時間かかりすぎたと思います・・・。
では短いですがエピローグ・・・どうぞ!!
5/30 ゲームの結果について加筆修正。
SIDE イッセ―。
「祐斗・・・。」
「本当に申し訳ない。」
ベットで寝かされた俺達は祐斗の土下座を受けていた。
俺達がリタイアした理由。
それは先ほどの崩落のせいだった。
戦闘に専念していたら、俺の脚が止まった。
俺の本能が告げたのだ。
とてつもなく・・・本当にとてつもなくヤバいなにかが起こると。
「どっ・・・どうした?」
「二人とも!!逃げろ!!」
『へっ!?』
突然天井が崩落したのだ。
そして俺は・・・。
「・・・へっ・・・兵藤!?」
「二人とも・・・何とか生きているみたいだな・・・。」
倒れた二人を庇うように一人で瓦礫すべてを支えていた。
我ながら・・・お人好しもすぎるぜ・・・。
「お前・・・どうして?」
「こんなつまんないトラブルで勝負を無意味にしたくねえ。それに、お前らはいい奴らだ。こんなところで死なせたくねえ。そう思ったら身体が勝手に・・・な。」
だが、どうしようか?とっさに倍化で強化した力を使って支えているが、支えるのが精一杯だ。
「ぐっ・・・。」
瓦礫は予想以上に重く、俺もそれほど持ちそうにない。
「二人共逃げろ・・・。」
それを見た匙が立ち上がり、
「ぐっ・・・・。」
唇をかみしめ・・・。
「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!」
俺と一緒に瓦礫を支えにかかったのだ。
「おっ・・・おい!?」
「なら俺も!!」
匙だけじゃない。仁藤の奴まで・・・。
「なんで?お前ら・・・。」
俺が怒鳴ろうとするが・・・。
「そんな格好悪いこと・・・できるかよ。」
匙がこっちを見て笑ったので怒鳴れなかった。
女なら間違いなく惚れる程のたくましい笑みだった。
「せっかくの二度目の人生。後悔なく生きたいからな!!」
仁藤も笑う。
「それに・・・お前みたいなお人好しの神様。俺は大歓迎だ!!」
「そんないい神様を死なせるわけにはいかねえ。死なせねえっていうのは・・・こっちのセリフってことだ!!」
「・・・ぐっ・・・お前ら・・・。」
俺は涙ぐんだね。2人の熱い心に。
「この戦いが終わったら・・・一緒に遊びに行こうぜ。お前らはもう・・・ダチだ!!」
「ああ!!認めてやる。これだけ色々とやってダチじゃなかったらむしろ可笑しい!!」
「終わったら遊び倒すぜ!!」
そうして友情を育んだ。
こいつらとはもう永い付き合いになりそうだ。
その付き合いの長さに予感し、悪くないと俺は思いながらいう。
「今から瞬時の倍化を使い、その力をお前らに譲渡する!!一気に押し返して切り抜けるぞ!!」
「上等!!」
「いつでもいいぜ!!」
テンションも最大級まであげる。
――BOOST!!
そうして倍化し始めた時だった。
また嫌な予感がした。
突然上から凄まじい衝撃。
『へっ?』
それと共に瓦礫が一気に押し寄せて・・・。
『うあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』
俺達は生き埋めになったのだ。
みんなは気付いていると思うけど、崩落の原因は祐斗のダースウィングスラッシュ。
最後のだめ押しは飛翔斬。
その結果反則負け。
すべて・・・祐斗のせいということだ!!
「お兄ちゃん・・・何私のイッセ―を生き埋めにしようとしてくれたのかしら?」
微笑みながらユウナが祐斗を問い詰める。
でも、例のごとくすげえ怖い!!
「お仕置きのためにあの子を呼ぼうかしら?」
ユウナの背中から蝶や蛾のような翼が生える。目もらんらんと輝いているぞ?
「祐斗さん?」
「祐斗君?」
「ふふふふふふふ・・・祐斗。」
リアス部長も笑っている。もちろん目は笑っていないけど!!
