赤龍帝の幼なじみ達   作:THIS

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 連続投稿第三弾。

 これが本日最終です。

 いよいよゲーム開始です。


ゲーム開始の罠と同志達。

 

SIDR  イッセ―

 

 ついにやってきた体育祭。

 

 でも・・・やってくるメンツが濃すぎる。

 

「えっとスペシャルプログラムとして・・・用務員三人集に面接に合格し採用が決定した用務員さん達による応援ダンスパフォーマンスを・・・。」

 

 運動会の冒頭でとんでもない物を見せられた。

 

 えっと・・・用務員四人集?って誰の事だって?

 

 剣崎さんにゆーすけ兄さん、始さんに・・・それにエイジさんが加わった四人だよ。

 

 あの四人、すげえダンスを披露したんだ。それこそ…新体操選手すら脱帽するレベルのアクロバットを含めて。

 

 どうやったら空中で五回転できるの?しかも余裕で・・・。

 

 なんか四人でユニット組んでみてもいいじゃねえのか?アイドルグループみたいな感じで。

 

 リズム感もすごくいいし・・・唄を歌わせても行けると俺は見ているね!!

 

「・・・デビュー・・・考えてみるか。五人目も欲しいところだけど。」

 

 部長、わりと本気で考えていますよ!?あの四人全員こちらも身内だからね!!

 

 黄色い声援も分かるってもんだ。

 

「いや~みものだわ。」

 

 ただ、四人とも人外事を知っている人は何人いるのやら。

 

「こうして学校の行事に参加できるだけでも面白いわ。」

 

 イリナと凛子さんの天使コンビがしみじみとみている。

 

「本当ですね。同じ天使同士・・・仲良く・・・。」

 

『!?』

 

 そこにキリエさんが加わってくるけど・・・二人の反応が面白い。

 

「はっ・・・はい!!キリエ様!!」

 

「えっと・・・私は普通にキリエでいいですよ。」

 

「いっ・・・いえ、ミカエル様の娘、しかも最強の熾天使様は流石に私達からしたら恐れ多い・・・。」

 

「・・・そんなに私ってすごいの?天界でもみんな伏せていましたし・・・。」

 

 キリエさん・・・天界では熾天使待遇を受けているみたいです。

 

 実力もそうだけど、本当に天使としてデビューしているのですね。

 

「仕方ないですよ。むしろあなたは天使達からの新たな希望ですから。」

 

「なっ・・・ガブリエル様まで!?」

 

 そこにミカエルさんと同格の力を持つ女性天使・・・熾天使のガブリエルさんまでやってくる。

 

「えっと・・・ガブリエルお姉様?」

 

「うんうん・・・そうそう、私の事を姉と呼んでくれてありがとうね。」

 

 最強の女性天使を姉と呼ぶキリエさん。なんだかすごい領域にいるな~。

 

「言え・・・本当にわからない事を色々と教えてくれて。」

 

「だって、ミカエルの娘なら私達の家族も当然でしょ?ミカエルもこんな可愛いい娘の存在に気付かなかったって罪深いわ。」

 

「はは・・・あはははは・・・。」

 

 ミカエルに娘。それだけで相当天界では大事件になったらしい。

 

「私も・・・・子供ほしい。うらやましくなってきました。」

 

『!?』

 

 ガブリエルさんの子供が欲しい発言に、俺達は当然固まる。

 

「あっ・・・あの・・・恐れ多いのですがお相手は・・・。」

 

「ふふふふふっふふイリナさん。」

 

「はい・・・。」

 

「おばさんになる覚悟・・・いいかしら?」

 

『・・・・・・・・。』

 

 なんかとんでもない発言を聞いた気がする。

 

「あれ?どうかしたのか?お前ら・・・ってガブリエルさん!!お久しぶりです!!うっぷ!?」

 

「ふふふふふふふふふっふふふふふふふふ・・・。」

 

 弦太郎を抱き寄せて満足した様子。それはまるでやんちゃな弟を溺愛している姉のような・・・。

 

「・・・凛子さん。」

 

「はっ・・・はい!!」

 

「協力おねがいしますね。」

 

