どもどもレムりんです
今回自分の中では割と早く仕上げられたんで投稿です(笑)
今回はパスパレより彩ちゃんが出演です
前起きはこの辺りにして
それではどうぞ
ヒューー
「あー寒、もう少し厚着してきたら良かったか…」
あ、ども響也です
今は生憎の曇りの中、急に朝早くから約束を取り付けて呼び出しやがった頭ふわふわピンクとの待ち合わせ場所に向かってます
機嫌?いや悪くは無いですよ?イライラしてるだけなんで
ホントは今日は何も無いから朝からゲーム消化しようと張り切ってたのに、たく…っと
そうこうしてるうちに待ち合わせ場所の駅前に到着
俺は目的の人物を探そうとキョロキョロしてると視界の端で物凄く目立つ髪の色をした女子がぴょんぴょん飛び跳ねていた
「響也くーん!」
……
「おーい!響也くんてばー!」
………
「帰るか」
俺はそう言って踵を返そうとする
ガシッ
「なんすか丸山さん」
「いつも通り彩って呼んでよ!?
なんで帰ろうとしてるの?」
いやいや
「彩、さすがにその服装は…」
「あ、これ?えへへ、お忍びデート風だよ!」
お忍びでデートするやつがそんなパッションカラーに身を包んで現れないわ!!
…てか
「これデートだったのか?買い物って聞いてきたんだけど」
「むー、響也くんの意地悪!千聖ちゃんに言いつけてやるんだから!」
「大変申し訳ございませんでしたお嬢様、
とりあえずお召し物を変えて出発しましょうか」
俺はいつの間にか低姿勢になっていた
恐怖って思考より体が先に動くよね
「そんなお嬢様なんて…
って服これダメなの!?」
「待っといてやるから普通の服に着替えてこい
お前はそのままで充分なんだから」
「響也くん…わかった行ってくるね!」
タッタッタッ
「…はぁ、さすがにあれを隣に置くのは厳しいものがあるよな」
あいつ自身は可愛いと思ってるからタチが悪い
いや、可愛っちゃ可愛いのだが街中を歩くものでは無いな
…あ、
「てゆーか彩の家ってこっから結構距離無かったっけ…?」
俺はその後約1時間その場所で待つことになった
「〜♪♪」
「ご機嫌だな随分」
隣で鼻歌交じりにニコニコ歩いている彩にそう声をかける
「だって響也くんと2人でお出かけするの初めてなんだもん」
「あれ?そうだったっけ?」
「そうだよ!千聖ちゃんとかとは行ってていいなーってずっと思ってたんだもん」
「そうか、それはすまん」
俺は素直に謝っておく
「今こうしてデート出来てるから私は満足だよ」
そう言って笑顔を向けてくる
まったく…いつも変なことをしなかったらすげえ美少女なのにな
「んで、どこに行くんだ?」
「ショッピングモールだよ、なんでも中にある音楽関連の店にPastel*Palettesのコーナー作ってくれてるらしくてそれの偵察」
「…ついにエゴサも佳境を迎えたか」
「うっ、」
「まあいいか、お前も一応有名人なんだから目立つ行動はやめてくれよ?」
「一応は余計だよ…」
俺の言葉に一喜一憂してくれてやっぱり面白いやつだよなこいつ
「も〜っ!響也くんなんて知らないんだから」
そう言って早足になる彩
「ごめんてば」
俺もその後を追いかける
その2人を照らすかのように雲の切れ間からお日様が顔をのぞかせていた
「ずっと応援してます!これからも頑張ってください!」
「ありがと!うん、私頑張るね!」
「…はいすいません、時間ですので
次の方ー」
─彩ちゃんと握手しちゃった…やばいよ泣きそう
「どうしてこうなった…」
事の発端は1時間ほど前に遡る
「ほんとだ、ちゃんとわかりやすいようにPOPとかあって凄いな」
俺達は目的の場所に着くと結構大きくパスパレのコーナーが作られていて少々驚いたが彩にバカにされたくないので何とか平然を装うことが出来た
「って、あいつどこに行った?」
姿を探すとちょうど店員さんと話してたみたいでこちらに戻ってくるところだったようだ
「なにしにいってたんだ?」
「ここの前で写真撮っていいか許可もらってきたの!」
「……」
こいつからSNS取り上げたらそれこそ生きた屍になりそうだな
「ほらほら!響也もこっち来てきて!」
「え、お、ちょおま」
俺は引っ張られるがままに彩に連れてかれる
「はい!チーズ♪」
カシャッ
「」
「うん、うまく撮れてる!
