この世界でのヴァ―リチームは大変増強されております。
その一端がここで明らかになります。
どの作品とのクロスが分かりにくいキャラもいると思いますので、また近日中にプロフィールを更新させたいと思います。
これが終われば後はエピローグのみです。
SIDE アザゼル。
今起きた事を正直に話すぜ?
二体のアギトの必殺技の激突に結界が耐えきれなくなり、まるで間近で核爆発をみるかのような凄まじい爆発と衝撃があちこちに広がりやがった!!
俺達は全力で防御。
『うおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?』
もう皆必死だったぜ。必死でその破壊の嵐を耐えたぜ。
そして耐えきった後には何も残っていなかった。
焼け野原だけが広がっていやがる。
「あははは・・・はははは・・・もうだめだ。こいつらの破壊力は何処まで上がるの?このままじゃ・・・こいつらの必殺技で世界が滅ぶわ。」
ボロボロのリアスが座り込みうつろな笑いを上げるし。
ってか、爆心地近くにいたのにその程度で済むお前も十分すげえぞ!!?
「・・・お前達・・・やり過ぎという言葉を知らないのかな?!かな!?かなぁ!?」
変身を解けた二人に対して激怒しているハルトの姿。
彼もボロボロだが、その程度で済んでいる。
『うごごご・・・ごっ・・・ごめんなさいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?』
―――ダブル。
ハルトは分身という荒技を使い変身した状態で二人に同時に総督殺しをかましている。
「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。」
「うおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」
「ハルト・・・とりあえずこの二人をそのまま落として。これ以上戦わせるのは危険よ。」
「俺もそう思う。」
リアスの言葉は賛成だ。
もうこいつらをこれ以上戦わせるな!!
こいつらは戦いの相乗効果でとんでもなく強くなりやがる。しかも厄介な事に特に破壊力が著しい。
おそらくこの場にいる皆はそれで心を一つにしている!!間違いないね!!
学校の外で待機していた三勢力の軍勢達もみろ!!
あまりに常識外なことに大半が腰抜かしていやがる。
そして全員が唖然茫然していやがるし。
無理もないがな。
「それ以前にもう戦えないって!!」
「その通りだ!!あの姿にまだ慣れていない故、スタミナ切れになっている!!」
それに対して二人は先ほどの激闘はどこにいったのか、共に必死になってもう戦う意思はない事を共にアピールしている。
「はあ・・・そうかい!!まったく、学校が消し飛んでしまったじゃないか!!」
辺り一面更地。学校の外側にも結界を厳重に張っていた。キリエの結界だ。
それが無ければ周囲にまで被害が及んでいただろう。
「ハドラ―、ヴァ―リの新たな訓練を考え直さないといけないみたいだ。サーゼクス!!例の伝説のトレ―ナ―と至急相談したい。天道の奴も頼む。あの人間核弾頭共のあの破壊力を制御させないと危険で仕方ないぞ。」
人間核弾頭。
それが比喩ではなく、そのままの意味となっているのは大問題だ!!