「わっ・・・私の力でよければ!!」

 

 なんだだろう。弦太郎・・・お前、罪深すぎるぞ。何がどうなって天界最高の美女にここまでべたぼれに・・・。

 

「なっ・・・何がどうなっているのか分かんねえけど、ガブリエルさん、もうすぐゲームが始まるぜ?」

 

「あらら?それでイッセ―君達を?」

 

 ああ・・・そうか、もう始まるか。

 

「そう・・・なら・・・。」

 

「イリナ!!」

 

 だが、そこで弦太郎がイリナを呼びとめる。

 

「安心して。もう切り札は受けとったから。みんなを・・・私は信じているわ。」

 

「・・・わかった。」

 

 そのやりとりに・・・強い決意を感じたのは何故だろう?

 

 今回のゲームは体育祭の最中に行われる。

 

 そこから転移されたステージ。

 

 変哲もない普通のステージだった。

 

 今回は短期決戦にする予定。

 

 制限は大幅にかかっているけど、それでもこちらは全力を出して・・・。

 

 そう決意した瞬間だった。

 

 目の前に突然現れたのは・・・。

 

「久しぶりだね・・・君達。」

 

 何度も俺達と戦ってきたジョーカー・・・井坂とアルビノジョーカー、そして・・・

 

「さあ・・・始めようか、我らのバトルファイトを・・・。」

 

 黒い壁のような存在。

 

 バトルファイトの統制者がそこにいた。

 

 

 

 

 

 

 俺達は最大限の警戒をしたはずだった。

 

 必ずあいつらが何かをしかけてくると。

 

 でも、相手がしかけてきたことはあまりに予想外すぎた。

 

「バトルファイトの始まり・・・?一体お前ら何を・・・。」

 

「ふははははははははははははは!!これを見て同じことが言えるかな?」

 

 井坂の隣に転送されてきたのは・・・イリナだった。

 

「!?」

 

 その身体を拘束されている。

 

「ディメイションミスト・・・。英雄派も便利な物を持っているものだよ。やはりアギト化した神滅具使いの力は確実ということか・・・そして・・・。」

 

 俺達が前の方に意識を集中させている間だった。

 

「・・・ってさせるかよ!!」

 

 俺は振り向きながら居合気味の上段回し蹴りを叩き込む。

 

「ぷぎゃ!?」

 

 アーシアに触れようとしたディオドラの顔面へと。

 

「・・・ククク酷いじゃないか・・・。」

 

 だが、ディオドラはそれを顔面で受け・・・・吹っ飛ぶ。

 

「だが・・・アーシアは頂いていく。」

 

「きゃあああああぁぁぁぁぁぁぁl!?」

 

 アーシアの身体が虚空から突然出てきた巨大な手に捕まっていた。

 

 そしてその手はディオドラの背中から出ていたのだ。

 

「おっと・・・アギトの力は封じさせてもらうよ。ディメイションミストの力で・・・。」

 

 何!?

 

「目には目を・・・アギトにはアギト・・・。神滅具使いのアギト・・・お前達だけだと思ったか?」

 

 統制者が笑う。

 

 まさか俺達以外に神具・・・それも神滅具を宿したアギトがいるっていうことか!?

 

「さあ・・・・・・紫道 イリナよ。五人目のジョーカーとして我らが陣営に着いてもらうぞ!!バトルファイトの最大の切り札として。」

 

 捉えられたイリナとアーシアの姿が消える。

 

「お前達はあいつらが歓迎する。クククク・・・せいぜいあがくがいいさ・・・。ぎゃはははははははははははははっ!!」

 

 他の連中が消え、現れたのは無数の悪魔達。

 

 いや、悪魔たけじゃない・・・。

 

 見覚えのある宇宙人の姿まで・・・。

 

―――今ここに宣言しよう・・・。

 

 そこで現れる謎の声・・・。

 

――――スペーツパイレーツ・・・再結成の時を!!

 

 ステージの天井が粉々に破壊され・・・そこにあったのは巨大な戦艦だった。

 

 それも一隻だけじゃない。

 

 十隻くらいはある。

 

 ッて、スペースパイレーツ!?

