夢を目指す少女達と神童と謳われた少年   作:レムりん

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はい、レムりんです
晴れ、雨、晴れ、雨…
急激な気温差に皆様は体調大丈夫ですか?
体調不良でこのSSを読んでらっしゃる方がいたらとりあえず端末を置いて寝ましょうはい
え?そんなこといいからって?
ぶー、いいじゃないですか
…わかりましたよー
ではどぞー



第20話 A cold is one that makes your thoughts poor

_____________________________________________________

 

真夏の日差しが朝から容赦なく照りつける

教室に逃げてもなお力を発揮する熱、火照る体に滴る汗を拭いながら

 

「あついー!」

 

あたしは教室の自分の机に突っ伏していた

 

「はぁ…、こうも暑いとるんっ!ってくるどころかなにもする気なくなっちゃうよー」

 

あたしはシャツをパタパタする

気休めではあるが少し涼しい風を肌に当てることが出来た

 

「うがー!…早く響也くん来ないかなぁ」

 

あたしがいつも早く来てるのは分かってはいるのだがそれでも待ちきれないのは事実

 

「あ、日菜さん!おはようございますー」

 

「あ、麻弥ちゃーん!」

 

「…日菜さん某キャラクター並にぐでーってなってますよ」

 

「だって暑いんだもん…麻弥ちゃんとりあえず太陽隠してきて」

 

「いくらなんでも無理ですよ!?」

 

やっぱり麻弥ちゃんはいいリアクションするなぁ、るんってくるよ

 

「響也さんまだ来てないんですね」

 

「そうなんだよねー、あーあ暇だなぁー」

 

あたしは再び机に突っ伏す

 

「おやおや、姫はご立腹の様だね」

 

「薫くんだ〜」「おはようございます」

 

「おはよう、2人とも…その様子だとまだ響也は来てないようだね」

 

「そうなんだよー薫くん、とりあえず1分以内に響也くん連れてきてー」

 

「…それは子猫ちゃんの頼みと言えど叶えることが難しいかな?」

 

薫くんが引きつった笑みを浮かべていた

 

「はいみなさん席に着いてください」

 

「え?せんせーい!響也くんは?」

 

「菅谷くんは風邪でお休みすると連絡が来ました」

 

………は!?

 

「響也くんが…休み…」

 

「ひ、日菜さんが世紀末みたいな顔をしてるっすー!?」

 

「は、儚い…」

 

真っ白に燃え尽きちまったぜ…

昼休みになるまであたしはどこかのボクシング漫画の主人公みたいに真っ白になってたって麻弥ちゃんが言ってた

 

 

 

 

「え!?響也風邪ひいたの!?」

 

昼休みいつも通りお昼をリサちー達と食べてる時に響也くんのことを話した

 

「大丈夫なの!?家だってひとりじゃない?あぁどうしようとりあえず午後は早退して響也の「リサ落ち着いて頂戴」」

 

「早退なんてしたら響也怒るわよ?」

 

「そ、そうだよね…あはは」

 

「もーリサちーってば慌てなくても放課後あるじゃん

てかリサちーが知らないって珍しいねいつも一緒に来てるもんだと思ってた」

 

「今日は日直だったんだよねー

…日菜にしては落ち込んでないよね?なんか怪しい」

 

「午前中灰になってたよ…察してリサちー」

 

ガチャッ

 

「おじゃましまーす」

 

屋上の扉が開いてafterglowの御一行が現れた

 

「珍しいねこっちに来るの」

 

「中庭何故か人が多くて、そしたら蘭が響也さんのところで食べよって」

 

「ちょっ、ひまり!!」

 

「…美竹さんも可愛いとこあるわね」

 

「っ!?……悪いですか?」

 

「いえ、ただ残念ながら響也は今日は休みだそうよ」

 

「え!?響也さん休みなんですか!?」

 

つぐちゃんが身を乗り出して質問をぶつけてくる

 

「そうなんだよねー、なんか風邪ひいたらしい」

 

「珍しいこともあるんですね、響也さんが風邪なんて」

 

「ホントだよ、おかげで午前中暇で暇で仕方なかったんだよ」

 

「日菜さんらしいですね

…ジブンも集中出来てはいなかったんですけど」

 

「えー、…きょーやくんいないんだー

モカちゃんちょーショック」

 

「放課後練習なかったら響也さんのお見舞いに行ったんだけどなぁ」

 

「つぐちゃん達練習あるんだね」

 

「そうなんですよ、今更スタジオキャンセルする訳にはいかなくて」

 

「大変ね、安心して私達がしっかり響也のお見舞いにいってくるから」

 

友希那ちゃん満面の笑みである

 

「くっ、

…湊さんさす「まーまー、蘭おさえておさえてー」」

 

「友希那も少し抑えて

行けない人が可哀想じゃん」

 

「リサさんも顔少しニヤついてますよー?」

 

「え?ほんとに!?」

 

リサちーは手鏡を取り出してにらめっこを始める

 

「まあ、じょーだんなんですけどねー」

 

「も、モカ〜!!」

 

「わーたすけてー」

 

リサちーとモカちゃんが追いかけっこを始める

あたしも混ざろうかなー

 

「にしても響也さんが居ないとなんだか不思議な感じがしますよね」

 

「麻弥ちゃんもそう思う?

