夢を目指す少女達と神童と謳われた少年   作:レムりん

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どもどもレムりんです
この話から(かなり遅いけど)新学期、すなわち学年がひとつ上がったみんなと響也が絡んでいきます
あとリクエストを頂いたのでちさかのとのお話になっております
え?御託はいいって?
分かりましたよ…

ではどうぞ!



第18話 新学年と新学期はだいたい一悶着あるもんだ

_____________________________________________________

 

…ぃちゃーん!!

 

ゴスッ

 

「ごふぅっ」

 

っ!?な、なんだ?何が起こったんだ?

俺は夢…は見ていたか分からないけどそんな世界から意識を覚醒させると自分の体に布団とは明らかに違う重みが加わっていた

 

「お兄ちゃん!」

 

俺の上に跨っていたのは皆さんご存知の愚妹だった

 

「……詩歌、そこに正座」

 

「嫌だよ!?なんでそんなことしなきゃいけないのっ!?」

 

朝からキンキンうるさいなぁ…まあいいか

 

「とりあえず降りてくれ、さすがに重い…」

 

「あーそうやって可憐な乙女に重いって言うー!」

 

ウチのお姫様は大層ご立腹なようだ

ほんとにその元気はどっから来るんだかよく分からないが

 

「あ、そんなことはどうでもよかったんだお兄ちゃん!早く着替えておりてきて!」

 

「なんでまた」

 

「いいからー」

 

そう言って俺の上から飛び降りて部屋を出ていく詩歌

やっぱり台風みたいだな誰かさんに似て

 

 

 

「へくちっ」

 

「日菜、風邪?」

 

「んーん、誰かがあたしの噂でもしてるんだと思うよー」

 

「全く…」

 

「響也くんかなー?だとしたらるんっ!ってくるんだけど」

 

「まあ、ありそうだから困るわね」

 

 

 

台風(物理)が通り過ぎた後、俺は制服に着替えて1階に降りていく

一体何があるというのだろうか

詩歌のあのテンション的に普通では無いはずだが

 

ガチャ

 

「降りてきたぞ」

 

「響也おはよー」

 

「…リサうちでなにしてんのさ」

 

キッチンに制服の上からエプロンを付けて立っていたのはリサだった

 

「何って朝ご飯の用意?」

 

「見たらわかるわ、なんでうちにいるって聞いてんのさ」

 

「そりゃ「闇より深き深淵に」…」

 

背後から謎の詠唱が聞こえる、…くっ、後ろを取られたか

 

「人の理を捨て、この地に…ええと「顕現」顕現する

聖堕天使あこ!ここに降臨!」バーンッ

 

まあそんな詠唱やるのはあこだとは思ってたけどまさか燐子までいるとは…って

 

「お前らまで朝から何してんのさ」

 

「?何って響也くんと朝ごはん食べて一緒に登校しようかと思って」

 

「…だめ、かな?」

 

「いやダメじゃないけど珍しいなって思ってさ」

 

「今日から新学期だからあこがみんなで登校したいって言うからこうして集まったのよ」

 

「友希那まで…ってことは紗夜もどこかに?」

 

俺は身構える…朝からあいつに小言を言われるのはテンション下がるからな

 

「紗夜ならいないよー、なんか日菜が先に約束してたみたいだからそっちに行ったみたい」

 

「…そうか」

 

九死に一生を得たみたいだ

 

ピロン

 

「ん?誰だ?朝から」

 

俺は自分のスマホに来た通知を見る

 

紗夜『響也さん…、次にあったら覚えておいてくださいね?』

 

…そろそろ監視カメラやら盗聴器などを捜索依頼出した方がいいのか?

