後は、PENCIL成分多めです。
3rdEyeを中心とした厨二も多少。
念の為活動報告から以下コピペ
・エロゲの登場人物や設定が入り込む。
・それらが厨二成分多め。
・あるいは一般ゲームが入る可能性も・・・。
(作者がエロゲ以外で設定などを熟知しているものは一杯あるけど本当の意味で熟知してるのはBLAZBLUEとか.hackぐらいか・・・。)
・作者はどうもアニメが苦手な様なのでアニメとかは全く知らないです。
・作者はグロ好きなんですが文にするのが難しかったり・・・。
(頑張って書くか、諦めるかのどちらかになります。)
上記が入るので苦手な方はご遠慮下さい。
とは言ってもやっぱりグロは余り入らないかも…。
では、どうぞ・・・
第14話 その身に宿りし...
紫Side...
こいつらは何者だ!
どうやって侵入した!
私の幻想郷へと土足で入り込みそこら中を荒し廻る奴が!
紫はスキマから変わり果てた幻想郷を見て暴れ回る者達に憎悪の感情を露わにする。
事の発端は珍しく大慌てで紫の下へ来た藍からの伝令だった。
落ち着きが無かった為言っている言葉が支離滅裂だったが要約するとこうだ。
空に半透明な球体が浮かび、その表面から大量の化物が幻想郷へと降り立っていた。
それをやっとの事で状況を読み取れた紫はスキマを開き現在に至る。
そう、
そういえば昴流はしっかりと異変解決出来たのかしら・・・。
「紫様!早くしないと幻想郷が無くなりますよ!」
「はっ!?・・・そうだったわね。藍、私は行くわ。」
彼が今此処に居てくられば、と言う思いを振り切り幻想郷を造った『賢者』としての義務を果たすべくスキマへと身を投じる。
……
………
スキマに繋げた場は人里付近。
幻想郷を見て奴等の行動範囲はこの付近だった。
こちらとしては不幸中の幸いだが人里を襲わないとなると既にこちらの大体の戦力を知っていると言う事か。
もしくは偶然、と言う事も有り得るが。
その時、
「私、綺麗?」
紫達の前に突如現れる人。
それは双眼が前に下ろした長い黒髪に隠れその四肢は不健康な白でその上に真っ白の服を一枚着ている女。
「こ、こいつは!?」
紫は目の前の女が言った言葉を聞き確証する。
こいつは口裂け女だという事を。
「ねぇ、どうなの?」
目前の女がそう言う。
確かべっこう飴で良かった筈…。
と紫はスキマを開き慌ててその中からべっこう飴を取り出し、そのまま投げつける。
目の前の女へと…。
「喰らえ!」
その飴は額へと一直線に飛んでいったが、一連の行動を見ていた女は身を屈め飴を難なく避ける。
「あらら……。」
苦笑いを浮かべる紫を標的にし無から怒へと形相が変貌すると長い黒髪の奥に獲物を狙う獣の様に赤色に光る瞳とその下に耳元まで裂けた口が尖った歯を揃え涎を溢し姿勢を低くし四つん這いで走ってくる。
そして一旦停止したと思うと四本の足をばねの様に使い強力な反発力を生み出し跳び掛かって来る。
「ぐおおぉぉぉ!」
「そう、そちらがやる気なら私はそれに応えようかしら。」
先程までのは茶番とばかりに内に秘めた膨大な妖気を解放し今にも首を切り裂かんと紅の鋭爪が生えている手を振り上げる口裂け女の前、つまり紫の前にスキマを開く。
「ッ?!」
口裂け女は全力の速度を出していた為、慣性の法則により成す術も無くスキマに収納される。
「これで良いわね。……あら、まだまだ元気なのがいるわ。」
球体から降下して来たのは化物だけで無く茶色の鎧を着込んだ人間や機械とも生き物とと区別し難い者までいる。
「はぁ…、流石に骨が折れるわね。」
「紫ー、さっさとこいつら何か蹴散らしなさいよー。」
溜め息を浸くと背後上空から声が掛かる。
「あら、霊夢じゃない。」
声のした方を見ると御札やら退魔針を放ち敵味方構わず倒している霊夢がいた。
味方とは紫より少し遅れて来た下級から中級程の自意識過剰な妖怪達なので同士討ちや一方的に攻撃されて敗走していくと言う、居ても居なくても影響は少ない存在だ。
「紫ー、そういえば昴流は?何か鴉天狗が異変解決へ、とか言ってたけど・・・。」
「そうね、でも昴流は異変に向かった後から帰って来て無いのよ。」
「そうなの?まぁあいつなら大丈夫でしょ。」
「同感よ。」
二人は幻想郷を背に目前に迫る兵士や化物等を見詰め彼が帰還するまでは此処を守ろうと決意する。
昴流Side...
