新たなB.O.W. ネオ   作:Kurokodai

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遭遇

アンブレラの研究所から脱出して翌日。

 

あの後千紘は、とりあえず脱出の際に手に入れた金で、アパートの部屋を手に入れた。(何もないが)

これからの生活の中で、特に大切なことは住むところである。

取り敢えず、千紘は部屋の中でここまでの経緯を考えてみた。

 

まず俺こと、冨山千紘はあの時トラックに轢かれて死んだはずだ。

俺はその時の痛みも、その記憶もちゃんと残っている。

しかし、ご覧の通りに生きており、轢かれた時の傷がどこにもない。

ところが、架空の企業である「アンブレラ」が存在している。

そして、俺の体にはアマゾン細胞が存在するようになった。

 

これって……最近ネットやアニメで有名な『転生』なんじゃねぇか?

 

MJか、この俺がバイオの世界に転生するとは思いもしなかったよ。

その上、特典(?)が仮面ライダーアマゾンズのベルトを手に入れるとは……

でも、以外と俺も危ない気がするな。

だって、アマゾンだぞ。

人間を食う化け物なんだぞ。

下手したら、俺はゾンビよりもヤバイ化け物になっちまうぞ。

そう思うと、ゾンビなんてかわいいもんじゃないか。

まぁ、そうならない為にレジスターを持ってきたからいいとするか。

とりあえずつけてみることにした。

 

グサッ!

 

「!?」

 

うおぉぉ!?いってぇー!!

まるで、俺の腕を噛み千切るみたいな痛みが襲ってきた。

アマゾンたちもこんな痛みを感じていたのか。

確かにこれは笑い事じゃねぇ、メッチャ痛ぇ・・・。

おっと、少しずつだが痛みが引いてきた。

いやぁ、こんな痛みは今までに経験したことないなぁ。

あっ、轢き殺の経験したことあるわ。(痛いレベルじゃないが)

 

とここで。

 

 

<グゥ〜〜

 

 

俺の腹時計が鳴り出した。

 

そういえば、この世界に来てから何も食ってなかったな。

さて、俺は腹を満たす為に、アタッシュケースから少しの金を持って、どこか飲食店に行くことにした。

 

 

 

外に出てみて感じたことは、やはりここはT-ウィルス蔓延により核ミサイルによって消されてしまう『ラクーンシティ』だった。

千紘は前世に仮面ライダーとは別に『バイオハザードシリーズ』もやっていた為、意外とバイオの知識もあった。

町の構造や店舗を見る限り、間違いなくラクーンシティであった。

見た感じでは、人々が元気に歩いている為、恐らくT-ウィルスが撒かれる前の状態だと思う。

この光景から見ると、この街も結構いい街だったんだなと千紘は思った。

 

っとそんな事より、早くこの腹を満たしておかないと。

いつ自分がアマゾンとなって人を食らうのかわかってない。

 

千紘「ん?この店は……『エレファント・レストラン』?」

 

千紘はラクーンシティにあるレストランの一つ『エレファント・レストラン』を見つけた。

今、『お前、どうして英語が読めるんだ?』と思っただろう。

実は俺以外と外国語が得意で、テストでも英語は高点数だった。

まぁそれは置いといて……よし、ここで食事をとることにしよう。

 

そう思い千紘は店に入り、ウェイターの案内に従い、そのまま席に着いた。

注文を見てみたところ、いろんなメニューがあるが、何故かあまり食べたくはなかった。

とそんなことを思っていたが、ステーキ肉のメニューを見た瞬間、ものすごい食肉衝動が起きた。

 

忘れていたが、自分は今アマゾンだ。

となれば、自分は普通の人間が食べるもので食べられるのは肉だけになっていたことを忘れてたぜ。

よしっ!これを注文しよ!