「ほんとうにごめんなさい!!」
・・・やらかしてくれたぜ。
ついでになると試合は結局無効になった。
ソーナ会長のリサインも反則負け判定もそうだが、こっちがやらかしすぎたからだ。
破壊しても直せば問題ない。
それで破壊力制限の意味がなくなってしまうなど運営側も想定しなかったらしく、色々と議論を重ね。無効となった。
まあ・・・
『ガタガタガタガタガタガタガタ。」
一部シトリー眷属の中にぬぐい難い心の傷を負った者がいたり・・・。
「ぽ~///。」
なんやら恋の予感がする奴もいるし。
試合そのものは無効とはいえアピールはできた。
シトリー眷属の評価は極めて高まったのがいい証拠だろう。
そして、こっちはどのようにルールで縛ればいいのか運営が悩む始末。
評価としてはルールブレイカーという素晴らしいような、不名誉のような微妙な評価だ・・・。
結果として戦って得したのはソーナ会長達だろう。
怪物達と互角に渡り合った勇者達として。
「まあもう良いって。怪我その物はすぐに治るし・・・。」
俺たちはいい加減祐斗を許すことにする。
「はい。」
ベットで寝ていたのは極度の疲労のためであった。怪我はもうすっかり回復している。
「アーシアちゃん・・・半端ねえな。」
「おう・・・。」
匙や仁藤が驚くほどの一瞬だった。一瞬で怪我は完治。
あとは回復呪文などで体力を回復すれば問題ない。
体力回復・・・ホイミはこういう時に便利だ。倍化させればベホマズンクラスにまでできるし。
魔法の倍化・・・いずれは極大化を目指して・・・。
「・・・そうだ。お前・・・。」
俺は拳を差し出す。
「?」
「なるほど・・・。」
仁藤は何か分かった様子。
二人の拳に俺の拳を上下にぶつけ、最後に真っ直ぐぶつけて、握手。
それは友達の証。
「これでダチだな。」
「・・・!?ああ!!そういうことか。」
匙の奴も思い出したらしい。弦太郎のあれを。
「おっ・・・お前らやっているな!!」
「いい戦いだったぞ。」
俺達の幼馴染達もやってくる。
「それとビックニュースだ。」
新が笑う。
「俺も二学期からそっちに通う事になった。よろしく!!じっちゃんから交流も兼ねて頼んだら採用された!!護衛がつくけど・・・」
新が・・・転校してくる?
「ついでだが、俺とイリナもだ!!」
「ふふふ皆と一緒の学校!!三人ともクラスも一緒なんだよ!!」
まじかよ!!それって嬉しいな!!
「段々あの時のメンツが揃ってきたな。この様子だと他の面々との再会も近そうだぜ!!」
俺には絶対に再会の才がある。その才能にすごく感謝だ!!
俺は思わずサムズアップをする。
ゆーすけ兄さんから教えてもらったもの。
それはあの時の連中は全員知っている。
現に新も、弦太郎も、イリナもやっている。
だってゆーすけ兄さんは本物のヒーローだから。
その戦いを俺達は見て、憧れ、そして知った。
痛みに耐え、怒りを堪え、それを超えた偉大な人だと。
あの人もまた仮面ライダ―だからだ。先輩達に是非紹介・・・いや、先輩達はもう知っていると思うか。
『・・・・・・。』
一方、他の面々の表情がかたまる。
「また・・・イッセ―の幼馴染が・・・学校に・・・。」
「学校に次々と集結していく件について、相談したいのですがいいですか?一人確定している者がいて。」
「ええ・・・じっくり相談しましょう。」
部長と会長が揃ってため息をついていますけど・・・。
そんな騒ぎの中、俺は黒歌と鋼兄が二人でその場を離れるのを見た。
そして見たのだ。
「鋼チン・・・驚かないできいてくれるかにゃ?」
黒歌が重大な告白をしている場面に。
「・・・子供・・・だと?」
「うん・・・。」
俺は目を点にしていた。子供ですと?鋼兄の?
