よくあるFate/に転生した話   作:黒羽 暇神

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(中身なんて存在して)ないです


第二話

 

ヘリの音が遠ざかっていくこれから先は徒歩らしい。

迎えに来ていた職員も別の用事があるとかでヘリに乗ってどこかに行ってしまったし。

 

「むしろこれが面接代わりの試験かもな」

 

一応職員の方に防寒具は貰ったが寒いものは寒い。

 

吐く息は当然のように白いし、気を抜けば体のいたるところが寒くて震え始める。

 

「さっさと辿り着かなきゃ凍死するな、少しでも道に迷っても凍死か」

 

さっさと出発しよう、説明によれば真っ直ぐ行けば辿り着けるらしいしコンパスもくれた。

ってかなり鬼畜だな、食料はないし本当に辿り着けなかったら死ぬじゃねぇか。

 

まぁそもそもカルデアに用があるのは魔術師だけか。

 

 

 

―――数時間後―――

 

 

 

 

「ぶっはぁ…はぁ…はぁ…、くっそ雪山ってこんなに辛いのかよ。しかも暑いのに寒いって・・・まぁいいや目的地には無事につけたし、早く休ませてもらおう」

 

 

これがカルデアか・・・覚えている限りじゃ外観を次に見るのはすべてが終わった後、かなり先になるな。

 

「とりあえず当面の目標は雑用の合間に生き残る手段を増やすことだな」

 

カルデアには魔術師が何人もいるし誰か一人くらいは初心者に教えてくれるような人間がいたっていいと思う。

 

 

 

だが扉が開くの遅くないか?

ずっと認証中だかで足止めを食らっているんだが、いいかげん体の感覚が・・・

 

お、やっと開くのか。

 

確か中には入れたらまずはロマニ・アーキマンという人に詳細を聞けと言われたな。

さて、どこだろう。

 

ゲームの中での知識ではロマニは本来医務室にいるべき人間なのだが、作中では基本的にこちらに指示をだしてくれる人だったし、初めて会ったときは主人公の部屋でサボっていた。

 

しかしゲームでは移動風景など描写されないわけで医務室とか主人公の部屋とかの詳細な位置などわかるわけが無い。

 

とりあえず道なりに進もう、廊下が無限に続くわけではあるまいしいつか端にたどり着くだろう、その間にそれっぽい部屋があれば入ればいいだけだ。

 

 

 

そして一歩踏み出したその瞬間曲がり角から人影が!?

 

 

「うおっと!」

 

「きゃぁ!」

 

なんとか転ばずにすんだが相手側はそうもいかなかったらしく派手に尻餅をついていた。

周りには相手が持っていたのであろう文字が書かれた紙が散らばってしまう。

 

「す、すまない」

 

とりあえず相手が誰かを確認する前に落し物を拾おう、さすがに初日からここの職員に迷惑をかけてしまって印象を悪くしてしまうば俺のようなモブはすぐに追い出されてしまうかもしれない。

 

「気をつけなさいよ!」

 

相手はたいそうご立腹の様子、物拾いを手伝おうとはせずに俺に文句を言い続ける。

確かにぶつかったのは俺だが少しくらいは手伝ってくれてもいいんじゃないか…? いや俺の立場は限りなく低い所詮は雑用だ、今そうやって文句を言ってしまえば・・・!

 

おし拾い終わった、はやくこれを渡してさっさと逃げよう。

 

「すいません、俺がぶつかったばかりに」

 

そういって立ち上がり相手の顔を見る。

 

「まったく…ん?見ない顔ね?貴方どこの部署かしら?」

 

相手を見たとたん俺は固まってしまう、相手はオルガマリー・アニムスフィア、つまりはこのカルデアの所長である。

そんな相手に無礼を働いたのだ、クビになっても文句を言えない。

 

「どうしたの?はやく言いなさい!私の時間は貴方が削っていいほど安いもじゃないの!」

 

やばい、時間を引き延ばせば引き延ばすだけ印象が悪くなる、しかも話しかけてきたのはそっちのほうなのに何故俺が悪人のように言っているのだろうか?

いや、この思考はさっさと停止して早くなにか言って立ち去ってしまおう。

できるだけいやな顔をせずにかといってへらへら笑わずに!

 

「すみません、私を知らないのも無理はありません、私は今日からここで働くことになった六葉というものです、いごお見知りおきを」

 

一礼する、これでよかっただろうか。

一応なれない敬語とやらを使ってはみたのだが、下手な敬語は相手をいらだたせるだけとも聞いたことがある。

 

「ふーん、それで?」

 

「そ、それで?」

 

それでってなんだ!?

いったいなにを求めてその質問をしているのか俺にはわかりかねるのですが!?

 

「質問に質問で答えないで!私はどこの部署かを聞いているのよ!」

 

あ、確かにそんなことも言っていた気がする、でもそんなに怒鳴りながら言わなくてもいいじゃないか。

でも俺の落ち度だとも思うし…あれ俺ってどこの部署だろ?

というか部署とかあるのか?そんな話聞いたことも、あぁ技術班とか救護班とかそういうのか。

うん、知らない。

 

「今日着いたばかりなのでまだ、仕事は・・・」

 

「はぁ!?自分の事もわからないの!?それくらい・・・!」

 

ついに息を切らせながら怒鳴り始めた所長、とそこで所長が持っていた端末に連絡が来たらしく俺に荷物をおしつけて端末を耳に当てる。

 

二三言告げた後に端末をポケットにしまいこちらをにらみつける。

 

「まぁいいわ、ついでにその荷物を運びなさい」

 

えぇ・・・なにその理不尽、俺はロマニを探さなきゃいけないのに・・・。

しかし所長は俺の意見を聞かずにスタスタと歩き始める。

 

荷物を持たされているしそもそも相手はこの施設の所長だ、かってにどこかに行くには難しいだろう、ここはとりあえずおとなしく従うことにしよう。





(文才が)ないです
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