夢を目指す少女達と神童と謳われた少年   作:レムりん

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はいどーもレムりんですの
間隔空いて大変申し訳ないです
なかなかネタが思いつかずこんなに日にち経ってましたでござる
今回のお話は響也がまた面倒な事に巻き込まれます(語彙力の無さ)
ではどうぞ



第26話 The boy gets into trouble again

 

「…あの理事長言ってる意味が分からないんですけど」

 

俺は昼休みに皆といつも通り昼飯を食ってたら校内放送で理事長に呼び出されたのであった

友希那とかに何やらかしたの?ってものすごいジト目を向けられたが俺には全く身に覚えがないのでその視線を全て無視して屋上を後にして来たのだ

…来たのはいいんだが

 

「だから明日から2週間、花咲川に生徒として登校して欲しいのよ」

 

「いや意味がわかりませんよ!」

 

頭が痛くなってくる

 

「花咲川も来年かその次の年辺りから共学にしたいらしく試験的に男子生徒を通わせたいらしくてね

それで響也くんにお願いできないかな?って思って」

 

「だからといってなんで俺なんですか

他にいくらでも男子なんているでしょう?」

 

「色々事情があってね」

 

理事長が少し表情を固くしながらそう言う

 

「事情…ですか?」

 

「そう事情」

 

理由は聞かせて貰えないらしい

まあ大人達にはそういうものがあるんだろう

 

コンコン

 

「あら、タイミングがいいわね

入っていいわよ」

 

ガチャッ

 

「よう!会いたかったぜー愛しの息子よー!」

 

「ふっ!」

 

ガッ

 

「ぐべらっ!」

 

あ、つい反射で殴ってしまった

 

「おいおい…愛情表現がちとダメージ強いぜ響也よ…」

 

紹介しよう

この少し大柄なおっさんは俺を女子校に入れた張本人

我が愚父、菅谷楽斗である

…一応かなり有名な音楽家なのだが身内の俺にとってはそんなのマイナスの評価にしかなっておらず

 

「んで?いつ日本に帰ってきたのさ?」

 

俺は転がってる物体に質問を投げかける

 

「つい昨日な」

 

「そか、母さんは?」

 

「今回は予定合わなかったから俺一人だ

…なんだ?マザコンか?」

 

「詩歌召喚するぞ…?」

 

「許してくれ」

 

親父は詩歌を溺愛してて頭が上がらないらしい

これといって反抗期みたいな症状出てなくてよかったな

 

「こほん、話を進めてもいいかしら?」

 

「あ、はい」

 

「楽斗さん?」

 

「…まあどうせ知られることだしいいぜ言っても」

 

え?え?

なに?なんか急にシリアスな雰囲気になって俺衝撃のカミングアウトされるの!?

 

「本当は何人か候補がいたみたいなんだけどある日突然向こうの理事長が頑なに響也くんの事を指名し始めてね…」

 

なんか凄い闇を感じるのだが大丈夫なのか?

 

「それで何名かの花咲川の生徒が黒服の人達に囲まれたおじさんが理事長室に入っていくのを確認していて」

 

…ん?

 

「薄らと聞こえたのは娘に頼まれたからと言っていたそうよ」

 

何となく察しが着いたような…

 

「まあ察してくれたら嬉しいわ」

 

弦巻家は凄いなやっぱり色々な意味で

 

「…というわけで俺の友人を助けるって意味でも協力してくれないかな?響也」

 

「そう言われたら俺はどうしようも出来ないよ

わかった」

 

「ごめんね響也くん」

 

「いえ、元はと言えば向こうにいるおてんば娘が発端だと思うんで」

 

「ほんとによく知り合ったよな俺も聞かされた時びっくりしたよ」

 

「よくわかんないけど成り行きでね

それじゃ詳しい資料後でお願いします

俺はこれで失礼します」

 

俺はそう言って理事長室を後にする

明日から非日常Part2が始まるのか…

やべぇ逃げたくなってきたわ

 

 

 

帰って妹に報告したら

「お兄ちゃんっていっつもめんどくさい事に巻き込まれてるよね?ドM?」

って言われたから軽くシメておいたわ

誰がドMや

 

 

 

