HOPPERS IN IS   作:ReiFeL@Ayuru

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Ep.1:THE FIRST

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――これは、一夏達が臨海学校から帰る時に起きた出来事である―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一夏達は現在、山沿いの高速道路をバスで走っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャル「色々大変だったね、一夏」

 

 

 

 

 

 

 

一夏「そうだな。速く学園に戻って休みたいぜ」

 

 

 

 

 

 

 

ラウラ「だな。だが、いつかまた今回のような事が起こるかもしれん。より一層訓練しなくてはな」

 

 

 

 

 

 

 

セシリア「そうですわね。特に箒さんと一夏さんはもっと経験を積まなくてはなりませんわ」

 

 

 

 

 

 

 

鈴「この中だと、あんた達二人が一番経験がすくないからね」

 

 

 

 

 

 

 

箒「うむ。今回のように慢心しないよう、さらに稽古のメニューを増やさねばな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今後の事を真剣に考えている一夏達専用機持ち。すると突然、バスが急停止する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キイィィィィンッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『うわっ!(きゃあっ!)』

 

 

 

 

 

 

 

一夏「な、なんだ?!」

 

 

 

 

 

 

 

セシリア「こんな所で何故急停止を?」

 

 

 

 

 

 

 

シャル「織斑先生、何があったんですか」

 

 

 

 

 

 

 

千冬「…………あれだ」

 

 

 

 

 

 

 

そう言い、千冬はバスの前方を指さす。そこには、大勢のガスマスクを着けた全身黒色の男達と、紅い薔薇の花束を持った男だった。

 

 

 

 

 

 

 

「な、何あれ?」

 

 

 

 

 

 

 

「何なの、あの人達?」

 

 

 

 

 

 

 

生徒達は混乱し、目の前にいる怪しい集団に恐怖する。だが、千冬はこんな時でも冷静であった。

 

 

 

 

 

 

 

千冬「静かにしろ!私と山田先生が出る。専用機持ち達も、私と山田先生の後ろでいつでも応戦出来るようにしておけ」

 

 

 

 

 

 

 

専用機持ち「はいっ!」

 

 

 

 

 

 

 

千冬の指示により、千冬、摩耶、専用機持ち達はバスから降りる。それと同時に、薔薇の花束を持った男が前に出る。両者が対面すると、最初に薔薇の花束を持った男が喋った。

 

 

 

 

 

 

 

???「おめでとう織斑千冬さん、並びに織斑一夏君!君達は栄えある【ショッカー】のメンバーに選ばれました!!」

 

 

 

 

 

 

 

男がそう言うと、後ろに控えていたガスマスクの男達が拍手をする。

 

 

 

 

 

 

 

千冬「ショッカーだと?」

 

 

 

 

 

 

 

???「はい。ですので、我々と共に来ていただきます」

 

 

 

 

 

 

 

千冬「断る。そんな得たいの知れない集団の所にホイホイついていく程、私も一夏も馬鹿ではない」

 

 

 

 

 

 

 

???「…………ならば仕方がありません。お前達、他のやつらの相手をしなさい。私はターゲットの相手をします」

 

 

 

 

 

 

 

『イーッ!!!』

 

 

 

 

 

 

 

男がそう言った瞬間、男は手に持っていた薔薇の花束を落とす。すると男の体は腕にコウモリの羽がついた様な姿になっていた。その姿に千冬達は驚愕する。

 

 

 

 

 

 

 

鈴「あ、あんた何よその姿!」

 

 

 

 

 

 

 

???「これですか?まあ、ターゲット以外は始末しますし教えてもさして問題ではないでしょう。私は【改造人間】と言う人間を超えた存在なのです!」

 

 

 

 

 

 

 

ラウラ「改造、人間?」

 

 

 

 

 

 

 

一夏「まるで怪人だな」

 

 

 

 

 

 

 

怪人「では、お喋りはここまでにしましょう」

 

 

 

 

 

 

 

怪人はそう言うと手に持っていたヘルメットらしきものを被る。ヘルメットを被ったその姿は、完全にコウモリの怪人であった。

 

 

 

 

 

 

 

怪人「では、始めましょうか…………む?この音は?」

 

 

 

 

 

 

 

怪人は何かの音に気付き後ろを向く。ガスマスクの男達や千冬達もそれにつられて怪人の後方を見る。そこには、赤と白のツートンカラーのバイクに乗った、ヘルメットを被った青年が映っていた。

 

 

 