自分の家が恐ろしくなりながら俺は呑気にテレビを見ている妹に声をかける

 

「それならそうと詩歌も言っといてくれたら良かったのに」

 

「えー、だって言ったらお兄ちゃん密室と疑うくらいには戸締りするでしょ?だから言わなかったの」

 

否定できんから困る

 

「響也くん…あこ達のこと嫌いになったの…?」

 

ええいやめい、そんな小動物みたいな上目遣いでうるうると見つめてくるな

 

「…響也はロリコンだったのね」

 

「友希那ちょっと待ってくれその認識はおかしい」

 

社会的に抹殺されかけてる!?

 

「友希那さんっ!?あこロリじゃないですっ!!」

 

「あこちゃん…あこちゃんのことを名指ししてるわけじゃないからそれ実質的に認めてると一緒だよ…」

 

燐子からなぜかフレンドリーファイアがあこに飛んでいく

 

「ううーー!…あこだってあと1年もしたらりんりんみたいにナイスバディになってるもん!…きっと」

 

…いや燐子は1年の頃からこれだったらしいからあこに未来は、

ていうかそう考えると友希那も特に変わってはいないよな、限りない絶ぺ「…響也」

 

「トリアエズソコニヒザマズキナサイ…?」

 

「大変申し訳ごさいませんでした…」

 

女子って怖い、…女子って怖い

 

「ほら響也も友希那もご飯できたから座って座って」

 

これ傍から見たら完全に奥さんだなぁ

リサはいいお嫁さんになりそう」

 

「「「「…え?」」」」

 

「…え?」

 

皆がポカンとした顔で見つめてくる

…まじ?声にでてた?

 

「そ、そんなこと言ってもお姉さんからは何も出ないぞー?」

 

「…リサ顔が赤いわよ?」

 

「こ、これは料理してたから少し暑いなって思ってるだけだから…他意は無いから!」

 

「りんりん…ラスボスクラスみたいにリサ姉が強敵だよ…」

 

「あこちゃん…私もそう思ってた」

 

約2名がなんか暗いオーラを漂わせていた

 

「よくわからんけど、頑張れふたりとも」

 

「…りんりん響也くんがいじめてくる」

 

「響也くん…少しは人のことを考えてね?」

 

何故か怒られてしまった

 

「とりあえず朝ごはん食べちゃおうよ、このままだとみんな揃って遅刻だよ?」

 

「そうするか」

 

ちなみにリサが作ってくれた朝ごはんは格別でした

 

 

 

 

時は進み今は登校を終えて学校にいた

学年が1つ上がり3年になった俺は少し変わった風景を横目に適当な席につく

…まあとりあえずはどこでもいいだろう

 

「お?響也さん同じクラスでしたか、よろしくお願いしますっす、ふへへ」

 

「…麻弥、その笑い方千聖に怒られるぞー?」

 

話しかけてきたのは麻弥だった

 

「だいじょーぶです、千聖さんここにはいませんから」

 

「まあお前がそれでいいなら俺は何も言わんけど」

 

「響也くん!!」

 

ゴスッ

 

「いっ!!…日菜さすがに座ってるところに飛び込んでくるのは危険すぎるからやめろ」

 

「えー?だって響也くんと同じクラスになれるなんてるるるるるるるんっ!!ってくるんだもん」

 

「返答の答えになってないし、るが多い」

 

毎回とは言えないが俺の記憶が戻ってからは日菜が飛び込んでくる回数が増えた

よく分からんがたまに三途の川に行きかけるからやめて頂きたい

 

「あたしここにすーわろっと」

 

「それじゃジブンはここにしますっす」

 

なんか後ろと前に陣取られた

なお俺が選んだのは窓側の後ろから2番目の席

…寝るにはちょうどいいんだここがまた

 

「後でどうせ席替えで場所変えられそうだけどな」

 

「うーん、それがるんっ!ってこないんだよなぁ」

 

「まあまあ日菜さん、ここは天の運に任せましょうよ」

 

「そうやって麻弥ちゃんちゃっかり隣とか持っていきそうだから運貰っておかなきゃ」

 

「ちょっ、日菜さん!?く、くすぐったいっすよー」

 

