夢を目指す少女達と神童と謳われた少年   作:レムりん

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皆様、あけましておめでとうございます(もう明けてから10日経ってるが)
今年1年の皆様の御健康を願っています
さてと堅苦しい挨拶はこれくらいにして
今回はハロハピより美咲が登場します
それではお楽しみください



第25話 A pretty girl in the costume

 

「ハッピー!ラッキー!スマイル!イェイ!

みんなハロー、ハッピーワールド!よ」

 

きゃー!

可愛いー!

 

「今日はあたし達のライブに来てくれてありがとー!」

 

いぇーい!

 

「皆は当然知ってると思うけど知らない人のためにメンバー紹介いくわね!

 

まずはギター、瀬田薫!」

 

きゃー!薫さまー!

こっち見てー!

 

「やぁ、子猫ちゃん達今日も心地よい声援ありがとう

ハロー、ハッピーワールド!のギターをしている瀬田薫だよ

今日は楽しんでいってくれ」

 

「次はベース、北沢はぐみ!」

 

はぐみちゃーん!

今度またコロッケ買いにいくねー!

 

「皆元気にしてたー!

はぐみはいっつもげんきだよ!

ハロハピのベース担当、北沢はぐみ、最後まで飛ばしていくんでよろしくー!」

 

「次はドラム、松原花音!」

 

可愛いよ花音ちゃーん!

先輩ー!頑張ってー!

 

「ご紹介に預かりました松原花音です、

ハロー、ハッピーワールド!でドラムしてます

今日は楽しんでいってください!」

 

「そしてDJ、ミッシェル」

 

ミッシェルー!

 

(はいはい、どうせあたしは「ミッシェル」ですよー)

 

「皆元気にしてたかい?

ハロー、ハッピーワールド!のDJ、ミッシェルだよー!

今日はよろしくねー!」

 

「そして最後

あたしがボーカル、弦巻こころよ!

最後まで楽しんでいってちょうだい!

 

まずは1曲行くわよ!

 

YAPPY! SCHOOL CARNIVAL 彡!」

 

(そう、あたしは「ミッシェル」)

 

 

 

 

 

 

「皆お疲れ様、いいライブだったよ」

 

俺はライブを終え控え室に戻ってきたこころ達を出迎えた

 

「ありがと、響也!」

 

「響也先輩はぐみ頑張ったよー!」

 

「うぉっとと、はぐみ急に飛び込んでくるな危ないわ」

 

「そう言いながらちゃんと受け止めてる響也くん優しいよね」

 

「そういう所が響也なんじゃないかい?花音」

 

そして最後に入ってきたやつにも声をかける

 

「美咲もお疲れ様」

 

「え?美咲も来てたのかしら?」「みーくんどこ?」「いつも恥ずかしがり屋だからね」

 

三バカは平常運転であった

 

「……」

 

「…あれ?美咲ー?」

 

…響也先輩はずるいです、こんな

 

「ごめん美咲聞こえなかった」

 

「あーもう!響也先輩この後私に時間下さい!」

 

なぜ俺は怒られてるか分からないんだが?

 

「この後って急に言われてもなぁ」

 

「…ダメですか?」

 

「お、おうわかった何とかするわ」

 

俺は妹にメッセージを送った

 

ゴソゴソ

 

「…ふぅ」

 

ミッシェルの頭を外して美咲が顔を覗かせる

その時汗で少し濡れた髪が色っぽさを出していた

俺は少しの間目を離せなくなっていた

 

「響也くん…あんまりジロジロ見るのはあれかもしれないよ?」

 

「え?あ、ああ」

 

花音にジト目を向けられる

その手の人だったら興奮するのだろうがあいにく俺はそんな性癖は持ってない

 

「響也先輩変態さん?」

 

「やめろはぐみ」

 

「響也、未来の旦那様として浮気は程々にね?」

 

「いやしないから

俺どう思われてんの!?」

 

「響也は響也さ」

 

「薫スクワット2000回」

 

「あはは、響也許してくれ…」

 

やっぱりこいつらとはバカ騒ぎするのが1番だな

でも美咲から誘ってくるって珍しいよな

いつもこころとかの付き添いでいるからなかなか1人のところを見た事がない

…と思ったがよく良く考えれば他の奴らも同じだったなうん

 

「まぁ普通はプライベートの事なんてわからんよな」

 

「響也何1人で話してるの?」

 

「何でもねーよ」

 

「そう?ならいいわ」

 

そういうとこころはこっちに近づいてくる

 

ダキッ

 

「…こころさーん?何してるの?」

 

