夢を目指す少女達と神童と謳われた少年   作:レムりん

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おいっすーレムりんだよ!
今回はafterglowからつぐみが登場
かなり難しいキャラだけど頑張りマース
それではどうぞ!


第11話 A serious girl is conflicted

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「ふぁ〜…」

 

おはようございます響也です

月曜日って憂鬱な気分になりますよね…

別に勉強が嫌いな訳では無いんですけどそれならゲームしてたいなーとか思ってしまう次第で『あ!!響也さーん!』

 

パタドタ

 

「お?ひまり達か」

 

後ろから声を掛けてきたのはafterglowのみんなだった

 

「おはようございます!一緒に行きませんか?」

 

「いいよ、1人だったから退屈してたんだ」

 

「やったー」

 

すると蘭に耳打ちでこう言われる

 

「響也…あんまり1人でブツブツ喋ってない方がいいよ?」

 

「仕方ねえだろ独り言多いのは自分でもわかってるんだけど」

 

「まあ響也が気にしてないならあたしは構わないけどね」

 

そう言いながら離れてった

 

「蘭何話してたんだ?」

 

「もしかしてデートのお誘いー?モカちゃんも行きたいなー」

 

「違うし、モカ変なこと言わないで」

 

「蘭ちゃん顔真っ赤だよ?」

 

「つぐまで…いい加減にしないと怒るよみんな」

 

「わー蘭が怒ったー逃げろー」

 

「モーカー!ただじゃ済まさないからね」

 

モカを追いかけて蘭が行ってしまった

 

「蘭も大変だな…てかお前らもあんまりからかってやるなよ?」

 

「大丈夫ですよ、私達もやっていいラインを弁えているつもりなんで」

 

「まあお前らがそれでいいならおれは何も言わんけどさ」

 

唐突につぐみからこう言われる

 

「あ、そうだ響也さんお昼一緒に食べませんか?」

 

どうせ今日もリサ達に誘われると思うがたまにはいいか

 

「今日はまだ先約がいないからいいぞ」

 

「ありがとうございます蘭ちゃん達にも伝えておきますね」

 

つぐみの笑顔にはいつも癒されるんだよなぁ

 

…残り2名からの凍てつく様な視線は見ないふりをしながら俺は通学路を進んで行った

 

 

 

はぁ…

 

あ、皆さんおはようございます!つぐみです

今は3時間目と4時間目の間の休みで、私は放課後に生徒会で使うプリントを取りに行く為に廊下を歩いています

あ!最初のため息は面倒くさいから出たとかではないんで安心してください

 

…理由ですか?うーん…まあいいか

 

実は少し悩みがありまして

恋…についてなんですけど

私だって女子校生なんで色恋沙汰の一つや二つ興味がありましてですね、しかも私にはいま気になっている男の子がいるんですけど…誰とはいいませんよ?

でもその男の子は競争率がかなり高くて…あはは…

しかも多分なんですけど幼馴染達全員にさらにバンドで知り合ったほかのバンドさん達もきっと…

私って地味だから目立たないですしきっと蘭ちゃんやモカちゃんとかの影に隠れちゃってますよね

どうすればきょ…その男の子に振り向いてもらえるのかな?

…って

 

「あれって響也さんだよね?どうせなら少し話していこーっと」

 

私は少し早足になって言葉を紡ごうとする

 

「きょ『響也くん!』っ!」

 

私は咄嗟に隠れた

見ると先に声を掛ける人がいた…あれは2年生かな?