「そっ・・・その・・・念願の子供なんだけど・・・。」
固まったままの鋼兄。
だが・・・。
「そうか・・・。」
その固まった表情が溶ける。それは喜びだった。
「産んでくれるのか?」
「私はそうしたい。だって・・・。」
黒歌ははっきりと言う。
「鋼ちんと愛し合って出来た子だにゃん。大切な・・・私達の子供だから。」
「ああ・・・。嬉しいよ。」
後は言葉にせず、鋼兄は黒歌を抱きしめていた。
「・・・しかし困ったな。夫婦とはいえ・・・予想外に早く子が出来てしまった。せっかくの高校が・・・。」
「産休くらいは取れるにゃ。リアスっちにも頼んでそのあたりを相談・・・。」
「ええ・・・相談に乗ってあげるわよ。」
話を聞いていたのか部長が微笑んでいた。
「おめでとう・・・といいたいけど、はあ・・・だから倒れたのね?」
「面目ないにゃ。」
他の面々も笑っていたり、驚いていたりしていた。
まあ・・・。
「鋼兄・・・父親になるのか?」
「ああ。まあ・・・。」
すごくたくましい笑みでいったよ。
「思っていたよりも早く出来てしまっただけだ。まだ実感はわかないのが正直なところだが、養うこともできる。準備はしていたよ。」
と言っていた。
リア充爆発しろ・・・などとは言わない。
「・・・それなら言わせてくれ。」
俺は言ってやる。
「おめでとう。」
と、心からの祝福を。
「俺からも祝福させてくれ。」
ヴァ―リの奴も祝福していた。
「すばらしいです。おめでとうございます。」
アーシアも微笑む。
「まっ・・・何かあったら言え。片手間ついででよければ力になってやる。」
ネロも少し意地悪そうに笑う。
それと共に・・・。
「にゃ?にゃみゃにゃ!?お腹が光って・・・。」
黒歌のお腹が光る。
浮かび上がるのは四つのアギトの紋章。
「えっと・・・これって・・・。」
俺達はやらかしてしまった。
これから生まれてくる鋼兄と黒歌の子供。
それに・・・三人のアギトと一人のギルスからの祝福を送ってしまったことに。
「やれやれ・・・。ある意味最高の贈り物だよ。」
「これって・・・悪影響はにゃいよね?」
「私達の娘と言う事例があるから問題はないわ。」
クレアが現れその娘達を見せる。
「むしろいいことじゃないの?どんな特典がつくのかわからないけど。」
その結果。この子供にあるとんでもない特典がつくことになろうとはこの時俺達はだれもしらなかった。
そんなハプニングがありながら、俺達は電車に乗っている。
「ふあ~・・・。」
あまりに充実しすぎた夏休み。
多くの再会と絆をえて、俺達はさらに強くなった。
「えっと・・・うん・・・あとはこの体型を維持してくださいね。」
電車の中でヒナさんがキリエさんの採寸を終え、色々と考え込んでいる。
「ウエディングドレス・・・初めてだけど、頑張らせていただきます。お題は・・・まあ四大天使と五大魔王、そしてグレゴリの皆さまから頂いていますし。もうデザインはできています。」
「・・・二年後ですが、着るのがすごく恐れ多くなってきましたね。」
無駄に豪華な面々からの要請でヒナさんが二年もかけてキリエさんのウェディングドレスを作ることになってしまった。
「あのヒナさんに作ってもらえるなんてすごく光栄じゃないですか!!」
「そうなのですか?」
ヒナさん。すごく有名だったことにびっくりだ。
一方。
「にゃふ・・・うん。食べ物の好みってかわるもんにゃね。」
「そういうものですか?」
「ある意味、私達のなかで一番進んでいますからねえ。」
黒歌の身体を気遣う小猫ちゃん。
朱乃さんは興味深そうに見守っている。確かに恋人になり、夫婦となり、そして子持ち。
俺達の中で最先端のお二人。
「母になると・・・見えてくる者がある。」
「同じく・・・少しずつ実感もわいてきた。」
鋼兄もさらに貫禄が出てきたし・・・。
「父親・・・か。」
それを見て先生が何故か遠い眼。
邪悪なラスボス先生ではなくまるで・・・。
「ふっ・・・。」
永く生きると本当に色々あるのだろうか。だが・・・その表情はすごく悲しげに、そして・・・。
「巧の時は・・・しっかりと見守ってやらねえとな。ひ孫になっちまうが。」
「?」
いろいろな想いを乗せて俺達は冥界から帰っていく。
そして・・・冥界から帰って来て意外すぎる再会が待ち受けていた。
いたのは部長と同じ新人悪魔・・・ディオドラ・アスタロトだった。
そのままアーシアに向けてプロポーズをして来たのだが・・・。
アーシアは顔を青ざめてそれを拒否していた。
「・・・なんでだい?」
「あなたの心に聞いてください。私には心に決めた人もいます。」
はっきりと拒否する。
その心に決めた人って・・・。
「・・・しかし、アーシアがどういう立場にいるのか分かっていてプロポーズしているのかしらね?私の眷属の以前に・・・。」
部長もただあきれていた。
今のアーシアはアギトであり、この世界の女神となる存在。
「反省しないのなら・・・こっちだって考えがあります。あなたのことはすべてお見通しです。悔いるのならまだ間に合います。」
しつこい彼に、アーシアの背後から現れるマザーズロザリオ。
後に判明したのだが、スタンドと呼ばれる能力らしい。
その姿が変わろうとしていた。
「それでも反省しないのなら。あなたに本当の意味で反省を促すために・・・。」
「へっ?」
反省のための力?