次の日俺はいつもとは違う通学路を辿り(妹に引っ張られ)花咲川に向かっていた

ちなみにみんなにはこのことは言わないように親父達に言及されている

騒ぎを起こしたくないらしいよく分からないけど

 

「ほらお兄ちゃん遅れるよ」

 

「分かってる」

 

急かされても行きたくない気持ちの方が大きいんだよ

制服だって羽丘のままだし

…てゆーか

 

「詩歌、お前まで遅刻ギリギリに出なくても良かったんじゃないか?」

 

そういうと詩歌はキョトンとした顔をしてこう言う

 

「え?だって兄妹で一緒に同じところに登校とか憧れない?」

 

「いや特に」

 

「もう、お兄ちゃんは夢が無いな」

 

口をとがらせてプンスカ怒る妹

 

「現実に何を求めてるんだよ」

 

「あまーい兄妹の絆?」

 

「寒気がするからやめてくれ」

 

「お兄ちゃんひどーい」

 

傍から見ると仲が良すぎる兄妹らしい(リサなど複数の証言)

普通だと思うんだけどなぁ

 

「あ、お兄ちゃん着いたよ」

 

話してるうちに着いてたみたいだ

 

キーンコーンカーンコーン

 

「あ、やば

お兄ちゃんあとは自分で向かってね!」

 

「ちょ、おい詩歌!」

 

行っちゃったよ…

とりあえず校舎に入って職員室探そう

 

俺は来客用玄関から中に入らせてもらい(名前を言ったらすんなり入れたのはセキュリティ的にどうかとは思ったが考えても無駄だということに気づき思考を止めた)

そのまま理事長室に案内された

 

 

 

 

 

その後15分ほど理事長と話をした

今は2週間お世話になる教室に案内されているところだ

しっかし校舎綺麗だな流石女子高と言ったところか

…その中を男が歩いてるのがおかしいはずなんだがよく分からん世の中だ

 

「菅谷君、あんまりキョロキョロしない方がいいと私は思うの」

 

「あ、すいません…」

 

案内してもらってる先生に注意されてしまった

でも物珍しいから見たくなるのが人の性じゃん?

 

「菅谷君、着いたよここが君が2週間過ごす教室」

 

「案内ありがとうございました」

 

「いえいえ、それじゃ私はここで

あ、今授業担当してる先生には話が通ってるからノックしたら気づいてくれると思うよ」

 

そう言って去っていった

中々いいひとだったな

 

コンコン

 

俺は言われた通り教室の入口の扉をノックする

 

『はいー、少し待ってねー』

 

その声が聞こえてきたあと扉が開く

すぐに出てきて扉を閉めた

 

「おはよー」

 

なんか随分若い先生だな

 

「おはようございます

菅谷響也です」

 

「今日から2週間よろしくねー

あ、とりあえず中入る?」

 

「あ、はいそうですね」

 

なんかぽわぽわした人だから掴みづらい

 

「それじゃ呼ぶから少し待っててねー」

 

そう言って入っていった

 

『皆と2週間一緒にお勉強する人が来てるから紹介するねー』

 

『え!?転校生!?』『でも2週間だから転校生じゃなくない?』『可愛いのかな?』『先生!早く呼んでよ!』

 

いやそりゃそう思うけど男だからな俺?

男が入って行ったら阿鼻叫喚やぞ!?

先生も説明してくれるんじゃないのかよ!

 

『皆さん!授業中ですよあまり騒ぐのはいけないことです』

 

…紗夜ェ

胃が痛くなってきた

 

『紗夜ちゃんまあまあ落ち着いてー

それじゃ呼ぶねー菅谷君ー』

 

呼ばれちまった

俺は扉に手を伸ばす

 

『え?君?男!?』『嘘まじ!ここ女子高だったよね?』『イケメン?ねぇ、イケメンなの?』『いやまず男が入ってる時点でどうなの?』

 

この扉に鍵かかっててくれねぇかなぁ

 

ガラララ…

あ、やっぱり開いてしまった

俺は仕方なく中に入る

あ、紗夜と目が合っちまった…お、燐子もいるじゃん

 

「2週間お世話になります菅谷響也です

…男でごめんなさい」

 

俺は短い自己紹介と共に謝罪を述べる

 