これをこうして…送信と」
「おい」
「そして次は、あ!サインだったねどこに書こうかな〜」
「おい!」
「ひゃぁ!…ちょっと響也くん!大きな声出さないでよ」
「いやいやいや、そういうこと言ってる場合か?お前どういう写真SNSに載せたかわかってるのか!?」
そう言うとキョトンとした顔をする彩
「え?どういうって…響也くんとの2ショット写真?」
「アイドルが男との2ショットだぞ?」
「あ、なるほど〜!でも大丈夫だよ響也くん先生として有名だから
店長さ〜んサイン右上辺りでいいですか〜?」
「…ダメだこいつ何とかしないと」
「あ、ホントにいたよ彩ちゃん!!」
「え?」
声がする方に目を向けると女子2人組がこっちを指さして叫んでいた
こっちに近づいてくる
「彩ちゃん!ファンですサインください!!」
「あ、ありがと〜、ちょっと待ってね
店長さん、大丈夫ですか?」
場所を使用する類の許可を取る様子を見るとちゃんと芸能人してるなと思う
「おう!好きにしていいぜ!」
「ありがとうございます!
お待たせ!何に書けばいい?」
「あ…!何も考えずに走ってきたんで何も持ってないんですよね…」
「そんなこともあるよね、うんうん分かるよ
でもどうしよっか」
明らかにテンションが下がってる女の子たち
うーむ、仕方ないか
「彩、ちょっと対応しておいてくれ」
「え?あ、うんわかった!」
俺は店長に近づくとあるものを差し出す
「店長これ買うんでペン借りてもいいですか?」
「…兄ちゃん漢気あるな、好きなだけ使ってくれ!」
物凄く大きな取引をした後みたいな清々しい気持ちで物とペンを持ち彩の元に戻る
「ほら、これに書いてやれ」
「これって私たちのCD…響也くんいいの?」
「1枚くらいならな、それにせっかく来てくれた2人を手ぶらで帰らせるわけにはいかないだろ?丸山彩さん?」
「…うん!
〜〜♪♪と
はいどうぞ〜!」
「わぁー!ありがとうございます!大切にします!」
そう言って握手した後立ち去っていく2人
「良かったな」
「ごめんね、後でお金渡すから」
コツン
「あいたっ!響也くんなにするの!」
「せっかく男らしくカッコつけたんだから最後まで貫かせてくれよ」
「あ、そうだよね…」
ガヤガヤ
「ん?なんか騒が…!?」
入口の方を見ると物凄い人だかりになっていた
その人たちがみなこっちを見てなにかを訴えてきている
俺は彩と目を合わせる
彩が静かに頷く
「店長、しばらく場所借ります」
「こりゃぁ仕方ねえな
あんまり他のお客様に迷惑にならないようにな」
おやっさん、あんた最高だぜ
俺は店の奥から持ってきてもらった長机に色々セッティングしてこれから来る波を迎えた
「彩ちゃん!これからも頑張って!」
「うんっ!ありがと〜♪」
…しっかしすごい人気だな
近くにいると当たり前に感じる存在だがちゃんとアイドルなんだな
チョンチョン
「ん?」
何やら腕をつつかれたのでそちらを向くと目が前髪で隠れてる大人しそうな女の子、多分中学生くらい?が近くにいた
「どうしたの?」
「あわわ、あ、あの菅谷響也さん…で、ですよね?」
「(あわわ?)そうだけど何か俺にようかい?」
「わ、私菅谷さんのファンなんです!サインお願いします!」
「お、俺?」
「は、はい」
「わかった
あ、でもサインとかあんまり書いたことないから微妙だったらすまんな」
俺はそう保険をかけるとその子から色紙を受け取って書く
うん、そろそろちゃんとしたサインとか考えといた方が良さそうだな
「っと、はいどうぞ」
「あ、ありがとうございます!大切にします!」
…よく分からないけど俺なんかのサイン貰って嬉しいもんなんだな
有咲もこんな感じだったし
「響也くん?」
「ん?」
「後で話あるからね?」
「え?あ、はい」
俺なんにもやってないんだが?
