少しスランプに陥っていて書くのが遅くなりました…
なんとか形に出来たんで投稿した次第です
お待たせしてすみません(ノ_ _)ノ
では長話もなんですから
どうぞ!
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弦巻さん達の演奏を聞いてから2日が経ったが、未だに響也さんの記憶に変化はない
私はずっとどうやったらいいかを模索しているがなかなかいい案が見つからなかった
「どうしたらいいのかしら」
私は物思いにふけながら学校への道を歩いている
「あ、氷川さん…、おはようございます…」
交差点で声をかけてきたのは白金さんだった
「白金さん…おはようございます」
「氷川さん、…ちゃんと寝てますか?何だか顔色が悪い気がして…」
そう言われて慌てて私は手鏡で自分の顔を見る
…しかし見た限りではいつもと同じ顔である
「す、すみません…なんだかいつもの氷川さんのように凛々しさが無いというか、なんというか…と、とにかくなんか違うんです…」
「…いえ、心配ありがとうございます、やっぱり悩み事してたら見抜かれてしまうのですね」
「…響也くんのことですよね?」
「!?」
見事に的を射抜かれてしまった
白金さんは普段から響也さんや私たちの考えてることが分かってるらしくいつも先回りして色々してくれてるおかげで助かっている
「私も…響也くんに助けられた1人なんで、今度は支えになってあげたいんです、氷川さんだけが悩むことはないんですよ?一緒に考えましょう?」
その言葉ひとつで白金さんの人の良さが伺える、いい仲間…いや、友達持ったものだ
「ありがとうございます、白金さんにはいつも助けて貰ってますね」
「そんなことないですよ、わ、私も氷川さんにいつも助けられてばかりなので…」
白金さんが顔を少し赤くしながらそう答える
…私はそこまで助けた覚えはないんですが白金さんにとっては助けになってたのでしょうか
「あら?紗夜ちゃんに燐子ちゃんじゃないですか」
「白鷺さんじゃないですか、おはようございます」
声をかけてきたのは白鷺さんだった
「朝から一緒なんて珍しいですね?バンドの打ち合わせですか?」
「…いえ響也さんのことで色々話していたのですが」
「…なるほど」
白鷺さんは一瞬顔を曇らせたあといつもの笑顔に切り替わりこう続ける
「今日は私たちパスパレの演奏を聞かせる番なんでその中で何かあれば報告しますね」
「よろしくお願いします」
やっぱり白鷺さんは何かと頼りになる、パスパレは彼女を除けば少し不思議な人達ばかりですので
…うちの妹が1番不思議ですけど
「…くちゅん、あーおねーちゃん私の話してるなー?」
「日菜ってばそんなことまでわかるの!?」
後日今井さんからそんな事を聞かされるのはまた別のお話
「あ!千聖ちゃーん!」「チサトさん!」
「あら、彩ちゃんにイヴちゃんおはよう」
遠くからこちらに来たのは丸山さんと若宮さんだった
「あ、紗夜ちゃんと燐子ちゃんもおはようございます」
「おはようございます丸山さん」「お、おはようございます…」
朝から元気ですね丸山さんは
「今日は私たちが担当だから頑張るよ!」
「張り切って失敗しないでね?彩ちゃん」
「…ううー千聖ちゃんがいじめるよぉー」
あはははは
Roseliaにはない明るい感じ
でも結成当時に比べたらだいぶみんなも角が取れたというかなんというか…ま、まあとにかくRoseliaも素晴らしいんです!