 

 そこから無数の砲撃が飛んでくる。

 

 それを俺達はかわしながら会場を飛びだす。

 

 その戦艦から次々と現れるのはゼ―ベス星人!?

 

「・・・アーシアの予言通りか。」

 

「覚悟はしていたけど、これだけの戦力を投入してくるなんて。」

 

 アザゼル先生と渡が俺達の隣に降り立つ。

 

「・・・先生達はこうなることを見越していたのですか?アーシア、そしてイリナがさらわれることも。襲撃されることも・・・。」

 

「・・・ああ。」

 

 先生はすでに想定していたらしい。

 

「だが、アーシアは自ら攫われることを選択した。」

 

『!?』

 

 アーシアが自分から攫われることを選択・・・した?

 

 あいつ、この事まですでに予知で分かっていたんかい!!

 

「攫われる事をすでにあいつは覚悟していたんだ。イリナも同じタイミングでさらわれることも・・・。そして、昨日、直接アーシアがイリナに伝えている。」

 

『!?』

 

 アーシア、いつの間にそんな根回しを・・・。

 

「もし二人に何かあったら・・・俺は自分の首を斬る。それだけの覚悟をしている。まあ、それだけじゃ足りねえがな。せめてこれぐらいの覚悟はさせてくれ。」

 

「それはこっちも同じ。この襲撃は逆にチャンスでもある。だから・・・命を賭けさせてもらう!!オ―フィスちゃんを助けるチャンスだからね。」

 

 アーシアの決意に先生と渡は・・・文字通り己の命をかけて応えているってわけかい!!

 

 ったくどいつもこいつも・・・。

 

「ほう・・・だったらお前達の首を俺が喰らおうか。」

 

 そこに現れたのは正真正銘の化け物・・・。

 

「ぐっ・・・牙王・・・。」

 

 良太郎とゼノヴィアの前世からの因縁の化け物・・・牙王。

 

 その力はおそらく・・・魔王や熾天使と言うレベルすら超えている。少なくとも主神レベルの怪物・・・。

 

 こうやって強くなるとなるほど・・・相手の化け物っぷりも分かってくるもんだぜ。

 

 その後ろには二人の鬼がついている。

 

 片方は杖と槍がくっついたような武器を持つ金色の鬼。

 

 もう片方は巨大な金棒を持つ銀色の鬼。

 

「久しいな・・・お前達に鬼一族の野望を阻止されて以来か・・・。」

 

「ゴルドラ・・・シルバラ・・・。」

 

「っていうことは・・・・。」

 

 上空の戦艦の中に変わった戦艦が一隻。それはまるで日本の昔の戦艦の上半分だけ切り取り、艦橋だけ取り除いて他の戦艦の下半分にくっつけ、全貌部がワニの頭部のようになっている異形の船。

 

「・・・時を渡る船・・・。」

 

「嫌・・・違うな。これは時を喰らう船。ガオウライナーと時を渡る船を融合させて生み出した新生スペースパイレーツの旗艦だ。」

 

「チィ・・・ここで厄介なものを!!」

 

「時を喰らう船?」

 

「なんだそれ?」

 

 良太郎とゼノヴィアが動揺していることから相当不味いのか?

 

「・・・時間にとってかつてない最悪の事態ってことだけはいえる。あいつらこの世界を根本から消滅させるつもりか!?」

 

「さあ・・・お前達、奪え・・・そして喰らえ。すべてを喰らいつくせ!!」

 

 牙王の乱入。だが・・・俺達はここでもたもたしている場合じゃないというのに・・・。

 

「・・・やれやれ・・・ならわしがてつだってやろうかい。」

 

「ならこっちも手を貸してやる。」

 

 だが、そこに乱入者が現れる。

 

 それは・・・新とオーディン、そして・・・。鋼鬼・・・。

 

「・・・俺達はこいつらを抑えればいいってところか?渡。」

 

「頼む・・・。」

 

 って、もう鋼兄が来てんのかい!?いくらなんでも速過ぎる。

 

「言ったはずだよ。すでにできる限りの手は打っているって。」

 

「そういうことだ!!」

 

