赤龍帝の幼なじみ達   作:THIS

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 ここでついにあの方が登場。

 彼はどの勢力にも属していないので出しやすかったです。でも・・・今回は対して活躍させていないのが残念です。

 そして・・・部長の雄姿を見てやってください。


命の恩人に限界突破の部長です。

 

 

side 木場

 

 不死身に近い体となった魔術師達。トライアルβと呼ばれる連中は、復活前よりも少し強力になった魔法とさほど変わらない速さの動きで攻撃だったのでその点では苦戦しなかった。

 

 でも彼らには厄介な特性がある。

 

「もう・・・しつこいにゃ!!」

 

 全く死なないということ。それに尽きた。

 

 上空では巨大なギャオスと呼ばれる怪物と変身した渡君が戦いを繰り広げている。

 

 小回りでは渡君が上、でも他にもレギオンと呼ばれる黒い虫のような怪物が軽く見ても百体以上にギャオスの別の幼体も二十体現れ、渡君は苦戦を強いられていた。

 

 いや、むしろ空中戦で渡君は互角に持ちこんでいる辺りは、無茶苦茶だと言える。

 

 よくあれだけの数を相手に戦える。しかも次々と撃墜もしている。でも、次々と補充が来てキリが無い状態になっている。

 

 空中戦ができる奴はあまりいない。ギャオスの専門家と言えるガメラもダメージが大きく眠ったまま。

 

 空中にギャオス。グランドには不死と化した魔術師達。

 

 魔王様達は今、敵の幹部達と戦っている。

 

「・・・だが、案外難しい方法でもないぞ。」

 

 そう言いながら鋼鬼さんが渾身の力を込めた拳でトライアルと化した魔術師を一体殴る。

 

 あまりの破壊力にトライアルは一撃で粉々になりながら消えていく。

 

「再生できないレベルにまで粉々にすればいい。それだけだ。」

 

『・・・いやいやいやいやいや!!それできるのはあんただけだから!!』

 

 不死だけでなく、身体が鬼のように頑丈なこいつらを一撃で粉々って・・・。

 

「そうだぞ。こっちができるのはフルチャージしたデュランダルで空間ごと斬り飛ばして再生できないようにするしか。」

 

『そっちもおかしいだろう!!』

 

 何ともならない・・・訳ではなかったようだ。

 

 何?この化け者達。

 

 並の不死じゃ、雑魚扱いって。

 

――――だったら、あなたもあれを使ったら?剣だけなら使えるでしょ?

 

「・・・ああ。」

 

 クウの提案により僕はある剣を呼び出す。それはオーガトランサ―と呼ばれるものだ。

 

 それにミッションメモリーを嵌めて、エネルギーをチャージさせると・・・。

 

 刀身が巨大なエネルギーの大剣となる。

 

 それを見た皆が固まる中、それでアバンストラッシュを放ってみる。

 

 ・・・・・・破壊力の桁が違っていた。

 

 その一振りで、トライアル達を消滅させてしまったからだ。

 

「・・・・・・・・。」

 

「木場君。君も大概可笑しいよね?」

 

 後ろで呆れた声を上げる良太郎君に僕は何も反論できず。

 

――――おっ・・・恐ろしい威力ね。これは使いどころが難しいわ。しかもまだオーガギアの禁手化をしていない状態でこれか・・・。

 

 オーガトランサ―の本来の破壊力は禁手化した時に発揮される。そうでないと力が大幅におちてしまうらしいけど・・・今のままで十分すぎる。

 

 クウと共に今後も調整を続けないと。

 

 可笑しい、僕ってテクニックタイプのはずだよね。

 

 これじゃイッセ―君達にも負けないパワータイプになってしまう!!

 

「一撃で消滅か、なら俺もクサナギを使うか?」

 

 いやいや、鋼鬼さん。あなたがそれを使うと学校が壊れます。

 

 ゼノヴィアにデュランダルを抑えて使う様に行っている意味が無くなるから!!

