今回はだいぶ前に頂いていたリクエストを消化したいと思ってます
厨二病チックな題名ですがご勘弁を(笑)
いやー双子っていいよね
ではお楽しみください
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「よくやったわ日菜」
薄暗い部屋にポツリとその言葉が響く
「へへーん!言ったでしょ?あたしに任せれば楽しょーだって」
もう1人の言葉がそれに続く
ジタバタ
あ、響也です、助けてください
身動きを抑えられてます、わかりやすく言えば監禁されてます
どうしてこんな状況になったかというと…
キーンコーンカーンコーン
「ふぁぁー、疲れたーだりぃー」
4時間目を終え俗に言う昼休みに突入した
クラス内では静寂などどこを探せば見つかるのかというくらいに騒がしい
「響也、いつも通り屋上行かない?」
隣の席のリサがそう提案してくる
「そうするか、飲み物買ってくるから先行っててくれ」
「はーい、あ、あたし緑茶で」
屈託の無い笑顔でそう言ってくる
「自分で買えよな…たくよ」
「そう言いながら響也買ってくれるから優しいよねー」
「うっせぇ」
「遅かったわね響也」
「飲み物買ってたんだすまんな友希那」
体育座りをしながら両手でサンドイッチを持ちもきゅもきゅしてた友希那は俺が現れると直ぐに声をかけてきた
「ほい二人とも」
俺は2人に飲み物をわたす
だいぶ前からの恒例行事だから特に気にせず二人分余計に買ってくる
なおそのうちの1本は頼まれ物だけどな
「サンキュー」「いつも悪いわね」
「いいってことよ」
俺はそう言いながら朝買っておいた山吹ベーカリーのパンを頬張る
…たまにはクリームパンもいいなうめぇ
「響也ほんとにパン好きだよねそんなんじゃ栄養偏っちゃうよ?」
「美味いからしょうがないだろ?」
「そうだけどさぁ、あ、そうだ!明日のお昼あたしが作ってきてあげようか?」
リサがそう呟く
…すごい魅惑的な提案だが
「わるいよそこまでしてもらうのは」
俺はそう答えていた
「それじゃ私が「友希那はもっといいよ」…響也」
友希那はムスッとした顔で俺を睨んでくる
「私も料理出来るのよ?」
…ダウト
まず聞いたことないし見たことも無い
「友希那料理出来ないじゃん」
リサが確信をつく一言を放つ
「リサ余計なことを言わないでちょうだい」
「さすがに言うよそこはー」
少し火花が散りそうな空気になってはいるが俺は気にせずペットボトルに口をつける
…うん、このコーヒー甘いな
ドタドタドタ
「響也くーん!!」
ガシッ
「危ねぇな、お前の全力疾走からのタックルは最悪の場合死人が出るからやめろといつも言ってるのに日菜」
弾丸のように突っ込んできたのは日菜だった
「えへへーだってー」
タックルと言うよりもはやボディプレスかと言いたいくらい跳躍して飛び込んでくるからなこいつ
「響也くんならちゃんと受け止めてくれるじゃん」
「そりゃ日菜が怪我したら一大事だろ?」
「やっぱり優しいね響也くん自分のことよりもあたしの心配してくれて」
「そりゃ俺は男だから怪我の一つや二つあれだけど」
ギュー×2
「いてててててててておい無言で手をつねるなリサに友希那」
「いやーなんとなくイラッときて」「……」
「(やっぱりリサちーたちも響也くんのこと好きなんだよねきっと、なら)」
ダキッ
「お、おい日菜なにいきなり抱きついて来て」
「んー?なんとなくだよー」
ゴゴゴゴゴ
「ひーな、さすがにやりすぎ」「日菜いい加減にしてちょうだい」
2人の悪魔がそこにいた
「ええーいいじゃん別に2人のものでもないんだから」
ムスッとした顔で言い放つ日菜
「そりゃそ「いえ…」…友希那?」
「響也は私のモノよ」
すごい嬉しい言葉なんだけど『もの』の発音なんか違った気がしたんですけど友希那さん気の所為ですかね?
