まず第一弾・・・あのキャラが合流です。
SIDE 渡
昼休み。質問攻めになるのを避けるために僕たちは屋上で昼食を食べていた。
2人目の王子様出現とかいっているけど?まあ気にするほどでもないか。
ちなみにネロは・・・ワイルドなイケメンらしい。
「ほんと驚いたぜ!!」
「いや・・それはこっちのセリフだよ。職員室に行けばネロと合うし。」
転校初日から再会の嵐だよ。本当に。
「二人ともイッセ―の幼馴染か。」
「まあ男の幼馴染はうらやましくはねえな。」
イッセ―の中学時代からの友達という元浜君と松田君。
「・・・お前達がイッセ―と同類なのはよく分かった。はあ・・・まったく学校の三エロ馬鹿と転校初日からお近づきになれるとはおどろいたぜ。」
ネロは痛烈な皮肉を浴びせる。
相変わらず皮肉屋だね。
「エロに関してはむしろ誇りだ。それと、分からない事があったら言えよ。ネロは外国暮らしなんだし。」
その程度・・・イッセ―は聞き流してしまうし。
「日本語は確かに分かりにくいな。っていうかそこまで世話せんでもいいだろ!!嬉しいとは思わないぜ。」
いや・・・それは苦し紛れすぎるぞ。ネロ君。
現に日本語に大変苦戦しているじゃないか。
漢字もそうだし。結構あの三人がフォローしていたよ。
「・・・ツンデレだ。」
「男のツンデレなんて見ても何もおいしくねえぜ。」
「だからツンデレじゃねえ!!」
ネロ。すっかりイッセ―達と溶け込んでいる。
「お前らには遠慮は無用なのはよくわかった。こっちも手加減はしねえ。」
そのようだね。でも安心した。
仲良くやれそうじゃないか。君の様なタイプは孤立することが多いから、
「こっちは音楽特待生なんだ。いや・・・本当に楽しそうで。」
本当はこの学校にいるという悪魔からある事を聞きたいのだけどね。
「ほう。じゃあ一曲たのむぜ。」
「いいよ。そうだね・・・・うん昼だから・・・。」
僕は一曲演奏することになる。いつものバイオリンで。
曲はオリジナル。
さて・・・一曲行きますか!
昼だから活気が出る曲がいいと思ったけど・・・。
『・・・・・・・・・。』
あっ・・あれ?なんで演奏が終わった後四人とも無言?
そんなに変だったかな?
「・・・まいったぜ。」
『おっ・・・おう。』
ネロの言葉に他も三人も頷く。
「はあ・・・皮肉もいえねえ。お前すごすぎるぞ。」
「そんなことないけど・・。」
そうなのかな?でも満足してもらったのならそれで良しとしましょう。
「これからよろしく!」
さて、こっちも食事を・・・。
「・・・本当にいい曲。」
「って・・・何時の間に来ていたの?オ―フィス。学校だから皆が驚くって。」
『!?』
突然現れたオーフィスに他の四人・・・びっくり。
「ごめんなさい。でも・・・渡の奏でる音色。全部聞きたい。」
全く可愛い子だ。思わず頭をなでてやりたくなるよ。
撫でたら撫でたで、心地よさそうな笑みを浮かべるのも可愛いし。
「仕方ない子だね。でもいいよ。だったらもう一曲。昨日の夜に寝る前に作った君のための曲を・・・・。」
「おっ・・おい。なんだ!!?そっ・・そのゴスロリ娘?」
「まるで幽霊のように突然現れたような・・?」
『コクコクコク。』
ネロとイッセ―のツッコミも最もだけど・・。
「僕の音楽のファンなんだ。そして、二人の妹分の中の一人だよ。」
それ以外何も気にする必要はないと思うけど?
その回答に皆言葉を失っているけどどうしたの?