此処が幻想郷?
俺が最初に思った事。
それは自分では分からないが声に出していたかもしれない。
それほどまでに信じ難いものであった。
「ちょっと昴流、何か前来た時とは全く違う気がするよ。」
俺の後ろを付いていた彌影の声にはっとする。
再度視線を先程出てきた洞窟の穴から離し上空へと向ける。
確かに幻想郷だ。
だが、何故?
何故貴様がいる?!
俺は視線を下げ本来居ない筈の奴を見る。
その女は木々の下である空間をずっと見詰め、動いたと思ったらその回りを一回りした。
その為、体が此方側に向いた時その女―口裂け女が俺達に気付く。
「ッ?!」
俺達の存在に気付いた口裂け女はすっと顔を人間の状態にする。
「わ、私、綺麗?」
「いや、さっきの顔をばっちりと見ましたよ。」
俺がそう答えると口裂け女は口を裂き四つん這いになり光る双眸で俺を射抜く様に睨む。
やはり
でも、何故…?
そうそう、
此処までは良いのだが願いを叶える、または、願いを放棄するとそいつは狂った様に暴走し始め、周囲の関係の無い人々を襲う本能のみで動く化物と成り果てるのだ。
で、今俺が戦っているこいつは既に理性を失っている様なので願いを叶えたのか諦めたかのどちらかだろう。
迫りくる爪で引っ掻くと言うより引き裂くと言った方が違和感の無い攻撃の軌道を読み避ける。
まぁ速いって訳でもフェイントも有るって訳でも無いから避けやすいんだけどね。
「昴流ー、頑張れー。」
「って、お前も援護ぐらいしろ!」
「あ、敵はっけーん。」
俺は必死に避けているってのに・・・。
兵士に向かい道中造ってたらしい黒い槍を突き出す彌影を一度見る。
よし、俺もやるか。
って言っても対処法とかは把握していないけど。
まぁあれと同じで良いか・・・。
そう決めると半ば自動的に右手に光が収縮し銃が顕れる。
それは銃身が短く口径が大きい銃口が二つ縦に並ぶ散弾銃で思った物と同形だが一つ違う事があり、それは銃身が真っ白であった事だ。
その銃の材質は合金などの鉄でもない物の様で刀の時と同じく紙でも持っているかの様に軽い。
「じゃあこれでも喰らえ!」
俺は手に持つ銃の銃口を
銃声が二回鳴る。
しかし俺の視界に弾が映らなかった為、俺は違和感を感じる。
弾が込められて無いのか…?
そう思ったのは撃った瞬間手にくる筈の反動が無かったからだ。
だがそれは唯の勘違いであった。
何故なら目の前の
事実、あらゆる速度が上がっている俺が
「……、そうか!」
此処まで理解しこの銃の特性を知る。
この銃の引き鉄を引くと弾が発射されるがその弾は普通の弾ではなく、どんな仕掛けか分からないが銃口から出た瞬間敵の後ろまで時差0で移動する。
そこまで分かり、この銃弾を避けられるのは運命だけだな、と一笑した俺は銃を持ち直し
「はぁっ!」
引き鉄を引いたと同時に銃声が鳴り響くと、既に
「ぐぎゃああぁぁぁ!?」
相手にも銃弾の軌道すらも認知出来ていない様で、突如くる四肢を貫かれる痛みに訳も分からず苦しんでいる。
クククッ、苦しめ苦しめ
「があッ!?」
俺?は何発も引き鉄を引き敵の四肢を銃弾の穴だらけにしていく。
そこで俺は己の口の両端がニヤッと吊り上っている事に気付く。
それに自分のとは違う"何か"が俺の心に語り掛けてくるのだ。
殺せ殺セコロセ、と断続的に頭に響くその声は自分の
「ぐぅぅぅ……。」
頭に響く鈍痛を両手で頭を抱える様にして蹲る。
その痛みは今まで感じた事も無く脳を掻き回される様な、それでいて今だ収まる事の無い処か段々と大きくなる
隣に誰かが寄って来るがそんな事に意識を向ける事も出来ず、唯、五感も無くなり何処から来たのかも解らないおおよそ人間の器には入りきらない様なものからの浸食に身を任せる事しか出来なかった。
彌影Side...