「あ、イヴさん、日菜さんいましたよ」
「あ、ほんとだー!」「ホントですね!」
「…」
ここに聞こえてはいけない声が聞こえた気がするんだが…
俺の気の所為であって欲しい
「わー!凄い人だね!ここに並べばいいのかな?」
「みたいですね」
「たとえ身内だとして列は守る
ブシドーです!」
「おい彩、やべーのが3人ほど混じってるんだけど」
「え?どこ?」
いや気づいてないのかよ
俺は彩の元を離れ件の3人へ近づく
「…お前ら何してんのよ」
「あ!響也くんだ!」
「いや実はですね」
かくかくしかじか
「しかくいムーヴとなるほどね」
3人でここに買い物に来てたらたまたま彩のSNSを見たというわけな
「でもほっとしたわ」
「チサトさんがいないってことですよね?」
「あいつには内緒な?」
「いや多分もうバレてるっす」
そう言って麻弥は自分のスマホを見せてくる
そこには彩が先程投稿したものが写っておりしっかりと千聖にいいねされていた
「多分これで彩さん尋問されるかと…」
「…あいつには釘を入念に刺しておかなくちゃな」
「ところでこれって何の列なの?」
「え!?ヒナさん分からないで並んだんですか!?」
「なんか彩ちゃんいるしるんっ!てくる列だったから」
「日菜さん…」
「なんか彩のサイン会みたいになっちまったんだよな
あ、もちろん事務所には連絡してるから大丈夫なんだけど」
なんか電話したら二つ返事でいいとのことだった
こんなにオープンでこの先大丈夫なのだろうか心配である
「なるほどねー、彩ちゃんのサインかぁ言えば貰えるしなぁ」
「そりゃな」
「えーつまんないー!
あ、そうだ!!」
非常に嫌な予感する…
「あたしもサイン書くよー!彩ちゃーん!」
「ちょ、ヒナさん!」「ま、待ってくださいっすー!」
「…俺しーらね」
そのあとはもちろんカオスな状況になったが俺は影を薄くしてやり過ごすことに成功した
「ったく、日菜ももう少し落ち着きを覚えろよ」
「むー、響也くんなんかお姉ちゃんみたい」
「日菜さん…みんな思ってることっす」
「ま、まあそれも日菜ちゃんのいい所なんじゃないかな?」
彩、引きつった顔で言ってもフォローになってないぞ
「キョウヤさん!この後予定とかありますか?」
「いや、この後はと「ごめんねイヴちゃん、この後私とちょっと約束があるんだ」」
俺の言葉に割り込んで彩がしがみついてくる
「そうですか…残念です」
「えー、響也くんとご飯でも食べようかと思ってたのに」
「ま、まあ2人とも買い物の続きしますよー!」
麻弥がそう言って2人を引っ張っていく
なんだか気を使わせてしまったみたいだ
「んで彩、特に用事がないのにイヴの誘いに割り込んだんだからちゃんとしたりゆ…っ!?」
腕にしがみついたままの彩に目を向けるとこちらを射抜くかの様に見つめる2つの視線がそこにはあった
俺は言葉を途中で辞めざるを得ないほどの恐怖感に駆られた
「あ、彩?一体どうしたんだ?」
「……」
「彩?」
「響也くん」
「はい!」
彩が口を開いた
「響也くんは私だけのものなんだから、私以外を見ちゃいけないの
私以外と話しちゃダメなの
私以外の言葉を耳にするのもダメ
私以外と過ごすのも
響也くんは私だけを感じていればいいんだよ?」
「それは出来ないな」
「どうして?