「何って抱きついてるのよ?」

 

「いやここ公共の場、分かる?」

 

「お父様が今度響也に会いたいって言ってるのだけどいつ空いてるかしら」

 

「いや話きけよ!」

 

押し付けてくるとても柔らかい双丘に意識を持ってかれそうになりつつ何とか耐える

 

「こころちゃーん?さすがにくっつきすぎじゃないかなー?」

 

花音が助け舟を出してくれる

ありがたい…ありがたいが尋常ではないほど黒いオーラ出てるぞ花音よ

はっきり言って怖い

 

「大丈夫、次花音に譲るわよ?」

 

「…そ、それなら私は何も言わないよ」

 

とてつもなく早い買収でした

俺じゃなきゃ見逃してたね

 

「それじゃその次はぐみね!」

 

「いやアトラクションじゃねえからな?

あとちょっと羨ましそうな目で見るな薫」

 

指を咥えるな!少し可愛く思えるだろうが

 

「響也先輩の変態」

 

「待って美咲!俺は何も悪くなくないか?」

 

「知りませんよ」

 

かなりの御立腹らしい

この後結局順番に抱きつかれたのであった

(ちなみに薫は凄い赤面だったし美咲は頬を膨らませながらだった)

 

 

 

 

 

「全く…響也先輩はみんなにデレデレしすぎです!」

 

「だって仕方なくないか?」

 

あの後こころ達と別れて俺は美咲と2人歩いていた

 

「仕方なくないですよ!」

 

今日の美咲はなんだか沸点が低いみたいだ

ずっとぷりぷり怒っている

話が進まないので謝っておくことにしよう

 

「…それはすまん」

 

「あ、いや私こそすいません」

 

少し無言になる俺たち

俺は少し悪くなった空気を変えるように質問をぶつける

 

「そういえばこれどこに向かってるんだ?」

 

「え?目的地とかは無いですよ?」

 

………え?

 

「そうなの!?」

 

「はい、何となく響也先輩と歩きたかっただけです」

 

なんてええ子なんや

 

「そしたらとりあえずご飯でも食べに行くか?

もう昼って時間には少し遅いかもしれないけど」

 

「ほんとですか!!」

 

普段の彼女からは想像つかないほどの大きな声で反応してきた

周りで歩いてた人もびっくりしてこっちを見てきた…が数秒すると再び歩き始めていた

 

「あ、…ええと実は朝少しバタついて朝ごはん食べてないんですよね」

 

「それは腹減るな」

 

「そーなんですよ

そんな時にそんな魅力的な提案されたら誰だってテンション上がります」

 

「わかった、わかったからとりあえず落ち着け

何食いたいとかあるか?」

 

まあ財布にも少なからずお金はあるしある程度は「………レスで

 

「ごめん聞こえ「ファミレスでお願いします」

あ、はい」

 

そういえば美咲はファミレスのメニュー好きだったよな

 

「おっけ、んじゃいくか」

 

俺はそう言って手を差し出す

 

「…響也先輩、その手は?」

 

「あ、ああはぐれたら不味いし手を繋」

 

っ!?俺何しようとしてるんだ!?

つい詩歌にやる癖で差し伸べたけど普通に考えたら頭おかしいわ

俺は「やっぱり何でもない」と呟きながら手を引っ込める

 

「あっ…」

 

「どうした?」

 

「いやー引っ込めちゃうんだなーと思って」

 

何やら残念そうに言う美咲

思い違いなら凄い痛い男になるけどとりあえずなるようになっちまえ

 

「…ほら」

 

俺は再び手を差し出す事にした

 

「し、失礼します」

 

おづおづとしながら美咲は俺の手に自分の手を伸ばしてきた

色々苦労している者の手とは思えないとても女の子らしい小さな手だった

 

「そ、それじゃ行こうか」

 

「は、はい」

 

傍から見たら中学生のような初々しい空気してたんだろうなきっと

 

 

 

 

 

-こちらのお席でよろしいですかー?

 

「はい」

 

-御用があればボタンでお呼びください

 

「さってとー何食べようかなぁ」

 

「先輩小さな子供みたいですよ?」

 

「うっせ

…そういう美咲も目がキラキラしてらっしゃりますよー?」

 

「いや、あのええと…先輩のバカ」

 

「いや理不尽な」

 

「いいじゃないですか好きなんですからファミレスのメニュー」

 

「それは分かる!