 上空から弦太郎まで降り立ってきた。

 

「ちなみに弦太郎君にもこのことは伝えてある。出ないと・・・友として失礼だからね。」

 

 ポルムの奴まで・・・。

 

「まったくじじい扱いが荒いぞ・・・新。」

 

「わりぃ、じいちゃん。でも・・・闘いの神だからね。ここで暴れることが出来るのは本望ともいえる。特に友達のためにならよりな!!」

 

新の奴がガタックゼクターを手にした。

 

「イッセ―・・・弦太郎、いけ!!ここは俺とおじいちゃん、鋼鬼さんで抑える!!」

 

「ふほほほ・・・たぎるのう・・・。」

 

 オーディンさんが手に槍を・・・。

 

「だったら来い・・・リドリー!!」

 

 牙王が言うと空から鋭い叫びと共に・・・何かが舞い降りてきた。

 

 それは怪物だった。

 

 全身が骨が浮き出る様な赤黒い痩躯。そして長い頭にくちばしとなっている口。

 

 背中には皮膜となった翼。そしてまるで背骨のような鋭い先端を持つ尾。

 

「・・・覚悟してもらおうか。」

 

 こいつもヤバい!?

 

 だが・・・そいつに・・・無数の砲撃。

 

「ここは我らに任せてください!!」

 

 そこに現れたのは家に住んでいるゼ―ベス星人達立った。

 

「ほう・・・下級戦闘員に技術者共か。どうして逆らう?」

 

 リドリーが声を荒げる。

 

「我はもうスペースパイレーツじゃないからだ。」

 

 ミカさんが代表で告げる。

 

「我はこの星で、本当に使えるべき主を見つけた。」

 

「そして、この星で・・・友達ができた。」

 

 ガブさんが続く。

 

「いくらあなたが・・・最高幹部であっても、私達よりも遥かに格上でも・・・私達は闘うと決めた。主と・・・友達のために!!」

 

 お前ら・・・。

 

―――――理解不能ですね。そんなことのためにあなた達は反逆するというのですか?

 

 そこに立体映像と言う形でとんでもない異形があらわれる。

 

――――私の支配は絶対だというのに?

 

 それは棘が生えた脳みそに一つ目と口が付いた怪物。

 

「・・・マザーブレイン。」

 

 ポルムが苦々しくその脳みそに話しかける。

 

――――あなたは・・・そうですか。あなたには散々煮え湯を飲まされました。

 

 マザーブレイインは告げる。

 

―――あなた達。その手であの男を倒せ・・・。

 

 その命令には確かな圧と力があった。

 

 それこそゼ―ベス星人達を強制的に従わせるだけの。

 

 だが・・・。

 

 その言葉に対してあいつらは揃って言う。

 

『断る!!』

 

―――・・・私の支配が効いていない?

 

「我らはこの星で生きることを決めた。そしてそれを我らが同胞達にも伝えていく!!あなたの支配から解き放って!!」

 

 よほど計算外だったのだろう。機械的な口調から感情が漏れる。

 

―――そんな・・・そんな馬鹿な事が・・・・お前達!!このイレギュラーを即刻処分しなさい!!

 

 その言葉に他のゼ―ベス星人達が手にした武器をむけてくる。

 

「ほう・・・気概のある奴らだ。喰らい甲斐は少しはありそうだ。」

 

 牙王は愉快そうに笑う。

 

「・・・格下が後悔するがいい。」

 

 リドリーに至っては冷徹に裏切り者とみなし、処分しようとしている。

 

 そんな威圧に対してもあいつらは怯えていない。

 

「イッセーさん!!アーシア様と・・・私の友達を頼みます!!」

 

「っ!?」

 

 ガブさんの言葉は俺達の胸に響いた。

 

 ゼ―ベス星人同士の戦いになると言うのにあいつらにあるのは決意。

 

「ついでに、あいつらの内何人かをこっちに引き入れたい。」

 

「こっちの世界の素晴らしさ・・・教えてあげたい!!」

 

 その上、かなり貪欲だ。敵にまわった連中をこっちに引き入れようとしているのだから。

 

「お前ら・・・絶対に死ぬなよ!!」

 