 

「はあ・・・面倒臭い。今後の事も考えて魔力を温存しないといけないから力技で倒さないと。」

 

 ハルトもうんざりしながら右手で粉々に破壊していく。

 

 次々と別のトライアル達が補充されてくるが、こっちが倒すペースの方が勝っており、数が減ってきている。

 

 何とかなるかもしれない。

 

 いや、ならない方がおかしい。

 

「・・・・・。」

 

 そうなると後はアンデットと呼ばれる連中になる。

 

 巧君の目の前には黒いカブト虫の様な奴がいる。手に盾とカブトムシの角を模した剣。

 

 明らかなパワータイプ。

 

 そのパワーに巧君が苦戦しながらも・・・手にしたファイズエッジで一刀両断。

 

 倒れ伏し、中央のベルトが開くが・・・。

 

 少ししてすぐにそのカブト虫型のアンデットは起きあがってくる。

 

「・・・こいつら不死身か?」

 

「面倒だね。消滅すら受けつけないあたりは流石アンデットか。」

 

 三葉虫みたいなアンデットを右手でアイアンクロ―を決めながら持ち上げて溜息つくハルト君。

 

 頭を握りつぶした後に溜息を突かれても相手が可哀そう過ぎます!!

 

 いくら不死身でも危険な痙攣をおこして全く動きませんし!!

 

 強さはそこそこだが、とにかく死なない。止めさせたと思ってもすぐに復活。

 

「きりが無い。」

 

 先ほどのトライアルを遥かに超えるしぶとさに辟易するみんな。

 

 コウモリとそして蛍みたいなやつもいる。

 

 他のも蛇みたいな奴も。

 

「まだいるの・・・。って・・・。」

 

 そこで僕達は見る。

 

 小猫ちゃんがムカデみたいな奴に跳ね飛ばされる姿を。

 

 そして、そこにムカデと蠍みたいな奴の二体で追い打ちがかけられようとする。

 

「白音ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

 黒歌が手にした銃を連射しながらかけようとするがアンデットの動きは止まらない。

 

「はああああぁぁぁぁぁ!!」

 

 だが、それを一人の青年が止めた。

 

「・・・えっ?」

 

 それは優しそうな青年だった。

 

 だが、あの怪物の攻撃を生身で受け止めるのが普通ではありえない。

 

 それに攻撃を受け止め、流れ出た血が赤ではなく、緑色だった。

 

「・・・早く逃げろ。」

 

「あっ・・・あなたは?」

 

「あんた・・・あの時の。」

 

 そこで巧が声をあげる。

 

「・・・こいつらは俺が専門家だ。」

 

 青年のベルトに蒼いスペードのような物が描かれたベルトが現れる。

 

 そして、青年は変身する。

 

 魔王様達と戦っているのと同じジョーカーと呼ばれる存在に。

 

『!?』

 

 皆が驚いて攻撃しようとするが・・・。

 

「待ってくれ!!この人は違う!!」

 

 それを止めたのは巧君だった。

 

 

 

 

side イッセ―

 

 うう・・・怖かった。あれが獲物を前にした捕食者の目って奴か。

 

―――――あれは恐ろしい生き物だ。まさかアギトの血に味を占めてしまうとは。おっ・・・俺でさえ、寒気を感じたぞ。二天龍すら獲物呼ばわりって、一体なんだあいつは!?

 

 ドライクですらも怯えている。いや・・・マジで怖かった。

 

――――アギトにドラゴンの血。そう言った意味ではあんたの血は吸血鬼にとっては極上でしょうね。はあ・・・厄介な子になったわ。

 

 不死のアンデットとなった魔術師達の前におどりでるギャー助。

 

 そいつらに一斉に黒いキバを撃ちこんでいく。

 

 そして・・・。

 

 あいつらから次々とライフエナジーを吸い取っている。

 

「不味い。でも青汁みたいな物と思えば、糧としては悪くない。」

 

 そして、吸いつくした魔術師は・・・ステンドグラスのように粉々に砕け散る。

 

―――――どこが不死身なの?吸いつくしたら消えちゃうじゃないか。これ一体だけじゃ物足りない。おっと次々と・・・大漁大漁。でもアンデット連中は糧にならない。不味いってレベルを超えているからパス。

 

「あは・・・ははは・・・うちのギャスパーが・・・ギャスパーが・・・。」

 

 それを部長が虚ろな目と乾いた声で笑っている。

 

 部長!!しっかりしてください!!

