東方心神領域   作:aetos

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この話は昴流を背負った彌影の移動中の頃発生してないる出来事です。
タイトルはネタが無かったからです許してください。
この話の魔法の森での出来事はそれより数時間前ですが…。

この系統はあとこれを合わせ後2話になりそうです。

ではどうぞ…


第15話 人里に向かってる頃の出来事... 《前編》

魔法の森...

 

 

 

「アーリースー、魔導書貸してくれー。」

 

そう言いながら住居人の断り無く家内に入って行くのは普通の魔法使い、霧雨 魔理沙。

またもや魔導書を死ぬまで借りて行くのだろう。

 

「ちょっと魔理沙?!勝手に入らないで!…って、何でもう持ってるのよ?!」

 

アリスが声を聞き駆け付けた頃には時すでに遅し、魔導書を脇に抱え箒に跨がろうとしている魔理沙が目に入る。

 

「アリス、またな!私は今猛烈に忙しいんだー!」

 

箒に跨がった魔理沙はアリスに気付くとそれだけ言い宙に浮き飛んで行った。

 

「あっ……。」

 

段々と小さくなっていく不羈奔放な少女の声にアリスは只、片腕を前に伸ばし呆然と見送る事しか出来ない。

 

「はぁ…。」

 

アリスは魔理沙が見えなくなり小さく溜め息を吐くと渋々と開け放たれたドアを閉め人形の手入れに戻る。

 

 

 

アリス宅から飛び発った魔理沙は自宅、霧雨魔法店の前に着陸しようとしている。

だがその直前地震の前兆の様な自然の低い唸り声が天から聞こえた為、一旦箒を停止させ空を仰ぐ。

その時である。

 

「ぐっ!?」

 

謎の衝撃波が魔理沙を地へと叩き墜とさんと襲い掛かったのだ。

咄嗟の判断で箒の浮力では勝てないと思い懐から取り出したミニ八卦炉を地へと向け魔力を解き放ち無理矢理に波を抜けて行く。

 

「いっけぇぇぇーー!!」

 

瞬間的に膨大な魔力を潰えた為、箒へ注いでいる魔力が過疎化し体も傾くが何とかコントロールし体勢を整え、前に進む事のみに意識を集中させる。

 

「おっ、収まったぜ!」

 

衝撃波自体は抜けた事になるのでもう波はくる事は無いだろう。

そこで魔理沙はある物を発見する。

 

「何だあれは?さっきまでは無かったんだぜ……。」

 

音速まではいかなくとも十分速い速度で飛んでいる魔理沙の輝く視線の先には山より大きいと思われる半透明な球が浮かんでいた。

 

「これは異変か…?よし!なら私が一番に解決してやるぜ!!!」

 

己の魔力の残量を確認し箒に通常以上の魔力を流し込み、球へと向けて穂子から魔力を解放する。

文字通りロケットに跨がる魔理沙は次々と箒に魔力を注ぎ込みさらに加速させる。

よって、球にはものの数秒で着いてしまった。

そう、着いてしまったのである。

 

「や、やば!止められないのぜ!」

 

スピードを上げ過ぎても停止するまでの距離を考えれば良かったのだが、球は半透明で距離感が掴めなかったのだろう。

それに今から曲がろうとしても既に間近に迫っている為、減速も曲がる事も出来ない八方塞がりな状況に成ってしまった。

結局魔理沙は成す術無く球へと突撃する。

 

「むぎゅっ?!……あれ?」

 

魔理沙が不思議に思うのも無理は無い。

何故なら硝子の様な見た目をしているのにも関わらず叩きたて突きたての餅の様な弾力を持っていたのだから。

 

「って、…うあぁぁぁぁぁぁ!」

 

魔理沙は弾き返された時箒から手を話してしまった様だ。

これはどうなる!?

と思ったが心配は要らない様だ。

魔理沙を捕捉したらしい聖輦船が魔理沙の真下で停止しているではないか。

 

「おー、一輪助かったぜ。雲山も、ありがとな。」

「別に体した事ないわよ。」

 

魔理沙は一輪にお礼を言う。

それは魔理沙が船の上にダイビングする前に一輪が雲山を魔理沙の下に敷いたのだ。

その雲山は先程の球の様な弾力ではなくふわふわと弾力を兼ね備えたものでこれ以上に使い心地が良いマットがあろうか、いやない!反語!!と思わず反語を使いそうな程の良さを持っていた。

 

そして現在に至り、聖輦船で最初の目的地である命蓮寺へと移動中だ。

 

 

 

 

 

 

紅魔館...