あたしもずっと何かが足りないような気分なんだ

…そう心に隙間ができるような」

 

「日菜さん…」

 

「やっぱり思い悩んでるのはあたしらしくないよね!

放課後あたしもリサちーについていこーっと」

 

「…日菜さん残念ながらジブンたちは収録が待ってるっス」

 

「…そ、そうだったーー!!」

 

拝啓お姉ちゃん

あたしは真っ白になりました

 

 

 

 

 

放課後私達は響也さんの家に向かってました

 

「全く、日菜ったら」

 

「まあ仕方ないんじゃない?紗夜だって行きたくてウズウズしてたんでしょ?」

 

「そ、そんなことないです!」

 

今井さんに直球を投げられた私はすこしもたつきながらも返球する

 

「あこは心配で授業集中出来なかったよ…」

 

「あこちゃん…授業はちゃんと聞こうよ…」

 

「えー、じ、じゃありんりんは心配じゃないの?」

 

「そ、それは…心配だけど…」

 

「まあまあ、あこもちゃんと授業受けないと響也怒ったら怖いよー?」

 

「うっ、…はい」

 

「よろしい、っと着いたねー」

 

ピンポーン

数秒の静寂の後家の中からバタバタと音が聞こえてきた

ガチャッ

 

「はいはーい、皆さんお待ちしてました」

 

「詩歌やっほー、来たよー」

 

「ささ、どうぞ上がってください

あ、お兄ちゃんには内緒なんで皆さんお静かに」

 

詩歌さん…多分あなたの声で響也さんに聞こえてしまってる気が…

 

「お邪魔します」

 

私達はそれぞれ声を発すると家の中に入る

 

「お邪魔されます!さて、お兄ちゃんは部屋で寝てるんでゆっくりしてってください」

 

「あれ?詩歌はこないの?」

 

そう今井さんがいうと詩歌さんは目を泳がせて声をふるわせてこう言う

 

「わ、私はこれから出かける用事があるんで…」

 

「響也今日はダウンしてるんだから怒ったり出来ないんじゃない?」

 

「な、なんの事だから分かりませんがあとお願いしますーー」

 

急いで外に出てしまった

…むしろその行為の方が響也さんの導火線に火をつけるのでは?

私は考えることを辞めました

 

「さーてととりあえず響也の顔見にいきますかー」

 

そう言って今井さんは階段を登っていく

私達は後ろからついて行く

 

コンコン

 

「響也、お見舞いに来たよー」

 

「ゴホッ、なんかうるさいと思ったらお前らだったのか」

 

響也さんの部屋の中に入ると厚着に冷えピタという完全防備で体を起こした不機嫌そうな彼がいた

 

「まったく…詩歌はどうせ外にでも逃げたんだろ

後でお説教だな」

 

「まあまあ」

 

「んで?お前らに風邪が移るといけないからわざわざ何も言わなかったのに来ちゃったんだな」

 

「ごめんね響也くん、紗夜さんが来たいって言ったから」

 

「宇田川さん!?」

 

いつの間にか私のせいになってしまってる

 

「わ、私は別に響也さんの心配なんか…」

 

「紗夜?顔真っ赤だぞ?もう風邪移しちまったか?」

 

そう言って響也さんは私に手を伸ばす

反射的に避けてしまった

 

「大丈夫、大丈夫ですから!」

 

「そうか?ならいいんだが」

 

「ふふ、紗夜も必死ね」

 

湊さんにも笑われてしまった

何か敗北感が私を襲う

 

「と、とにかく響也さんは安静に寝ててください」

 

「はいはい、リサすまない体汗で気持ち悪いからタオル取ってきてくれないか?」

 

「おっけーまかせて!」

 

「うわぁ、リサ姉すごい笑顔だったね」

 

「尻尾あったらブンブン振ってそうね」

 

「響也くん…熱はどうなの?」

 

「ああ、朝測ったっきり測ってないな」

 

そう言うと響也さんは体温計を取り出し脇に挟んだ

数十秒後電子音と共に測り終えたことを知らせる

私は体温計を受け取り数字を確認する

 

「うーん、まだ8度近くありますね」

 

「そっか」

 

「お待たせータオル持ってきたよー」

 

「ありがとうリサ」

 

響也さんはお礼を言ってタオルを受け取るとおもむろに上着に手をかけた…って

 