「お前・・・まともに見えて、結構、図太い・・いやイカレた神経をしてやがるな。」
「芸術家って案外そうじゃねえのか?」
なんかネロとイッセ―は僕の事で失礼なこと言っているし。
僕はまともだよ。まあ・・・一年前に兄と血なまぐさい戦いという名の大げんかをしたけど、それ以外はねえ。
とにかくもう一曲。
事態はどうも・・・放課後にならないと動かないみたいだし。
僕は後ろに金髪の髪をした悪魔の存在を感じつつも演奏をする。
奏でる題は「小さな龍の女の子のためのポルカ」
喜んでくれたらいいな。何となく龍を思い浮かべたんだよ。
さて・・・どう接触したものか。
SIDE イッセ―。
放課後。使いが来てくれた。
「部長より話しは聞いているよ。」
「やっぱりてめえか。今日ずっと監視していただろ?」
それは木場佑斗。学園内でイケメン王子と呼ばれた奴だ。
こいつからの視線・・俺も実は感じていた。
「はは・・・さすがだね。途方もない猛者というのは一目見て分かったけど。」
「そう言うお前もできる奴じゃねえか。どうだ?後で手合わせしねえか?」
おいおい、ネロがかなり好戦的だぞ!?
こいつって意外とバトルマニアなのか?
「そうだね。是非。それよりもまずは。」
「ああ・・・行こうぜイッセ―。」
俺は木場に案内されて旧校舎。そこにあるオカルト研究部の門をたたく。
そこにはシャワーを浴びたばかりの学園二大お姉様である朱乃先輩がいた。
バスタオル一枚という・・なんとも眼福な姿をしているぜ。
ネロは恥ずかしがって顔をそむけている。
こいつ意外と・・シャイなんだな。
そして、もう一人。
小柄で可愛い後輩・・小猫。
その後、リアス先輩もシャワーを浴び、そしてその後自分たちが悪魔だと明かしてくれた。
「さて・・・まあ一通りの事情は聞いているわ。あの子からね。」
あの子・・って・・リアス先輩の後ろから夕痲ちゃんが現れる。
「あの・・その・・・。」
彼女はどうも俺を殺そうとしたことと、庇われ、瀕死に陥ったことを気にしているみたいだが・・・。・
「よかった。無事だったか。」
それでも怪我が無い様子だ。体張って助けた甲斐はあったぜ。
『・・・・・・・・・・・・・。』
その一言に、皆絶句しているぞ?どうした?
「ねえ。貴方イッセ―の幼馴染よね?昔からなの?」
「ああ・・・。変わらない馬鹿だよ。助平で・・もう馬鹿なくらいに人が良い。」
ネロの一言に皆は納得している。
どうした?一体何に呆れている?
「それで、あんたの言う眷族にこいつはなったんだろ?確か兵士だっけ?」
「えっ・・ええ。」
「じゃあ・・こいつも悪魔というわけか。」
はい?転生?悪魔?
俺・・・悪魔になったのですか?
「それが少し変なのよ。あなた・・・身体の変化はどうだった?」
「朝すっきり起きる事ができましたよ。朝日が気持ちいいと。身体の調子はむしろすごくいいくらいで。なんか前よりすごく力が湧いてくるというか・・・」
『!?』
其の言葉に悪魔のみなさんが驚く。どうした?
「悪魔は光を嫌うの。だから朝に弱くなるし、太陽の光にも辛くなるわ。それにあなた・・悪魔の翼はだせる?」
「えっと・・いや・・・だせませんけど?」
「・・・どうなっているのかしら?」
悪魔の翼すら出せない俺。
「あなた・・・確かに私の眷族になっているわ。でも、どういう理屈かわからないけど、悪魔化してない。多分・・・もっと別の何かになっているわ。」
どうもイレギュラー発生のようです。
「兄様に報告する必要がありそうね。でも・・・まああなたを歓迎するわ。イッセ―、そしてネロ。私の眷族と、その友人として。」
リアスこと・・部長に歓迎される俺達。
「わりぃが俺は目的がある。こんなところでちんたらして・・。」
まあネロからしたらキリエを助けるという目的があるからな。学校にいてもイライラを必死で隠そうとしていたし。
「安心しなさい。貴方の事情も聞くわ。貴方だって情報が得られた方がいいでしょうに。」
「・・・ずいぶん虫のいい話だな。」
「まあ・・・イッセ―と同じく貴方も放置できないのよ。だって・・・。」
その後に続く言葉は信じられないものだった。
「あなた・・・誰かの悪魔の駒で転生しているわよ?」
おい。今なんていった?