「すまないな。うちの息子が・・・。」
「それに関してはこっちも謝らないといけない。こっちの身内がすまない。」
「二人とも・・・あの子たちが強大な力を持ってしまったが故です。幸いなのは二人とも悪ではない。善の心をもっているということです。」
ミカエルの言うとおりだ。
だが、そうなると怖いのはこいつら以外の神滅具を持ち、なおかつ悪意を持つアギトがいた時だ。
他の神滅具の行方は分かっていない物が多い。
「そろそろ向かわせてもらうぞ?」
「おう。何かあったらすぐに言え。盟友。」
「ふっ・・・ああ。お前さんを裏切ることはしないさ。」
ハドラ―は地面に倒れ込んだヴァ―リの元に向けて歩きだす。
俺も続く。
二人とも消耗しきっており倒れたまま起きあがってこない。
「こっ・・・今度はあの姿に慣れてから再戦だな。やりすぎた。」
「分かった。これは凄まじいが疲れる。もっと鍛えないといけないな。」
こいつらまだ強くなる気だぞ。
その会話に皆が表情をひきつらせるのは仕方のないことだ。
『ヴァ―リ様!!』
そこに、突如四人の黒いフードを纏った少女達がやってきた。
SIDE イッセ―
ヴァ―リの傍に現れたのは美少女だった。
青白い髪をした少女だ。その髪はまるで鬼火のように淡い光を発しながらゆらめいている。
その髪を紅いバンダナみたいなものでとめている。
「疲労困憊じゃないですか!!」
「なんだよロックブーケ。今俺はいい気分なんだ。」
「・・・なんでそれだけボロボロでいい気分なのです?」
あきれ果てるロックブーケ。世話の焼ける弟気分なのだろう。
あの姿はまさに姉であった。
「はあ・・・ある意味ヴァ―リ君は青春しているというわけだ。」
そこにもう二人現れる。
「あーあ。でもあんたらしい、と言えばそうなのも。」
その二人がフードを取ると・・・。
「・・・・・・・。」
何故かハルトが目を点にしていた。
「マユちゃん?」
「ふふふ、久しぶりですハルトさん。」
そして同じ顔がもう一人。
「じゃっ・・・じゃあ、隣にいるのは・・・メデューサ!?」
「半分外れです。私はその記憶を受け継いだ正真正銘のミサです。」
二人は双子だったらしくそっくりだった。マユの方は髪をポニーテイルにし、ミサの方は髪をおろしているので、それで見分けがつく。
「・・・・・・ヴァ―リ。これってどういうこと?」
ハルトはヴァ―リを睨みつける。
「マユ、ミサ、お前達・・・ハルトの知り合いか?」
「えっ・・・ええ。このベルトを貰った時、まさかとは思いましたが。」
「まあ・・・色々とありまして。」
ヴァ―リの奴は今初めて知った事らしい。
「・・・はあ。あとで事情を聞かせてくれ。とりあえずやり過ぎた馬鹿の片割れをとっとと回収してくれ。」
ハルトの指摘に、マユとミサは辺りを見回し。
「・・・あとで修繕を手伝います。」
「私も・・・。うちのヴァ―リが本当に申し訳なくて。」
「・・・ブフアッ・・・助かるよ。前世と同じくいい子で助かった。」
涙目のハルト。相当二人の気遣いが心に染みたようだ。
「なあ・・・闘う場所を今度は考えようぜ。」
「そうだな・・・。流石に申し訳なく思えてきた。」
俺とヴァ―リは流石に反省することになる。
俺達って・・・すごい領域にいるみたいだ。
「おいおいヴァ―リ。ボロボロじゃ・・・うわっ!?なっ・・・なんだこりゃ!?」
その隣に爽やかそうな顔をした美青年が現れる。
「美猴か。いや・・・久々に壮絶にやったよ。」
「・・・そうかい。だが、お前やり過ぎだぞ。俺も戦闘狂に近いものはあるがどうなったら焼野原になるのかね?」
「強さを求める者としていい顔をしている。さらなる強さを得たのか?」
その隣に茶髪の気の強そうな青年が現れる。
「戒斗・・・確かにその通りだ。生涯のライバルをついに見つけてね。その結果、お互いの力が想像以上に高まってしまったよ。お前もそんな存在がみつかればいいな。」
「お前な・・・。過剰なまでに強くなるのも問題だな。」
「なんだ・・・お前らは?」
「闘闘勝仏の末裔、いや・・・お前が分かりやすいところの孫悟空の子孫だ。美猴って奴は。だが・・・戒斗といったな?お前は一体・・・。」
孫悟空だと?すげえ奴がきたもんだ。
そしてアザゼルさんの疑問に応えるように戒斗の腰に黒いドライバーが出現。
その手には・・・変な錠前があった。何故かバナナが描かれた。
「そっ・・・その錠前。ミリキャスが持っていた・・・!!」
それを見たサーゼクス様が驚く。
―――ロック・オン!!
その錠前を腰のドライバーにつけ、日本刀みたいな物を動かすとバナナが割れ、戒斗と呼ばれた奴が変身。
それと同時に頭の上にチャックが円状に開き、そこから・・・・。
『バッ・・・バナナ!?』
超巨大なバナナが出現。それが落ちてきて、頭からかぶったのだ。
「バナナじゃない!!バロンだ!!」
そう言いながら奴は変身する。
――――バナナアームズ!!Knight of Spear!!