「紗夜ちゃん大丈夫?」
「え、えぇ…大丈夫ですよ」
白鷺さんに心配されてしまった
「とにかく向かいましょうか?」
私はそう皆に告げた
◇◆◇◆◇◆◇
時は移り今は昼休み
最近は中庭に集まってお昼を食べるのが恒例となっている
「美咲ー!新しい曲が浮かんだわ!」
「うぇ!?ち、ちょっと待ってこころ、今書くもの用意するからぁ!!!」
「かのちゃん先輩!」
「なに?はぐみちゃん」
「有咲、卵焼き頂戴?」
「いやお前いつも食ってんだろ!?」
「有咲〜私も欲しいなぁ〜?」
「だぁ、暑苦しいぃ!!くっつくなぁ!!」
………
「沙綾ちゃんの作ったパンやっぱり美味しいなぁ〜」
「ふふ、ありがと!りみりん」
「これは!…和の真髄を感じます!」
「おいぃ!?イヴ何勝手に食ってんだぁ!?」
…………
「千聖ちゃん、今度ここに行かない?」
「いいわよ、来週の日曜なんてどうかしら?」
「うん、大丈夫そうだよ」
…まったく
「皆さんいつも通りで悩み事してるなんて馬鹿らしく思えてきますね」
「でも、こういうの…楽しいですよね?」
「えぇ」
「しーかっていいよねー響也先輩といつも一緒でさー」
「え?いきなりどうしたの香澄…?」
突拍子もなく上げられた戸山さんの声に詩歌さんが驚いた様子で答える
「だってさ、ずるくない?おはようからおやすみまで一緒なのにその上妹なんて」
「いや香澄妹はなりたくてなったわけじゃないだろ」
「えぇーだってぇ有咲も一緒に住みたいとか思わないの?」
「そ、それは確かに考えたことはあ…って!き、響也はそそそんなんじゃねぇし!!」
「有咲ごちそうさま」
山吹さんが肩に手を置きながらそう言う
「う、うぜぇーー!!だ、だったら白鷺さんとかはそうは思わないんですか!?」
「わ、私!?」
市ヶ谷さんから唐突な牽制球が飛ぶ白鷺さん
「私は別に響也にはそんな感情は抱いて無「え?でもチサトさんこの前キョウヤさんとカフェでお茶してるの見」」
ガシィッ
「イヴちゃん…?」
「ヒッ!?…な、なんでしょう?」
「ふふふふ、少し向こうでお話しましょうか?」
「い、いやですチサトさん目が笑ってないです怖いですぅ〜〜」
数分後戻ってきた若宮さんは
「チサトさんこわいチサトさんこわいチサトさんこわいチサトさんこわいチサトさんこわいチサトさんこわいチサトさんこわい…」
壊れたカセットテープみたいに同じ言葉しか発しなくなっていた
「花音ならちゃんと答えてくれるんじゃないかしら有咲ちゃん」
「ふ、ふえぇ千聖ちゃんが私を売ったよぉ」
みんなの視線が一気に松原さんに集まる
「そ、それは響也くんと一緒に居られたら凄い幸せなんだろ…ふえぇ〜!も、もう無理ぃ」
「花音先輩顔真っ赤」
「そ、そういうたえちゃんはどうなの?」
なんかいつの間にか告白大会みたいなことになってますね風紀委員とし「え?好きですよ?」っ!?
「「「えっ!?」」」
みんなの顔に驚きが浮かぶ
「私は響也先輩のこと好きですよ?」
「ふえぇ〜」
ニコニコしながら答える
「ね?りみりん」
「そ、そうだね」
「そんなこと言うならあたしだって響也のこと好きよ?」
「こころんずっと言ってるもんね」
「あら?はぐみもでしょ?」
「うん!響也先輩カッコイイし優しいからね」
……響也さんってほんとに人気者ですね
少しだけでいいから私に視線が向いてくれたらいいのに
「…お兄ちゃんもうなんかハーレムの主っぽいね」
「きっと響也先輩のことだから1人に絞れなさそうなんだよね」
山吹さんが呟いたのが頭に残る
私を含めて5バンド25人、多分ですが全員が響也さんに好意を抱いている
…はぁ私なんて厳しい事言ってばかりで好感度的にはしたから数えた方が早そうな気が
で、でもハーレムなんてそんな破廉恥な…
「まぁ…記憶が治ってからのは、話なんですけどね全て…」
「「「「………」」」」
白金さんの一言でみんな俯いてしまう
「大丈夫よ、私は彩ちゃんの歌の力信じてるから」
「千聖ちゃん…うん!私頑張るよ!」
「アヤさん!チサトさん!レッツブシドーです!」
いつの間にか復活してた若宮さんもやる気を出していた
キーンコーンカーンコーン
「あ、昼休み終わっちゃった」
私達はその鐘の音を聞いて自然と解散となった
◆◇◆◇◆◇◆
時は移り学生の仕事が終わり放課後となりました
「あ、こんにちは!