 

 ギャー助が敵を無双するだけでなく、食べているという光景に衝撃を覚えるのは仕方ない事だけど!!

 

「まだまだいっぱいいるし。それと・・・あの上の人を助けて欲しい。」

 

 ギャスパーの視線が上空で巨大な翼竜みたいなのと戦っている黄金の翼竜・・・ってあれは渡か!?

 

「なんであんな姿に!?」

 

「・・・アーシア?応えて、一体何が・・・ッ!?」

 

 俺達はアーシアからの連絡で、何が起きたかを知る。

 

 渡の怒りの凄まじさを。現に、傷つきながらも大暴れして敵を次々と倒している。

 

「・・・そうか。へえ・・・あいつら上等な事をしてくれるじゃねか。」

 

 俺達がいながら、防げなかった事態。

 

「どうしてか分からない。でも、僕はあの人を助けないといけない気がする。」

 

『っ・・・!?』

 

 ギャスパーの言葉は俺達だけじゃなく、彼の中にいる誰かも驚かせる。

 

――――――わかった。頭のカテナを一段階だけ解放させる。

 

 ギャスパーは笛を取り出し、それを腰のサガ―クに吹かせる。

 

―――ウェイクアップ 1!!

 

 その言葉共に頭の鎖が粉々に砕かれ、門があらわになる。その門から不気味な瞳が浮かびあがりギャスパーは上を睨みけると・・・。

 

 次々と渡と巨大なギャオスと呼ばれる個体以外が落下してきたのだ。

 

 みんなステンドグラスみたいになって粉々に砕け散っていく。

 

 その際現れた光をギャスパーの胴体の口が次々と吸い込んでいく。

 

―――――――うむ。あの化け物達・・・昆虫みたいな物は不味い。翼竜みたいなやつは結構美味しかった。

 

 しかも味の感想を言っているのかい!!

 

「ライフエナジーをこんな形で吸い込むなんて変な気分。」

 

「・・・きゅ~。」

 

 部長がまた倒れた。すぐに俺が抱きとめるけど・・・。

 

「ギャスパーが・・・ギャスパーが・・・。」

 

 部長・・・もう色々と限界の様な・・・。

 

―――――――まだまだ食べ足りない。

 

 しかもまだ食べるつもりかい!!

 

「・・・えっ?」

 

 だが、俺はすぐに悪寒を覚える。

 

 その答えはすぐ上にあった。

 

 何もない虚空から常識外にでかい腕が現れ、俺達を叩きつぶそうとしていたのだ。

 

 とっさにかわす俺。

 

 だが、もう一つの腕が後ろから・・・。拳が出現して俺を殴り飛ばそうとして。

 

「うぇぇぇぇぇぇぇぇい!!」

 

 俺と部長は誰かにつきとばされ、そのつき飛ばした誰かが代わりに殴り飛ばれる。

 

「あっ・・・。」

 

 緑の血をまき散らしながら跳ね飛ばされるのは青いバイザーをした黒いカミキリ虫みたいな怪物。

 

 俺の・・・恩人と言える怪物。

 

「ぐああっ!?」

 

――――――クッ・・・アギトをつぶすチャンスを・・・。

 

 聞き覚えのあるくそジジイの言葉共に、それが虚空より姿を見せる。

 

 それは巨大な城をそのまま人の形にしたような奴だった。

 

 そのでかさは・・・校舎をそのまま人型にしたようなでかさ。

 

 全身は銀色のレンガのような物で覆われている。

 

「・・・今回のメインデッシュと言うやつだ。これで邪魔者を叩きつぶしてくれる。」

 

 俺達の目の前にモノリスのような物が現れる。

 

――――ひーひひひひひ!!その通り!!