「ゆ、友希那がそう言うならあ、あたしだって響也の所有権を主張するよ」
顔を真っ赤にしながら言うリサ…お前もモノ扱いか
「そうこなくちゃ」
コンコン
「…響也ここにいたのかい探したよ」
「薫じゃねえかどうしたんだ?」
屋上の入口にいたのは薫だった
「こころからの伝言を伝えようと探していたんだけど…お邪魔だったかい?」
「い、いや全然邪魔じゃねえぞ」
俺は急いで薫に近づく
「なら良かったんだ、それじゃ子猫ちゃん達響也を少し借りてくよ」
俺は後ろから感じるおぞましい感覚を無視するかのように急ぎ足になった
あはは、やっパりだメカナーコノママジャ
午後の授業も乗り切りHRを終えた俺は帰り支度を進めているところだった
「響也くーんこのあとひまー?」
日菜が教室に尋ねて来るなりそう言う
「暇っちゃ暇だけどどうしたんだ?」
「おねーちゃんと買い物に行くんだけど響也くんもどうかなと」
「いいけどいいのか?姉妹水入らずで出かけるんじゃないのか?」
「いいのいいのーさあいこ!」
「お、おい」
おれは引きずられるがままに日菜について行くのであった
待ち合わせの場所だという駅前広場に着くと時計の下に制服姿の紗夜の姿があった
「おねーちゃーーん」
「日菜、遅いわ…響也さん?」
こっちを見て驚いた顔をする紗夜
「よ、よう紗夜」
「はぁ…全く日菜がすみません」
「いやどうせ暇だったし大丈夫だ」
「ならいいんですけど」
いつも通りの反応
「とりあえずここで立ち止まってるのもなんだから歩かないか?」
「そうしましょうか」
「ちょっとーあたしのこと忘れないでよー」
俺達は歩き出した
フフフフフ
「おねーちゃんとこの服とか似合うんじゃない?」
「さすがにちょっと派手すぎるわ」
「ねぇ響也くんもそう思うでしょ?」
「…それ俺に聞く?」
2人の服選びに付き合っているのだがやっぱり男子としてはこういう場所は居心地が悪い
「そりゃ紗夜ならなんだって似合うだろうけどさ」
「さすがに言い過ぎよ響也さん」
「ぶーあたしだって似合うもん」
「ぶーたれるなよ日菜、双子なんだからお前だって似合うに決まってんだろ」
「えへへーありがと響也くん!」
全くいい笑顔だな
「響也さん日菜には甘いんだから」
「そんなことないと思うぞみんな平等に接してるつもりだし」
「はぁ…まあいいわ試着してきます」
「…はぁおねーちゃんは素直じゃないんだから全く」
「まあそこも紗夜のいい所なんじゃないか?」
「まあねーあ、そうだ響也くん!今日おとーさんもおかーさんも家にいなくて姉妹2人寂しく晩御飯食べることになってるんだけど一緒にどう?」
「いやいやまず両親がいない家に男を連れ込もうとしてるんじゃない」コツン
「いったーい、おねーちゃーん響也くんがぶったー」
シャーッ
「響也さん後で覚えておいてくださいね」
とても美しい悪魔が降臨なされた
全く仕方がない子猫ちゃん達だ
ガチャッ
「ただいまー」「ただいま」「お、お邪魔します」
悪魔から色々な折檻を受けたあと(ちゃっかり服は買っていた紗夜)俺は氷川家に連行されていた
「とりあえず響也さんはここへ座っておいてください」
「いや俺も手つ「それはいいです」…はい」
「あははーさすがに響也くんを台所に立たせる訳にはいかないかなー全部知ってる身としては」
日菜にトドメを刺される俺…しくしく、立場ないな
「まあそこまで手間がかからないので適当に時間を潰しておいてください」
「わかったよ」
俺は鞄からノート(5つのバンドのスケジュールなどが詰まってる言わば手帳みたいなもの)を取り出し暇を潰していた
「じゃーんお待たせー」「お待たせしました」
「おおー美味そうだな」
目の前におかれた皿には俺の好物ハンバーグが鎮座していた
「いただきます!」
俺は2人が着席したのを見ると箸をとり恒例の言葉を口にする
その蠱惑的な体躯に箸を入れ一思いに割ると中からは吹き出すマグマのような…はおかしいな、滝のように流れる肉汁が…
俺は一口大にさらに割ると口に入れる、その瞬間後を追わせるように白くツヤツヤなご飯を口1杯頬張った
あぁ幸せとはこの瞬間のことを指すんだなと
俺は2人の女神が恵んでくれたその供物をかきこんでいった
アハハー食べたネおねーちゃん
ソウね
「あぁー美味かったご馳走様でした」
「いえいえ」
「いや前に食べたことあるから日菜は知ってたけど紗夜も料理うまかったんだな」