シーン

 

静寂がこの教室を包む

 

「顔を上げてください」

 

肩に手を置かれ声をかけられる

恐る恐る顔を上げると物凄い笑顔の紗夜がいた

 

「響也さん?きちんとした説明をして貰えますか?」

 

ヒソヒソ

 

「え?氷川さんの彼氏とか?」「あの風紀にめっちゃ厳しい人にそんな人が!?」「でも菅谷君…?だっけ?カッコよくない?」「私も話したいなぁ」

 

「響也くん、私も説明して欲しいな?」

 

あ、悪魔がもう1人降臨なされた

 

 

 

 

あの後2人からお説教をくらいみんなから質問攻めにされ噂が広まり昼休みになるまで気が休まることがなかった

ようやく昼休みになり俺は紗夜と燐子に連れられお昼を食べるところに案内されてる

 

「全く…いくらお父様の頼みとはいえこんなこと普通しないですよ?」

 

「(お父様?)だからごめんて言ってるじゃん」

 

紗夜はまだご立腹なご様子だ

 

「ところで向こうの皆にはこの事言ってるの?」

 

「いやなんにも」

 

「日菜がうるさくなりそうですね…」

 

「大丈夫でしょ…多分」

 

あいつなら騒ぎかねない

 

「まあ担任が説明してくれてるだろうし気にはしてない」

 

「…それにしては響也くんの携帯鳴りっぱなしだよ?」

 

俺は気にしないようにしてた携帯を言われてしまったため仕方なく出して電源を消して仕舞った

 

「響也くん、ちなみにこっちのみんなには?」

 

「こっちにも内緒、まあ昼前あんだけ騒ぎになってたからバレてるだろうけどな

紗夜なんか聞いてる?」

 

「そこは私にも分かりませんが…」

 

そうこう話してるうちに目的地に近づいてきたのか女子達の話し声が聞こえてきた

 

「紗夜、燐子ちょっといいか」

 

俺は少し意地悪い心が出てしまいある提案を2人にするのであった

 

 

 

 

 

「結局あの騒ぎはなんだったんだろうねー」

 

「人が多すぎて中まで見えなかったもんね…」

 

「ねぇ有咲今日卵焼きいつもより多くない?」

 

「うっせ、別にお前らが欲しがるからとかそんなんじゃねえからな?」

 

今日もいつも通り賑やかなお昼です

紗夜ちゃんと燐子ちゃんが少し遅れてきた以外は特に変わったことは無いよ!

 

「彩ちゃん…1人で何話してるの?」

 

「花音ちゃん!?な、なんでもないよ!」

 

「ならいいんだけど」

 

花音ちゃんに訝しげな目を向けられてしまった

 

「そういえば朝から響也と連絡取れてないんだけど詩歌さん何か知ってる?」

 

千聖ちゃんがそう口にすると詩歌ちゃんはビクッと身体を震わせた

 

「朝いつも通り別れたっきり私も知りませんよ?」

 

「……そう、変な事聞いてごめんなさい」

 

と、いうかちょっと待って

 

「千聖ちゃんいつも朝から響也くんと連絡とってるの!?」

 

「え、えぇ

いけなかったかしら?」

 

「「「「千聖ちゃん(先輩)抜けがけだー!」」」」

 

「ぬ、抜けがけも何もあなた達も連絡取ればいいじゃない!」

 

「チサトさん!キョーヤさんは朝弱いのであんまり連絡送ると怒られます!

怖かったです!」

 

「私には何も言わないのに」

 

「有咲なんてずっと送ろうと思ってて結局送れなかったやつがずっと残ってあるんですよ!」

 

「よし、香澄ぶっ飛ばす!!」

 

「あ、有咲ちゃん落ち着いてー」

 

「沙綾喉乾いた」

 

「はいはい」

 

「ねぇ、こころんは連絡とったりしないの?」

 

「そうね、これで打つより実際に会って話した方がいいからあまり送らないわ」

 

「あんたにしちゃ意外だね

あたし達には結構送ってくるくせに

…あーなるほど響也先輩に送るのが恥ずかしいのか」

 

「べ、別にそんなことないわ!

