現状早いペースで考えなしに投稿していますが。
気にしないでください。
大丈夫です、すぐに死にます(作者の心が)
端末の説明も終わって明日からの説明も終わりに差し掛かった頃にはもう夜遅くなっていた。
まぁカルデアについた時間が時間だったからね、仕方ないね。
「失礼するよ」
そんなときに医務室の扉が開く。
「ロマニ少し聞きたいことが・・・おや、見ない顔だね?」
入ってきたのはカルデア大爆発の張本人。
今この場で対処してもどうにもならないが、できたとしても俺は生きては帰れなくなるだろう、言ってしまえば人外魔境で陸の孤島なカルデアで問題を起こしてしまえばどうなるかは想像にかたくない。
よくて雪山で遭難後に凍死、悪ければ魔術師の実験台か?
「どうやら警戒されているようだが?」
「あぁ見知らぬ土地の見知らぬ人間だからね、警戒をしてもおかしくないんじゃないかな?」
ナイスだロマン、危なかった下手に警戒してこちらも警戒されてしまえば息が詰まってしまう。
息が詰まるのは爆発の瞬間だけでいい。
「見知らぬ土地では無いきがするが・・・、まぁいい私はレフ・ライノール。ここカルデアの技師の一人だ」
「六葉です、明日から雑務を押し付けられます」
そして握手を交わす、なんというかこのレフという人物は疑っていても見抜けない気持ち悪さがある。
常にニコニコと笑って警戒心を与えないようにする、周りに私は善人だと示しているような雰囲気を放出している。
なんというか警戒しているのが疑問に思ってしまうほどに・・・。
「そうか君が今日来ると言われていたバイトか、話は聞いているよとても珍しい話だったのでねよく覚えている」
確かにそうだな、言われてみればこのカルデアにバイトって無縁そうだ、さっき所長も言っていたように雑用を雇うほどに甘くはない気がする。
むしろ一般の人間を雇うのは魔術師としてどうなのだ?魔術は秘匿すべきもので一般人が知れば殺さなくてはいけなかった気がする。それは科学も取り入れているカルデアだろうとある程度は隠すべきなのでは?
「だが今日はもう遅い早く自室に戻るといい」
うむ?まぁ確かに時間は遅いが・・・?
「あぁそうだね、お腹も空いてきているんじゃないかな端末を見れば食堂の位置も確認できると思うよ。詳しい内容はまた明日説明するから明日もここに来てね」
ロマンも帰る事を勧めてくる、あれか雑用には聞かせられない重要な話でもするとかか、なら仕方ないそこらへんの察する能力は結構高いのが自慢だ。
おとなしく帰るとしよう。
「ではお先に失礼します、ドクター端末ありがとうございます。レフさんも遅くならないように。では」
「うんお疲れ様、ゆっくり休んでね」
さてどうしようか、このまま寄り道せずに一直線に自室とやらに向かってもいいが施設内を探検したい気持ちもある。
だが探検するには時間が足りないな明日には仕事を任されるだろうし。
仕方ないか、今日は食堂で何か食べてから部屋に戻ることにしよう。
―――移動中―――
ここが食堂か・・・って誰もいないな。
まぁ夜も遅いし料理人も帰ってしまったのだろう。
「・・・」
む?何か声が聞こえた気がする。
食堂の電気は消されているのだが、誰かいるのか?暗い中では目を悪くしてしまうとよく聞くのだが。それともあれか暗闇でしかできない魔術とか?創作の小説やらゲームやらにでてくる闇魔法って奴?
あれ凄い中二心がこう盛り上がるんだよねぇ・・・。
「・・・」
まぁ魔術のことはよくわからないし邪魔しないほうが良いな電気はつけないでおこう。
えーっと端末の懐中電灯モードを使おう。
意外と明るい!?
「・・・!。誰!?」
うわっばれた!・・・って
「しょ、所長?」
何しているんだこの人、こんな暗い中で。
というかまずい!なんか所長が怒りの形相でこっちに向かってきている、何か悪いことしましたかね!?
と、とりあえず落ち着こう、ね!?ほらそんなに急いだら転んだりするかもだし!
「ここに何をしにきたの!?」
飯を食いに来ました!?
本当になにが気に触れるかわからないなぁこの人!
って・・・あ
「きゃあ!?」
まずい!?本当に転んだよこの人!?
「ととっ」
危機一髪ってやつか・・・。
こんなへんなことで所長を怪我させたなんて、笑えないぞ・・・確実に首が飛ぶ。
「だ、大丈夫ですか?」
「いつまで私に触れているの!」
理不尽!?