「おいおい・・・俺は確かに悪魔の血は引いているが、そんな馬鹿なことが・・。」
「事実だもの。その関係で、あなたを一時保護することになったの。でないと主不明ということではぐれ悪魔としてあなたを討伐しないといけなくなるから。」
「・・・・おいおいマジかよ!!何がどうなっていやがる?」
隣にいる悪魔の血を引く幼馴染。いつの間にか悪魔になっていました。
だめだ。訳がわからん。
―――――――非常に面白い事になっているよね。
そして、その場に第三者の声まで聞こえてくる。
ッて、この声は、渡か?
どうしてここにいる?というよりどこから声を?
「誰なの?どこにいるの!?」
「ここですよ?」
そして、その声は突然天井から逆さ吊りで現れる。
「ども。あなた達に伺いたい事があってきました。紅 渡です。」
現れたのは俺達の幼馴染にして、本日転校してきた渡。
『どああああああぁぁぁぁぁ!?』
何故逆さま!?訳が分からん!!
みんなもあまりの事に驚いてイスから転げ落ちている奴までいるぞ!!
お前本当に愉快な奴になったな!
すげえ心臓にわるいぜ。
side 木場 佑斗
どうも僕たちの新しい兵士は愉快な仲間達がいるようだ。
僕達でさえ気配に気付けなかったよ。
「あなた・・・確か今日転校してきた。」
「紅 渡といいます。そうですね。あなた達悪魔からすれば・・十三魔族ファンガイアの王族と言えば・・・。」
ファンガイアという言葉に皆は驚く。それはそうだろう。
吸血鬼に似た側面を持つが、それでも妖怪に続くこの世界の闇で生きる魔族だ。
その実力は上級悪魔や天使、堕天使にも匹敵する個体も多い上に弱点らしい弱点が無いという厄介さ。
それにライフエナジーを食料としており、その対象は人間だけでなく僕達悪魔を含めた数多くの生物が彼らの捕食対象である。
だが、彼らは性質その物は人間に近く、その多くが人間達に溶け込んで暮らしている。
ライフエナジーもその代替エネルギーの研究と共に掟として人間から吸わないようにという流れになっている。
掟を破った相手はチェックメイトとよばれる処刑部隊か王族が直接裁きを下す。
それだけファンガイアの王族は凄まじい戦闘力をもっているらしい。
一年前までファンガイア同士の戦いがあったと聞いた。その際兄と弟の二人がクイーンの件で争い合い、そして、手を取り合い復活させたキングを共に倒して解決させたとも聞いている。
兄がキングを引き継ぎ、他種族との融和を進めているという話だ。
そして、弟は大変優れた音楽の名手だとも・・・。
表世界でもバイオリンの期待の新星とされるほどである。
つまり渡君は・・・。
「急な転校で連絡が間にあわないと思いまして、こうしてこちらから挨拶にと。」
「そう。すごい子がやってきたわね。目的は?」
部長も呆れ変えているよ。それはそうだろう。今目の前にいるのは・・。
ファンガイアを治める二人の兄弟の内の片割れだ。
下手したら魔王に匹敵する実力を持っているかもしれない。
「人探しです。音楽の勉強も表の理由としてあります。まだ誰かはいえませんが、見つかり次第、それを報告したいかと。あとまだすぐという事ではないですがファンガイアサイドからの和平締結の使者もしたいと思っています。平和が一番ですし。」
彼なりにこの街に来たのは事情があるみたいだ。
「おい。渡。俺はまだそっちの事情はまったくわからない。だがよ。もしかしてお前・・・本当に王子なのか?」
一誠君の質問に彼は苦笑する。
「あの時は知らなかったけど、そうみたいなんだよ。いや・・変な偶然もあるもんだよ。」
この様子だと、自分の身分が分かった瞬間大層驚いたみたいだ。
「ファンガイアの王族で、同盟を結びたいという意思があるのなら、客人として迎えないとね。あなたも歓迎するわ。ファンガイアの第二王子様。」
幼馴染の驚きの身分に二人とも口をポカンと開けたまま呆けている。
察することはできるかな?知り合いの秘密がねえ。
ミステリー研究部。
新たな兵士(ポーン)の誕生と共に一気に色々な人が増えたようだ。
「ふふふふ・・・賑やかになりそうだわ。」
「・・・一気に人が増えると困る。」
朱乃さんはしばらく静観の構えだし、小猫ちゃんは・・・戸惑っているか。
彼女人見知りだからね。
やれやれ・・一気に男が増えたよ。
でもなんでだろう。まだ・・・これで区切りがつくとは思えないんだけど?