被ったバナナが展開し、肩や胴体のアーマーとなったのだ。
手には突撃槍。
「果物で変身しただと?」
ますます訳が分からん!?
「お前さんの変身、うらやましいと思っていたんだぜ?だが、俺もようやく見つけたんだ。運命のカードって奴を。」
美猴がそう言うとともに手には・・・蜘蛛が描かれたカード。
「うぇ!?いっ・・・何時の間に?」
それを見て剣崎さんが手を見ると二枚あったカードの内片方が無くなっている。
「クローバーのカテゴリーA。やっと見つけたぜ。封印してくれてありがとな。これで俺も変身できるってわけだ。」
その手にはクローバーが描かれたベルト。
「レンゲルのベルトだと?お前・・・それをどこで?」
「さあってね?だが、俺はこれに選ばれたんだ。」
にししと笑う美猴。
「お前達遅いぞ。」
「もう少し大人しくできないのか?」
そこにもう二人現れる。
一人は体格のいい優しげな青年。
もう一人は漆黒の丸みを帯びたパワードスーツを言う物を着ている奴。
その右腕はエネルギーカノンっていうのか?変わった奴になっている。
「・・・ノエルにダースか。お前達夫婦まで迎えに来たのか。」
「夫婦は余計だ。」
って・・・まさかあのパワードスーツの中身は・・・女だというのか!?
あまりにごつごつしたスーツで分からなかった。
「世話の焼ける奴だ。よっと。」
ノエルがヴァ―リを抱きかかえる。
「すまないな。動くこともできん。」
「兄様!?それに義姉様まで」
「だから何故義姉なのだ!?」
「ロックブーケ、それはいい。それよりもサクラ、早くこの場から離脱を。」
ノエルはロックブーケと言うやつの兄のようだ。
だが、なんで義姉って呼ぶのか?本人のツッコミは華麗にスル―されとる。
「さて・・・このままこの場を堂々と去らせてもらう。」
「逃げられると思っているのか?」
それを俺の幼馴染共が阻もうとする。
「押し通る準備はできている。何処からでも来い。この辺りをさらに破壊しつくされたくなければな。」
「そういうことだ。こっちも加減はせんぞ?」
ダースとノエルが俺達の前に立ちはだかる。
やっ・・・やばい。あの二人・・・半端じゃない位に強いぞ?
「・・・ダークサムス。いや・・・解析の結果だけど、それにあのXが加わった存在か。ある意味久しぶりと言うべきなのかな?」
そこにポルムがやってくる。
「・・・・イッ!?きっ・・・貴様はポルム!?」
ポルムを見た奴は・・・酷くうろたえている。
「どうやら人格あの時の君みたいだね。この世界に流れ着いたあげく、まさかフェイゾンを自力で生み出せるようになったなんてあきれ果てるよ。本当にしぶとい。・・・・・・サムスに変わって、余が直々に引導を渡してやろうか?」
ポルムの声色が変わる。
『!?』
その一言だけで、辺りに冷たい空気が走る。
「・・・っ・・・皆、急いで逃げるぞ!!あいつは・・・あいつだけは絶対に敵にまわしてはいけない!!」
ダースは皆に必死で言う。
「どうした?お前がそこまで警戒するとは・・・。」
「いいから!!あいつは単独で銀河連邦軍、全艦隊を壊滅寸前にまで追い込んだ怪物だぞ!!しかも本人がこれ以上はやる意味がないと、途中で止めたおかげで皆が助かった位にな!!」
何それ?ポルムがそんなことを?
「あいつを絶対に怒らせるな。滅多なことで怒らんが、一度怒らせたら文字通り宇宙規模で世界が滅ぶ!!知略、単純な力、あらゆる手段を使ってな!!」
『・・・お前の出身世界の軍隊を壊滅・・・。』
ヴァ―リとノエルがその話を聞いて表情をひきつらせている。
ロックブーケに至っては青ざめている始末。
「何言っているの?向うが勝手に自滅しただけじゃないか。でも・・・・・・そっちも色々とあったようだな。皆を気遣うとは。引導を渡すかどうかはもう少し見極めるとしようか。」
「・・・見逃すというのか?」
「お前の今後の行い次第だ。これでも人を見る目はあるつもりだ。」
・・・・おいおい。ポルムよ。お前、異世界を旅していたそうだが、相当暴れ回ったらしいな!!