でもまぁ怒らせたのは俺だし仕方ない、でも勝手に怒ったのは所長、理由もわからず怒らせたのは俺・・・ってあれ?
「すいません、怪我は無いですか」
「このぐらい平気よ!」
そう言って俺と一歩距離を開けようとして表情を強張らせる。
どうやらこけたときに少しひねってしまったらしい。
医療なんてわからないがこれくらいなら少し休めば痛みは引くだろう。
だからと言ってここに所長を放置するのは後味が大変よろしくない。
「・・・少し休みませんか?」
「大丈夫って言って・・・!、っ」
「休みましょうか」
近くの椅子を引いて座るように促す。
所長は俺をにらみながらも休むことには賛成だったらしく大人しく座る。
「なにか飲み物でも取って来ます」
所長に睨まれ続けるのは流石に心にきそうだし、一度精神を安定させよう・・・。
食堂のキッチンに入り飲み物がないか漁る、そういえば俺の夕飯とかも作らなきゃならなかったけな。でも夜も遅いし何か作るにしては時間が無い。
お茶漬けでもつくるか、具は一切無いけども幸いご飯ならあるし暖めれば食べれるだろう。
まぁ一応食材はあるんだよ?でも勝手に使ってしまうと料理人に申し訳ないからね?
とりあえずコップにお茶を入れて所長に持っていこう。
夕食は所長がちゃんと自室に帰れてからにしよう、ご飯作り始めてまた小言を言われると怖いし。
「お待たせしました」
帰ってくるのは睨みだけ。
でも素直にお茶は飲むんですね。
所長がコップを受け取ったのを見て俺も所長の向かいに座る。
そして互いに何を言うでもなく時間が過ぎる。
とてもきまずい、すごくきまずい。
(一分が一時間に感じるって本当にあるんだな)
所長は所長で足の具合を確認しては俺を睨みつけることしかしないし。
話題がないと俺の精神が押しつぶされる、おのれ所長魔術師でもない一般人に精神攻撃をしかけるなんて・・・やりおる。
だが俺はその程度で負ける男じゃない、なにか話題を出さなければ!
「足、大丈夫ですか?」
続いてくれ俺の会話!
所長の睨みつける!
俺の会話は死んでしまったらしい。
これはあれか、俺が女性との会話に慣れていないせいなのか?確かに人生経験は少ないですが前世もあわせると通常の二倍に、あ・・・前世は早くに死んでいたわ。
だがここで諦めていてはこの世界で生きていけない、少しでも職員との高感度は上げておきたい。
会話を続けよう。
「所長はどうしてここに?」
所長はこちらを睨んでいる
「ここって雪山の中なんですよね?いやー実感わきませんね!」
所長はこちらを睨んでいる
「えーっと明日から私も仕事を任されるらしいですよ」
所長はこちらを睨んでいる
「・・・所長は何か好きなものとかありますか?」
所長はこちらを(ry
そして机に突っ伏す俺とそれを睨みつける所長の図が成り立つわけですね。
泣きそう、すごく辛い。
俺ってこんなに会話が下手でしたっけ?
「貴方は・・・」
え、今所長喋った?
ばっ、といきなり起き上がったからか少し所長がびくつく。
「貴方は馬鹿なの?」
あ、これは俺嫌われましたね。
「貴方とくだらない会話をする気はないわ、その意思を込めて睨み続けては見たけれど察する努力をしない察するほど脳が無いようね」
ひどい言われようだ、心にくる。
でも残念だったな所長、今の俺はそんな言葉では傷つかない。さっきまでの無言の空気の重さを味わった今の俺は言葉のナイフ程度耐え切れる。
俺は今少し強くなったのだ。
「はぁ・・・、まぁいいわ歩けるようになったから」
盛大な溜め息をついた後に席を立ち少しよろけながらも歩いていこうとする所長。
残されたコップは空、飲んでくれたのは嬉しいが置いてあると言うことは俺が洗うんですねわかります。
「お気をつけください、そしておやすみなさい所長」
所長の背中にそう声をかける、どうせ言葉は返ってこないが一応礼儀だ。
まだ少し痛いのか片足にあまり力が入っていないのを見ると着いていって部屋に入るのを見届けたい衝動に駆られるが。
無理についていくとさらに嫌われるだろう。察する努力がないといわれたがそれくらい察せるのだ。
コップを洗って俺も自室に戻ろう。
夕食は・・・なんかもう気分じゃない。
意外と所長の言葉は効いていたようだ早く寝て精神も休ませねば。
「貴方に心配されるくらいなら舌を噛み切って自害する」
って言われたら結構な割合で傷つく人はいると思います。
人には優しくしましょう。