…けどよくこころとかに引っ張られてべらぼうに高いものとか食ってそうなのに」

 

「まあ思い出の味ってやつですよ」

 

少し儚げな雰囲気でそうつぶやく美咲

 

「…そっか」

 

「先輩何を勘違いしてるかわかりませんがただただ1番最初に外食に連れてきてもらったのがファミレスってなだけなんで」

 

「いや分からねぇよ!!」

 

俺はつい大きな声でつっこんでいた

周りから白い目が飛んできてたので謝罪の念を込めた頭を下げるという行為をしつつ席に着き直して

 

「…ごほん

あんな感じに言われたら誰だって勘違いするわ馬鹿」

 

「馬鹿って言う方が馬鹿ですよ

あ、パフェもいいなぁ」

 

「そんなガキみたいな言い分

俺チョコバナナパフェな」

 

「どうせガキですよー

それじゃ私はイチゴパフェにしようかな」

 

「「ぷ、あはは」」

 

耐えきれず笑いだしてしまう

 

「とりあえず頼もうぜ俺腹減ったわ」

 

「そうしましょうか」

 

そう話して俺たちはメニューに目を移す

おーおーどれも目移りするなファミレスってなんでこんなにワクワクするんだろ

正直お高いレストランに連れてかれるよりファミレスに誘われた方が100倍は喜ぶねうん自信ある

 

「美咲決まったか?」

 

俺は目の前にいる考える人と化している奴に声をかける

 

「いやー2つまでは絞ったんですけどそこから決まらなくて…」

 

「何と何?」

 

「これとこれです」

 

美咲がメニューを指さす

なるほど両方ともいけるな

 

「そしたら俺がこっち頼むから美咲はそっち頼んで半分ずつにするか?」

 

「なんか気を使わせたみたいですいません…」

 

なんか落ち込ませてしまった…

 

「いや単純に俺もそれとそれ食べたくてな」

 

「ありがとうございます、それじゃ頼みますよ?」

 

「頼むわ」

 

 

 

 

 

-ご注文の品は以上でお揃いでしょうか?

 

「はい」

 

-ごゆっくりどうぞ

 

「「いただきます」」

 

結局頼んだのはハンバーグプレートとエビドリアだ

 

「うん、やっぱりこういうのの方が俺は好きだな」

 

「めっちゃ分かりますそれ」

 

その後2、3口食べたところで美咲が「あ、そうだ」と声をあげる

 

「どうした?」

 

「先輩、はいあーん」

 

・・・

 

「は?」

 

「いや、恥ずかしいんで早く食べて欲しいんですけど」

 

「あ、あぁ」

 

俺は差し出されてるスプーンに口を近づける

 

「ん、…美味いな」

 

「やっぱりこれ頼んで正解ですよ

それじゃ次は先輩の番ですよ?」

 

…ですよねぇー

 

「わかった、

 

はいあーん」

 

俺は顔から火が吹きそうになりながら小さく切った1片を美咲に差し出す

 

「あむ、んぐんぐ…あ、美味しい」

 

うわぁ恥ずかしい…

そりゃ美咲もあんなこと言うわ

…てゆーかこんなところ知り合いにでも見ら

 

「ん?」

 

俺はふと視線を感じ斜め前に向ける

…そこにはあ、やばっ!!っていう顔している彩とこっちにスマホを向けてる日菜がいた

 

「美咲10分程席を外してもいいかい?」

 

「どうしたんですかいきなり

てかめちゃくちゃ顔怖いんですけどなんかあったんですか?」

 

「あれ」

 

俺は指を指す

 

「あれって、…あっ」

 

俺は席を立つと彩達の席に近づく

アワアワしながら席の奥の方に逃げる彩とまだスマホを向けてる日菜

 

「さてと、お二人さんちょっと外までいいかな?」

 

「あのー私達別に悪いことしてたわけじゃ」

 

「そうそう、彩ちゃんがあそこに響也くんがいるからここにしよとかそんな話してたわけじゃ「日菜ちゃん!!」あ、」

 

なるほどねぇ

 

「2人とも次の練習覚えてろよ?」

 

俺はドスの効いた声で2人にそう宣言する

 

「そ、そんなぁ」「あはは彩ちゃん自業自得だよー」

 

「あ、日菜その動画消しとかないと紗夜にチクるからな」

 

「すいませんでした!」

 

日菜はイヴが見てたら「ブシドーの極みです!!」とか騒ぎそうなくらい綺麗な土下座を椅子の上で披露していた

 

俺は2人の元を後にして自分の席に戻る

 

「ごめんごめんおまたせ」

 

「響也先輩、今日はあたしと出かけてるんですから放ったらかしはどうかと思いますよ?」

 

ものすごいジト目を向けられる

経験上ここは素直に謝らないとやばいので

 