どんな世界か知らないが、あいつの見た目からすると相当なテクノロジーのある世界とおもうぞ!!
それこそいくつもの銀河をめぐるようなSF世界としか考えられねえ。
その艦隊を単独で壊滅寸前って・・・。
みんながすごく驚いた目でポルムを見ているぞ。
「・・・ある意味今更だ。もういいだろう。親父殿も帰るぞ。」
その言葉と共に黒い煙のような物があいつらを包む。
それを放っているのは四人目のローブを纏っていた少女だった。
紫に近い髪をした清爽な少女だった。
「サクラ・・・すまない。」
「気にしないで。プログラム確認・・・発動させます。」
「お前も大概だな。」
そう言いながら、あいつらはハドラ―さんと共に消えていく。
「次会った時は互いにもっと強くなっておこう。それと・・・渡殿に伝言を頼みたい。」
消えていく中、あいつは俺に伝言を頼んだ。
内容は。ある意味呆れた物だった。
「・・・お前な。・・・でも、ありがとう。」
「ふっ・・・借りは返す。それだけだ。じゃ・・・少し休ませてもらうよ。」
ただ一つ、あいつは変なレベルにまですさまじく律義な奴だということだ。
消えながらあいつは気を失う。あいつの意地っ張りだな。疲れきっていたのに・・。
「あ・・・・つっ・・・つかれ・・・た・・・。」
俺もまたそのまま気を失ってしまった。
SIDE 渡
僕が目覚めた時には保健室のベットの上だった。
「・・・起きたか。」
それを見た大牙兄さんが安堵の声を漏らす。
「兄さん?僕は・・・あれ?」
僕の隣ではミカエル様、もう隣ではイッセ―君が寝ていた。
「疲れた・・・。マユちゃんとミサちゃんに手伝ってもらって何とか直った。」
そして、疲れた様子のハルトが入ってくる。
「・・・盛大にぶっ壊したか。」
そこで僕は思い出す。
「・・・助けられなかった。」
攫われたオ―フィスちゃんを助けられなかった事に。
「渡・・・。」
「そのことだが・・・。あいつから伝言があるぜ。」
そこでイッセ―が目を覚ます。
「ああ・・・眠い。だが・・・ここは根性・・・。」
大分消耗していたのか、相当眠そうだ。そのまままた眠りそうな位に。
「オ―フィスの事はこっちが何とかする。任せてくれ。」
「えっ?」
「ヴァ―リからの伝言だ。友を助けてくれた恩・・・このような形だが必ず返す。だから安心して欲しいと。」
「・・・・・・。」
「ヴァ―リにとっても巧は無二の友だ。俺もそうだが・・・。彼も巧を助けるために色々としてくれた。その友を救う事が出来たのは他でもない・・・渡、お前のおかげなんだ。」
あの時はただ、助けたかったからなのに。
「その恩。返す機会をずっと窺っていたみたいでな。安心しろ、あいつはバトルマニアだが、それと同時にすごく誠実で、律義だ。オ―フィスの事、あいつに任せてくれ。」
「・・・俺もあいつと拳を交えてわかる。あいつは・・・信じられる。渡、お前のやった事が、良い意味で返ってきたぞ。」
「・・・・・。」
僕は思わず涙を流してしまう。
僕のした事が・・・こんな形で巡って来るなんて。
「だから・・・お前もまずは寝ておけ。ガク。」
そこでまた気を失うイッセ―君。
どうしたらそこまで消耗を?
「まあ・・・手紙くらいならすぐに送れる。また用意してくれ。まったくあいつは。」
まだ僕とオ―フィスちゃんとのつながりは切れていない。
「・・・絶対に彼女を助ける。」
僕は改めて立ち上がった。
まだ、失ったわけじゃないから。今度こそ・・・。
最後にちょっとした希望を残して終わりとしました。
あとイッセーにとっての合宿はあの新たな進化の制御と持続するためのスタミナづくりが中心になります。
本人達は気付いていませんが、あの力は下手な神なら真正面から殴りあえるほどのスペックです。
連続投稿はここで終わりです。
次回・・・エピローグで会いましょう!!