なんか目の前で2人の美少女が絡み合いを始めた

目の毒なので俺は席を立つ

 

「?響也くんどこ行くの?」

 

「自販機、飲み物買ってくる」

 

「それじゃああたしもいくー」

 

「はぁ…はひ…ふぅ」

 

「…麻弥はそこで休んどけよ」

 

「め、面目ないっす…」

 

俺たちは廊下に出る

 

「結局同じクラスになったのは日菜と麻弥だけなのか?」

 

「んーん、あと薫くんがいるよ」

 

「げっ、まじか

…クラスがうるさくならなきゃいいが」

 

「げっ、とはさすがに失礼ではないかな?いくら私でも少し傷ついてしまうよ」

 

…っ!?いきなり後ろから声が聞こえて飛び上がりそうになる

最近の女子はみんなステルス迷彩でも使ってるのか?

後ろに振り向くと噂の主、瀬田薫が立っていた

 

「薫…さすがにびっくりしたわ」

 

「せっかく一緒のクラスになれたから挨拶をと思ってたんだけどね、私の名前が聞こえてきたんで聞き耳を立ててたんだよ」

 

「お前がいると教室中が黄色い声で満たされて頭が痛くなるんだよなぁ」

 

「麗しき子猫ちゃん達の歓声だ…受け取らなきゃいけないだろう?」

 

「程々にしておいてくれよ?」

 

「そういう響也だって子猫ちゃんに囲まれてるじゃないか?」

 

「うっせ、好きで囲まれてるんじゃないやい」

 

「ふふ、まあいいか、よろしく頼むよ」

 

「ああ」

 

「ぶー!二人きりの世界って感じでなんか気に食わないー!あたしも混ぜろー!」

 

「うわっと、日菜飛び込んでくるな、危ないわ!」

 

「ふーんだ、響也くんがあたしを無視するからいけないんだよーだ」

 

「無視も何も入ってきてなかっただろ会話に」

 

「まあまあ日菜、私に免じて今回は響也を許してやってはくれないか?」

 

「むー、…まあ仕方ないか薫くんに免じて許してやろう」

 

「なんで上から目線なんだよ…たく

とりあえずミルクティーミルクティー…と」

 

俺は自販機の前に着くと財布を取りだしいつも買ってるミルクティーに照準を合わせる

 

「ほんと響也くんっていつもミルクティーだよねー、飽きないの?」

 

「この素晴らしい飲み物を飽きるなど俺には考えられないな」

 

ピッ、ガコンッ

カシュッ

 

「んく、んく…ぷはぁ、やっぱりこれ飲まないとやってられないな」

 

「そんなに?ちょっとちょーだい!」

 

「おいこら、自分で買えよ」

 

「んくんく、…うーん、普通のミルクティーだと思うんだけどなぁ」

 

「まあ人それぞれ感じ方は違うわな」

 

「ってあぁーー!!こ、これってか、かんせ、…響也くんのエッチ!!」

 

「いやお前が勝手に飲んだんだからな?俺にいわれのない罪を着せるんじゃない」

 

「響也…犯罪者になっても私は信じて待っているよ」

 

「薫、話がややこしくなるから1時間お口チャックで」

 

「そんなにかい!?」

 

顔を真っ赤にしたやつと顔を暗くしたやつを引き連れて俺は教室に向かうのであった

 

 

 

…なので皆さんは…で…

 

「理事長張り切ってるなぁ」

 

俺は講堂にいる

まあ、俗に言う始業式というやつ

理事長の話の後は生徒会長挨拶で終わりだ

今日はこれが終わってLHRがあり昼前に終わる

 

「それでは皆さん、新しい学年でも張り切って勉学に励んでください、終わります」

 

「理事長、ありがとうございました

続いては生徒会長挨拶、生徒会長氷川日菜さんよろしくお願いします」

 

…?いま『氷川日菜』って言ったか?いやいやんなわけないかあいつが「みんなおっはよー!」…おいおいマジかよ

 

「ご紹介に預かった氷川日菜だよ!