美咲ったら意地悪ね…」

 

ワーワーギャーギャー

 

「全く…皆さん揃って」

 

「まあまあ、氷川さん落ち着いて」

 

「そうだぞ!イライラしてたらせっかくの美人が台無しだぞ!」

 

「うんうん、紗夜ちゃん可愛いか…ん?」

 

なんか聞き覚えのある男の子の声

っていうかここ女子校なのに男子の声聞こえてくるのおかしくない?

視線を声の主に向けるとそこには

 

「よ!お前ら何鳩が陽電子砲食らったみたいな顔してるんだ?」

 

「「「「「響也(くん)(先輩)!?」」」」」

 

「どどどどうしてここにいるんだ!?不法侵入か?警察呼ぶぞ!」

 

「有咲落ち着け」

 

「これが落ち着いていられるかここは女子校だぞ?」

 

「羽丘も元々女子校だ」

 

「あ、そっか…ってそれは今関係ねぇー!」

 

「あーなるほど、昼前の異様な騒ぎは響也先輩の仕業だったのか」

 

「Exactly!

その通りだ美咲、後でジュースをやろう」

 

「響也?それでどうしてここにいるのかしら?」

 

「千聖待ってくれ、さっき紗夜にも同じ殺気で押しつぶされかけてるから抑えて、な?

俺がいる理由は2週間ここで勉学に励めっていう命令が羽丘の理事長と俺の親父から出てしまったからだ」

 

「それはなんというか…響也くんお疲れ様だね」

 

みんなが生暖かい目で響也くんを見ている

 

「やめろ!そんな残念な人間を見る目は!」

 

「ところで響也くん!千聖ちゃんと朝いつも連絡取り合ってるってホント?」

 

彩がだいぶ食い気味に聞いてきた

 

「ま、まあ間違っちゃいないけど」

 

「千聖ちゃんだけずるいよ!私が送っても返事してくれないのに!」

 

ずるいも何も…

俺は彩に近づくとみんなに聞こえないように小さい声で囁く

 

逆に彩は千聖からのやつ無視できるのか?

 

「あっ…」

 

少し考えて顔面蒼白になりブンブンと顔を振っている彩

本当にこいつ面白いよなー見てる分には

 

「本日はお日柄もよく」

 

「アヤさんが壊れました!?」

 

思考がオーバーヒート起こしたか

いや人間をそこまで恐怖に貶める千聖ってほんとに悪魔だよな」

 

「「「「え?」」」」

 

みんながすごい顔してこっちを見てくる

あ、声に出てた!?

…やべぇすげぇ嫌な予感がす「響也」

 

「何か思い残すことはあるかしら?」

 

拝啓妹様

俺の命もここまでな様です

 

みんなは聞かれたくないことは声に出しちゃダメだぞ!お兄さんとの約束だ!

 





『筆者のあとがきのこぉなぁぁぁぁぁ』

「今回もこの時間がやって参りました後書きのコーナー
司会進行のレムりんですどうぞよろしく
さて早速今回のゲストを紹介しましょうこの方です」

「Roseliaのギターを担当してます氷川紗夜です」

「紗夜さんよろしくお願いします」

「よろしくお願いします」

「さて今回のお話だったんですけど響也くんが花咲川に行くというお話でした」

「そうですね名前が呼ばれた段階でだいぶ嫌な予感はしたんですが実際に入ってきた時は本当にビックリしましたよ」

「普通ならありえないんでしょうけど弦巻家だったらなんでもあり感をこのSSでは大事にしていこうと思ってましてこんなぶっ飛んだお話にしてみました」

「まあ、そこはいいんですが前回の後書きではRoseliaの誰かが今回のお話のヒロイン予定でしたがそれはどうしたんですか?」

「あ…」

「…レムりんさん?」

「あ、いや花咲川に行くお話の起承転でいつも書いてる文字数近くになったんでま、次の話でいっか!とかそんなこと考えた訳じゃないですよ?」

「全く、まあいいです
次にちゃんと出してくれるなら私は何も言いません」

「え?別に紗夜さんのお話とは誰も言ってませんけど、もしかして期待してました今回?」

「遺言を書く時間だけは待ってあげましょう」

「あ、やべ
次回のお話でまた会いましょうでは!」

「こら!待ちなさい!」
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