでイッセ―先輩の血ももう少し貰いたいね。あれは濃厚だ。アギトの血があれほど美味しいとは思わなった。あれを定期的に飲めれば十分だよ。

 

「・・・イッセ―先輩の血は美味しいですからね。」

 

 一口飲んだだけですけど、すごく美味しい血だった。血だけじゃない。魔力も、そしてライフエナジーも芳醇。ドラゴンの血とアギトの血も入っているから栄養も満点そうだし。うん、あれは毎日飲んでも飽きない。

 

 本来なら血を飲むのがあまり好きじゃありませんでしたけど、あれは別だね。うん。

 

「・・・ジュル。」

 

 おっと、先輩を見ていると思わずよだれが・・・。

 

「・・・!?」

 

 あれ?今度はイッセ―先輩が顔色蒼くして震えていますけど?

 

 今度、他のアギトのみなさんの血も頂いてみようかな?

 

――――それは良いアイディアだ。色々と飲んでみよう。お勧めは白龍皇辺り・・・。オルフェノクって燻製みたいな香りがしてねえ。

 

――――あなた達、少しは自重しなさい。

 

 マキリさんにストップがかかったのは残念だった。

 




 肉食系どころの話でなくなったギャー助はどうだったでしょうか?


 しかも変身して彼の頭と胸部がおかしいことになっている気付いた方もいると思います・

 彼はここからさらに化けます。

 連続投稿さらに続きます。
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