 

「はぁ~あ。」

「大丈夫だって、また来てくれるよ。」

 

此処は紅魔館の当主ことレミリア・スカーレットの一室である。

紅く彩られた椅子に座り溜め息を吐いたのがレミリア、そしてそれに答えたのがベットに寝転がり転がる彼女の妹であるフランドール・スカーレットである。

 

「うわ~~~。」

「む~。」

 

レミリアはベットやくしゃくしゃになったシーツとじゃれつくフランを横目で見て唸る。

レミリアが不機嫌なのは先日フランが話した事が原因である。

 

「ほんと、その人間に会いたかったわ。私も一度は一戦交えてみたいわ。」

「昴流は何するか分からないから昴流と戦うのは楽しいんだよ。」

 

つまりそういう事なのだ。

レミリアはフランから昴流の事を聞き羨ましくなったのだ。

妹がやったなら姉である私もやりたい、と言う事なのだろう。

 

「あ~ぁ、此方の準備は万全なのに…。」

「お姉さまが惰眠を貪ってたのがダメだったんだよ。」

「フラン!そんな事を言ってはヒュプノスさんやオネイロスさんがお怒りになられるわ!!眠る事こそ至高、いいえ、運命と固く結ばれているのだわ!!!」

「………。」

 

レミリアが必死のスピーチを終えるとその場に長い沈黙が流れる。

フランの刺さる様な視線を感じるがこの際気にしないで置こう。

 

「え、え~と…。」

 

レミリアは戸惑う。

最初は朝遅くまで咲夜の「そろそろ寝て下さい」と何度も吐露していたのにそれを聞き流し優雅にティータイムを過ごしてあったのだ。

レミリア自身も眠たかったのだが格好良いお嬢様としてまずは朝遅くまで優雅に過ごすかつ早く起きる事をしなければならないと感じたのだ。

だが何故だろう、フランからは始終ジト目しか送られて来ないではないか。

しかしその静寂にも終止符が打たれる。

 

それを打ったのは二人の間に現れた紅魔館の瀟洒なメイド長、十六夜 咲夜だった。

 

「お、お嬢様!湖周辺に奇怪な生物が出没しました!恐らく鉄製の物かと…。」

 

咲夜は動揺を隠しているが調子が悪いレミリアでも直ぐに見抜けた。

 

「咲夜、一度落ち着きなさい。」

「は、はい………。」

「落ち着いたかしら?」

「はい、では続きを。コホンッ、私が見た所では氷妖精とその連れの緑妖精が出没した生物と交戦している模様です。ですが、妖精側が圧されていました。」

 

一通り言い終えた咲夜は私を見詰め、出撃するか否かを待っている様だった。

 

「咲夜、行くわよ。」

「了解です。私の命在る限りお嬢様を御護りします。」

 

椅子から飛び降りそのまま廊下へと続く扉へと足早に向かう。

咲夜は背後をぴったりと付いて来る。

 

「あ!ちょっと待ってよー!お姉さまー、咲夜ー!」

 

咲夜に遅れてパタパタと走って来るフランと共に紅魔館の門を抜けた。

 

……

………

 

「あれは?!」

 

レミリアは驚愕する。

見たことなど無い。

あれは人間が生みし物に似て鉄から造られているだろう。

だが只それだけが己が知る事が出来る全てだ。

一般的な鍋と大きさ・形が似て白色で顔写真の様な黒い線に白く丸い目があり、そいつ等の頭には赤や青のライトがピカピカ光っているものや黄色の棘の様な物が付いているものがあった。

さらにそいつ等には赤と青の色をした手と脚が付いていたのだ。

 

「あんなの見た事無いよ~。」

「大丈夫ですよ、妹様。妹様の能力なら一撃で粉砕出来ますから。」

 

そう言いながら現れたのは門番の紅 美鈴である。

美鈴も加わりロボットの群生へと目を向ける。

そしてよく見るとそのロボットの軍団の前に青と緑の妖精がいるのが見える。

ロボット達は紅魔館に続く霧の湖に浮かぶ一本道を通ろうとしているがそれを妖精が氷や弾幕を放ち押えている様だ。

 

「お嬢様、妹様、私達もやりましょうか。このままだと何時かは此処まで来てしまいそうですし。」

「そうね、では参りましょう。」

「何匹壊せるかなぁ…。」

 