どうしよう…?
それしか思う事が出来ない。
唯言える事は、昴流が突然苦しみ出した事だ。
私はすぐさま昴流の下へ向かった。
けど、私には何が起きているのかを直ぐに理解するのは出来なくて漸く事の重大さを悟ったのだが、その時は既に昴流は顰めた顔しかせず私からの言葉に反応を返してくれない。
私は呆然としていたが何時の間にか集まった周囲の敵味方から関わらず出たざわめきにはっと我に返る。
視線の先には昴流のみ。
その昴流の四肢からは黒い
「ほっほっほ、漸く覚醒したか。」
突然響いたしわがれた声に全員の視線が集まる。
その先には両手で杖を下に向けて持ち白いローブを羽織り髪は無く長く白髭を伸ばした老人が三人が宙に浮かんでいた。
それらの存在は妖気な意思を放ち空気を淀ませている。
そいつらの視線は昴流に向けられていてその表情は何かを待ち侘びている様で期待の眼差しを送っている。
「「「さぁ、
その三人が同時にその言葉を発声すると、私の傍らで蹲っている昴流が"昴流"でない様な錯覚が押し寄せて来た。
果たして、それは本当であった。
むくりと立ち上がる
私はその顔を見て息を呑んだ。
その双眼は闇の中でも見えるであろう漆黒になり瞳は紅に輝き軌跡を残す。
「私は在りて在るものである。貴様共まだ生きておったか…。」
「そうじゃ。あの恥辱から早100年程じゃったな。
「はっ。貴様等が存在する限り目出度いとは思わないがな。それと私にはヤハウェと言う名が最も適している。その名で呼ぶな。して、この世界に降臨させたのは何の為だ?」
「そう急く事もなかろうて。それと貴様を降臨したのは我等では無い。」
「そうか。また神にでも成ろうものならば即刻此処で殺していただろう。だがまだこの身体では何も出来んわ。3賢者よ、早く退け。」
ヤハウェと名乗った者の言葉に苦虫を噛み潰した様な表情を浮かべる3賢者と呼ばれた三人。
「では何れかまた会おうぞ。くひゅひゅ……。」
「その時は真の神なる力を見せてやろう。」
「指を銜えて待っているがいい。」
「ぬかせ。」
3賢者のそれぞれの言葉に対し一言だけ返したヤハウェと名乗りし者は支えの無くなった人形の様に倒れる。
私は咄嗟にその体を両手を伸ばし支える。
その時私が抱き抱えている者は短くこう言った。
「この者を頼む。」
「は、はい。」
私はその言葉にそう答えると、満足したのか気を失った様だ。
それを見届けると3賢者と呼ばれし者に視線を移す。
「何れまた対面する日が来るであろう。」
3賢者は私にその言葉だけを残し空へ消えて行った。
「ん~~。此処は?」
すると腕の中でもぞもぞと動いたよ思ったら昴流が気がついた様だ。
「昴流!大丈夫?!」
「ん?ああ、頭がかなり痛くなったまでは覚えてるんだが……。一体何が…?」
「でも本当に良かったよ!むぎゅ~、本当の昴流だ~。」
さらに昴流に抱き付く力を上げ、頬を昴流の胸板にすりすりする。
うんうん、本当に良かったよ~。
自分でも己の顔が何時にも無く破顔しているのが解る。
「ちょっ、彌影!?何するんだ!止めろーー!!」
そう困った顔で言いながらもしっかりと私が倒れない様に肩を手で支えてくれるから私は昴流が大好きだよ。
「もう、止めてくれ。体の節々が痛む………。」
あっ、また気を失ったみたいだね。
よし、いざ昴流を送らなきゃね。
博霊神社でいっかー。
私は"昴流"になり昴流を背負い神社へと向かった。
道すがら通り掛った人達に不審な目で見られたけど多分大丈夫だよね……。
なんと昴流に宿っていたのは唯一神であるヤハウェです。
性格とかは自己解釈なのであしからず。
簡単にすると他神を凄く嫌うので直ぐにでも消し去りたくなる、という所です。
アラハバキが居ないと気付くかもしれませんがそれはあやつが神獣だからです。
よっぽどの事が無い限り昴流が呼び出さないので…。
あっ、何故か存在感が大きかった口裂け女もとい
では次回もよろしくです~。