まん丸お山に彩りをパスパレのふわふわピンク担当丸山彩です!」
「…彩ちゃん?誰に自己紹介してるの?」
千聖ちゃんに怪訝な目を向けられた
「あはは…」
「はぁ…まあいいわ、早くイヴちゃん連れてみんなと合流しましょう」
そう言って歩き始める千聖ちゃん
「あ、待ってよ〜」
私は後を追いかけるように少し小走りになった
◇◆◇◆◇◆◇
「あー!こっちこっちー!」「ちょっ、、日菜さん落ち着いてくださいっス」
「日菜ちゃんは相変わらずね…」
私達は待ち合わせ場所にしていたCiRCLEに着きました
中に入りまりなさんに挨拶したあと教えられたスタジオに向かうとそこには先に着いていた日菜ちゃんと麻弥ちゃんそして
「こんばんは、彩さんに千聖さん、それにイヴちゃん」
私達の想い人、響也くんの姿がそこにあった
「響也くん今日はわざわざありがと!」
「わざわざなんてとんでもない、みんな僕のためにやってくれてるのに…それに」
「ん?どうしたの?響也くん」
「僕、みんなの歌もっと聞きたいから」
優しげに微笑みながらそう言う響也くん
その笑顔に私を含めたみんながダメージを受ける
「…その笑顔はずるいよ」「まったく響也ったら」「るんってきたよ」「響也さん…」「響也さん」
「?どうしたのみんな?」
「な、なんでもないよ!そんなことよりみんな準備しよ!」
「そ、そうね」「うん!」「はい!」「はいっス!」
みんながみんな顔を少し赤くしながら自分の楽器の調整に入る
私も発声練習しなきゃ
数分後私達は準備を終え響也くんの方を向く
「さてと、響也くん!私達の演奏聞いてください」
「うん、お願いします」
「それでは聞いてください『しゅわりんどり〜みん』」
……
はぁはぁ
私達は全力でやり切ったみんなの顔を見るとみんなキラキラと輝いた汗が流れ、笑顔とともに私を見つめ返してきた
さてと観客に感想を聞かなきゃ
「ふぅ…、どうだった?響也くん」
「みんな成長したな、俺は凄い感動してるよ」
っ!?今俺って言ったような
「え…?響也一人称が…?」
「ゴメンなみんな心配させて、でもまだ元に戻れないんだ」
「…君誰?響也くんじゃないよね?」
日菜ちゃんが凄い怖い顔をして響也くんを睨む
「いや俺は俺だよ、日菜
今お前達の演奏のおかげで檻から出られてるって言い方したらわかりやすいかな?
また数分もしたら記憶が閉じ込められる」
「そんなことありえないよ!」
「大丈夫、もう少ししたらまた俺に戻れるらしいから」
「何でそんな事分かるっスか?」
「ごめん麻弥…これは感覚だから説明はできない
そろそろ時間だな、ゴメンなみんなもう少しこいつの面倒見てやってくれ…ぐっ、がぁぁ」
「「「「「響也(くん)(さん)!?」」」」」
頭を抑えてうずくまってしまう響也くん
私達は駆け寄る
「響也くん大丈夫!?」
するとフラフラしながらも響也は立ち上がる
「う、うん大丈夫だよ…なんか夢見てたみたい」
「これって…」
「元に戻ってるわね…」
「?どうかしたの?」
「ううん、なんでもないよ!」
「…これは紗夜ちゃん達に報告ね」
「そうッスね」
千聖ちゃんが代表して紗夜ちゃんにメッセージを送った
◆◇◆◇◆◇◆
メッセージを受け取った私は弦巻さんに頼んで黒服さん達に色々調べ物をしてもらいました
三日後、弦巻さんに呼ばれた私は各バンドのボーカルに集まってもらいその結果を聞くことになった
「集まったわね!紗夜から頼まれたものが調べ終わったからみんなに共有するわ、斎藤!」「はっ!皆様これをご覧下さい」
私達5人の元に資料が配られる
その資料に書かれてた言葉に私は驚愕した
「解離性…同一性障害…?」
「え?これって」
「二重人格のことですよね?」
「こころちゃんどういうことなの?」
「あたしも最初は驚いたわ、でも調べてもらった情報と照らし合わせるとどうも記憶喪失が全部じゃないってことが分かったの!
そしてこないだ彩達が見たものと照らし合わせて出てきたのがこれ」
「で、でも響也は実際記憶が無くなってて」
「そ、そうですよそれはどう説明するんですか?」
湊さんと私が同じ疑問をぶつけると珍しく怖く感じるくらい真面目な顔をした弦巻さんはこう答える
「ここからは仮定の話になるんだけど、どうやら響也とは別人?だと思うんだけどその人の精神が響也に入っちゃってるみたい」
「いやいやいやそんな非科学的な」
「でも私達が話してたのは響也くんだったしな」
「そしてここから導き出される答えは、その精神をどうにかして響也から出す
すると響也自身の精神が表に出れて元に戻る…とあたしは思うわ」
「そしてそれを実行できるのが私達の歌の可能性があるということそうですか?弦巻さん」
私はそう言う
「さすが紗夜理解が早いわ」
「でもあたし達ハロハピと彩達パスパレの歌ではきっかけにしかならなかった
…香澄、蘭、友希那あなた達に託したわ」
「うん!任せてよこころん」「任せて」「任せてちょうだい」
「ありがと!あ、それとこのことは私たちだけでとどめておいて欲しいの」
「え?どうして?」
「皆にこれ以上心配を重ねたくないの、笑顔じゃなきゃ響也に失礼でしょ?」
「ふふ、弦巻さんらしいわね」
「わかったよ!」
「それと彩、千聖達にもお口チャックで」
「うん!」
「それじゃ響也ハッピー大作戦スタートよ!」
私達の静かな作戦が始まったのであった
新しい設定が加わりました
二重人格は果たしてどうなるのか
ちなみに思いつきなんでまとめれる自信は正直無いです(笑)グダグダになりそう…
まあ頑張ってまとめます
では次回もまた見てくれよな!!