 

 その中から因縁のあるジジイの声が聞こえてくる。

 

―――これはあの世界の鬼岩城をミスリルで構成し直した逸品。戦闘力重視に改良しているので本家本元より小型ですが戦闘力ではこっちが上ですよ?まあ、あなた達は以前のあれの恐ろしさは知らない。この力でお前らを叩き潰してくれる。

 

「・・・統制者。ようやく見つけた。ぐっ」

 

 そんなモノリスに対して苦しそうに呻きながら立ち上がってきた奴がいる。

 

「貴様か・・・剣崎!!」

 

 跳ね飛ばされた怪物だった。全身から緑の血を噴き出しながら、ぎこちなく立ち上がってくる。

 

「この世界でバトルファイトは起こさせない。俺が・・・本当の意味で終わらせる。お前を倒すことで!!」

 

「倒す?満身創痍。それもたった一人、ただのジョーカ―ごときが私達を倒すと。笑わせてくれる。ザボエラ・・・やってしてしまえ。死なないが死なない事を後悔する様な地獄の苦しみを味あわせろ。」

 

―――――ヒヒ・・・了解でございます・

 

 振り下ろされる拳。それを・・・。

 

「もういい・・・・いい加減私も限界よ。」

 

 部長が滅びの魔力を纏わせた左腕で繰り出されるパンチで弾き飛ばしたのだ。

 

――――へっ?ちょっと!?

 

「うぇ!?」

 

「・・・ただの悪魔がこれほどのパワーをだと?信じられん。」

 

 部長、自分の質量の十倍は軽く超える様な拳を正面ぶつけて、勝ってしまったよ!?

 

 しかも変身しないで。

 

「ああもう!!なんでどいつもこいつも人外ばかりなの!?」

 

 いっ・・・いや、部長。あなたも十分人外のような・・・。

 

「そこの人・・・剣崎といったわね!!」

 

「うぇ!?はっ・・・はい。」

 

「あなたはイッセ―とどんな関係なの?」

 

「・・・イッセー?」

 

 部長の意味不明の威圧にびくびくしながら、その怪物は俺の方を見る。

 

――――・・・久しいというべき?

 

―――・・・そうか。あなたもアンデットだったのね。

 

 俺達の中からクレアとブランカも姿を見せる。

 

「・・・うぇ!?ドッ・・・ドラゴン!?」

 

 何か特徴的な驚き方をする。

 

「あの時の黒い龍?じゃあ・・・君はこの街で助けた・・・。」

 

「俺です!!覚えていますか?」

 

 その怪物は俺をじっと見る。

 

「・・・そうか。あの子と出会ったこの街に久しぶりに寄って君に再会するなんて。もうそんなに時間がたったか。」

 

「そう・・・やっぱりイッセ―繋がりか。はははは・・・今度は命の恩人と来たものだ。あなたの知り合いって、みんなこうなのね。」

 

 部長は悟りを開いたように笑う。

 

「ねえ。イッセ―、私は今こう思う事にしたわ。」

 

 何をです?

 

「これって運命なのよ。前代未聞の脅威連発と、イッセ―の幼馴染共がこの街に集っていくのと重なる。そこで私がアギトを眷属・・・いえ、イッセ―の関係者、朱乃を初め、みんなを眷属にしたのも、運命。私がこいつらをまとめて倒すためのね!!ふはははははもうこうなったらとことんやるしかないわ。何でも来いってもんよ!!」

 

―――――あなたついに開き直っちゃったわね。

 

「だってそうでしょう。でもね、王として人外達に振り回されるだけなのも癪だわ。」

 

――――――ええい、生意気な小娘が!!

 

 鬼岩城改が拳を振り上げる。

 

「だから・・・私も強くなる事にしたわ。」

 

 部長の手にカ―ミラが噛みつき、いつの間にか変身をしていた。

 

―――ウェイクアップ3!!

 

―――ちょっと!!ここで三つ目のカテナが解放!?

 

 部長の左腕のカテナが解放。篭手に紅の色をした光の翼が出現。

 

――――ウェイクアップ 1!!

 

―――しかも・・・もう片方の腕のカテナまで同時に解放したの!?