 

「響也くん、クッキー作ってきたの、食べて?」

 

「お?マジで?頂くわ、…うん美味いな」

 

「やったね、時間かけて作ったかいあった」

 

いいなぁ、お菓子なら私も作れるのに…

 

「きっといい嫁さんになるなこんだけなら」

 

「もぅ…響也くんったら、思ってもない事言って」

 

…響也さん、いつも一言多いんですよね

 

「あ、時間」

 

私は少しモヤモヤした気持ちでその場を立ち去った

 

 

 

 

 

「いやー腹減ったなー」

 

「きょーやくん、早く中庭に行こうよー」

 

4時間目が終わり、今は響也さんを連れて中庭に移動中

巴ちゃんと、ひまりちゃんは飲み物を買いに行ってるらしくここにはいない

モカちゃんが響也さんに引っ付いて蘭ちゃんと私が後ろから着いていってる

 

「モーカ、あんたいい加減離れたら?」

 

「えー?なんでー?」

 

「響也歩きにくいでしょ」

 

「そんなことないよー、きょーやくんもあたしにくっつかれて嬉しいと思うよー」

 

ギュー

 

あ、モカちゃん腕に抱きつく力強めたね

 

「モカ、暑苦しい」

 

「ひどいよーきょーやくん、この可憐な乙女に暑苦しいなんてー」 シクシク

 

「それでも抱きつくの止めないモカもどうかと思うけどね」

 

「らーん、もしかして嫉妬ー?」

 

「ち、違うし別に羨まし…響也のバカ」

 

「なんで俺なんだよ!?」

 

いいなぁ私もそういう風に自然に混ざりたいなぁ

と言うより私だけを見てくれると一番いいんだけど

 

「…つぐー、どーしたのー?顔怖いよー?」

 

「へ?あ、ごめんごめん考え事してたの」

 

「…なんでもないならいいんだけどー」

 

危ない危ない、昔からモカちゃんは色々鋭かったからね

 

「もー、みんな遅いよー私お腹ぺこぺこだよー」

 

「すまんなひまりに巴、モカのせいで遅れたわ」

 

「なんであたしのせいー!?」

 

「いや、モカ、それ見たらいくらあたしでも察するぞ?」

 

「えー、…てへっ」

 

やっぱりみんな集まると安心するなぁ

私はみんなの影に隠れる月のような存在で満足しちゃってる

ちょっと前まではそう思っていた

でもそんな私に光を照らしてくれる太陽が現れたんだ…

私も表に出ていいのかな?

 

…あぁそっか、最初からそうすれば良かったんだね

 

 

 

「…ふーん、つぐもかー」

 

 

 

 

 

「響也さん!放課後って暇ですか?」

 

俺って放課後暇なのバレてるの?っていうくらい毎回のように誰かが俺を呼びに来る

今回はつぐみだった

 

「まあ暇だがどうかしたの?」

 

「私生徒会の仕事がこの後ありまして響也さんに手伝って欲しいなと

プリント廊下に貼るんですけど量が多くて…」

 

「そんな事か、了解」

 

「ありがとうございます!」

 

近くにいたリサに声をかける

 

「すまんなリサ、そういう事だから先に帰っててくれないか?」

 

「おっけ、友希那にも伝えておくね、また明日」

 

「…よし、んじゃさっさと済ましちまおうぜ?」

 

「あ、はい!」

 

 

やったー響也サんとフタりきりにナれる

 

 

 

 

「………」

 

 

 

 

 

「しっかしこんな量のプリント1人で貼るとかつぐみいじめられてんの?」

 

そう思いたいくらいの量だった

 

「そんな、いじめられてる訳では無いですよ?

単純に振り分けされてる量がこれなだけです

ほかの皆さんも別の作業してるんで」

 

「だといいんだけどさ…ほい画鋲」

 

「ありがとうございます…んっしょっと」

 

手伝いっていっても俺がプリントと画鋲持ってつぐみに渡していく感じか…そこまで時間かからなさそうだな

 

「響也さんって…」

 

つぐみが声を出す

 

「ん?」

 

「……いやなんでもないです、忘れてください」

 

「お、おう」

 

「響也さんプリントください」

 

「あ、はいはい」

 

つぐみの目が少し怖かった

 

 

フフフフ…イヤァ、アハハハハ

 

 

 

 

そんなこんなで小一時間

 

「これで最後ですね」

 

「終わったなー」

 

俺は軽く伸びをする

 

「あ、…」

 

「どした?」

 