「ごめんなさい」

 

「まあいいですけどね

早く食べないと冷めますよ」

 

「あ、待っててくれたんだなすまん」

 

やっぱり美咲は良い奴だったよ

 

 

 

 

食後俺達は店を後にしてまた、ただただ歩いていた

2人とも口を開かずただ歩く

たまにはこういう時間も良いもんだ

良いもんなんだが

 

「なぁ美咲、これまだ続けるのか?」

 

「先輩はあたしと手を繋ぐのは嫌ですか?」

 

「いや、嫌じゃないんだが」

 

歩いてる間ずっと手を繋いでいるのだ

街ゆく人々に生暖かい目で見られてるのは流石に応えるのだが離そうとすると美咲が悲しげな顔でこちらを見てくるので離せない

 

「あたしはずっと繋いでいたいです」

 

「お、おう」

 

「先輩」

 

美咲は立ち止まってこっちを向いてくる

 

「ん?」

 

「あたし好きな人がいるんです」

 

「…」

 

「その人はとても優しくていつも人のために自分を犠牲にしてまで動いてます

その人は厳しくもありますでもあたし達の為を思っての事なのでむしろ嬉しいです

その人はとても鈍感です

 

…あたし、いやあたし達の方が正解かな?

気持ちには気づいてくれません

まあこころ達みたいに分かりやすいほどのタイプは分かりそうですが

 

ですよね?響也先輩?」

 

「ごめん」

 

「謝らないでくださいよ、あたし惨めじゃないですか」

 

涙をうかべる美咲

 

「違うんだ」

 

「何が違うんですか?」

 

「俺は最悪な男なんだよ」

 

「最悪?」

 

キョトンとした顔をする

 

「俺は何人もの人から告白されてその返事を待たせてるクズ野郎なんだよ」

 

「…なんだそんなことですか」

 

美咲が呆れた顔をする

なんだってそんな単純な話か?これ

 

「そんなことくらい薄々感じてますよー

最近みんなのスキンシップが少し増えましたし

…特にこころが」

 

美咲は言い終わるとじっと見つめてくる

 

「今すぐ返事しろなんていいません

ただあたしも先輩が好きな1人だと頭に入れてくれればそれでいいです

 

 

 

ただ」

 

美咲は背伸びして俺に近づいた

刹那俺の唇には柔らかい感触

 

「とりあえずあたしの初めてあげときますね」

 

俺はまたひとつ罪を増やしてしまった

 

 

 

 

 

 

「響也!響也!もっと聞かせて!」

 

「だぁ暑苦しいからくっつくなこころ!

あとはぐみは少し落ち着け、薫もだ!

花音助けてくれ」

 

「あはは、響也くんも大変だね」

 

くいくい

 

「先輩?あたしもいるんですけど」

 

「知ってるよ!忘れてないから助けてくれ」

 

「はいはい

後でご褒美くださいね?

 

はいはいあんた達少し落ち着きなー」

 

その後美咲に対するご褒美でこころ達が騒ぐがそれはまた別のお話

 





『筆者のあとがきのこぉなぁぁぁぁぁ』

「さて今回もこの時間が来ました筆者の後書きのコーナー
司会のレムりんでござんす
早速ですが今回のゲストをお呼びしますどうぞ!」

「Roseliaのボーカル、湊友希那よ」

「友希那さん、本日はよろしくお願いします」

「よろしくお願いするわ」

「今回は美咲ちゃんがヒロインでしたがいかがでしたか?」

「響也はほんとに罪深い人ね
ところで私の話はいつになるのかしら?」

「え、ええと今のところは「今のところは?」ひ、ひいぃ」

「そんなに怯えなくてもいいじゃない…」

「楽しみなのは分かりますが何分順番があったりしまして…」

「楽しみという訳ではないのだけれど…まあいいわ」

「ほっ…
まあちゃんと書きますんで安心してください
では次回予告に参りますか」

「そうね
次は順番的にロゼ…私たちだわ
質問いいかしら?
…私の話はどうした?」

「…君のようなカンのいいガキは嫌いだよ」

「これをしろってカンペが出てるのだけれど私はよく分からないわ」

「こらこら友希那さんカンペとか言わないの
…てゆーか実際のところ次の話なんて全く考えてないからもしかしたら友希那さんになるかもしれないけどね」

「そうなることを願ってるわ」

「おっとお時間になってしまいましたね
それでは次回またお会いしましょう」

「さようなら」


-友希那カンペとか言ったらダメじゃん!もう

-ごめんなさい、つい
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