なんかね理事長先生からはね自由に喋っていいって言われてるからこのままいくねー!

まずはみんな進級おめでとう?でいいのかな?

新しい学年になったからといってはしゃぎすぎず、羽丘の学生としての誇りを持って行動するように!

次にみんな知ってる通り毎年やってる副会長選びなんだけど今年の副会長を今から呼ぼうと思います」

 

…なーんか嫌な予感が

 

「響也くん、前に出てきて!」

 

全校生徒の視線が俺に集まる

いやいやいやいや、まてまて

 

「俺なんにも聞いてねえんだけど日菜」

 

「ん?だって今決めたもん、ほらとりあえず上がってきて!」

 

「…たくとりあえず後で詳しく話聞くからな」

 

俺は仕方なく言われた通り登壇する

注目を浴びすぎてさっさと逃げたいんだがこちとら

 

「何も聞かされず何も相談されずここにいきなり呼び出されました菅谷響也です」

 

「もう!その言い方じゃあたしが悪いみたいじゃん」

 

「いやお前が悪いんだろ!?」

 

夫婦漫才やってないですすめてよー!こっちがニヤニヤしちゃう!仲良いねー2人ともー!

 

「そんなー、夫婦なんてまだ早いよ…」

 

おい日菜照れてるんじゃないとりあえず否定しろ、そしておい友希那とリサと蘭そんな黒いまなざしを向けてくるんじゃない逃げられなくなるそれにひまりとモカは面白そうなものを見つけたような目で見るな後で覚えておけよ

 

「とにかくこの件は1回日菜とちゃんと話し合って決めるから、以上」

 

俺はそう言って段をおりてく

 

「あー!響也くん勝手に降りないでよー!まあいっか

そんな訳で今年1年会長こと私をよろしくねー!」

 

なんか頭痛くなってきたわ

 

 

 

 

 

 

「んで?とりあえずちゃんと説明してもらおうか?日菜さんよぉ」

 

俺は教室に戻るやいなや日菜を問いつめる

 

「だってその方がもっと響也くんと一緒にいられてるるるんっ!ってするじゃん?」

 

「だからってせめて相談くらいしてくれないとさ」

 

「まあまあ響也さん、少し落ち着いて下さいっす」

 

「…麻弥、ハウス」

 

「ジブン、犬じゃないですよ!?」

 

「とにかくさー響也くんはやってくれないの?」

 

「…少し考えさせてくれ、みんなの練習見たりとかする時間削れるのはまずいからな」

 

「…確かにおねーちゃんに般若の顔で追いかけられそうだよね」

 

「…千聖もきっと黙ってはいないだろうね」

 

「…薫とりあえず窓から紐なしバンジー」

 

「私に飛び降りろと!?」

 

会話の中で約2名を愕然とさせたがとりあえずこの話は1度保留となった

 

 

 

 

「んーー!」

 

ふぅ、さてと今日は久々に昼からフリーだし帰って溜めてたゲームでも消化しようかね

 

「ねーねー、響也くん」

 

「ん?なんだ日菜」

 

俺は話しかけられた日菜の方へ向く

 

「なんか千聖ちゃんから連絡来て校門まで響也くんダッシュだってさ」

 

「…は?どゆこと」

 

「その連絡もう30分前なんだよね」

 

「日菜また明日な」

 

俺は本能的に荷物を持って走り始めていた

なおその思考に至ったのはコンマ1秒を切っていて後に氷川日菜はあの時の響也くんるるんっ!ときたと述べていた

 

 

 

「響也…遅かったじゃない?」

 

「千聖、せめて俺にも連「何かしら?」…いえなんでもございません」

 

俺は校門に着くと人だかりになっている中心へ出向き千聖の前で土下座していた

何故かって?ライオンに睨まれたシマウマってこうしないの?