 

 

 

 

怪人「奴は………まさか?!」

 

 

 

 

 

 

 

バイクに乗った青年は怪人と千冬達の目の前で止まる。

 

 

 

 

 

 

 

怪人「裏切り者が………まずは奴からだ、やれ!」

 

 

 

 

 

 

 

怪人に指示され、ガスマスクの男達が青年に向かっていく。一夏は青年が殺されることを悟り、青年に向かって叫ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

一夏「危ない!逃げて!!」

 

 

 

 

 

 

 

ガスマスクの男達は青年に向かって拳を振るう。しかし、青年には攻撃が通じず、逆に青年から拳を振るわれる。そうしている内に男達は全員倒され、残ったのはコウモリ怪人だけになった。

 

 

 

 

 

 

 

鈴「つ、強い」

 

 

 

 

 

 

 

セシリア「あれだけの人数をたった一人で」

 

 

 

 

 

 

 

鈴とセシリアが青年の強さに驚愕する。コウモリ怪人は怒り、青年の名を叫ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

怪人「おのれ……本郷猛!!!」

 

 

 

 

 

 

 

『…………えっ?』

 

 

 

 

 

 

 

青年の名前を聞き、その場にいた生徒達全員が驚愕する。それもそうであろう。IQ600という、あの天災【篠ノ之束】をも凌ぐ程の超天才でありながら、ある日突然世界の表舞台から姿を消した彼が目の前にいるのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青年【本郷猛】はヘルメットを脱ぎ、コウモリ怪人と対峙する。

 

 

 

 

 

 

 

猛「ショッカー、お前達の好きにはさせない!」

 

 

 

 

 

 

 

本郷は服をなびかせ、自身の腰に白いベルト【タイフーン】を出現させる。それと同時にタイフーンの風車ダイナモが回り、彼の身体が黒とダークグリーンの、まるで戦闘スーツの様な姿に変わる。最後にヘルメットらしきものを被る。

 

 

 

 

 

 

 

猛「行くぞ、ショッカー!!!」

 

 

 

 

 

 

 

本郷は叫び、独特なファイティングポーズをとる。それと同時にヘルメットの目の部分が赤く輝く。

 

 

 

 

 

 

 

怪人「今までの仲間の雪辱を返してくれる!」

 

 

 

 

 

 

 

コウモリ怪人が突撃する。しかし本郷はそれを難なく回避し、逆に強烈なパンチをくらわせる。コウモリ怪人は大きく後退するが、本郷はそれを見逃さず、更に攻撃し、怪人を大きく吹き飛ばす。そうしている内にコウモリ怪人は弱り、立ち上がるのがやっとな状態に陥っていた。

 

 

 

 

 

 

 

怪人「お、おのれ本郷猛めぇ!」

 

 

 

 

 

 

 

コウモリ怪人はヨロヨロと立ち上がる。

 

 

 

 

 

 

 

猛「止めだ!」

 

 

 

 

 

 

 

本郷は必殺の一撃を叩き込む為、怪人に向かって大きくジャンプする。

 

 

 

 

 

 

 

本郷「トウッ!」

 

 

 

 

 

 

 

そしてその勢いで、怪人に強烈な一撃【ライダーキック】を叩き込む。

 

 

 

 

 

 

 

猛「やああああああっ!」

 

 

 

 

 

 

 

怪人にライダーキックが炸裂する。怪人は立ち上がるが、身体中から火花が散る。

 

 

 

 

 

 

 

怪人「おのれぇ、おのれぇぇぇぇぇ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

ドオォォォンッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

怪人は断末魔を上げて爆発する。

 

 

 

 

 

 

 

一夏「す、凄ぇ……」

 

 

 

 

 

 

 

猛「………」

 

 

 

 

 

 

 

本郷はバイクに乗り、この場から去ろうとするが、千冬に呼び止められた。

 

 

 

 

 

 

 

千冬「本郷さん!」

 

 

 

 

 

 

 

猛「………」

 

 

 

 

 

 

 

千冬「本郷さん、貴方に一体 何があったのですか?」

 

 

 

 

 

 

 

猛「………」

 

 

 

 

 

 

 

千冬の問いに本郷は何も答えない。そして彼は無言でバイクを走らせ、その場を去ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

千冬「本郷さん………一体貴方に何が………?」

 

 

 

 

 

 

 

だが、その問いに答えられる者は、誰一人としていなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 






とりま本郷を出しました。一文字や風見は追々出していきます。

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