 

というわけで、注文をしたステーキを食べ、なんとか腹を満たすことができた。

千紘は会計をする為に、レジに向かおうとした瞬間、同じくレジに向かおうとした二人組とぶつかってしまった。

 

千紘「うわっ!すみません!」

 

千紘はぶつかった人物に謝りながらその相手の方へと顔を向けた。

 

「いや、俺たちも気が付かなかった。すまない」

「ごめんね」

 

その人物の顔と声を聞いた千紘は、驚いた。

二人の服装は違うが、其々の服装に星の模様が描かれたマークがついていた。

それは、ラクーンシティ警察の特殊部隊『S.T.A.R.S.』のマークであった。

そしてその二人の人物は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のちにバイオテロに立ち向かうクリス・レッドフィールドとジル・バレンタインであった。

 

千紘「(!?クリスさんにジルさん!?こんなところで出会うなんて)」

 

千紘は心の中で驚くが、二人には平常な態度にする。

千紘はすぐに二人に謝罪する。

 

千紘「いえいえ、自分が不注意でお二人にぶつかってしまったので」

 

すると、クリスは次第に体を震いだし・・・

 

クリス「ハハハハッ!」

千紘「えっ?」

 

突然笑い出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千紘は、先ほどの店を出て、クリスとジルと会話をしながら歩いていた。

 

千紘「へぇ〜、クリスさん達はあの特殊部隊『S.T.A.R.S.』のメンバーなんですか」

クリス「あぁ、俺とジルはアルファチームに所属している」

千紘「凄いんですね!!」

 

まぁ、知ってるんだけど。

だって、バイオ初代からやっているからその辺は当たり前だ。

まぁ、ここは流れに乗って……

 

クリス「他にもブラヴォーチームというものもあったが……」

 

その言葉を言い出したクリス達の表情は曇ってしまった。

これはもしかして……

 

千紘「何かあったんですか?」

クリス「……ブラヴォーチームは生存者一人残して、全滅してしまったんだ」

 

やっぱり、同じくブラヴォーチームが壊滅してしまったところから考えられるとすれば、おそらく『洋館事件』。

ラクーンシティ郊外で起きた事件にして、バイオハザードの始まりとなった事件。

そこから考えてみると、今は洋館事件からラクーンシティ事件の中間あたりの時間とわかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千紘「それでは、この辺で失礼しますね」

クリス「おぉ、また何処かで会おうな」

ジル「またね」

 

アパート近くのところで俺は、クリス達と別れた。

俺は部屋に戻り、今の現状を推理する。

 

今自分がいるのはわかっっての通り、ウィルスがばら撒かれる前のラクーンシティ。

そして、今の時間歴は洋館事件が経った後。

 

確か今日の日付は……September 17。つまり日本語で言えば9月17日。

ゲームの設定で言えば、確か9月上旬にラクーンシティ総合病院で、最初のT-ウィルス感染者が発見されて、9月下旬には街全体がゾンビに埋め尽くされてしまう。

 

マズイなぁ……あまり時間がない。

でも俺は、ここから逃げるわけにはいかない。

俺はもう一度、アンブレラの施設へ行こうと思う。

あそこにいけば、俺がB.O.W.になっても自我を保っている理由がわかるかもしれない。

兎に角今は、銃を大量に購入しないといけないみたいだ。

いや、俺はアマゾンであるから銃を扱う必要はないと思うが、一応俺もB.O.W.。

俺がネオになった瞬間、人々はさらにパニックを起こし、俺を討伐しようとする者が出るかもしれない。

ネオになるのは、危険なB.O.W.が出た時のみ使うことにしよう。

 

その後俺はアタッシュケースから金を取り出した、ケンド銃砲店にてハンドガン・マシンガン・ショットガン・マグナム・ライフル・グレラン等の銃と弾薬を購入した。

他にも、大きめのリュックを購入し、そこに武器をしまいこんだ。

 

翌日には、有り余った金を安全な場所に隠すことに決まり、ラクーンシティから離れた町のアパートを借りて、そこにアタッシュケースごと置いて来た。

 

さて、そろそろ来る頃だろう。

 

 

これはラクーンシティ事件が起きる3日前のことあった。

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