 

「ごめんね、響也くん…私が誘おうって言ったばかりに」

 

「いや花音のせいじゃないよ」

 

千聖の隣でふえぇって言ってたのは花音

ああ…天使だ

 

「それじゃ、私のせいだとでも言いたいのかしら?」

 

「いえ、わたくしめが確認してなかったのが全て悪うございます」

 

「千聖ちゃん…とりあえず移動しない?凄い注目浴びちゃってるよ」

 

「そうね、ほら響也、いくわよ」

 

「へい、仰せのままに」

 

「全く…何時までやってるのよそのキャラ」

 

2人の美少女に連れられて、俺は人の輪を脱出した

 

 

 

 

「…んで、どこに向かってんだこりゃ」

 

「新しく出来たカフェよ確かここら辺にあるらしいんだけど」

 

「それってさ単純に道に迷うからって理由で俺連れてこられただけじゃなくて?

さっき電車乗り継ぎあったし」

 

「響也くん、それは聞かないでくれると嬉しいかな…」

 

「やっぱりか」

 

皆さんご存知かとは思うが花音はドが付くほどの方向音痴「そんな言葉私初めて聞いたよ!?」ドは普通つけないか

まあ要するにとても酷い方向音痴である

例えばスタジオに向かってるのにいつの間にか真反対の商店街にいたり

千聖は千聖で方向音痴では無いのだが電車の乗り継ぎが出来ない「で、出来ない訳じゃないわよ!」

…って

 

「お前ら地の文にツッコミ入れてくんな、ややこしくなるだろ」

 

「「響也(くん)が失礼なこと言うからでしょ!!」」

 

息ぴったりである

 

「全く、…ってあれ?あそこなんじゃないか?」

 

少し先の看板にはCafeの文字が

 

「あ、うん名前もあってるあそこだよ」

 

「さすが人気の店ね…結構並んでるわ」

 

そういえば

 

「千聖と2人でカフェ行った時もこんな感じで並んでたよな」

 

「ふぇ?ふぇぇ!?ち、千聖ちゃん響也くんと二人でカフェに行ったの?ずるいよぉ」

 

「ずるいも何も花音、貴方バイトで来れなかった日のことよ?」

 

「…あ、あの日かなーんだ…千聖ちゃん抜けがけしたのかと思った

 

俺たちは列に加わる

 

「でも前よりは長くないから割とそうでも無い待ち時間かもな

ここのデザートは何が有名なんだ?」

 

「響也もなんだかんだで楽しみなんじゃない

ここはパンケーキが有名らしいわ、お昼食べてないし少し重たいものでも大丈夫でしょ?」

 

「もちろんだ、パンケーキかすげぇ楽しみ」

 

「ふふ、響也くん子供みたいだね」

 

「別にいいだろー甘いもの好きで悪いか」

 

「ううん、ただただいつもの響也くんだなぁって」

 

「ん?どゆ意味だ?」

 

「内緒だよ!」

 

笑顔の花音はまるで太陽に向かって満開にさくひまわりのような儚さだった

 

 

 

 

お待たせしましたお席へご案内します

 

 

 

店員さんのその声は俺たちにとって長い戦いが終わった報せであった

 

扉をくぐり店の中に入るとひんやりとした冷房に包まれて俺の火照っ「響也この前と同じこと言ってない?」

な、なぜバレた

 

「響也の言葉は1字1句覚えてるわよ?」

 

俺は通された席に座る…ん?