「もう一個仕事残ってるの忘れてました」

 

「なんだつぐみらしくないな

どうせだからそっちも手伝ってやるよ」

 

「本当ですか!?ありがとうございます!」

 

「んでその仕事って?」

 

「用意するものがあるんで着いてきてください」

 

「わかった」

 

 

 

「ってここって確か使われてない倉庫だったんじゃねえの?」

 

俺がつぐみに連れてこられたのは校舎裏の普通の人なら全く気づくことないような場所に建っている開かずの間とまで言われている何が入ってるのか全くわからない倉庫だった

俺は屋上で眺めている時に視認していて場所は知っていた

 

「そうなんですけど生徒会のみんなや先生ですら中に入ってるものが分からないらしくてこの度調査することになりまして…

運悪く当てられてしまいました」

 

ガチャガチャ

 

「いやこれはさすがに生徒会の仕事じゃな『ガチャッ』」

 

「開きました、さぁ行きますよ響也さん!」

 

「忘れてたー、つぐみが責任感強いやつなの忘れてたー」

 

ギュッ

 

「で、でも怖いんで響也さん先お願いします」

 

「俺かよ!?…まったく仕方ないな」

 

俺は扉に手を掛ける

んっ!なかなか固いな錆び付いてんのか

 

「うらぁぁぁ」

 

ギィガラララ

 

「空いたな…って中は結構暗いしなんか空間が「えいっ!」えっ?」

 

突然の後ろからの衝撃で俺の体は浮遊し中に飛び込んでしまう

後ろにいたのってつぐみしか居ないはずなのに

 

ガラララ、…ガチャ

 

「やーっと二人きりになれましたね…きょ、う、や、さーん」

 

パチィッ

 

電気が着いてつぐみの顔がはっきり見える

 

…歪んだ笑みを浮かべる様子もハッキリと

 

「おいおい冗談だろ?」

 

「冗談?何を言ってるんですか?」

 

とびきりの笑顔を見せるつぐみ

 

「つぐみ、怒らねえからこんなこ『ビュッ、ザクッ』ンヒィッ」

 

顔の数ミリ横に着弾したのはハサミだった

 

「あ、勝手に動かないでくださいね?私何するか分かりませんよ?」

 

「お、おまおま、ハサミはさすがに死ぬ「死にますか?」」

 

つぐみは近くにあったカッターをカチカチしながら言う

 

「大丈夫です私に従ってくれれば何もしませんので」

 

…こいつ目が本気だな

って光が無いから分からないけど

 

「わ、分かったよ」

 

「それでは質問です、響也さんが一番好きな人は誰ですか?」

 

…は?

 

「いきなり何を言い出すのかと思ったら、そりゃみん『ブンッ、ザクッ』へぁっ!?」

 

カッターが飛来する

てかコントロール良くないですかね?

 

「みん…?誰ですか?と聞いてるんですよ?複数いたらおかしくないですか?」

 

…考えろ俺こういう時ギャルゲーではどういう返答してた?

…………

 

あ、あれで行こう

 

「も、もちろんつぐみだよ」

 

「……」

 

あれ?…もしかしてミスった?

 

「ふふふふ、やっぱり私たち両想いだったんですね?良かったです」

 

ほっ…合ってたみたいだな

てゆーか俺ゲームの知識しか使えないの何とかしねえと

 

「それでは質問2つ目です、愛し合ってる2人が行う行為とは何ですか?」

 

考えろ俺、一番当たり障りのない返答を…

よし

 

「…結婚か?」

 

「ぶぶー残念違います

響也さん私が好きだからって先に進みすぎですよー」

 

そう言いながらつぐみは上着に手を掛ける

 

「正解は、性行為で、す、よ?」

 

いやいやいやいやさすがにこれ以上は「つぐー少しやりすぎだよー」

 

この声は

 

「「モカ(ちゃん)!?」」

 

シュタッ

 

「モカちゃんさんじょー」

 

ってちょっと待て

 

「モカどこから?」

 