咲夜の言葉に意気揚々と進み出るレミリアの後をフランが続く。

 

「美鈴、私達は主にお嬢様と妹様の護衛よ。勝手に離れたら今後も門番としての仕事、増やしますわよ。」

「は、はい。善処します…。」

 

レミリアとフランのすぐ後ろに付いた咲夜と美鈴は警戒態勢に入る。

その時だった。

ロボット達が積み重なり優に5mは超えるだろう高さに上り詰めたのだ。

それは見事なまでに釣り合いバランスが崩れる事が無い様でその証拠に複数の弾に掠っているが避けているので揺れてはいるがどのロボットも落ちない。

 

「あの状態で均衡を保てるとは…、中々にやる様ね。……けど、これならどうかしら。」

 

最前線との距離がおよそ10mなのであれを放っても問題無いと判断したレミリアは数歩進み懐からスペルカードを取り出し掲げる。

 

「これで貫かれ滅びろ!神槍『スピア・ザ・グングニル』!」

 

レミリアから放たれる神速の紅い弾。

それは音を貫き轟音を鳴らしながら紅い軌跡を残し槍へと開進する。

朧に輝く紅い線を残し瞬時にロボットの塔の中心を貫く。

槍に直撃したロボットは真っ赤に熱くなりそのまま溶け出し近くの同胞(はらから)に被害を及ばせ、溶鉄炉に舞い戻ったかの様な状態を作り出し阿鼻叫喚の絵図となった。

勿論ロボットなので叫喚はしないのだが…。

 

そして鉄が熱を大方逃がしたと判断したのか咲夜に続き美鈴、フランと前に出てナイフの雨や気による衝撃波、突然何かに潰され再び戦闘を始めた妖精二人組みによる攻撃というロボットにとってはこれ異常無い程に我慢ならない事になっている。

さらに大半のロボットが溶けて固まった鉄に足や手を囚われて身動きが取れない状態に陥っているのだ。

 

 

しかし!ロボット側には未だに隠し持つ如何なる時でも戦場を覆せる策があったのだ!!

 

無事なロボット達は仲間を呼んだ。

ピロピロと機械音を鳴らし一箇所に集まり出す。

すると、さらに同形状のロボットが現れたではないか。

 

「何度やっても無駄な事…。此処を己の墓だと認めなさいな。」

 

レミリアの言葉を無視し再び一箇所に集まり出すロボット。

だが以前とは違った。

ロボットが同化し始めたのだ。

辺りはロボットの残骸だけで他は全て合体すべく塊になっていく。

 

「咲夜さん、一度離れましょう。」

「そうですわね。お嬢様、妹様!しばらく下がって下さい。」

「あ、咲夜。そうね、そうしましょう。」

「そーしよーか。…そこの妖精も離れてて。」

 

美鈴の言葉に相槌を打った咲夜はレミリアとフランに呼びかけるがフランは二人の妖精に退却を促す。

 

「あたいはさいきょーなんだ!離れる必要なんか無い!それにあたいはチルノって名前があるんだよ!!」

「ちょっとチルノちゃん、相手は吸血鬼なんだよ。後で何されるか……。」

「大ちゃんは下がってていいよ。でもあたいの辞書には敗北の字は無いから負ける訳ないんだ!」

「うぅ~…。分かったよチルノちゃん。私は後ろに行くけど無理をしちゃダメだよ。」

 

勇気凛凛なチルノの言葉に大妖精は一朝之患を抱えながら只退却するしか無かった。

一人だけ残ったチルノ。

彼女の後ろには五つの命の灯が儚げに揺らめく。

チルノは決心する。

あたいがすべてをおわらせる、と。

チルノの意志の燃え盛る炎は自身の能力を無に還す程に凌駕し燃え上がる。

目前に佇む巨大な機械。

それは小さいロボットを何十倍も巨大化して全長15m程になったその体は重厚な唸り声を上げる。

 

「あたいがおまえをうちたおす!!!」

 

チルノは巨大なロボットを指差し宣言する。

巨躯はそれを認知したのかゆっくりとその眼を氷妖精へと向ける。

チルノはそれを了解と受け取ったのか自身の前に氷を創り上げる。

その氷は段々と冷気を纏いその形を凄まじい大きさへと変えていく。

そしてひし形のクリスタルとなった氷はロボットへと標準を向け放つ。

人間程の大きさとなったその(ヘイル)は氷精により素早く発射される。

 