 

「なんでわざわざ俺の言葉なんて覚えてるんだ?」

 

そうすると千聖は向かいに座って俺の手を握りじっと目を見て言葉を紡ぐ

 

「それは、好きな人の事ならなんでも覚えたいじゃない?」

 

ここで俺の残念な脳は前、千聖にされた行為が浮かぶ

そうだよな俺千聖からも好意向けられてるんだよな

 

「まあ、鈍感な響也だからここまでしないと私ただのモブになるじゃない」

 

「き、響也くん千聖ちゃんとりあえず注文しようよ」

 

あいだに割り込むかのように花音がメニューを広げる

 

「あら花音、嫉妬かしら?」

 

「ち、違うもん、ほら私お腹すいちゃった」

 

「ふふ、そういうことにしときましょうか」

 

「俺このデラックスパンケーキ」

 

「…花音も頑張らないと食欲に負けてるわよ?」

 

「ふぇぇ、響也くんのバカ…」

 

「なんで俺罵られてるのか分からんが早く頼もうぜ俺も腹減った」

 

店員を呼んで注文する

 

「結構食べるんだな2人とも」

 

「甘いものは別腹っていうじゃない?」

 

「私も甘いもの好きだから」

 

「まあ女子は皆そうか」

 

そう言っておれは手帳とペンを取り出して予定を考えることにする

 

ねぇ千聖ちゃん…響也くんにどうやってアプローチしたの?

 

ふふ、気になるの?花音

 

う、うん

 

花音にもできることよ…キスしたの

 

「ふぇ?…………ふぇぇぇぇぇぇぇ!?!?」

 

ビクゥッ

 

「ど、どうした花音!?」

 

「あ、…ご、ごめんなさい、なんでもないよ」

 

「いきなり店の中で大声出すのはあれだぞ?」

 

「うん、ごめんね」

 

俺は花音の反省した顔を見るとまた手帳に目を戻す

 

…ど、どういうことなの!?千聖ちゃん

 

花音も驚きすぎよ、普通にキスしたのよ私から

 

は、はうぅ…千聖ちゃん流石だね

 

勘違いを正すけどドラマとかでもしたことないからファーストキスよ?

 

……私千聖ちゃんに勝てる自信が無いよ

 

なんなら花音もやったらいいじゃない?」

 

そ、そんな、私には出来ないよぉ

 

それなら響也は私が貰ってもいいの?

 

そ、それはだめ!!

 

ほら花音もちゃんと好きじゃない、まあするかしないかは花音次第

さあこの話しは終わりよ」

 

お待たせ致しました!

 

 

 

 

「き、今日はありがとね響也くん…」

 

パンケーキに舌鼓をうち少し色んな所へ寄った俺たちは帰り道千聖を先に送り花音と2人で歩いている

 

「んにゃ、俺も美味しいもん食えたしむしろ誘ってくれてありがとな」

 

さっきから俺の方をちらちら見てはまたすぐ目線を戻す花音

なんかカフェを出てからこんな感じなんだよなどうしたんだろ

 

「っと家に着いちまったな」

 

花音の家の前につく

 

「それじゃ花音また練習の時にな」

 

「う、うん」

 

俺はそのまま前に進む

…結局花音の状態は戻らずじまいだったな

まあきっと千聖にでもなんか吹き込まれたんだろ、次に会う時にゃ「響也くん!!」ん?

 

花音の声がしたため俺は歩みを止めて振り向く

 

「んっ」

 

チュッ

 

目の前には花音が背伸びをして立っていてそして俺の唇になにか柔らかいものが触れていた

 

「響也くん!わ、私も響也くんのことが好きです!

…ふ、ふぇぇぇ」

 

それだけを言い残し花音は恐るべき速さで家に入っていった

俺はまた罪を増やしてしまったのであった

 

 

 

「花音…焚き付けといて申し訳ないのだけどさすがの私も口にはしてないわよ…?」

 

「ふぇ……?………

 

ボンッ

ふぇぇぇぇぇぇぇ!?!?」

 

街には少女の叫びが響き渡ったとか渡ってないとか

 




いかがでしたか?
自分にしては珍しく筆が進みなかなか早めの投稿が出来ました(自分の中で早いと思ってる)
やっぱり響也はこの口調の方があってます笑
そんなこんなで次回のお話ですがいつも通り何も決まってませぬ
ゆるりとお待ちいただけたらと思います
なおご感想やリクエスト募集中ですのでぜひ

ではまた
次回も見てくれよな!!
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