「私は嗜む程度にしか出来ないんですけどね、この子は天才ですから」
「へへーん」
「さて、そろそろ時間も遅いし俺はそろそろお暇させてもらいますかね」
そう言いながら立とうとする俺
「おねーちゃんそろそろだね」「そうね」
ガクッ
「あ…れ……」
身体から急激に力が抜け膝をつく俺は2人の漆黒で妖艶な笑みを目に焼き付けながら意識を手放したのだった
「…ん」
目が覚めた俺は現状を把握しようと体を起こそうとするが
ジャラ
「…おいおいマジかよ」
手と足がベッドに括りつけられ身動きが取れなくされていた
「お目覚めですか響也さん」
「…紗夜、てめぇなんか盛ったな?」
そう言うと紗夜は笑みを張りつけてこう紡ぐ
「気づかないで犬のようにがっつく響也さんは滑稽でしたよ」
「とりあえず許してやるからこれ外せ」
ガチャッ
「それがそうはいかないんだなー響也くん」
「…日菜もか」
「だって外したらあたし達を置いて他の女の所に行っちゃうじゃん
…そんなの見たらあタしなニスるか分からないよ?」
薄暗いためよく見えないが日菜も紗夜同様怖いくらいの笑みを浮かべているように見える
目には光がまったくないが…
「響也さんの周りにはいつも沢山の女の子がいます、私がドレだけ耐エてるかあなタにはワカリマスカ?」
「デモコウシテキョウヤクンヲトジコメテシマエバワタシタチノモノニナル」
「フフフフフ」「アハハハハ」
「それはどうかな?」
いきなり声がした
ガチャッ
「「誰!?」」
扉を開けて入ってきたのは黒っぽい衣装を着た長身の女性だった
「ふふふ、私の名前は怪盗ハロハッピー、今日は物ではなく人を盗みに参上した!!」
…どこかで聞いたことあると思ったら薫じゃねえか
「誰かと思えば薫くんじゃん」
「瀬田さん?あなた不法侵入だということがわかっているのですか?」
2人は薫を敵だと認識した蛇みたいに威嚇する
「まあまあ細かいことを気にしていては可愛い顔が台無しだよ子猫ちゃん達
それを言うなら2人だって拉致監禁の罪に問われることを理解した方がいい」
いつもの芝居じみた口調はほとんどなく真っ直ぐな目をして言葉を放つ薫
…お前普通に話せたんだな
「てゆーか響也くんがここにいるってよくわかったね薫くん」
「ああ、それは買い物している時から私は後ろをついてまわってたからね」
「視線を感じると思ったら貴女だったんですね」
「昼休みの日菜の目を見た時にただならぬ気配を感じたからねついて行って正解だったよ
さぁ響也を渡してもらおうか」
「いくら薫くんでもそれは許さないよ」
「さすがに多勢に無勢ですよ?」
「……」
黙ってしまう薫
「…おい薫「…心配しなくても平気さ響也」へ?」
「私がこの部屋に入った瞬間に勝負は決まっていたからさ」
「何を言ってるのですか?」「そうだよそんなのあり」
プスリ
「うっ、」「なっ、」
バサッドサッ
「薫様、無事鎮圧しました」
いきなり現れたのはこころの所の黒服さん達であった
「ありがとう黒服さん達、とりあえずこの2人のアフターケアを頼んでもいいかい?」
「承知しました」
黒服さん達は倒れた2人を連れて下に降りていった
「さてと」
薫は俺に近づき手錠を外し始めた
「遅くなって済まない響也、こころに応援を頼んでて時間がかかってしまった」
「いや、すげえありがたい」
ガチャッガチャッ
「よし外れたね、それであの二人はどうするんだい?」
「それについてなんだけど、薫は何も見ていないあいつらも何もしていないってな感じで許してやって欲しい」
そう言うと目を丸く見開いて驚いた薫は数秒後笑いだした
「あははは、全く響也らしい、でもそこに憎めない私がいる」
「あいつらも悪気があってした訳では無いだろうしな」
「わかったその点も踏まえて下に降りて黒服さん達に頼もうか?」
俺は薫に連れられるがままに階段を降りていった
黒服さん達のおかげ?で紗夜と日菜はあの日のことをすっかり忘れて過ごしている
…一体何をやったらあんなに強烈な出来事を忘れられるのか
俺はとてつもない闇を感じる弦巻家の黒服さん達のこと深く考えるのはやめた
ふぅ、こんな感じでいかがでしたか
やっぱりリクエスト案件書きやすくてしゃあないな
1から考えるよりもポンポン浮かんでくるからね
まあそれは置いといて
次の個人誰にするかまだ決まってないのでリクエストお待ちしております(他力本願)
また特別編の方もリクエストどしどしお願いします
それでは次回も見てくれよな!