新たなB.O.W. ネオ   作:Kurokodai

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巨大

扉潜り抜けると、やはりそこにあったのはDCのマップではなく再び下へと通じる階段であった。

 

千紘「どうやらまた下水道に行くみたいだね」

レオン「行くしかない」

 

下に下がると、水は流れてはいないが、下水道となっていた。

 

レオン「それにしても、アンブレラは下水道を利用して警察との賄賂取引現場にしていたとはなぁ……」

クレア「あのクソ署長のことだからね」

千紘「まさに企業国家アメリカだな(まぁこのラクーンシティを牛耳ってきてるからなぁ)」

 

湿気が体を包み込む下水道を進んでいく。

しばらく進んでいると、突如地響きが起こった。

 

レオン「何だよ…今のは地震か?」

クレア「そうだといいんだけどね」

千紘「何か嫌な予感がするなぁ……」

 

明らかに地震による揺れではなかった。

何かが這いずっている(・・・・・・・)様な感じで揺れたと思う。

とにかく何かがいると確信し、警戒しながら道中に落ちている弾薬等を回収して進んでいく。

そのまま狭い通路に入り、真っ直ぐ進んでいくと、先にある鉄格子に何かが這いずった。

 

レオン「何だアレは!?」

千紘「レオン!何が出てくるか分からないから油断しないで!」

レオン「わかった」

 

鉄格子の先に通じる扉を慎重に開けて、何かが這いずった先に銃を向ける。

そこにはすでに何もいなかった。

 

クレア「いないわね」

レオン「だけど何かいるな」

 

慎重に進んでいき、下へと通じる階段を降りていく。

すると再び地響きが起きる。

 

レオン「またか!?」

クレア「一度引き返した方がいいかしら?」

千紘「いや、とにかく前に進もう」

 

先に進んでいくと、先がなくなっており、下には下水が流れていた。

 

クレア「入りたくないわねぇ」

千紘「仕方ない。僕が先に行くよ」

 

そう言い降りようとする。

 

レオン「チヒロ、気をつけろ」

千紘「わかった」

 

そう言い、下水へと入っていく。

そこには先程の下水とは違い、ゴミやら排泄物が浮かんでおり、匂いもついている下水であった。

 

千紘「うわっ、もう最悪だ……この服二度と着たくねぇ」

 

そんな悪態をついていると再び地響きが起きる。

しかも、千紘の目の前の水路から聞こえた。

感づいた千紘はすぐさまライトを前に向ける。

一瞬だが水面に何かの影が見えた。

 

千紘「レオン、クレア。ここには降りずに別のルートを探して……」

レオン「どうしたんだチヒロ?」

千紘「これはかなりまずい状況になった……」

 

すると突然水中から巨大な何かが飛び出してきて、千紘に噛み付いてきた。

とっさに避けて、千紘は何とか喰われずに済んだ。

そして目の前にいたのは……ワニだった。

それもとても巨大なワニ。

そう、このワニもクリーチャーの一体、Tウィルスによって凶暴化し、さまざまな物を食い続けて恐竜並みに巨大化した『アリゲーター』であった。

 

千紘(あっ!そうだった!下水道にはTウィルスに感染したワニ……アリゲーターがいたんだった!)

 

今になってゲームの設定に忘れていた千紘は後悔したが、すぐに目の前の敵に集中する。

 

レオン「千紘!早く逃げろ!!」

クレア「私たちは何とか助ける場所を探すから何とか持ち堪えて!」

 

千紘「わかった!」

 

そう言いレオン達は来たルートへと戻っていく。

そして千紘はワニから逃れるべく、後ろのルートへと逃げていく。

ワニも追いかけてきており、捕食しようと突進をしてくる。

 

千紘「冗談じゃねぇ!!このままワニの腹の中に入ってたまるか!!」

 

そう言い、突進を避ける。

念のためにハンドガンを取り出し、逃げながら発砲してみたが、かなり分厚いのかあまりダメージを与えていなかった。

そして再び大きな口を開けて突進をしてきたが、すぐさま避ける。

少し下がったと思った瞬間、いきなり加速し、避けた方に再び突進する。

 

千紘「危なっ!!」

 

間一髪のところで避ける。

 

千紘(くそっ!原作ならガスボンベで撃退できるはずなんだけど、全然見当たらない!)