「くらえっ!」

 

放逐された氷塊はのっそりと動くロボットには避けられなかった様で眉間と思われる場所に氷が貫き穴が出来てしまった様だ。

予想以上の威力だったらしくゆったりと片手を疵へと伸ばし摩り唸る。

 

「う"う"ぅ"~~~。」

「あたいったらさいきょーね!こんなやついちげきだわ!」

 

余程一撃で倒せたのが感銘したのか涙まで流している。

そこで横槍を入れる様だが実際の所は倒しきれていない、いや、倒していないと言うところか。

先の攻撃は気を逸らすには十分だったが相手は機械、中枢部へのダメージが無いと倒したとは言えないだろう。

歓喜しているチルノはそんな事になっているとは知らず警戒すらしていない。

 

「おおぉぉぉ。」

 

ロボットののんびりとした技も何も無い只のパンチが繰り出される。

チルノはと言うとまだ気付いてない様で自分の世界に入り浸っている。

 

「チルノちゃ~ん、避けて~!」

 

大妖精の声ではっと自分の世界から抜ける事が出来たのか周りをキョロキョロと見渡す。

チルノは戦慄する。

己の全力の攻撃を受けてもなおこの衝突から逃げず闘いを挑む意思を感じたのだ。

だからチルノはその意思に応える。

 

「おい、おまえ!あたいのでしにしてやっても……うぐっ?!」

 

ゆっくりと左から近づく拳には気付けなかったのか、右に飛ばされる。

 

「チ、チルノちゃ~~ん!」

「大丈夫ですよ。あの程度で死んじゃうのは何処にもいませんから。」

 

涙腺がゆるゆるになっている大妖精に美鈴が窘める様に言う。

果たしてそれは事実で、チルノに駆け寄ると目をぐるぐると回していただけであった。

確かに人間が喰らっても死にはしない様だが…。

大妖精は安堵の息を吐くと隣に誰かが立っているのに気付く。

 

「妖精さん、後は私達に任せて置いて下さい。」

「あ、はい、分かりました。気を付けて下さい。」

「はい。任されました。」

 

そう言い大妖精の隣から離れ巨大ロボットの前に立つ吸血鬼二人とその従者の下に走っていく。

 

 

「すみません。」

「いいのよ。だってもう倒したんだから。」

 

美鈴の言葉に許しを出したレミリアは意味不明な事を言う。

だってまだロボットは動いて……、いない?!

それに気付いた美鈴は咲夜に詳細を求める視線を送る。

 

「美鈴、貴方が妖精の処に行っている間に妹様が…。」

「あ、あぁ~。」

 

美鈴は納得した。

何故ならロボットの向こう側でスペルカード、禁忌『レーヴァテイン』により具現した炎の魔剣『レーヴァテイン』を持っていたからだ。

 

「我が妹ながら素早いな動きだったわ。何時の間にあそこまで昇り詰めたのかしら…。」

「お嬢様、敵はもう居ませんし、館に戻りましょう。」

「そうね。ではそうするわ。」

「じゃあ私も…。」

「美鈴は門番の監視範囲拡大で此処まで視野に入れておく事!」

「そ、そんなぁ~。」

「あ、妹様~。戻りますよ~。」

「分かった~。……じゃあ美鈴は門番(・・)、頑張っててね~。」

「うぅ~、はい…。」

 

項垂れる美鈴にフランはニコニコ顔で門番の部分を強調して紅間館へと入っていく。

紅魔館の門前で座り込む美鈴は意気消沈としていた……。

だが、美鈴は立ち上がる。

とある恐怖に立ち向かう為。

自分の立場を守る為。

美鈴はこれらを此処に秘め立ち上がったのだ。

 

 

 

美鈴が抱く恐怖とは門番や雑用の仕事が増える事なのだが……。

そんな細かい事は考えないで置く事が、何かを成し遂げるのに手っ取り早く到達出来るのだから。




何故か四字熟語を濫用してしまったけど大丈夫かな。
次もこんな感じです。
まぁ新しい敵出てきますが…。

後、紅魔館でのロボットは「ひめごとユニオン」のロボット窃盗団ですwww
最後の巨大化したのは特定の√やれば分かります。

でもPENCILで良い感じに戦闘が出来るソフトが後五つくらいありますがその中から二つ選択します。
何故なら全部やったらキャラ数が多くて絶対数人くらいの存在忘れるからです…。


では次回もよろしくです。
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