「ききき響也さん!?何しようとしてるんですか!?」

 

「…?何って体拭こうかと」

 

宇田川さんと白金さんは顔を手で覆って響也さんを見ないように

いえ…よく見たら指と指の間でしっかりと見てました

 

「響也、その…流石に上半身と言えど見るのは恥ずかしいわ」

 

「…あ、なるほどな」

 

何か納得したような声を出すと響也さんはタオルを今井さんに差し出す

 

「響也?えっと、なに?」

 

「リサ、拭いてくれ」

 

「あーなるほどね、おっけーまかせ…えっ!?」

 

皆の驚愕の目線が響也さんに押し寄せる

 

「ん?俺なんか変な事言ったか?」

 

心底不思議そうな顔をしないで下さい私達が間違ってるみたいじゃないですか!

 

「…あ、すまんつい詩歌に頼む癖で言ってたわ」

 

「…響也、あなたいつも妹に体を拭かせてるの?」

 

「ん?なんか変か?」

 

「変も何もないです!!なんて破廉恥な」

 

「破廉恥って…兄妹って普通そうなんじゃないのか?」

 

「一般常識的にはありえないと思うよ響也くん…」

 

皆さんかなり困惑してる顔をしてるわ…

 

「ま、まあいっか

貸して響也、拭いてあげる」

 

「「「「リサ(姉)(今井さん)!?」」」」

 

「リサ姉ずる、…じゃなかった流石にそれはヤバイよ!」

 

「そうよ、そんなおいし、…大変な役目リサにさせる訳にはいかないわ」

 

「今井さん…?ふふふ」

 

「風紀の乱れは許しませんよ!」

 

「えー、だって体を拭くだけじゃん?」

 

「えー、じゃありません

全くあなたはいつも…」

 

「あーあ、紗夜さんのお説教が始まった

あこしーらない」

 

「今井さんが終わったら次は宇田川さんですから」

 

「なんであこまで!?」

 

「響也くん、水飲む?」

 

「あぁ、ありがとう」

 

「「「「あぁーー!!」」」」

 

この後今井さんが作ってきたお粥でまた一悶着があったりと波乱なお見舞いでした

…響也さんは少ししたら眠ってしまいましたが

ふふ、寝顔ご馳走様です

 

 

 

 

 

次の日目覚めた俺は体のダルさが取れてることに気づき、とりあえずは治ったことがわかった

熱も下がっており普通に登校してきた次第である

…あるのだが

 

「ねぇーねぇー響也くん!」「ちょ、日菜さん近すぎますよ!少し離れてください」「むふふーモカちゃんダーイブ」

 

「おいお前ら近い離れろてかなんで急にこんなに距離感無いんだ」

 

「なんでも1日で治った響也さんに怒ってるみたいです」

 

「なんで良いはずのことに怒られてんだ!?ってかつぐみお前も顔怖い絶対なんか怒ってるだろ!?」

 

「やだなー私も看病したかったとか怒ってませんよ?」

 

「響也さん…諦めようぜ?」

 

「おい巴まで

…ひまり?何してんだ?なんで今にも飛んできそうな感じで止まってんだ?おいシャレにならんてやめ、あーーーーー」

 

「友希那ー、はいあーん」

 

「ぱく…うん今日もリサの卵焼きは美味しいわ」

 

「無視してねぇで助けろやぁぁぁぁ」

 

 

と、このような事がありましたとさ

 




『筆者のあとがきのこぉなぁぁぁぁぁ』

「さて始まりました筆者のあとがきのコーナー
このコーナーは毎回ゲストをお呼びしてその方と共にお話を振り返るそういったコーナーとなっております
さて今回のゲストはこの方です」

「はーい、皆さんこんにちは!
まん丸お山に彩りを!Pastel*Palettesふわふわピンク担当丸山彩でーす!」

「はい、よろしくお願いします」

「あのー何かリアクションとかは…」

「それでは早速、今回のお話では響也くんが風邪を引いてしまったみたいで皆さん多種多様な反応を示していましたね」

「あ、このまま続けるんですね…
そうなんです私も聞いた時びっくりしました
…ってそうですよ筆者さん!なんで私達がでてないんですか!?」

「あー、それはなんと言いますか花咲川を出す場所がなかったと言いますか」

「もー、こっちも花音ちゃんとか千聖ちゃんとかあとポピパのみんなとかこころちゃん達も大騒ぎだったんですからね!!」

「はい…ごめんなさい」

「筆者さんは罰として次回のお話を花咲川編にすること!
あと私が響也くんと…」

「はい、丸山さんの思考がお花畑に行ったところで次回について
って言ってもついさっき丸山さんに決められてしまいましたが…
それでは次回またお会いしましょう」

そんなところダメだよー響也くん♡
丸山さん収録終わりましたよ
えっ!?…あはは
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