 

原作でアリゲーターを一撃で倒す際に使用するガスボンベが見当たらないとこに不安になりつつあった。

すると、前方に巨大なガス管があった。

 

千紘(アレなら原作通り、ワニを撃破できるはずだ!)

 

すぐさま全速力でガス管に向かって走る。

ワニも再び捕食しようと、突進してくる。

徐々に距離が縮んできたところで、前方のガス管の下を滑り、大きな口を開けたワニにガス管を噛ませた。

突っかかった所に、すぐさまガス管に向けてハンドガンを構える。

 

千紘「これでも食ってな!」 バンッ!!

 

ハンドガンの弾がガス管にあたった瞬間、中のガスが爆発を起こし、ワニの口もろとも吹き飛ぶ。

ワニの肉片が飛び散り、頭部がなくなったワニの死体が目の前に滑ってくる。

 

千紘「これで満足か?この食いしん坊めが」

 

何とかアリゲーターを撃破したが、どこからレオン達と合流すればいいのかわからなかった。

と当然

 

ガンッ!!

 

突如鉄梯子が落ちてきた。

 

クレア「チヒロ、こっちよ」

千紘「サンキュークレア」

 

どうやらクレアが鉄梯子を落としてきたようだ。

そのまま登って行き、レオンと合流した。

 

レオン「散々だなチヒロ」

千紘「あぁ、全く笑えない展開だったよ。まさにワニワニパニックだ」

クレア「それにしてもアレは何なのかしら。あんな巨大なワニは今まで見たことがないわ」

レオン「あぁ、あれもアンブレラと何か関係がありそうだな」

 

再びアンブレラの研究所とシェリーを目指して、歩み出した。

しばらく歩いていたが、その間にゾンビもB.O.W.も対面しなかった。

そして目の前にエレベーターがあった。

 

レオン「あれで下に降りてみるか」

千紘「行こうか」

 

そう言い、レオンを先頭にエレベーターに向かっていった。

とその時

 

グラッ

ガラガラガラ!!

 

レオン「何!?」

 

突如レオンの足元の地面が崩れ落ちた。

どうやらレオンがいた場所は、先ほどのアリゲーターが起こした地響きにより緩んでしまったようだ。

 

レオン「うわぁぁぁぁぁっ!」

 

そのままレオンは穴へと落ちていった。

 

クレア&千紘「「レオン!?」」

 

残されたクレアと千紘歯落ちた穴へと向かって叫ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レオン「うっ・・・」

 

気がつくとレオンは下水の傍で倒れていた。

隣で流れている異臭に気付いたのか、目を覚まし未だ痛む体を無理やり起こす。

 

レオン「痛てて・・・クレアたちと逸れてしまったか」

 

2人と合流するために、痛む体に鞭を入れるかのようにゆっくりと歩き始めた。

とその時

 

 

ドォォォン

 

突如離れた所から銃撃音が聞こえた。

レオンはクレアたちと思い、その音の場所に向かう。

次第に音が近づいてきていて、横の通路の方を見る。

そこにいたのは・・・

 

レオン「エイダ?」

 

先ほど別れたエイダ であった。

しかし、何故かレオンと同じく壁に寄り添っていた。

そしてエイダの銃が通路の真ん中に落ちていた。

 

?「何も渡さないわよ!」

 

奥の方から別の女性の声が聞こえた。

どうやらエイダはその女と対立してその際に銃を落としてしまったようだ。

エイダ はその女の隙をついて銃を拾い上げようと出て来た。

とその時、銃をエイダに向ける女が奥の通路の上から現れた

 

レオン「エイダ駄目だ!」

 

レオンはエイダに静止するよう言ったが、すでに手遅れであり拾い上げようとした銃は女の放った弾で弾き飛ばされ、エイダは完全に無防備になってしまった。

そして女は再びエイダに銃口を向けて

 

?「終わりね」

 

 

 

そう言い弾を放つ。

レオンはすぐさまエイダを守ろうと彼女を突き飛ばした。

 

 

そして、その弾はレオンの肩を貫通した。

レオンはその激痛により倒れてしまい気を失ってしまう。

女はその隙に逃げ出してしまった。

 

エイダは倒れたレオンを見続けており・・・

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