私だけを愛してよ!私は響也くんしか見れないんだよ?貴方だけを見ていたいなんで受け止めてくれないの?なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで…」
うーむあの時みたいに抱きしめてこれを止めるのは彩には通用しなさそうだな
どうしようか
…
……
………
気が進まないけどあれでいくか
「彩は俺のことが『嫌い』か?」
ビクッ
「そ、そんなことないよ!私は響也くんが大好き!」
こんな手段で告白されるのは心が痛む
だが背に腹はかえられぬ
「でもおれは今の彩は嫌いだ」
「どうして!?私変わる、響也くんの為な「落ち着けって」」
俺は彩の手を取って続ける
「誰も彩自身を嫌いとは言ってない
今の状態が嫌いって言ってるわけ
彩はアイドルだろ?それなら俺だけじゃなくて全世界、みんなを虜にしなきゃ
ひたむきにアイドルしてるお前のファンになった俺を悲しませないでくれ」
「響也くん…」
「それにいつでもお前を見てるんだからそれでいいだろ?
そりゃ他の奴らのことも見なきゃいけないからお前だけって訳にはいかないけど」
「うぅ…わ、私、ご、ごめんなさい」
「間違えたらちゃんと俺がレールを引き直してやるからお前はただ真っ直ぐやればいいんだよ」
泣き止むまで俺は彩の頭を撫でていた
「落ち着いたか?」
「うん、」
「そりゃよかった」
「響也くん!」
「おう?」
「私絶対響也くんのこと振り向かせるから
他の人には負けないからね!
だから」
チュッ
「勇気頂きますっ!」
俺は最低な男としてのランクが上がってしまった
「それで?急なサイン会の件、説明してもらおうかしら?」
「えぇと、ね?千聖ちゃんにも相談しようと思ったんだよ?」
「そうそう、でもそれだとあの子たち待たせることになって可哀想だか「2人とも」」
「お説教が必要かしら?」
事務所には2人の絶叫が響き渡ったという
『筆者のあとがきのこぉなぁぁぁぁぁ』
「はい今回もやって参りました後書きのコーナー
司会はもちろんわたくしレムりんであります
そして本日のゲストは「はーい!」」
「日菜ちゃんです!いぇい!」
「日菜さん…呼んだら出てきてくださいって言ったじゃないですか」
「えー、だって待ちきれなかったんだもん
そんなことよりなんで今回のパスパレ枠なんであたしじゃなかったの??」
「そんなことって…こっちだって段取りあるのに
ああ、ちゃんと日菜さんも出てたじゃなかったじゃないですか?」
「ちっがーう!
なんであたしと響也くんとのラブラブな話を書かないのか?ってきいてるのー!」
「リクエストを消化しただけです」
「え?」
「リクエストを消化しただけです」
「聞いたよ!
…そっかーじゃあ仕方ないよね
でも次はあたしね!」
「確約は出来ませんが覚えておきます」
「よろしい
次回も決まってないんでしょ?どうせ」
「うっ、
い、一応Poppin’Partyということだけは決まってますよ」
「誰かも決めちゃおうよ」
「そんな能力が私にあるとでも?」
「いや無いね」
「ハッキリというこの子は…
あ、お時間となってしまいましたね
では次回お会いしましょう」
「まったねー!」