試験会場に着いた。と言っても大きな門の前なのだが、当たり前だが他の受験者も大勢いるそんな奴らの中には「あれってさっきの」とか、遠巻きに眺めてくるやつなど、正直うざいことこの上ない。
「さてと、始めるかね」
そんな言葉を呟くのは真っ黒なパーカーにジーパンといういささか戦闘をするには違和感のある青年である。
〈ワービースト・巫女さん、いづな、おいで 〉
そう頭の中で唱えると体から2体のいや2人の獣人が出てきた。さらに彼自身もまたワービーストと化していた。特筆すべきは2人の獣人が女性と幼女というべき姿ということ、そして3人が和服姿ということだろうか
「じゃあ始めようか、巫女さん、いづな。よろしくね」
「任せとき」
「頑張る、です!」
「ハイ!スターートー!!」
そんなときに聞こえて来たのは爆音ともいうべき試験開始の合図だった。もちろん受験者は素人そんな声に反応できるものなどいない。たった一人、彼を除いて
「じゃあ行こうか!」
彼は不意にそんな言葉を口にした。そして次の瞬間には彼らの姿などそこにはなかった。何故なら彼らはワービーストなのだから
*****
「ふぅ、そろそろかな」
そう言ったのは先程門の前で姿を消した青年である。すでに試験開始から7分が経過しているが彼は人を助けることしかしていない。何故なら2人には敵を倒すことだけを頼んでいるそのため自分で敵を倒してしまうとどうなるかは想像に難くない。
「2人とも戻って来て」
小さく呟いたその声が終わるかどうか2人は戻って来た
「ありがとう、またよろしくね」
その言葉と共に彼女らは彼の体に戻って行く
「じゃあ」
そう呟いて彼はある方向を向くすると、
『ゴシャーーー!!!』
「逃げろーーー!!!」
受験者の悲鳴と共に0Pがビルを破壊しつつ出て来た
「あーおっきいなー」
受験者のほとんどが恐慌状態でこちら側に走ってくる。ほとんどのやつが逃げるのに精一杯で我先にと逃げ去って行く。彼を除いて
「さて、派手に行こうかな」
そういって彼は人の波とは逆方向に歩いて行く。
「危ねーぞ!!」
そんな声が聞こえた気がした。自分の後ろには動けなくなった受験者の少女がいる。眼前にはすでに0Pの拳が迫っているこのままでいれば2人とも怪我では済まないだろう「私はいいから逃げて」そう言われた気がした。しかし彼は動かない、ますます威力を上げ振り下ろされる圧倒的な一撃、そんな一撃を彼は
「軽いな」
片手で受け止めた。しかし足元のコンクリートには確かな亀裂と陥没があった。だがそんなことに気がつくものは誰もいない。全ての逃げていたものが立ち止まり彼だけをその双眸に映している。
「〈アインズ・ウール・ゴウン〉」
彼はそう言い放つ。すると、そこにはかつてモモンガと呼ばれていた1体のアンデットが立っていた。いや1人のマジックキャスターがいた。
しかしその身にはいつも纏っている黒い影も絶望のオーラも存在しない、しかしそこにいたもの全てが彼が絶対的強者であると理解した。
「いきなり殴ってくるなんて、礼儀も知らないのか?〈ガルガンチュア〉」
すると彼の後ろ。受験者の少女と逃げ出した受験者の間の地面が歪み
大きな岩らしきものが出てきた。その歪みは広がりその岩はやがて手なのだと受験者が理解する頃にはそのゴーレムとも呼ぶべき巨体がほとんど地面に出ていた。
「時に機械よ、ハンムラビ法典を知っているか?」
彼は不意にそんなことを言い出す
「殴られたら殴り返してもいいという法だよ。ガルガンチュア、やれ」
ガルガンチュアと呼ばれた岩の巨人はその拳を振りかぶり0Pヴィランを一撃のもと破壊した。
「解除」
その言葉と同時、岩の巨人の姿は消え、彼の姿も元に戻った
「オオオオオオオオオオオオ!!!!」
受験者達は圧倒的な力に雄叫びにも似た歓声をあげた
「大丈夫かい?」
「あぁ、ありがとう大丈夫だよ」
「そうか、しかしその足は大丈夫そうじゃないな」
「後でリカバリーガールが来てくれるから大丈夫だって」
「そうか、君の名前は?」
「ウチは耳郎、耳郎響香」
「俺は神崎紫焔、よろしく」
「受かったらよろしく」
「おう!」
書き方が変わりまくってるかもしれませんすいません。何かと影響されやすいんです。閑話の書き方わからんけど次回書こうと思ってます。雄英sideと「危ねーぞ」っていった赤髪の硬くなる人のこと書こうと思ってます。コメント待ってます。いろいろ教えてください。では