SIDE イッセ―
どうも!!悪魔?かどうかはわかんねえけど、部長の眷族となったイッセ―だ。
今俺がどんな状態なのかまったくわからねえ。
まあ・・・とにかく長生きできるようになったのは間違いないみたいだぜ。
長く生きて、そして・・俺はハーレム王になる!!
そう決意を述べた時、ネロは呆れかえり、渡まで乾いた笑いをするだけで何もいってこなかったぜ。
それと夕痲・・まあ、本名レイナ―レのことなんだけど、やっぱりあいつ相当込み入った事情があった。
自分の相方が人質に取られているのだと。
今彼がどこにいるのか分からない。
でも助けたいと言っていた。
ネロも堕天使に襲われていたというし、何か関連があるのか?
今二人の証言を元に部長達が調べてくれている。何か分かればいいな。
それと・・俺の相棒・・ドライグとクレアが全く出てこなくなった。
ネロから話を聞くに、俺の中に例の駒が入った後に、ある言葉を残して消えたのだ。
薄れ行く相棒達は急いでネロに話していた。
―――――進化が始まる。すまん・・それに備えてこちらも神器の調整などで眠りにつくことになりそうだ。
――――イッセ―に伝えておいて。私達はあなたの中にちゃんといるって。必要な時必ず目を覚ますわ。
と、伝言を残してくれた。
進化?あのアギトの力のことか?
そう言えば、ネロから追加の伝言で・・・。
―――――アギトの力は神滅具と共に秘密にしてやってくれ。お前の・・ギルスの力もな。いずればれると思うが、それでも今は・・。
―――――たぶん、私達の目覚めと共に覚醒する。その時に私達も一緒に説明するわ。
といっていたらしい。
赤龍帝の篭手(ブースデットギア)は何となくわかるけど、アギトの力はそんなにヤバいものなのか?
それと似た力、ギルスの力をネロも持っているらしいぜ。
とりあえずだが、俺は神器を出すことはできる。
能力である倍化は結構制限があるみたいだ。
今は三段階・・十六倍までが限界みたいか・・・・。
すぐにBUSTして解除されるみたいだし。
そんな感じで悪魔稼業に手を出そうとした時だった。
部長の元に連絡がはいる。
はぐれ悪魔がでてきたらしいのだ。
ネロとレイナ―レは今回はいねえ。2人は捜索で街を歩き回っている。
その際に部長が駒の特性を教えるついでに俺達も出る事に。
そこで・・・姫島先輩が究極のドSだったりなど別の意味で勉強になった。
だが、一番の問題はこの後だった。
「えっ?はぐれ悪魔が結界を突破して侵入してきた?」
部長の元にとんでもない報告が入ってきたのだ。
それは別のはぐれ悪魔がやってきたというものだ。
「相手は・・・SSS級はぐれ悪魔・・黒歌?」
「えっ?」
その名を聞いた小猫ちゃんの動揺は凄まじい者があった。
「姉・・・様?」
「別の悪魔・・五十人が討伐のために戦っているけど・・・全滅しそうだから助けてくれ!?どんな冗談なのよ。って・・・。」
凄まじい轟音と共に街全体が大きく揺れた。
震度四はあるな。
「なっ・・・・なななななななな!?」
それと共に連絡が途切れたのだ。
「SSS級はぐれ悪魔黒歌。討伐困難な相手で有名よ。ほんの一年前までSS級だったのに、突然謎の強化変身能力を得ちゃってね。ウィザードタイプのはずなのに肉弾戦でも手がつけられなくなったのよ。それに・・・どうも凶悪な相方がいるらしくて・・・。」
部長の言っていることはすべては分からねえ。
だが・・・いきなりヤバい奴がやってきたという事はわかるぜ。
俺達は急ぎ現場に向かった。
えっと・・渡さんが大変フリーダムになっています。
この時点でキバ本編に相当する修羅場をすべて終えていると思ってください。
それを乗り越えたらあれだけ面白くなると考えています。
そこから次話につなぎます!