 俺は思わず叫んでいた。こんないい奴ら・・・絶対に死んでほしくないから。

 

 だが、それが無意識のうちに・・・。

 

 あいつらへの祝福となっていた。

 

 あいつらの額に浮かぶアギトの紋章。

 

『承知!!』

 

 本当に死んでほしくないからこその力だ。

 

 護り、救うための戦い。それがどれだけ厳しいのかあいつらも分かっているからこそ。

 

「安心しろ。この忠義の者達・・・死なせるには惜しい。」

 

 鋼兄は肩を鳴らす。

 

「フォフォフォ・・・若いのう。じゃが嫌いではない。」

 

「戦いの神の名に誓ってやる。お前らはいけ!!二人を助けて来い!!」

 

「・・・頼む!!」

 

 俺達はいく。アーシアとイリナを助けるために。

 

 転移装置で外に出た俺達。

 

 そとでは旧魔王派と呼ばれる連中の部下達が暴れ回っていた。

 

 住人達にも被害が出ようとしている。

 

「ぐっ・・あいつら・・・。」

 

 卑劣すぎる。一般人にも手を出そうとしているのが、あまりにも・・・。

 

 そのことに怒りを覚えていた俺。だが・・・その隙を突かれてしまった。

 

―――コネクト。

 

 何かが身体の中に入り込む感覚が・・・。

 

「行かせない。」

 

 そこでやってきたのはグレムリンだと!?

 

「お前達に対する時間稼ぎを言われてね。こい・・・。」

 

―――――サモン!!

 

 そこで召喚してきたのはやっぱり・・・。

 

「おっぱいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

 

 俺のおっぱいヤミ―でした、。

 

 しかも今回は・・・恐竜。

 

 おっぱいティラノです!!

 

「しかも今回だ大サービスだ!!」

 

 他にも次々と・・・。

 

 おっぱいライオン

 

 おっぱいインセクト

 

 おっぱいピラニア。

 

 歴代俺達を苦しめた奴らまで・・・。

 

 そこに実は前の先生の実験で大量発生した奴もいる。

 

 それはおっぱいスコ―ピオン。

 

 おっぱいファルコン

 

 おっぱいバッファロー

 

 おっぱいコブラ

 

 向うの世界では大量の俺が出た事件。

 

 でも俺の世界では・・・四つのセルメダルが混入したおかげで四種類のおっぱいヤミ―が大量発生する始末。

 

 皆、苦労かけたぜ。

 

「さあ・・・お前達にとってこれほど嫌なやつらはいないだろう。」

 

「ぐっ・・・なんてことを・・・。」

 

 歴代おっぱいヤミ―達の登場。

 

 それに皆は戦慄を隠せないでいた。

 

「かつてない危機よ。それぞれ一体ずつでもあれだけ苦戦したというのに!!」

 

 部長の言葉に皆は真剣に頷く。

 

 でも・・・な。俺は思うんだ。

 

『おっぱいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!』

 

 あいつらがおっぱいと叫びながらこっちに襲いかかってくる。

 

 でも・・・。

 

「おっぱいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」

 

 と俺がでかい叫び声をあげ、あいつらを止めた。

 

「へっ?イッ・・・イッセ―君!?」

 

 裕斗は何やってんだこいつと言いたげに声をかけてくるけど・・・それをあえて無視する。

 

 何しろこいつらは・・・。

 

「また会えてうれしいぜえぇぇぇぇぇぇ俺の同志ぃぃぃぃぃぃぃ!!」

 

『はい!?』

 

『!?』

 

 同志と言う言葉におっぱいヤミ―達は動きを止めた。

 

「お前達・・・分かるんだ。お前達は確かに生まれは俺の欲望から生まれたのかもしれねえ。だがな・・・分かるんだ・・・俺とお前達は共通する一つの正義によって動いているってことを・・・。」

 

 俺の言葉におっぱいヤミ―達は眼を輝かせている。

 

「おっぱい!!」

 

『!?』

 

「そう・・・それが俺達の正義だ!!そして、俺の大切なアーシアのおっぱいとイリナの立派なおっぱいが今・・・危機にさらされている!!」

 