 

 左腕の光の翼が上下、まるで弓のように展開。

 

 そして右手に超強力な紅い滅びの力が集束。

 

 その状態の右手で左腕の弓の光の弦が引き絞られ・・・。

 

「・・・アロ―・レイ・シュトローム。」

 

 それを解き放つと同時に、紅のコウモリの翼でV字を作った様な光の刃が轟音と共に発射。

 

 それをまともに食らった鬼岩城の巨体。

 

 その巨体に巨大なV字の穴が空いたのだ。

 

――――なんですとぉぉぉぉぉぉぉぉ!?

 

 そして、その矢は上空にいた巨大ギャオスにも命中。

 

 絶叫と共に紅い光と共に爆発を起こす鬼岩城とギャオス。

 

 ギャオスに至ってはそのまま紅い光に包まれながら落下し、消滅して言った。

 

 それを冷静に見つめる部長。

 

 二体まとめてって・・・。

 

「ふん。こんな程度の芸当。誰だってできるわ。」

 

――――だれでもって・・・あなた本格的におかしいわよ。あなた普通じゃないって自覚はあるの?

 

「普通?そうか普通か・・・・ふふふ・・・あははははははははははは。」

 

 あれ?カ―ミラの指摘に何で部長は笑うのですか?

 

『・・・・・・。』

 

「ねえイッセ―?・・・『普通』って何?」

 

 なんでしょうね。俺も普通って分からないし。

 

「あなた達と一緒にいて、私はもう・・・何が普通か分からなくなってしまったの。」

 

 うわ・・・それは・・・。

 

「最早、何が普通なのかな?アハハハハハハハ!!」

 

 本当に壊れてしまっている。

 

―――――あまりに人外どもに振り回されすぎて、頭をやられてしまったのね。

 

「開き直ったといってくれないかしら?それ故にあなた程度の存在、今更驚くことはないの。たかがアンデット程度で驚いていたら、やっていけないわ!!」

 

「うぇ・・・・・。」

 

 えっと・・・剣崎さんでいいのかな?

 

 かなり戸惑っているぞ。部長の勢いに。

 

―――――リアスも王として器が大きくなったわね。こんな形で成長するなんて予想外もいい所だけど。

 

 そう言えばクレアが定期的にリアスに色々と教えていたのを思い出した。

 

「あれ・・・渡は!?」

 

「あっ・・・。」

 

 そして、今更だけど渡の事を思い出した時だった。

 

 空中から落下してくる影。凄まじい勢いで落下したそれは・・・黄金のキバに戻った渡だった。

 

 そのあとすぐに変身を解き、目を回している。

 

「わたるぅっぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」

 

「・・・・やりすぎちゃったわ。急いで治療しないと!!」

 

 それを見て顔色を青くしながら渡に駆け寄る俺と部長。

 

「おのれええええええぇぇぇぇぇ!!」

 

 瓦礫の中から現れるザボエラ。

 

「だったら、これでどうです!」

 

 瓦礫が再構成され、さらに外から似たような破片が出てきて・・・。

 

 ザボエラを取り込む形でさらに巨大な鬼岩城が出てきました。

 

 その大きさ・・・まさに巨人。

 

―――――本来の大きさの鬼岩城じゃ!!覚悟するがいい!!

 

 さっきのよりもさらに十倍を超える様な巨体。まるでそびえる山脈を見上げる様な・・・。

 

 下手したら踏むだけで校舎が粉々に破壊されかねない。

 

『・・・・これはないだろ。』

 

 あまりにでかい。

 

 まさに歩く城。

 

―――――ぎゃはははははははははははは!薙ぎ払ってくれる!!

 

 無数の大砲がこっちに向けられる。

 

 だが・・・それが放たれる前に、校舎から何かの光が突っ込んできて

 

―――――うぎょあ!?

 

 その常識外れな巨体を弾き飛ばした。

 

 それを見た部長は溜息をつく。

 

「ねえ。本当にあなたの幼馴染共は人外ばかりでもう私は呆れと溜息しかでないわ。」

 

「うう・・・。」

 

 渡・・・とりあえずお前、今日はこのまま眠っておけ。

 




 鬼岩城。断言します。これはあるイベントのおぜん立てとして急遽だしました。

 あるイベントとは・・・もちろんアレです。


 連続投稿、まだ続きます。
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