―――――あの力を使うのですか?レクイエムを・・・。
「・・・出来れば使いたくありませんが・・・。このを改心させるためには・・・。」
スタンドがひとりでに喋る。
「あれは本当の意味で反省をするための力。でも・・・残酷な力でもあります。出来ればそうせずに改心してほしい・・・。」
「かっ・・・改心って・・・。」
アーシアが一体何を感じ取ったのか分からない。ただスタンドは防衛本能と連動しているらしく、それが勝手に反応するだけの何かをあいつは持っている。
「・・・・・・・。」
極めて危険な何かを・・・。
「諦めないから・・・必ず僕の物に・・・。」
だが・・・問題はそいつじゃない。
「・・・やっと見つけた。」
駅のホームにもう一人やってきたのだ。
「・・・あれ?」
その人に俺は非常に見覚えがあった。
予感その物はしていたんだ。
だが、まさか・・・。
「ゆーすけ兄さん?」
それは俺達の幼馴染。俺と弦太郎、イリナ、新達の面倒を見てくれた優しいお兄さん。
その名は五代雄介
通称ゆーすけ兄さん。
「久しぶりだね。」
誰よりも笑顔が似合うお兄さん。そして・・・。
誰よりも痛みに耐え、怒りを抑え、影で戦ってきた俺達がヒーローと認めるすごい人。
戦いを終え、心を癒すために旅に出ていたと聞いている。
「あの・・・アーシアって子は・・・。」
そのゆーすけ兄さんもまたアーシアに用事があるらしい。
「先約がある。人間風情が邪魔を・・・。」
だがそこまで言いかけて彼の姿が消える。
強制転移、アーシアのスタンドがそれをやらかしたのだ。
「やっと見つけた。」
アーシアが目を丸くしてゆーすけ兄さんを見ている。
「嘘・・・ですよね?あなたが・・・私の・・・。」
アーシアはその心を呼んで激しく動揺している。でも・・・。
「やっと見つけた。世界中あちこち探してやっと・・・やっと・・・。」
ゆーすけ兄さんは涙目になりながらアーシアに駆け寄って抱きしめる。
「俺の・・・妹よ・・・。」
『えっ!?』
「・・・・・・。」
まさかの展開に皆呆けている。
今、なんといいました?
アーシアのことをゆーすけ兄さんが妹といった?
「お兄・・・ちゃん・・・お兄ちゃん・・・なの?」
アーシアもそう言っていますし!!
『ええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?』
仮面ライダ―クウガでもあるゆーすけ兄さんの妹?
アーシアが!?
「・・・夏休みの最後にとんでもないオチが・・・。まさかあのクウガなの!?あのクウガの妹なの!?しかもきっちりとクウガとイッセ―達が幼馴染だなんて!!」
部長が頭を抱えている。
「もうこれで私達全員が過去にイッセ―君と関係あると確定しましたね。はははは・・・イッセ―君の出会いの才能が恐ろしくなってきましたわ。」
朱乃さんがそう言うし・・・。
・・・・・・・・。
・・・・・・あれ?
朱乃さんが全員っていったよね?
それって・・・。
「・・・あっ・・・あのクウガの妹だと!?そんな馬鹿なことが・・・。」
慌てて戻ってきたディオドラが驚愕していた。
後にクウガの名は表の世界だけでなく裏の世界でも有名だと知る。
勇者の名として。
こうして俺達のすごく内容の濃い夏休みが終わる。
だが、終わりは始まり。
俺達の波乱はまだまだここからのようだった。
最後の最後で追加の幼馴染の登場。
しかも…アーシアのお兄三という設定つきです。
アーシアがアマダムを得たのはこういったフラグがあったからです。
二人とも聖なる泉がだれよりも似合うと思いましたし・・・。
今回の更新はここまで
次から六巻の話に入ります。では…また会いましょう!!