『!!?』

 

 その言葉に我が同志達はショックを受けている様子だった。

 

「お前達!!俺から生まれた俺の子供みたいなやつらだろ!?なら思いは一つ!!俺達の正義はおっぱい!!そのおっぱいをすくうために・・・たたかってくれないか!?」

 

 それは俺の心からの叫び。

 

 あいつらと俺が分かりあえると信じての言葉。

 

「おっぱい!!」

 

 それにまず応えてきたのは・・・おっぱいライオン。

 

 それに皆が続く。

 

「おっぱい・・・。」

 

「おっぱい!!」

 

「おっぱい!!」

 

『おっぱい!!』

 

 皆・・・分かってくれた。

 

 嬉しくて涙が出てしまう。

 

「分かってくれたか!!嬉しいぞ同志達!!」

 

「なななななななななななっ・・・。」

 

 その光景にグレムリンはかなり動揺している。

 

「さあ戦え、そして蹂躙しろ!!みなのおっぱいを救え!!おっぱいの素晴らしさを分かち合える友を救え!!これからのおっぱいもだ!!そして、敵のおっぱいを思う存分堪能しろ!!俺達の正義はただ一つ!!」

 

『おっぱいぃぃぃぃぃぃぃ!!』

 

その瞬間俺達は確かに一つになった。

 

「いけぇぇぇぇぇぇぇぇ俺の同志達!!皆を救え!!」

 

 その言葉共に全おっぱいヤミ―が走り出す。

 

 旧魔王派の悪魔達はそれを見て・・・悲鳴を上げていた。

 

「よし。これで大分戦闘が楽に・・・ってあれ?」

 

『・・・・・・・・。』

 

 部長始め、他の眷属一同が呆れかえっていた。

 

「いや・・・おっぱい・・・無敵だな。」

 

 アザゼル先生は呆れすら通り越し、感心した様子だ。

 

「そんな馬鹿な!?グリードですら制御できない程のあいつらを制御するなんて!!」

 

 グレムリンは悲鳴をあげている。

 

「制御なんかしてねえよ。」

 

 俺は断言してみせる。

 

「ただ・・・あいつらとは分かりあいたかったから、そうなるように頑張っただけだ。おっぱいの素晴らしさを知っているあいつらを倒すのがどれだけ悲痛だったか・・・お前にはわからないだろ!!」

 

 おっぱいの素晴らしさを知る最高の同志。そう魂では感じていたんだ。

 

 今度会えたら絶対にわかりあいたいと・・・ずっと・・・ずっと思っていたんだ!!

 

 だから・・・夢が一つ叶った!!

 

「そんな無茶苦茶な理屈であいつらを・・・。」

 

 グレムリンはよろよろと立つ。

 

「チィ・・・アギト、いや・・・これが兵藤一誠の恐ろしさというのか!?おっぱい・・・恐るべし!!」

 

――――テレポート。

 

 グレムリンは慌ててその場から逃げる。

 

「・・・イッセ―。あなたはもうアギトすらある意味超えているわ。」

 

「呆れて何もいえない・・・。」

 

 皆は少し茫然としていたが・・・。

 

「お前すげええな!!ヤミ―とも友達になるなんて!!」

 

「ああ・・・やっと友になれた。」

 

 友に早速お願いするのは心苦しいけど・・・この戦いが終わったら全員俺の使い魔にしてやる。だから頑張れ!!

 

 俺達には今やることがある。それが終わったあと、ゆっくりと語らおう!!

 

「・・・でも結果オーライよ!!私達はアーシアとイリナさんを助けましょう!!」

 

 部長・・・切り替え早!?

 

「良い流れだから。その理由は眼をつぶっておくわ。」

 

「そうですね。」

 

 こうして俺達は走り出す。

 

 アーシアとイリナを救いに。

 




申し訳ないです。最後の最後でシリアスさが無くなってしま手。

 でもこのイッセーの同志たちはこの戦いの最後のカギになっています。

 ヒントは、全系統のヤミーが勢ぞろいと言う点です。



 今回の投稿は此処までです。

 皆さままた会いましょう!!
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