そう聞くとモカはいつも通りののんびり口調でこう答える

 

「んー?どこからって窓からだよー…そんなことよりー」

 

俺から目線を外すとモカはつぐみにその目を向ける

 

「つぐー?いくらなんでもやってはいけないんじゃないー?」

 

モカの突然の登場に焦ってるつぐみ

 

「そ、そんなこと言ったって私はこれくらいしないと気づいてもらえないから」

 

「これ以上やるならあたしにも考えがあるよー?」

 

いつものおっとり口調の中にものすごく威圧感があった

 

「考えって何?」

 

「ふっふっふー…えいっ」

 

ギュッ

 

「…へ?モカちゃん何私に抱きついてるの?」

 

「大丈夫だよつぐは可愛いから」

 

「ももももモカちゃん何を「あたしはよく分かるよつぐの気持ち」」

 

「あたしもほら、なかなか気持ちが分かってもらえない感じでしょ?」

 

モカ…普通に話せたんだな

小さい子に言い聞かせるみたいに頭を撫でながらモカの言葉は続く

 

「でもあたしも素直になったからきょーやくんに抱きついたりするようになったんだよ

つぐにも出来るよ、あたしより感情表現上手いから

大丈夫大丈夫」

 

「うん…ごめんね…うぇぇーん」

 

「よしよし…きょーやくん少し目を閉じて耳を塞いでてねー」

 

モカの真面目な声に俺は従わざるを得なかった

 

「お、おう」

 

俺は短い間暗闇に身を任せることにした

 

 

 

 

トントン

 

「ん?もういいのかモカ?」

 

俺は目を開ける

 

「ううん私だよつぐみ」

 

目の前にいたのはつぐみだった

少し目の周りを赤くしてこっちを見てくる

 

「つぐみだったか、あれ?モカは?」

 

「モカちゃんなら先に帰ったよ、お邪魔虫は退散するーとか言いながら、ふふふ、気、使われちゃってるね」

 

さっきとはまるで違う優しい笑みを浮かべる

 

「そっか」

 

「き、響也さん!」

 

「ん?なんだ?」

 

「私負けないよ!たとえ蘭ちゃん達やみんなと響也さんを取り合うことになっても絶対引き寄せてみせるから」

 

「つぐみ…」

 

「大丈夫響也さんは優しいからみんなの事全員等しく思ってくれてるのは分かってる

けど少しだけでも私にその目を向けてもらえるだけで幸せだから今はね」

 

言葉を一旦止め真剣な眼差しでこちらを見てくる

 

「…だから」

 

チュッ

 

「覚悟しててね!響也さん!」

 

俺はその日多数の子から好意を寄せられてることを思い知らされた

 

 

 

 

ふっふっふーやるじゃーんつぐー

あたしも負けないよー

 

 

 

 

 

 

「あーモカちゃんずるい!私も響也さんの隣がいい!」

 

「だーめ!ここはモカちゃんの特等席なのだよー」

 

「…ねぇ?どうなってるの響也、あたしにはつぐがおかしくなってるようにしか見えないんだけど」

 

「あ!蘭ちゃん、ひまりちゃん、巴ちゃん!」

 

「「「な、なに?つぐ」」」

 

「私負けないよ!響也さんの隣を取るまでは」

 

「だぁーとりあえず暑苦しいから離れろやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

 

 

 

拝啓、妹よ、俺は青春?を上手く過ごせてるか分かりません…

 

 




いやーつぐみ難しかったよー
でも可愛かったでしょ?えへへー

さてと…
この度UA55000、お気に入り500件突破しましたーいぇい!
こんな拙いSSを毎回読んで頂き感謝の気持ちでいっぱいです
これからも頑張って書きますのでよろしくお願いします!


さて次回はパスパレ、ポピパ、アフグロときたんでロゼリアかハロハピのどちらからか1人を出そうと予定しています
まだ決定ではないんですけどねのほほーんと決めていこうかと思ってます

ではまたいつになるか次回お会いしましょう
また見てくれよな!!
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